省エネ設備は、現在の使用量と運転条件を把握し、削減できる量と導入・維持費を比較して選びます。 LED、空調、太陽光などの優先順位は現場によって違い、機器の種類だけで回収の早さは決まりません。
最初に集める資料
| 資料 | 確認すること |
|---|---|
| 電気・燃料の使用実績 | 季節変動、営業時間、操業量との関係 |
| 設備台帳 | 型番、台数、入力、使用年数、故障履歴 |
| 運転時間 | 常時運転、間欠運転、休日の動作 |
| 契約・請求内訳 | 電力量と基本料金等を分けた費用 |
| 現場の制約 | 停止可能時間、屋根・受電設備、更新計画 |
更新前後の生産量や営業時間が違うと、単純な月額比較では設備だけの効果が分かりません。比較に使う条件を揃え、変わった条件は記録します。
CO2の区分を混同しない
環境省の整理では、Scope1は自社の燃料燃焼などの直接排出、Scope2は購入した電気・熱・蒸気に伴う間接排出、Scope3はそれ以外のサプライチェーンの間接排出です。購入電力の削減を、自社の直接排出の削減と呼ばないようにします。環境省 サプライチェーン排出量全般。
削減量を報告する場合は、対象範囲、使用量、採用した排出係数と年度を記録します。取引先から求められる集計範囲と、自社の設備更新効果の試算も分けてください。
対策ごとの比較項目
| 対策 | 効果を見積もる条件 | 費用・運用の確認 |
|---|---|---|
| 照明更新 | 現状入力、台数、点灯時間、必要な明るさ | 器具・工事・処分、調光や配線の適合 |
| 空調更新・運用改善 | 負荷、運転時間、設定、建物条件 | 停止工程、保守、既設設備との接続 |
| モーター・制御改善 | 実際の負荷と運転パターン | 機械側の適合、制御、試運転 |
| 太陽光 | 発電見込みと時間帯別の消費の重なり | 屋根・構造、系統・電気工事、保守・更新 |
太陽光の年間発電量が大きくても、自家消費できる量とは同じではありません。また、電力量が減ることと契約の基本料金が下がることは別の確認です。実際の需要と料金条件を照合してください。
回収年数の計算は前提を残す
単純回収年数の例は「導入費用÷年間の正味削減額」です。年間の正味削減額には、減る購入費用だけでなく増える保守費等も考慮します。これは資金調達費、将来の単価変化、劣化や更新をすべて評価する指標ではないため、長期計画は別途確認します。
補助金は購入前に公募要領を確認
補助金を前提とする場合は、申請する制度名・年度・公募回を決め、その要領で次を確認します。
- 申請者・設備・経費の対象範囲と、既存設備からの更新条件。
- 契約・発注・着工を行える時点と、完了期限。
- 相見積、登録機種、性能資料、支払証拠等の必要書類。
- 交付決定・実績報告・入金の流れと、自己資金の必要額。
省エネ機器というだけで対象になる、特定の仕入れ経路なら必ず採択される、とは判断できません。本記事は個別制度の募集中・採択・機種適合を示すものではありません。候補制度の要領と対象機種を確定してから、発注可能な時点を確認してください。
型番・数量・希望到着日が分かるものから、見積を依頼することができます。取扱可否・価格・納期・支払条件は回答で確認してください。
関連する工場・CO2削減・補助金・LED高天井・太陽光・自家消費の品種・型番をお探しですか?
電材サーチでは、メーカー横断で目的の型番を素早く見つけ、そのまま見積もりを依頼できます。