工作機械の配線を、何年もネジ止めしたまま固定するのか、それとも脱着を繰り返しながら柔軟に使い回すのか——生産ラインの組み替えが当たり前になった現場では、後者の発想が欠かせません。 とはいえ、何千回と抜き差しを繰り返すはずの角型コネクタが、なぜ接触不良や絶縁劣化を起こさずに動力・信号を伝え続けられるのか、疑問に思ったことはないでしょうか。 イルメジャパン株式会社は、この分野で世界標準クラスとされるイタリア・ミラノのILME S.p.A.の日本法人として1998年に設立され、兵庫県神戸市を拠点に産業用耐環境角型コネクタの輸入販売・製品サポートを行っています。 現場で広く使われるCQ・CXシリーズなどのラインナップを展開しています。
イルメジャパンは、イタリアILME S.p.A.の日本法人として工作機械・産業機械向けの角型コネクタ(CQ・CXシリーズ等)を扱っています。 現場の配線仕様をお知らせいただければ、適合品番をご案内します。
イルメジャパンの強みと主要製品の特長
欧州規格・国際規格に適合、CEマーク標準表示
EN 61984及びEN175301-801という欧州規格に適合しており、産業用途の電源・信号回路に使用できます。 製品本体またはパッケージにCEマークを表示し、RoHS指令・WEEE指令にも対応しています。各主要規格の認証も取得しており、海外向け設備にも使いやすい設計です。
レバーロック式による簡単脱着と高いIP性能
標準のClassレバーは回転機構を持ち、スムーズな脱着とばね性による耐振動性を確保しています(IP66)。 独自形状のVレバーは、レバー式コネクタとして業界初のIP67を達成しています。
優先接触保護アースとコーディングピンによる誤挿入防止
コネクタの脱着時にアースが優先的に接触する構造を採用し、安全性を確保しています。 あわせてコーディングピンを使用することで、極性を間違えた誤挿入を防止できます。
切削コンタクトによる高い接触信頼性
イルメのコンタクトは全て自動機による削り出しで、表面粗さ0.8μmと超均一メッキ技術を採用しています。 40Aタイプでは、一般的なプレス(打ち抜き)コンタクトと比較して接触抵抗が1/7になるとしています。
MIXOモジュラーシステムによる集約配線
モジュラー式インサート「MIXO」は、高電流ユニット・低電流ユニット・データユニット・空圧(エア)ユニットなど、 用途別のモジュールをひとつのエンクロージャ内に組み合わせて構成できるシステムです。電気信号だけでなく空圧や光ファイバー通信もまとめられます。
アルミダイカストボディによる耐衝撃エンクロージャ
標準ボディはアルミダイカスト製で、外部からの衝撃からコネクタ内部の接点を保護する構造になっています。 樹脂製のTタイプ(T-TYPE)エンクロージャも特殊成形技術により高い耐衝撃性・耐薬品性を確保しており、金属・樹脂どちらのボディも選べます。
選定ポイント
- イルメジャパン株式会社は1998年設立の日本法人。親会社のイタリアILME S.p.A.は1945年創業で、80年以上コネクタ専業を続けている。
- 神戸本社に加え名古屋・横浜に営業拠点を持ち、専任エンジニアが直接顧客を訪問する体制。海外メーカーの日本法人としての規模(資本金2,000万円)は把握しておくと選定の目安になる。
- 結線方式は圧着式・ネジ式・バネ式の3種類が用意されている。現場に圧着工具があるか、無工具での接続作業を優先するかなど、施工体制に応じて結線方式を選ぶとよい。
- エンクロージャ(フード・ハウジング)はIP67/68対応、耐過酷環境仕様、EMC対応、180℃高温対応、盤内配線用(COBシステム)など用途別に細分化されたラインナップがある。選定時は使用環境(温度・防塵防水等級・EMC要件)を先に固めると絞り込みやすい。
- 供給体制は、品質管理をミラノ地区に集約する「スター型サプライチェーン」を採用しており、完成品の在庫が不足していても中間品を追加加工して短納期対応する仕組みを持つ。急ぎの調達では、完成品在庫の有無だけでなく中間品からの対応可否も合わせて確認するとよい。
- イルメジャパンでは電気特性・耐環境性等の評価試験や特注加工品の試作サービスに対応しており、必要に応じてイタリア本社の試験部門による評価も受けられる。ハーネスを構成する電線・ケーブルグランドの協力メーカーとも連携しているため、標準品の組み合わせで足りない場合は、特注や小ロット試作を含めて早めに相談するとよい。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| CQシリーズ | CQM/CQF・CQM-05 他 | 工作機械・産業機械の動力/信号配線 | コネクタ | 詳細を見る → |
| CXシリーズ | CXCF/M 4/2・CXM-4/0 他 | 端子台配線のコネクタ化、鉄道・プレス機等の高振動環境 | コネクタ | 詳細を見る → |
| AP配線ボックス | APV 9・APV 11 他 | 角型コネクタの端子接続部の収納、制御盤・産業機械への配線分岐 | 配線ボックス | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | イルメジャパン株式会社(ILME) |
|---|---|
| 略称 | イルメジャパン |
| 主力品種カテゴリ | コネクタ、産業用コネクタ、配線ボックス |
参考資料・出典
メーカー様へ:掲載内容のご指摘・お取引のご相談はこちらから承ります。
イルメジャパン製品の見積・納期はお気軽にお問い合わせください
型番と数量を入力するか、手書きメモや型番リストの写真・PDFを送れます。 日程を決めて相談したい場合は、打ち合わせの枠をその場で押さえられます。
FAX 03-3833-6434 平日 9:00〜17:00
法人・施工業者向け / 1本〜大量ロット対応
よくある質問
角型コネクタは、なぜ何度も抜き差ししても接続信頼性を保てるのですか?
角型(レクタンギュラー)コネクタは、金属製のフード(枠)が本体を保護し、抜き差しの際にかかる機械的な力をコネクタ本体ではなくフード側で受け止める構造になっています。 さらに接点にはばね性のある端子が使われており、多少の位置ズレがあっても一定の接触圧を保ち続けられるため、繰り返しの脱着でも接続信頼性が損なわれにくくなっています。 イルメジャパンが扱うCQ・CXシリーズも、この基本構造をベースにCE/UL等の国際規格に対応した設計としており、工作機械の脱着配線という過酷な用途に対応しています。
見積フォームへ進む →イルメジャパンの製品はどのように購入できますか?
松本電業株式会社ではイルメジャパンの産業用角型コネクタのお取り寄せ・お見積りに対応しています。 品番・数量・納期をご連絡いただければ、在庫状況を確認のうえお見積もりいたします。Webサイトからお問い合わせください。
見積フォームへ進む →イルメ(ILME)の角型コネクタは、昔からアルミボディだったのですか?
いいえ。ILME公式サイトの沿革(Innovation Timeline)によると、同社製品のボディは1962年に鋳鉄(cast iron)製からダイカストアルミニウム製へ切り替わったと記録されています。 その後もモジュラー接続システム「MIXO」(2001年)、耐振動性を高めたレバー式構造「CLASS」(1990年)など、素材・構造の両面で改良を重ねながら現在の角型コネクタに至っています。
見積フォームへ進む →CQシリーズの極数・サイズはどう選べばよいですか?
配線本数と電流値さえ分かれば、適合するサイズをすぐにお調べできます。見積フォームまでお気軽にご連絡ください。
見積フォームへ進む →CXシリーズは端子台配線からの置き換えに使えますか?
端子台配線をコネクタ化すると、配線量と接続作業の時間を大きく削減できます。現在の配線構成を教えていただければ、置き換えプランをご提案します。見積フォームまでどうぞ。
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