高圧の電線に素手で触れれば、感電の危険があります。それでも作業員の手を守っているのは、一枚のゴム手袋だけです。なぜゴムという柔らかな素材だけで、命に関わる高電圧から作業員を守ることができるのでしょうか。 昭和26年(1951年)、渡部工業株式会社は国産初のシームレス絶縁手袋を世に送り出しました。 1929年の創業から高圧絶縁用品一筋を歩み、「アサヒ」ブランドの電気用ゴム手袋・絶縁シートは、高圧活線作業時の感電防止に不可欠な保護具として90年以上にわたり現場を支えています。東京都中央区に本社を置いています。
渡部工業は、国産初のシームレス絶縁手袋(昭和26年)を生んだ「アサヒ」ブランドの高圧絶縁用品専業メーカーです。 1929年創業以来、感電防止に直結する保護具を90年以上供給し続けています。
渡部工業の強みと主要製品の特長
絶縁手袋メーカーの前身は、戦時中の航空機用給油ホース・精密機器メーカーだった
公式サイトの沿革によれば、渡部工業は昭和15年(1940年)に航空機用給油ホースを完成させ、中島飛行機・中島金属の協力工場として給油ホースのほか航空機用精密機器の製造販売も手がけていた。 今日の主力製品である絶縁用ゴム手袋の量産体制(JIS工場認定)が確立したのは昭和30年(1955年)で、その前史として航空機部品メーカーの時代があったことになる(公式サイト沿革ページより)。
本社は戦災で焼失、その年のうちに配電型ゴムシールドを完成させ再建へ
沿革ページには、昭和20年(1945年)に戦災で本社が焼失し現在地へ移転したこと、同じ年に配電型ゴムシールドを完成させ関東配電など各配電会社の指定業者となったことが記録されている。 本社焼失という打撃を受けたその年のうちに新製品を完成させ事業基盤を立て直した経緯がうかがえる(公式サイト沿革ページより)。
1999年に鳥害対策用品「ライン・オフ・バード」を開発、絶縁保護具の枠を超えた展開も
沿革ページには平成11年(1999年)に鳥害対策用品「ライン・オフ・バード」を開発したとの記載がある。会社概要の営業品目にも「安全装備用品」の一つとして鳥害製品・つる防止製品が挙げられており、 絶縁用保護具の専業メーカーでありながら、電線設備をめぐる周辺課題にも製品を広げてきたことがわかる(公式サイト沿革ページ・会社概要ページより)。
選定ポイント
- 抜取検査でなく全数(外観検査・耐圧検査)を実施し、外観基準を満たすA級品のみを出荷する品質管理体制を公式サイトで明示している。
- 東京都八王子市の多摩技術研究所(昭和51年設置、令和元年新社屋)で技術開発・品質管理を専門に行う体制を持つ。
- 「借室用高圧カットアウトカバー」の開発が2011年(平成23年)に日本電気協会の電気関係事業従業員功績者表彰で最優秀賞を受賞している。
- 法定の6ヶ月ごとの定期自主検査(絶縁性能判定)を委託できるサービスも提供しており、購入後の保守運用まで一括で相談できる。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| 電気用ゴム手袋 | アサヒ電気用ゴム手袋・530 他 | 高圧活線作業時の感電防止 | 絶縁用保護具 | 詳細を見る → |
| 絶縁用防具 | 絶縁シート・310 他 | 配電・電気工事現場での絶縁保護 | 絶縁用保護具 | 詳細を見る → |
| 携行・収納用品 | 748・744 他 | 絶縁用保護具・防具の現場での携行・保管 | 活線作業用補助用品 | 詳細を見る → |
| 耐電圧試験器 | YPW-0220・YPW-0330 他 | 絶縁用保護具・防具の定期自主検査(耐電圧試験・水試験) | 耐電試験用品 | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | 渡部工業株式会社 |
|---|---|
| 略称 | 渡部工業 |
| 主力品種カテゴリ | 絶縁用保護具、安全保護具、活線作業用補助用品、耐電試験用品 |
参考資料・出典
メーカー様へ:掲載内容のご指摘・お取引のご相談はこちらから承ります。
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型番と数量を入力するか、手書きメモや型番リストの写真・PDFを送れます。 日程を決めて相談したい場合は、打ち合わせの枠をその場で押さえられます。
FAX 03-3833-6434 平日 9:00〜17:00
法人・施工業者向け / 1本〜大量ロット対応
よくある質問
なぜゴム手袋だけで、高圧活線作業の感電を防ぐことができるのですか?
ゴムはもともと電気を通しにくい絶縁体で、一定の厚みを持たせることで高い電圧にも耐えられます。 ただし手袋には縫い目があると、その部分だけ絶縁性能が不均一になり、そこから絶縁破壊が起きるリスクがあります。 渡部工業は昭和26年(1951年)、継ぎ目のないシームレス曲指型の絶縁手袋を国産で初めて実現し、手全体を均一な絶縁性能で覆えるようにしました。 1929年の創業以来、高圧絶縁用品一筋で品質を磨き、昭和30年にはJIS工場認定も取得しており、この積み重ねが「アサヒ」ブランドの信頼につながっています。
見積フォームへ進む →渡部工業の製品はどのように購入できますか?
渡部工業の絶縁用保護具は、松本電業株式会社を通じてご購入いただけます。 品番・数量・ご希望の納期をお知らせいただければお見積りいたします。見積フォームでWebサイトからご相談ください。
見積フォームへ進む →電気用ゴム手袋の定期交換・検査は必要ですか?
絶縁性能を保つため、定期的な検査・交換をおすすめしています。使用頻度や保管条件を教えていただければ、目安の周期をご案内します。見積フォームまでお問い合わせください。
見積フォームへ進む →絶縁用防具はどの電圧クラスに対応していますか?
製品ごとに対応する電圧クラスが異なります。作業電圧と現場条件をお知らせいただければ、適合する製品を選定いたします。見積フォームまでご連絡ください。
見積フォームへ進む →手袋ケースには検電器も収納できますか?
「ゴム手袋ケースPro」(品番748)と「低圧手袋ケースStd」(品番743)は、検電器を収納できるポケットを備えています。他の収納用品の仕様は品番ごとに異なりますので、見積フォームまでお問い合わせください。
見積フォームへ進む →耐電圧試験器はどのような検査に使いますか?
労働安全衛生法で義務づけられた保護具・防具等の定期自主検査を、JIS T 8010に準拠して行う際に使用します。渡部工業では検査機材の提供に加え、検査自体の委託サービスも行っています。詳しくは見積フォームまでお問い合わせください。
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