モーター用ブレーカー選定支援ツール
モーターの定格電流(銘板値)と始動方式を入力すると、始動時に流れる突入電流の目安と、遮断器選定の考え方を表示します。
「定格電流だけでブレーカーを選んだら起動時にトリップした」というミスの一次チェックにご活用ください。
① モーター条件を入力
A
② 始動電流の目安・選定の考え方
始動時に流れる電流の目安(幅)
80 〜 160 A
選定の考え方
【出典・参考情報】※本ツールは簡易的な目安を示すものです
- かご形三相誘導電動機の始動電流は、一般的に全負荷電流の4〜8倍程度(大形の高圧機では6〜10倍とする資料もある)とされています(一般的な電動機の始動特性に関する知見に基づく目安値。個別の電動機の正確な始動電流はメーカーの銘板・技術資料に記載の値を優先してください)。
- スターデルタ始動は、始動時の電流・トルクを直入れ始動の理論上約1/3に低減する結線方式です。
- インバータ始動は、周波数を徐々に上げるため始動電流を定格値付近まで抑制できます(機種・設定により異なります)。
- 一般配線用遮断器はこの始動電流を短絡と誤認し瞬時にトリップする場合があります。モーター保護用遮断器の使用、または電磁開閉器+サーマルリレーとの組み合わせによる設計が必要です。詳しくは下記の関連ガイドをご覧ください。
- 最終的な遮断器・保護協調の選定は、必ず使用するブレーカー・電磁開閉器メーカーの動作特性曲線(トリップカーブ)とモーターの始動特性を照合し、電気主任技術者等の確認を得て決定してください。
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始動電流でブレーカーが落ちる仕組みと対策について詳しくは 【現場のやらかし】始動突入電流によるブレーカートリップの解説記事 もあわせてご覧ください。
計算の根拠・出典
定格電流に始動方式ごとの倍率(直入れ4〜8倍、スターデルタ約1/3、インバータは定格付近)を掛けて始動電流の目安を示し、遮断器の瞬時トリップ特性との関係を説明します。正確な始動電流はメーカー資料の値を優先します。
- 電動機メーカー各社の技術資料(始動電流・始動特性)
- JIS C 8201-2-1(低圧開閉装置及び制御装置-第2-1部:回路遮断器)(瞬時引外し特性)
- 内線規程 JEAC 8001(一般社団法人 日本電気協会)(電動機の保護)