三桂製作所の金属可とう管(プリカチューブ)は、なぜ新潟工場だけでなく中国の生産拠点でも作られているのでしょうか。 株式会社三桂製作所は金属可とう管(フレキシブルコンジット)・フレキシブルチューブの専門メーカーです。 PZシリーズ(標準プリカ)・PVシリーズ(防水プリカ)・PEシリーズ(耐寒耐候プリカ)・PECシリーズ(環境配慮・高難燃プリカ)など 電線・ケーブルの屈曲部保護・導管配管に欠かせないフレキシブルコンジット製品を幅広く展開しています。
三桂製作所は金属可とう管(フレキシブルコンジット)の専門メーカーで、 PZ(標準プリカ)・PV(防水プリカ)・PE(耐寒耐候プリカ)・PEC(環境配慮・高難燃プリカ)の各シリーズを揃えています。
三桂製作所の強みと主要製品の特長
前身はラジオ・家電メーカー。音響機器と電線保護管を約30年並走させたのち専業化
三桂製作所は1922年(大正11年)設立の東京無線電機株式会社を源流に持つ。戦後、企業再建整備法により 新「東京無線電機株式会社」として再発足し、1958年に現社名へ改称した。プリカチューブ(金属製可とう電線管)の 製造・販売を始めた1960年当時、同社はソニー向け8石トランジスターラジオ、ガス自動炊飯器、ガスコンロ、 カーステレオ、8トラックカートリッジテーププレーヤー(東芝向けOEM)など家電・音響機器を主力事業としており、 電線保護管はその一事業にすぎなかった。両事業は約30年間並走したのち、1992年に音響事業から撤退したことで、 現在の電線保護管・電設部品専業メーカーへと転じている(公式サイト「会社沿革」記載)。
前身企業は「総合商社の源流」鈴木商店の関連会社だった
公式サイトの沿革解説では、前身の東京無線電機株式会社について「総合商社の源流として知られる鈴木商店の 関連会社として、長年にわたり電気通信機器の開発・製造を担い」と説明されている。現在の電線保護管専業メーカーからは 想像しにくいが、ラジオ・電気通信機器メーカーとしての出自を持つ。
プリカチューブは自社史における「保護電線管分野の先駆け」と位置付け
公式サイトの「製品の歩み」では、1960年発売のプリカチューブについて「保護電線管分野で、当社は先駆けとなりました」と 説明されている。以後、1989年のケイフレックス(金属製フレキシブルケーブル保護管)、2003年のサンキューブ (角形コネクタ)などへ製品群を広げ、電線保護管からコネクタまでを扱う電設部品メーカーへ発展した。 なお、ケイフレックス・サンフレキROBO・ケイグランド・パワーゴジラ・サンパイプ・グリップロック・サンパーツ・ サンキューブは公式サイト上で確認できる製品群であり、当データベースでは扱っていない(下記選定ポイント参照)。
選定ポイント
- 1949年12月1日設立。プリカチューブ(金属製可とう電線管)は1975年にJIS表示工場の認可を取得しており、古くから規格適合品として製造されてきた実績がある(公式会社情報記載)。
- 2000年代以降、ISO9001・ISO14001を取得しており、品質・環境マネジメント体制を整えている。
- 国内生産拠点は新潟工場(本社は東京都大田区)。海外には中国に営口三桂科技有限公司(遼寧省営口市)・蘇州分公司(江蘇省蘇州工業園区)の2拠点を持ち、国内外両方で生産している。
- PZ・PV・PEシリーズはJIS C 8309適合品だが、PECシリーズ(環境配慮/高難燃プリカ)は公式サイトに「JIS適合外」と明記されている。JIS適合が必須の現場ではPZ・PV・PEシリーズを、ノンハロゲン・低発煙・RoHS対応など環境配慮性能を優先する場合はPECシリーズを選ぶ、という使い分けが必要。
- 公式サイトには金属可とう電線管(プリカチューブ)以外にも、ケイフレックス・サンフレキROBO・ケイグランド・パワーゴジラ・サンパイプ・グリップロック・サンパーツ・サンキューブなど幅広い電設部品ラインが存在する。当データベースは現時点でプリカチューブ(PZ/PV/PE/PEC)と附属品の範囲に絞って収録しており、それ以外のラインは対象外(見積のご相談自体は可能)。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| PZ 標準プリカ | PZ10・PZ12 他 | 電線・ケーブルの屈曲部保護・機器引込配管 | 金属可とう管 | 詳細を見る → |
| PV 防水プリカ | PV10・PV12 他 | 屋外・湿気の多い環境での電線・ケーブル保護配管、機器引込配管 | 金属可とう管 | 詳細を見る → |
| PE 耐寒耐候プリカ | PE17・PE24 他 | 屋外・寒冷地での固定配管、電線・ケーブル保護配管 | 金属可とう管 | 詳細を見る → |
| PEC 環境配慮・高難燃プリカ | PEC17・PEC24 他 | 屋外・トンネル内など高難燃性能が求められる固定配管 | 金属可とう管 | 詳細を見る → |
| コンジット附属品 | BG・BC 他 | 金属可とう管の端末固定・機器接続 | コネクタ | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | 三桂製作所 |
|---|---|
| 略称 | 三桂製作所 |
| 主力品種カテゴリ | 金属可とう管、フレキシブルチューブ、コネクタ |
参考資料・出典
メーカー様へ:掲載内容のご指摘・お取引のご相談はこちらから承ります。
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型番と数量を入力するか、手書きメモや型番リストの写真・PDFを送れます。 日程を決めて相談したい場合は、打ち合わせの枠をその場で押さえられます。
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よくある質問
三桂製作所のサンパイプで2026年10月に出た肉厚変更・販売終了の通知は、どの品番が対象ですか?
2026年10月23日に三桂製作所が公式サイトで掲載した通知(技OSL26-064・技OSL26-068)の対象は、サンパイプ(ステンレス管)の外径20・25・32mmの一部品番に限られ、全製品の終了ではありません。 技OSL26-064では、ねじなしサンパイプLN20・LN25・LN32(N・NFN・NFN2・NHLの各仕様)について、材料(SUS304)の調達ができなくなったため肉厚が1.6mmから1.5mmに変わります。 内径寸法も変わり、品番の「N」が「T」に替わる新品番へ移行します(公式の例: LN20N→LN20T、LN25NFN→LN25TFN、LN32NHL→LN32THL)。 切り替えは2026年12月以降、現行品の在庫がなくなり次第の順次です。 同じ通知で、ねじ付きサンパイプLT20・LT25・LT32(同じ4仕様)は、肉厚が薄くなるとねじ込み部の強度が下がるため、在庫がなくなり次第の販売終了とされています。 技OSL26-068では、そのLT20・LT25・LT32用の附属品(LTBG・LTBC・LTBM・LTC・LTN・LTKG・LTKC・LTEI・LTTI・LTCS・LT2CS・LTCD・LTCU・LTBR・LT2BR・LT22BR・LT3BR・LT4BR・RBIM・KMKYL・WKYL・PKYLの各20・25・32)と、その研磨品も在庫限りで販売終了です。 時期は出荷状況により前後することがあり、公式は出荷の詳細を各営業窓口へ問い合わせるよう案内しています。 また公式は、肉厚が薄くなると曲げの内周側にしわが出やすくなる可能性があるとして、お客様側で曲げ加工をする場合の注意を呼びかけています。 この2件はサンパイプ(ステンレス管)に関する通知で、プリカチューブ(PZ・PV・PE・PEC)には触れていません。
見積フォームへ進む →三桂製作所の金属可とう管は、どこで生産されているのですか?
三桂製作所は国内の新潟工場(本社は東京都大田区)に加え、中国に営口三桂科技有限公司(遼寧省営口市)・ 蘇州分公司(江蘇省蘇州工業園区)の2拠点を持ち、国内外の両方で生産する体制を整えています。 1949年12月1日設立の同社は、プリカチューブ(金属製可とう電線管)で1975年にJIS表示工場の認可を取得しており、 規格適合品として長年の実績があります。
見積フォームへ進む →金属可とう管のサイズはどう選べばよいですか?
通線するケーブルの外径・本数に応じてサイズを選定します。
見積フォームへ進む →PZシリーズ(標準プリカ)とPVシリーズ(防水プリカ)の使い分けを教えてください。
PZシリーズは一般的な屋内配管向けの標準品、PVシリーズはPVC被覆により防水性を高めた屋外・湿気環境向けの製品です。
見積フォームへ進む →PVシリーズとPEシリーズはどちらも防水プリカですか?使い分けを教えてください。
両方ともJIS C 8309に適合するPVC被覆の可とう電線管ですが、公式資料ではPVC被覆のグレードが異なると説明されています。PEシリーズは耐候性・耐寒性グレードのPVCを採用しており、使用温度範囲は-40℃~60℃です。寒冷地や屋外の固定配管であればPEシリーズ、一般的な防水用途であればPVシリーズが候補になります。
見積フォームへ進む →PECシリーズはPZ・PV・PEシリーズと同じJIS適合品ですか?
いいえ、公式サイトの製品一覧には「PECはJIS適合外」と明記されており、PECシリーズはJIS C 8309の 適合品ではなく「特定電気用品以外の電気用品」の扱いとなります。JIS適合が要件になっている現場では PZ・PV・PEシリーズをご検討ください。ノンハロゲン・低発煙・RoHS対応など環境配慮性能を優先する場合は PECシリーズが候補になります。
見積フォームへ進む →コネクタの種類(ストレート・アングル)はどう選びますか?
ストレートタイプは機器の引込口に対してコンジットが直線方向から来る場合に使います。アングルタイプはコンジットを方向変換して引込む場合に使い、狭いスペースや盤面に近い位置での配管引込に有効です。
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