盤面取付型の指示計器で知られる扶桑計測器ですが、実は現在、単独の会社としてではなく、あるメーカーグループの一員として製造を続けています。 そして90年以上前の創業当初につくっていたのは、今の主力製品とは異なる計測器でした。 扶桑計測器株式会社は日本の老舗計測器メーカーで、盤面取付型の直流・交流電流計・電圧計(パネルメーター)を中心に、VUメーター、鉄道信号用計測器、絶縁抵抗計・接地抵抗計などを製造・販売しています。 長年にわたり電気設備の監視・計測分野で実績を積み、産業用盤面取付型計器を主力製品としています。 JIS規格に準拠した高品質な計器を提供しており、発電所・変電所・工場・ビル設備など幅広い現場で採用されています。 国内電気工事・設備管理の現場における信頼性の高い計測器メーカーとして知られています。
扶桑計測器株式会社の主力製品は盤面取付型の指示電流計・指示電圧計(直流用・交流整流形)です。 松本電業では扶桑計測器製品のお取り寄せ・お見積りに対応しています。
扶桑計測器の強みと主要製品の特長
VUメーターはBTS規格に準拠、音楽・放送業界で評価
公式サイトの「選ばれる理由」ページによると、扶桑計測器のVUメーターはBTS規格(放送技術規格)に準じており、 音楽・放送業界から高い精度が評価されているとされています。
鉄道信号用計測器はノイズ除去性能でJR・大手鉄道各社に採用
公式サイトの「選ばれる理由」ページによると、鉄道信号用計測器は線路上の微細なノイズを取り除いて正確な値を計測できるアナログ式の計器として、 JRや複数の大手鉄道会社に採用されているとされています。
熟練作業者による手作業中心のアナログメーター生産体制
指針式アナログメーターの製造には半田付けなど繊細な手作業と経験に基づく感覚が必要とされ、 公式サイトによると高技能な作業者が複数在籍する体制で製造に対応しています。
ヒートジェットプリンター導入で文字盤印刷を1枚から短納期対応
従来のシルク印刷では最小ロットが100枚必要でしたが、公式サイトによるとヒートジェットプリンターの導入によりデジタルデータを使った文字盤印刷が可能になり、 1枚からのカラー印刷注文・短納期対応ができるようになったとされています。
パネルメーター・VUメーター・鉄道信号用計測器の3カテゴリを展開
主力の直流・交流パネル用指示計器(電流計・電圧計)に加え、音響機器向けのVUメーター、鉄道信号回路専用の計測器という、 用途の異なる3つの製品カテゴリを自社で製造・販売しています。
「選ばれる理由」ページで作業者の高齢化という業界課題に率直に言及
公式サイトの「選ばれる理由」ページ・トップメッセージによると、アナログメーター業界には経営者・作業者双方の高齢化という共通課題があるとした上で、 世田谷時代から勤務する熟練作業者と新たに加わった若手の技術融合でこの課題に対応していると説明されています。 競合比較や採用実績の訴求にとどまらず、業界構造の課題を公式サイト上で言語化している点が特徴です。
生産終了品一覧と推奨代替品を品番単位で公式サイトに公開
製品ラインナップページには現行品とは別に「製品終了品一覧」があり、F-351A・FPM-4など過去の品番ごとに生産終了時期と推奨代替品 (例:FPM-4→FPM-40、FPR-B電圧計→FPR-V)を一覧化しています。旧型番からの更新・代替品選定の際に参照できる情報です。
選定ポイント
- 1932年に扶桑電気研究所として創業し、絶縁抵抗計の製造販売から事業を始めた90年超の計測器専業メーカー。
- 2015年に株式会社藤田電機製作所グループ傘下となり、神奈川県伊勢原市へ生産拠点を移転。単独の中小メーカーではなくグループ体制のもとで製造を継続している。
- 1937年に「扶桑電機株式会社」へ社名変更し世田谷へ移転、1960年に船舶用パネルメーターの供給を開始、1987年に現社名「扶桑計測器株式会社」へ変更するなど、90年超の歴史の中で複数回の社名変更・事業展開を経てきたメーカー。
- 会社概要ページの主な営業品目には接点抵抗計・接地抵抗計も掲載されているが、現行の製品ラインナップページ(2026年8月時点)には型番の記載がない。該当製品の見積依頼があった場合は、取扱状況をメーカーに確認したうえで案内するのが安全。
- 創業の地は東京都目黒区で、当初手がけていたのは絶縁抵抗計だった。1937年に世田谷へ移転し「扶桑電機株式会社」へ社名変更した際、電気計測器(指示計器)の製造・販売へ事業の軸足を移しており、これが現在まで続くパネルメーター事業の起点になっている。
- 手回し式充電型絶縁抵抗計は1965年に中東諸国、1975年には北米Amprobe社向けにも供給された実績があるが、公式サイトの年表によると2018年に生産・販売を終了しており、現行の製品ラインナップページには含まれていない。旧型番での引き合いがあった場合は在庫・代替可否をメーカーへ確認したうえでの案内が必要。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| 指示電流計 | FDF-38・FCF-38 他 | キュービクル・分電盤・制御盤への電流監視、工場設備の負荷電流管理、ビル電気設備の監視盤 | 指示計器 | 詳細を見る → |
| 指示電圧計 | FDR-2N・FCR-2N 他 | キュービクル・配電盤の電圧監視、高圧受変電設備の電圧管理、工場・ビル設備の監視盤 | 指示計器 | 詳細を見る → |
| VUメーター | FVU-38・FVU-45 他 | 放送局・レコーディングスタジオ・音響機器メーカーでの音量モニタリング機器への組み込み | VUメーター | 詳細を見る → |
| 鉄道信号用計測器 | FPR-F・FPR-V 他 | 鉄道信号回路の電圧・電流測定、信号設備の保守点検 | 鉄道信号用計測器 | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | 扶桑計測器株式会社(Fuso Keisokuki) |
|---|---|
| 略称 | 扶桑計測器 |
| 主力品種カテゴリ | 指示計器、電流計、電圧計、VUメーター、鉄道信号用計測器 |
参考資料・出典
メーカー様へ:掲載内容のご指摘・お取引のご相談はこちらから承ります。
扶桑計測器製品の見積・納期はお気軽にお問い合わせください
型番と数量を入力するか、手書きメモや型番リストの写真・PDFを送れます。 日程を決めて相談したい場合は、打ち合わせの枠をその場で押さえられます。
FAX 03-3833-6434 平日 9:00〜17:00
法人・施工業者向け / 1本〜大量ロット対応
よくある質問
扶桑計測器は今も独立系のメーカーですか?
現在は独立系ではなく、2015年に株式会社藤田電機製作所グループの傘下となっており、生産拠点も神奈川県伊勢原市へ移転しています。 もともとは1932年に「扶桑電気研究所」として創業し、絶縁抵抗計の製造販売から事業を始めた90年超の歴史を持つ計測器専業メーカーです。
見積フォームへ進む →扶桑計測器株式会社の製品はどこで購入できますか?
松本電業株式会社では扶桑計測器株式会社の製品のお取り寄せ・お見積りに対応しております。お問い合わせフォームからご相談ください。法人・施工業者様向けにお見積りに対応しています。
見積フォームへ進む →扶桑計測器株式会社製品の在庫確認や納期を知りたい
扶桑計測器は指示電流計・指示電圧計からVUメーター、鉄道信号用計測器まで扱う計器専業メーカーのため、品番によって在庫状況が異なります。 見積フォームで型番・数量をお知らせいただければ、松本電業株式会社(東京都台東区台東2-4-11)が納期を確認のうえ迅速にご回答します。
見積フォームへ進む →扶桑計測器株式会社製品の見積依頼はできますか?
はい、承っております。扶桑計測器は盤面取付型の指示電流計・電圧計を主力に、VUメーターや鉄道信号用計測器まで幅広く手がけるメーカーです。 松本電業では法人・施工業者様向けに、型番を明示いただければお見積りに対応しています。ご依頼はWebフォームよりお気軽にどうぞ。
見積フォームへ進む →指示電流計のスケール(レンジ)はどのように選べばよいですか?
測定回路の定格電流に合わせてスケールを選定します。CTと組み合わせる場合は二次側電流(通常5A)に合わせたCT比のスケールを選定します。 選定に迷う場合は見積フォームにてご相談ください。松本電業株式会社が適切なモデルをご提案します。
見積フォームへ進む →高圧回路の電圧を指示電圧計で監視する場合の注意点は何ですか?
高圧回路の電圧監視には変圧器(VT)が必要です。VT二次側電圧(通常110V)に対応したスケールの計器を選定してください。 機器選定のご相談は見積フォームまで。松本電業株式会社が適切なモデルをご提案します。
見積フォームへ進む →VUメーターとは何を測定する計器ですか?
音響・放送機器の音量(Volume Unit)を指針で表示する計器です。放送業界の技術規格であるBTS規格に準拠した精度が求められる、 放送局・レコーディングスタジオ向け機器などに組み込まれています。機種選定は見積フォームにてご相談ください。
見積フォームへ進む →鉄道信号用計測器は一般的な電流計・電圧計と何が違いますか?
線路上の信号回路には微弱なノイズが含まれるため、一般的な計器では正確な計測が難しい場合があります。 扶桑計測器の鉄道信号用計測器はこのノイズを除去できるアナログ式の設計で、JRや大手鉄道会社に採用されています。詳しい仕様は見積フォームにてご相談ください。
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