資格対策
電気工事士の資格対策
いま公開しているのは第二種電気工事士。学科7科目と技能試験を85のトピックに分け、 それぞれに要点解説・出題者のワナ・3段階の理解度チェック(全554問)を付けて公開しています。 すべて無料・登録不要で、根拠は電気技術者試験センターの公表資料などの一次資料に当たっています。
- 9科目 学科7+技能2
- 85トピック 1テーマ完結の解説
- 554問 各トピックの理解度チェック
- 0円 登録なしで全部読める
対応している試験
- 第二種電気工事士(電工二種) 公開中
第二種電気工事士は受験資格がなく、年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受けられる。試験は学科 (四肢択一50問・120分・100点満点中60点以上で合格)と技能(公表された候補問題13問から1問・40分・ 欠陥ゼロで合格)の2段階で、年2回(上期・下期)実施される。直近5年の合格率は学科53〜62%、技能69〜74%。
- 第一種電気工事士(電工一種) 公開中
第一種電気工事士は第二種の上位資格で、一般用電気工作物に加えて自家用電気工作物(最大電力500kW未満の 需要設備)の電気工事に従事できるようになる。ビル・工場・店舗の受変電設備(キュービクルなど)が 仕事の対象に入るのが最大の違いだ。受験自体に制限はなく誰でも受けられるが、免状の交付には 実務経験3年以上が要る(電気工事士法第4条第3項第1号・同法施行規則第2条の4第2項)。令和3年4月1日施行の 省令改正前は学歴によって3年または5年に分かれていたが、改正後は学歴を問わず一律3年になった。 試験は学科(四肢択一50問・140分・60点以上で合格)と技能(公表候補問題10問から1問・60分・欠陥ゼロ)の 2段階、年2回(上期・下期)実施。学科試験の合格率は40.5〜61.6%、技能試験は55.1〜67.0%の範囲で 推移してきた(平成30年度〜令和8年度上期)。
- 第三種電気主任技術者(電験三種)(電験三種) 公開中
電験三種は、電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物の主任技術者として必要な知識を問う国家試験。 理論・電力・機械・法規の4科目(各五肢択一)で構成され、科目ごとに合否が決まる「科目合格制度」があり、 一度合格した科目は最大連続5回まで免除される。試験はマークシートによる筆記方式、またはパソコンで 解答するCBT方式のいずれかを選べる。令和6年度の合格率は16.4%(受験49,963人・合格8,181人)、 令和7年度は約13.0%と、電気工事士より一段難易度の高い試験になっている。 電材サーチでは受変電設備・キュービクル・制御盤・配電盤といった商材と直結する試験として、 科目ごとの学習コンテンツを順次公開している。
いま知りたいことから選ぶ
- どんな資格か、まず知りたい 試験の構成・合格基準・合格率の推移を1ページで。
- 試験日と申込みを確認したい 令和8年度の上期・下期の日程、申込期間、受験資格、受験手数料。
- この資格で何ができるのか 自分でやれる工事の範囲と、資格が要らない「軽微な工事」の線引き。
- 学習計画の立て方を知りたい 勉強時間の目安、科目を学ぶ順番、8週間のモデルプラン。
- 学科をゼロから積み上げたい ①電気に関する基礎理論から、順番どおりに進める。
- 配線図・図記号を覚えたい 出題の約4割を占める最大の得点源。図記号から複線図まで。
- 配線図から箱の中身を確定したい 1枚の図面を読んで、丸数字が指す箱に入るケーブルを自力で決める練習を4題。
- ボックス内の接続を数え切りたい 配線図問題の終盤で毎回落とされる、リングスリーブの個数と刻印を8題で練習。
- 単線結線図の機器を確定したい【第一種】 高圧受電設備の単線結線図で、どの記号がどの機器かを位置から確定する練習を9題。
- 技能試験の複線図・欠陥基準 単線図から複線図を起こす手順と、公表されている欠陥の判断基準。
- 候補問題13問を攻略したい 令和8年度の候補問題No.1〜No.13を1問ずつ解説。
- 間違えた問題だけ復習したい 解き間違えた問題が自動で集まる復習ノート。正解すると外れる。
- 技能の練習材料をそろえたい 候補問題13問の練習に要る電線・器具を、電設資材の商社が見積もり。
- 合格したあとの手続きを知りたい 免状交付申請の申請先・必要書類・手数料・届くまでの流れ。
第二種電気工事士とは
第二種電気工事士は受験資格がなく、年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受けられる。試験は学科 (四肢択一50問・120分・100点満点中60点以上で合格)と技能(公表された候補問題13問から1問・40分・ 欠陥ゼロで合格)の2段階で、年2回(上期・下期)実施される。直近5年の合格率は学科53〜62%、技能69〜74%。
学科試験
- 試験時間
- 120分
- 合格基準
- 100点満点中60点以上
技能試験
- 試験時間
- 40分
- 合格基準
- 「作品に欠陥がないこと」。欠陥は1つでもあれば不合格となる絶対基準(相対評価ではない)。
直近の合格率
- 学科
- 62.2%(R8上期)
- 技能
- 71.4%(R7下期)
全9科目・85トピックの一覧
①から順に進めれば、電気の知識がなくても積み上がる構成です。 各トピックは10分前後で読み切れる長さで、最後に理解度チェックが付いています。 科目名の下の「全◯トピックを表示」を開くと、中身の見出しまで一望できます。
- 1学科試験 電気に関する基礎理論
電流・電圧・電力・電気抵抗、導体・絶縁体、交流の基礎、電気回路の計算など、全科目の土台となる理論分野。まずはここから。
全10トピックを表示
- オームの法則 電圧・電流・抵抗の関係式。すべての計算問題の土台になる、最初に覚える1つの式。
- 直列回路の合成抵抗 電流の通り道が1本の直列回路。合成抵抗は単純な足し算で求められるが、その1本道のどこかが切れると全体の電流が止まる。
- 並列回路の合成抵抗 電流が複数の道に分かれる並列回路。合成抵抗は必ず一番小さい抵抗より小さくなる。
- 電力の公式 1秒あたりに消費するエネルギー=電力(W)。3つの式は全部同じ内容の言い換え。
- 電力量とkWh 電力量=電力×時間。電気料金はこの電力量(kWh)を基準に計算される。
- 導体と絶縁体 電気を通しやすい導体、ほとんど通さない絶縁体。電線の心線と被覆の役割分担。
- 電線の抵抗(R=ρL/A) 電線は長くなるほど抵抗が増え、太くなるほど抵抗が減る。電圧降下・許容電流の土台になる関係。
- 交流の基礎(周波数・実効値) 電圧・電流が周期的に変化する交流。日本は東西で周波数が違う、試験頻出の基礎知識。
- 力率と進相コンデンサ 交流では「電圧×電流」の全部が仕事になるとは限らない。仕事をせずに往復するだけの電流の正体と、それをコンデンサで打ち消す仕組み。
- 三相回路の電圧と結線(Y結線・Δ結線) 線間200Vなのに負荷には115Vしかかからないことがある。√3の由来と、Y・Δという2つのつなぎ方、断線したとき何が起きるかまで。
- 2学科試験 配電理論及び配線設計
配電方式(単相2線式・単相3線式・三相3線式)の仕組みから、電圧降下の計算、引込線・分岐回路の設計ルールまで。
全7トピックを表示
- 配電方式(単相2線式・単相3線式・三相3線式) 単相2線式・単相3線式・三相3線式という3つの配電方式の違いと使い分け。同じ3本の電線から100Vと200Vが同時に取れる仕組み。
- 電圧降下の計算 電線の抵抗によって生じる電圧降下の計算式。配電方式によって2IR・IR・√3IRと式が変わる理由。
- 引込線の基礎ルール 電力会社の配電線から建物までをつなぐ引込線の基本ルール。「原則4m以上、やむを得ない場合は2.5m以上」という条件付きの高さ基準。
- 電線・コードの許容電流と電流減少係数 IV1.6mm=27A、2.0mm=35A。この数字の正体は電流の限界ではなく「温度の限界」。管に複数本まとめると数字が減る理由まで。
- 幹線の設計と需要率 電動機がいる幹線は「足し算より太く」、建物全体の幹線は「合計より細く」てよい。矛盾して見える2つのルールを貫く1つの考え方。
- 屋内配線・分岐回路の設計 分岐回路を守る遮断器・電線の太さ・コンセント定格という「3点セット」の組み合わせルール。
- 分岐回路の保護 — 3m・8m・35%・55%の地図 幹線から分岐した電線の過電流遮断器は、分岐点から3m以内が原則。電線が太ければ8m、さらには距離無制限になる。距離を決めているのは実は太さだ。
- 3
変圧器・電動機などの電気機器、スイッチ・コンセント・ブレーカーなどの配線器具、ケーブル、工具の構造・用途・見分け方。
全8トピックを表示
- 変圧器(トランス)の仕組み 鉄心に巻いた2つのコイルの巻数比だけで電圧が変わる仕組み。つなぎ方を間違えると危険な高電圧が生まれる理由。
- 電動機(モーター)の始動の仕組み 単相モーターが「ブーン」と唸るだけで回らないのはなぜか。回転磁界を作るコンデンサの役割から、同期速度の計算・逆転のさせ方・始動電流まで。
- スイッチ・コンセントの種類と誤接続防止の工夫 片切・3路・4路スイッチの使い分けと、コンセントの刃受け形状がなぜ電圧・電流ごとに違うのか。
- 配線用遮断器と漏電遮断器の違い 見た目が似ている2種類のブレーカーは、検知する異常がまったく違う。テスト釦の有無で見分ける方法まで。
- 電線・ケーブルの種類と使い分け VVF・VVR・CV、同じビニル絶縁でも許容温度と用途がまるで違う。住宅用の感覚で幹線工事をしてはいけない理由と、学校・地下街で指定されるエコケーブル(EM)まで。
- 電気工事の工具と検電の基本 圧着工具の色分けから、パイプベンダ・クリックボール・ホルソまで。工具は工程順に並べると名前が覚えられる。検電を怠るとなぜ危険なのか。
- 電線管の付属品 — つなぐ・曲げる・守るの名前 カップリング・ノーマルベンド・ロックナット・絶縁ブッシング。似た形の部品に細かく名前が分かれている理由は、管の素材と止め方にある。
- 照明の点灯装置 — 安定器・点灯管・ネオン変圧器 蛍光灯には安定器、ネオン管にはネオン変圧器。放電で光る灯りに「相棒の機器」が要る理由と、機器の組合せの正誤を問う設問の見抜き方。
- 4学科試験 電気工事の施工方法
金属管・合成樹脂管・ケーブル工事の使い分け、機器・器具の設置ルール、A種〜D種接地工事の使い分け。
全10トピックを表示
- 電線管工事の種類と使い分け 金属管・VE管・PF管・CD管・プリカチューブ、そして地中埋設のFEP。見た目が似た資材でも、使える場所・接地の要否・呼び径の基準がまるで違う。
- ケーブル工事の施工ルール 電線管を使わずケーブルをそのまま配線する工法。造営材に沿わせる場合の支持点間隔は2m以下が原則で、接触防護措置を施した垂直配線では6m以下に緩和される。
- 配線器具の設置と極性の原則 コンセントとスイッチは、極性を間違えると「切ったつもり」でも充電されたままになる。感電事故を防ぐ結線の基本ルール。
- コード・キャブタイヤケーブルの取付規定 コードは「移動用」の電線。屋内配線の代わりに恒久固定するのは原則NGで、やむを得ず固定する場合も支持点間隔の規定がある。
- 接地工事の種類(A種〜D種) 接地工事はA種〜D種の4種類。対象機器の電圧区分によって使い分け、接地抵抗値も異なる。住宅配線でもっとも登場するのはD種。
- 施設場所と工事の可否 — どこにどの工事ができるか 展開した場所・点検できる隠ぺい場所・点検できない隠ぺい場所×乾燥・湿気の6区分ごとに、使える工事方法は決まっている。表の丸暗記ではなく1つの原則から整理する。
- 小勢力回路 — チャイムの線はなぜ細くていいのか 呼鈴・警報ベル・電磁開閉器の操作回路など、最大使用電圧60V以下の回路。絶縁変圧器で電流そのものを縛ることで、細い電線が許される。
- 特殊場所の工事 — ガソリンスタンドと粉じんの部屋 可燃性ガス・粉じん・危険物のある場所では、使える工事が金属管とケーブル(キャブタイヤ除く)を軸に厳しく絞られる。火花と可燃物を出会わせないための施工ルール。
- 電線の接続 — 5つの条件と絶縁の回復 電気抵抗を増加させない・引張強さを20%以上減少させない。2つの条件の厳しさが非対称な理由と、テープ巻きの回数が決まる逆算のしくみ。
- 対地電圧の制限 — 住宅の150Vと、2kW以上の機器に開かれた例外 住宅の屋内電路の対地電圧は原則150V以下(電技解釈第143条)。定格消費電力2kW以上の電気機械器具には、イからトまでの7条件つきで300V以下までの例外が開かれている。
- 5学科試験 一般用電気工作物等の検査方法
点検の流れ・導通試験・絶縁抵抗測定(メガー)・接地抵抗測定(アーステスタ)の基準値。
全9トピックを表示
- 点検の流れ(竣工検査の全体像) 電気工事が終わってから使用を始めるまでに行う4つの検査(目視点検・絶縁抵抗測定・接地抵抗測定・導通試験)の流れと、それぞれが何を確認する検査なのか。
- 導通試験の方法 回路計(テスタ)で断線・誤配線の有無を確認する導通試験。停電状態で行う理由と、スイッチ結線・コンセント極性の確認方法。
- 絶縁抵抗測定の方法と基準値 絶縁抵抗計(メガー)で直流電圧をかけて電路の絶縁性能を測定する試験。対地電圧の区分ごとの基準値(0.1/0.2/0.4MΩ)と、活線状態で測定してはいけない理由。
- 接地抵抗測定の方法と基準値 接地抵抗計(アーステスタ)で交流の測定電流を使い接地極の抵抗値を測る試験。E→P→C・約10m間隔の実測手順、A種〜D種の基準値、絶縁抵抗測定との直流・交流の違い。
- 検電器の使い方 — 「電圧がないこと」をどう確かめるか 停電が本当に取れているかを確かめる検電器。数値を測る回路計との役割の違いと、検電の前後に必ず行う動作確認。
- クランプ形電流計 — 電線を切らずに電流を測る 電流計は回路に直列に入れるのが原則。それなのにクランプ形電流計が活線のまま測れるのはなぜかという、原理の話。
- 漏れ電流の測定と1mAの原則 停電できない電路の絶縁性能を、電圧を加えたまま確認するもう1つの合格ライン。電技解釈第14条が定める漏えい電流1mA以下という基準。
- 絶縁抵抗が基準を下回ったとき — 原因の切り分け方 測って不合格だったあとの話。並列につながった回路の中から、悪い1か所をどう絞り込むかという点検の手順。
- 計器の顔を読む — 目盛板の記号たち アナログ計器の目盛板に印刷された小さな記号は、動作原理・使える回路(直流/交流)・置き方まで語っている。記号を暗記表ではなく「動作原理の似顔絵」として読み、目盛の刻み方からも計器を見分ける。
- 6学科試験 配線図
配線図の図記号・表示事項を読み取る力を問う分野。出題全体の4割を占める最大の得点源。
全12トピックを表示
- 配線図とは何か・図記号の基礎 配線図はJIS C 0303という共通規格に基づく図面。図記号は公式で導けず、見た形をそのまま覚えるしかない暗記分野だと理解するところから始める。
- 読図の手順 — 丸数字はどこを指しているか 配線図問題は1枚の図面を20問で共有し、①〜⑱の丸数字が引出線で対象を指す形式。まとめて落とすのは記号を知らないからではなく、引出線の終点を取り違えて「別の場所の正しい答え」を書くから。指し先を確定させてから数え始める手順を作る。
- コンセント類の図記号 コンセントの図記号は「壁側を黒く塗った円+水平な線2本」が基本形。E・ET・EET・EL・LK・T・WPや定格の傍記を読み分けられないと、専用回路や抜け止め形のコンセントを取り違える。
- スイッチ類の図記号と傍記 点滅器(スイッチ)の基本図記号は黒丸。3路・4路のほか、H(位置表示灯)・L(確認表示灯)・D(遅延)・RAS(熱線式自動)など傍記1〜3文字でスイッチの性格が決まる。写真の下に添えられる接点の構成図は、端子番号が振ってあるか・ランプがあるか・「遅れ機構」の箱があるか、の順で読み分ける。
- 照明器具類の図記号 照明器具の図記号を描く部品は、丸と横長の長方形の2つしかない。一般用照明・非常用照明・誘導灯・保安用はすべて同じ丸で、違うのは塗り方だけ。CL(シーリング=天井直付)とDL(埋込器具)は、傍記1文字で工事方法自体が変わる。
- 分電盤・配線用遮断器の図記号 分電盤・遮断器の図記号は四角形がベース。極数(P)と素子数(E)の組み合わせが、その回路の電圧方式に合っているかまで図記号の傍記から読み取る。
- 動力・制御機器の図記号 — 二重丸の一族 住宅の図面ではまず見かけないが、集合住宅の共用部やポンプ室が図面に入ると出てくる記号群。二重丸は傍記1〜2文字だけで押しボタン・圧力・浮き・電極に分かれ、Lの1文字が付くかどうかで名称が変わる。
- 複線図への変換 単線図(配線図)を、実際に必要な電線の本数・結線が分かる複線図に描き起こす手順。スイッチは電圧側だけを切るという鉄則を守れているかが、ここで問われる。
- 最小電線本数の数え方 配線図の1本の線は、実際には複数の電線の束。「この部分の最少電線本数は」という定番問題を、複線図の原理から3つの問いで数える手順にする。「3路は3本」のような器具別の丸暗記は、図固有の構成で外れる。
- リングスリーブ・差込形コネクタの種類と個数 ボックス内接続の定番問題。スリーブの個数は複線図の接続点(束)の数で決まり、種類と刻印は束の中の電線の太さ・本数で決まる。ケーブルの本数を数えても答えは出ない。束は白・黒・戻り・接地線の4分類。紙に一覧を作ってから配れば、混んだ図面でも手が止まらない。
- 写真鑑別 — 図記号と実物をつなぐ 配線図問題の後半は、図記号から実物写真を選ぶ照合問題。似た箱が並んでも、図記号の側(四角か丸か・×か斜線か)と実物の側(銘板の表示・受光窓・刃受の形)の両方で決め手を押さえれば1対1で照合できる。遮断器のようにボタンの有無だけでは分かれない組があることまで含めて読み方を作る。
- 写真から機器・材料を1枚に絞る リモコンリレーとリモコン変圧器、可とう電線管の附属品、三相200Vコンセント、点滅器の取付材料、圧着工具と手動油圧式工具。写真4枚を見比べても決まらないのは、探しているものが「似ている点」だからだ。決め手はいつも1点、しかも「他の3つには絶対に無いもの」の側にある。
- 7学科試験 一般用電気工作物等の保安に関する法令
電気工事士法・電気設備技術基準・電気用品安全法の3本の法令を、条文暗記ではなく「誰が・何を・なぜ守るか」から理解する。
全8トピックを表示
- 電気工事士法 — 誰がどの工事をしてよいか 電気工事に従事できる資格の種類と工事範囲、無資格工事の罰則を定めた法律。
- 電気設備技術基準 — 感電・火災を防ぐ電圧区分 電気設備が満たすべき安全の基本原則と、低圧・高圧・特別高圧という電圧区分。
- 電気用品安全法 — PSEマークと電気用品の区分 電気用品の安全性を担保する制度。特定電気用品と特定以外、2つの区分とPSEマークの形。
- 電気工作物の区分 — 一般用・小規模事業用・自家用の境界 一般用電気工作物・小規模事業用電気工作物・自家用電気工作物という3つの区分と、太陽光発電の出力で動く2つの境界線。
- 軽微な工事と軽微な作業 — 資格がなくてもできる範囲 電気工事士でなくても手を出してよい2種類の例外。「そもそも電気工事ではないもの」と「電気工事だが資格が要らない作業」の違い。
- 電気工事士の義務と免状の手続き 技術基準に適合させる義務と免状の携帯義務。そして免状の再交付・書換え・返納という3つの手続きが、それぞれ何をきっかけに発生するか。
- 電気用品の使用制限 — 現場の材料はどちらの区分か 電気工事士に直接かかる電気用品安全法第28条の使用制限と、施行令の別表が引いている「特定/特定以外」の具体的な線。
- 試験の受け方 — 電卓は使えない。試験センターが「筆算で解ける」と書いている 当日のルールを外すと、知識があっても点にならない。電卓・計算尺が使えないこと、CBT方式と筆記方式で持ち物が正反対なこと、技能試験で電動工具や自作工具が使えないこと。すべて受験案内の原文で確認した事実だけを扱う。
- 8技能試験 技能試験の基礎(複線図・欠陥・工具)
単線図から複線図を起こす手順、公表されている欠陥の判断基準12項目、指定工具と支給材料、40分の時間配分。候補問題に入る前の土台。
全8トピックを表示
- 複線図を起こす5つの手順 電源→負荷→スイッチ→接地側→非接地側。この順番どおりに描くと、1本ごとに色と行き先を考え直す必要がなくなる。
- スイッチと負荷の対応を間違えない イ・ロ・ハの対応、パイロットランプの常時点灯と同時点滅、3路・4路の渡り線。戻り線をどの端子から出すかで、回路の意味が変わる。
- リングスリーブの選定と圧着マーク 電線の太さと本数からスリーブの呼び(小・中)と圧着マーク(○・小・中)を決める。スリーブが同じでもマークが変わる組合せが、最大の落とし穴になる。
- 複線図を3分で描ききる練習法 40分のうち複線図に割けるのは数分。省くのではなく縮める。描く場所、色の略記、省いていい描写、そして13問を一巡させるドリル。
- 欠陥の判断基準を「試験官の視点」で読む 合否は欠陥の有無だけで決まる。公表されている12大項目を、採点する側が何を見るかとして読み替える。
- 落ちる人が踏む欠陥トップ級を潰す 電線の損傷・リングスリーブ・差込形コネクタ・器具への結線。判断基準の数値を、測る起点とセットで押さえる。
- 指定工具と支給材料、そして持ち込めないもの 工具は持参、材料は支給。電動工具はなぜ機能をOFFにしても使えないのか。
- 40分をどう割るか 複線図・切断・器具付け・接続、そして見直し。欠陥ひとつで不合格だからこそ、最後の数分に価値がある。
- 9技能試験 技能試験 候補問題13問の攻略
令和8年度の候補問題No.1〜No.13を1問ずつ。複線図の起こし方・時間を落としやすい箇所・踏みやすい欠陥を整理する。
全13トピックを表示
- 候補問題No.1|電源がエコケーブル(EM-EEF)の問題 13問のうち、電源ケーブルの種類がわざわざ EM-EEF と名指しされている問題。試験センター自身が公式資料で注意喚起しているケーブルであり、はぎ取り作業の工具選びが合否を分ける。
- 候補問題No.2|確認表示灯「常時点灯」の結線 特記に「確認表示灯(パイロットランプ)は,常時点灯とする」と書かれた問題。ランプにつながる電線は2本しかないのに、その行き先を1本間違えるだけで一発不合格になる。
- 候補問題No.3|タイムスイッチ(TS)の端子台代用 配線図に「TS」とあるが、実物のタイムスイッチが出てくるとは限らない。番号だけが振られた端子台をどう読むか——当日の説明図を回路に翻訳する力が問われる問題。
- 候補問題No.4|1φ2W 100Vと3φ3W 200Vの2電源 1つの作品の中に、単相100Vと三相200Vの2系統が同居する問題。100V回路の「白は接地側」という反射のまま200V側に手を出すと、そこで一発不合格になる。
- 候補問題No.5|20A 250V 接地極付コンセント 100Vと200Vの2電源に加え、20A 250Vの接地極付コンセントが登場する問題。平常時に電流が流れない「3本目の線」を引き忘れた作品は、仕上がりに関係なく未完成として扱われる。
- 候補問題No.6|3路スイッチ2個と露出形コンセント 2箇所から1つの負荷を操作する3路スイッチ2個の回路に、輪作りが必要な露出形コンセントが加わる。渡り線と共通端子の扱いが分かれ目になる。
- 候補問題No.7|3路スイッチ+4路スイッチの3箇所点滅 両端に3路、中間に4路を置いて3箇所から1つの照明を操作する。渡り線が4本に増え、4路スイッチの端子の組み合わせを外すと回路が切り替わらない。
- 候補問題No.8|VVRの外装はぎ取りと端子台代用 丸形のVVRはVVF用ストリッパでは剥けない。電工ナイフでの外装はぎ取りと、当日の結線図に従う端子台代用が、この問題の二大関門になる。
- 候補問題No.9|接地極付コンセントと接地線 EETのコンセントに接地線を結線する問題。回路が正しく動いても、接地線を結び忘れた作品は「1.未完成のもの」として扱われる。
- 候補問題No.10|パイロットランプ「同時点滅」 特記に書かれた「同時点滅」の四文字が、ジョイントボックスの中身を変える。パイロットランプは「何と並列につなぐか」だけで決まる。
- 候補問題No.11|ねじなし電線管(E19) IV1.6をE19に通す金属管工事。欠陥の判断基準で最も項目数が多い分野で、電線を1本も触らないところに落とし穴がある。
- 候補問題No.12|合成樹脂製可とう電線管(PF16) No.11とよく似た管路の問題。ところが欠陥の判断基準を並べると、金属管の6項目に対しPF管は2項目しかない。消えた4項目に、この問題の本質がある。
- 候補問題No.13|自動点滅器とVVR 端子が3つある自動点滅器と、丸いVVRケーブル。スイッチのつもりで数えると電線が1本足りなくなる、13問の最後の関門。
電材の商社が、資格対策を書いている理由
電材サーチを運営する松本電業株式会社は、電設資材の専門商社です。 試験に出てくるランプレセプタクル・リングスリーブ・VVFケーブル・分電盤は、日々見積もって出荷している現物そのものでした。 だから解説は「試験のための説明」で止めず、それが現場で何と呼ばれ、どう選ばれ、どこで失敗するのかまで書いています。
- 根拠は一次資料に当たる。 欠陥の判断基準・候補問題・出題範囲は、電気技術者試験センターの公表資料やJISを参照し、各ページの末尾に出典として並べています。
- 「出題者のワナ」を全トピックに置く。 正解の裏で、どの語をすり替えられ、何と混同させられるのか。間違え方のほうを先に知っておくと、本番で手が止まりません。
- 読んだ直後に解ける。 各トピックの理解度チェックは基本・応用・ひっかけの3段階。間違えた問題は復習ノートに自動で集まります。
- 試験のあとにも続きがある。 施工の勘所は施工ガイド、器具の型番はメーカー・製品データベース、 数値は許容電流や電圧降下の計算ツールへ。 合格したあとも同じサイトで調べ続けられます。