イートン(Eaton)日本(Eaton Japan) — 取扱品種・見積依頼
制御盤の中に「Moeller(メラー)」という聞き慣れないブランド名の刻印された古い保護開閉器を見かけたことはないでしょうか。 同じ品番を今探すと、なぜか「イートン(Eaton)」の製品として案内される――これはいったいなぜなのでしょうか。 イートンは、世界150カ国以上で事業を展開するグローバルな電力管理企業です。 産業用・IT向けUPS、配電ユニット(PDU)、サージ保護デバイス(SPD)、低圧配電機器など幅広い電気・電子製品を提供しています。 日本市場では旧Moellerブランドの低圧配電機器も継承し、データセンターから工場設備まで多様な用途に対応しています。 なお、日本国内での取扱窓口は製品分野により複数の関連法人・正規代理店(UPSは正規代理店のダイトロン株式会社等)に分かれています。
イートンの主力製品は産業用・IT向けUPS(9PX・9SX系)、配電ユニット(PDU)、サージ保護デバイス(SPD)、低圧配電機器(Moeller系)です。 当サービスでは主要な品番のお取り寄せ・お見積りに対応しています。
イートンの強みと主要製品の特長
出発点はトラックの車軸だった
イートンの創業は1911年。米ニュージャージー州で、ジョセフ・イートン氏が最初のギア駆動式トラック車軸に投資したことから始まった(イートン公式サイトの沿革ページより)。UPSや配電機器を中心とする現在の事業からは、この出発点はにわかには想像がつかない。
自動車用ヘッドライトメーカーだったTripp Lite
2021年3月、イートンは米国のTripp Lite(トリップライト)を買収し、同社は「イートンファミリー」の一員となった(イートン公式サイトの沿革ページより)。Tripp Liteはもともと1922年、グラハム・トリップ氏が精密自動車用ヘッドライトの特許を取得したことに始まる会社で、1980年代にデスクトップPC向けUPSやサージプロテクタ「Isobar」の分野へ進出し、以後は電源保護機器メーカーとして知られるようになった。単相UPS・ラックPDU・サージ保護という現行ラインアップの厚みは、この買収の系譜と無縁ではない。
電線・端子だけでなく「ヒューズ」も傘下に
2012年、イートンは米Cooper Industriesを買収した。これにより、100年以上の歴史を持つ回路保護(ヒューズ)ブランド「Bussmann(ブスマン)」もイートンの製品ラインに加わっている(イートン公式サイトのBussmann製品ページより)。低圧配電機器の型番をたどっていくと、思わぬところでブランドの系譜が交差している一例である。
選定ポイント
- 2008年4月にドイツの電気機器メーカーMoeller Groupを買収し、低圧配電機器(PKZM0等)事業を継承した経緯がある。旧Moellerブランドの後継品を探す際の窓口になる。
- 2012年にCooper Industriesと経営統合し、登記上の本社をアイルランドへ移転。国内は製品分野ごとに複数の関連法人・代理店へ窓口が分かれるため、発注前の確認が必要。
- 国内のUPS取扱窓口であるダイトロン株式会社は、2009年にイートン社と認定代理店契約を締結し、30年以上のメンテナンスサービス実績を持つ(ダイトロン公式サイトの会社概要ページより)。旧型番の保守・部品供給を確認する際は、この窓口を最初に当たるのが近道になる。
- 2021年に買収したTripp Lite(トリップライト)は、買収発表当時は北米市場を中心に単相UPS・PDU・サージ保護製品を展開していたと報じられている(海外業界紙報道による二次情報)。同じイートングループ内でもブランドによって強い地域・取扱窓口が異なる場合があるため、型番の出どころを確認したうえで見積を進めるのが確実。
- 低圧配電機器(旧Moeller系)とUPS・PDU・SPD(旧Cooper Industries/Tripp Lite系)は買収の来歴が異なり、型番の命名規則やカタログの掲載場所も別々に発展してきた。後継品・代替品を探す際は「どちらの系譜の製品か」を先に切り分けると、該当資料にたどり着きやすい。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| 9PX2000IRT2U | 9PX1000IRT2U・9PX1500IRT2U 他 | データセンターサーバールーム通信機器医療機器 | UPS | 詳細を見る → |
| 9SX3000I | 9SX1000I・9SX2000I 他 | 中規模サーバールームネットワーク機器医療機器産業用制御システム | UPS | 詳細を見る → |
| ePDU MA16-32 | ePDU MA 8口/16A・ePDU MA 16口/32A 他 | データセンターサーバーラック通信機器ラック | 配電システム | 詳細を見る → |
| SPDシリーズ | SPD Series・SPD Max Series 他 | 工場・産業設備データセンター分電盤精密機器保護 | サージ保護 | 詳細を見る → |
| PKZM0 | PKZM0-0.16・PKZM0-1 他 | 工場自動化ラインポンプ・ファン制御コンベア設備制御盤・分電盤 | 配電システム | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | イートン(Eaton)日本(Eaton Japan) |
|---|---|
| 略称 | イートン |
| 主力品種カテゴリ | UPS、配電システム、サージ保護 |
参考資料・出典
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法人・施工業者向け / 1本〜大量ロット対応
よくある質問
なぜ制御盤に「Moeller」と刻印された部品があるのに、同じ品番がイートン製として案内されるのですか?
イートンは2008年4月にドイツの電気機器メーカーMoeller Groupを買収し、低圧配電機器(PKZM0シリーズ等)事業を継承しました。そのため、かつてMoellerブランドで製造・販売されていた製品の後継品・互換品は、現在イートンブランドとして供給されています。
見積フォームへ進む →イートン製品の在庫確認・見積依頼はどのように行えばよいですか?
イートン製品の在庫確認・見積依頼は、松本電業株式会社の見積フォーム、または当サービスのお問い合わせフォームよりご連絡ください。法人・施工業者様のご依頼には迅速にお見積りしています。
見積フォームへ進む →イートンのUPSとPDUを組み合わせたデータセンター向けの電源構成を相談できますか?
はい、イートンのUPS・PDU・サージ保護デバイスを組み合わせたデータセンター向け電源構成の提案に対応しています。
見積フォームへ進む →イートン(旧Moeller)の低圧配電機器の後継品・互換品を探したいのですが対応できますか?
旧Moellerブランドから現イートンブランドへの後継品・互換品の調査・選定に対応しています。
見積フォームへ進む →イートンはUPSや配電機器のメーカーなのに、なぜ「トラック車軸」や「ヘッドライト」といった話が出てくるのですか?
現在のイートンはUPS・配電機器を中心とする電力管理企業ですが、米国本社は1911年にトラック用の車軸メーカーとして創業しており、その後の買収を重ねて現在の事業構成に育っています。2021年に加わったTripp Lite(前身は自動車用ヘッドライトメーカー)のように、傘下ブランドにもそれぞれ異なる出自があります。
見積フォームへ進む →9PX2000IRT2Uのバッテリー交換はユーザーで対応できますか?
はい、9PX2000IRT2Uはホットスワップ対応のバッテリーカートリッジを採用しており、システムを停止せずにバッテリー交換が可能です。
見積フォームへ進む →9SX3000Iはラックマウントでも使用できますか?
9SX3000Iはタワー型ですが、別売のラック変換キットを使用することで2Uラックマウント型として設置することも可能です。
見積フォームへ進む →ePDU管理型PDUの設置・設定サポートは受けられますか?
はい、イートンePDUの設置・初期設定サポートに対応しています。法人・施工業者様向けのサポートも承っています。
見積フォームへ進む →SPDシリーズの型番・仕様を確認したいのですが。
松本電業株式会社の見積フォームにお問い合わせいただければ、メーカー・代理店に確認のうえ正確な型番・仕様をご案内します。
見積フォームへ進む →PKZM0に対応した補助接点や操作コイルのアクセサリを揃えたいのですが、どうすればよいですか?
PKZM0シリーズ対応の補助接点ブロック、リモート操作コイル、フロントマウントアクセサリなど多数の関連製品のお取り寄せ・お見積りに対応しています。 必要なアクセサリの選定・在庫確認は見積フォームにお問い合わせください。
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