世界100か国以上で使われている樹脂製エネルギーチェーンやケーブル。これほど世界中に広がった製品を作るメーカーが、実は今も株式を上場せず創業家だけで経営されていると聞いたら驚かれるでしょうか。 イグス株式会社は、ドイツに本社を置くigus GmbHの日本法人で、樹脂製のトライボロジー製品を専門に製造・販売しています。 エネルギーチェーン(ケーブルベア)、チェーン内配線用ケーブル、樹脂製ドライランニングベアリングを主力製品として世界100か国以上に展開しています。 潤滑不要・軽量・耐食性に優れた高性能樹脂部品により、製造設備や産業機械のメンテナンスコスト削減に貢献しています。 自動車・工作機械・食品機械・クリーンルームなど幅広い分野での採用実績があります。
イグスの主力製品はエネルギーチェーン(ケーブルベア)、チェーン内配線用iglidur®ケーブル、樹脂製ドライランニングベアリングです。 当サービスでは各種品番のお取り寄せ・お見積りに対応しており、法人・施工業者様向けに、できるだけ早い見積回答を行っています。
イグスの強みと主要製品の特長
社名「igus」はドイツ語「工業用射出成形」の頭文字
社名の由来は、ドイツ語で「Industriespritzguss(工業用射出成形)」の頭文字とされている。1964年10月15日の創業当初、イグスは無潤滑プラスチックの射出成形加工を専業とする会社としてスタートしており、エネルギーチェーンやiglidur®ベアリングといった看板製品群は、その後の事業展開の中で生まれたものである(公式サイト「イグス社の50年」)。
創業は自宅ガレージでの試作から
公式サイトの沿革によれば、創業者グンター・ブラーゼは資金が乏しく射出成形機すら購入できない中、ドイツ・ピアバーグ社からキャブレター用バルブプラグの製造を受注し、自宅ガレージで試行錯誤を重ねてプラスチック製バルブプラグを完成させたという。 当時、金属部品をプラスチック射出成形で代替する発想は業界内では一般的ではなかった。
看板製品「エネルギーチェーン」は特定顧客の要望から生まれた
公式サイトの沿革では、樹脂製エネルギーチェーンは1971年、繊維機械メーカーのシュラフホルスト社からの要望に応える形で開発されたとされている。 以来イグスを象徴する製品となったが、開発の出発点は特定顧客が抱えていた配線保護の課題解決だった。
自社材料「iglidur®」の内製化は1983年、直動分野への参入は1993年
公式サイトの沿革によれば、イグスは1983年まで軸受材料を外部サプライヤーに依存していたが、同年に自社材料「iglidur®」を開発して材料開発を内製化した。 「無潤滑」という企業理念を直動ガイドの分野に展開したdrylin®の参入は1993年で、ケーブル保護から樹脂すべり軸受、直動ガイドへと段階的に事業領域を広げてきた経緯がうかがえる。
選定ポイント
- 1964年にドイツ・ケルンでブラーゼ夫妻が創業した樹脂部品専業メーカーで、現在も100%家族経営を維持している。上場・M&Aによる方針転換のリスクが小さい点は長期採用時の安心材料になる。
- 日本法人イグス株式会社は1990年設立。東京・錦糸町の本社に加え、栃木県さくら市に在庫・アッセンブリー拠点を持ち、国内在庫による短納期対応の基盤がある。
- 日本法人イグス株式会社の資本金は1億円(2021年10月現在)、従業員数は191名(2026年6月現在)で、代表取締役社長は吉田剛氏、主要取引銀行は三井住友銀行(公式サイト会社概要)。 中堅規模の外資系メーカーとして、継続的な取引実績の判断材料になる。
- chainflex®ケーブルは年間20億回のテストサイクル実績(総面積4,000m²の試験施設)に基づき36ヶ月の無償交換保証が付帯する(公式サイト)。 可動配線の長期信頼性を重視する用途では、この保証の有無が選定の決め手になり得る。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| エネルギーチェーン E2シリーズ | E2.56・E2.38 他 | 工作機械・産業ロボット・搬送装置・自動倉庫など、ケーブルやホースが繰り返し動作する可動部への配線保護 | エネルギーチェーン | 詳細を見る → |
| chainflex®ケーブル | CF5・CF9 他 | エネルギーチェーン内での繰り返し屈曲配線、産業ロボットの関節部配線、工作機械の可動部ケーブル配線 | ケーブルベア | 詳細を見る → |
| iglidur®ベアリング | iglidur® G・iglidur® J 他 | 食品機械・医療機器・クリーンルーム設備・農業機械・屋外設備など潤滑油が使えない環境でのすべり軸受 | 樹脂ベアリング | 詳細を見る → |
| triflex® R | triflex® R TRE・triflex® R TRC 他 | 多関節産業ロボットのアーム部へのケーブル・ホース配線保護、溶接ロボット・塗装ロボット・搬送ロボットへの採用 | エネルギーチェーン | 詳細を見る → |
| drylin®リニアガイド | drylin® W・drylin® T 他 | 食品・医療・包装機械の直動部、クリーンルームの搬送ライン、屋外設備の直動ガイド | 樹脂ベアリング | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | イグス株式会社(igus Japan) |
|---|---|
| 略称 | イグス |
| 主力品種カテゴリ | ケーブルベア、エネルギーチェーン、樹脂ベアリング |
参考資料・出典
メーカー様へ:掲載内容のご指摘・お取引のご相談はこちらから承ります。
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型番と数量を入力するか、手書きメモや型番リストの写真・PDFを送れます。 日程を決めて相談したい場合は、打ち合わせの枠をその場で押さえられます。
FAX 03-3833-6434 平日 9:00〜17:00
法人・施工業者向け / 1本〜大量ロット対応
よくある質問
イグスは上場企業ではないのですか?
はい、イグス(igus GmbH)は1964年にドイツ・ケルンでブラーゼ夫妻が創業して以来、現在も100%家族経営を維持しており、上場していません。日本法人のイグス株式会社は1990年に設立され、栃木県さくら市に在庫・アッセンブリー拠点を構えています。
見積フォームへ進む →イグス製品の見積・納期確認はどこに問い合わせればよいですか?
松本電業株式会社の見積フォームにてイグス製品全品種の見積・納期確認に対応しています。 法人・施工業者様向けにお見積りを承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
見積フォームへ進む →エネルギーチェーン(ケーブルベア)のサイズ選定はどのように行えばよいですか?
収納するケーブル・ホースの外径・本数・曲げ半径・移動速度・ストローク長などの情報をもとに選定します。
見積フォームへ進む →樹脂ベアリングは高温環境でも使用できますか?
iglidur®ベアリングはグレードによって耐熱温度が異なり、iglidur® A160などの高温グレードでは最高250℃の環境にも対応しています。
見積フォームへ進む →chainflex®ケーブルにはどのような保証が付いていますか?
イグスは総面積4,000m²の試験施設で研究開発を行っており、公式サイトによれば年間20億回のテストサイクル実績に基づいて、chainflex®ケーブルには36ヶ月の無償交換保証が付帯しています(対象条件はケーブル種別により異なります)。
見積フォームへ進む →E2.56の内幅・内高はどのように選べばよいですか?
収納するケーブル・ホースの外径と本数に合わせて、内幅と内高を選定します。充填率60〜80%を目安にサイズを選ぶと安定した動作が得られます。
見積フォームへ進む →chainflex®ケーブルは通常のケーブルと何が違いますか?
通常のケーブルは固定配線向けに設計されており、繰り返し屈曲させると芯線が断線しやすくなります。chainflex®ケーブルは可動部専用の設計で、数百万回の屈曲試験をクリアしています。
見積フォームへ進む →iglidur®ベアリングのグレードはどのように選べばよいですか?
使用環境(温度・荷重・速度・雰囲気)によって適切なグレードが異なります。 igusのオンライン選定ツールも活用できますが、不明な場合は松本電業株式会社の見積フォームへご相談ください。
見積フォームへ進む →triflex® Rはどのロボットメーカーに対応していますか?
FANUC・安川電機・KUKA・ABBなど主要ロボットメーカー向けの取り付けブラケットが用意されています。
見積フォームへ進む →drylin®リニアガイドの許容荷重はどのくらいですか?
タイプやサイズによって異なりますが、drylin® Wシリーズでは数百Nから数kNの許容荷重に対応しています。 用途に合ったサイズ選定については松本電業株式会社の見積フォームへご相談ください。
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