利昌工業の公式サイトで調べる
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スマートフォンや航空宇宙機器に使われる最先端のプリント基板材料——それを作っているのが、実は1921年創業という100年以上前からの会社だと知ったら、意外に思われないでしょうか。 利昌工業株式会社は、電気絶縁材料・プリント基板材料を専門とする積層板メーカーで、1921年創業(1941年に利昌工業株式会社へ改称)の老舗メーカーです。 ガラスエポキシ積層板(FR-4)をはじめ、フェノール積層板・ポリイミド積層板など多様な絶縁材料を製造・販売しています。 プリント基板(PCB)の基板材料から、電気機器の絶縁部品・スペーサーまで幅広い用途に対応した材料を供給しています。 高い絶縁性能・耐熱性・機械的強度を備えた製品は、電気・電子機器、産業機械、制御盤など幅広い分野で採用されています。
利昌工業の主力製品は、ガラスエポキシ積層板(FR-4)・プリント基板材料・フェノール積層板・ポリイミド積層板・電気絶縁板などです。
利昌工業の強みと主要製品の特長
汎用プリント配線板材料を国内生産する数少ないメーカー
ガラス布基材エポキシ樹脂積層板(FR-4.0など)などの汎用プリント配線板材料を国内で生産する数少ないメーカーの一社である(旧公式ページ「一般汎用プリント配線板材料」の記載)。
使用済み積層板を活性炭材料へ再生する独自リサイクル
プリント配線板のドリル穴明け加工で使用済みとなったガラスエポキシ積層板製の当て板(エントリー&バックアップボード)を、1997年に高機能な活性炭材料へリサイクルするシステムとして構築し、その後事業化した(公式サイト沿革より)。積層板メーカーならではの資源循環の取り組み。
内層回路入り多層基板「リショーマルチ」を国内一貫生産
樹脂のブレンドから、コア材・プリプレグの製造、内層回路のエッチングまで、内層回路入り多層銅張積層板の製造に必要な工程をすべて国内の生産拠点で行っている。小・中規模の注文には、フィルムデータ受け取りから出荷まで12時間(4層板)で対応する特急納品システムの記載もある(旧公式サイト「内層回路入り多層銅張積層板 リショーマルチ」ページの2026年5月の保存コピーより)。
選定ポイント
- 1921年に「利昌洋行」として創業し、1941年に利昌工業株式会社へ改称。以来一貫して電気絶縁材料・積層板を専業としてきたメーカーで、総合電機メーカーの一事業部門ではない点が特徴。
- 1998年・2003年に中国・無錫へ生産子会社(利昌工業(無錫)電気有限公司・化成有限公司)を設立し、国内の尼崎・滋賀・湖南の各工場と合わせた生産体制を構築。海外調達ルートを持つ案件でも相談しやすい。
- 1999年に国内3工場でISO9001認証、2001年にISO14001認証を取得(公式サイト沿革より)。品質・環境マネジメント体制が長年運用されている。
- 創業者・利倉駒二郎が1921年に設立した「利昌洋行」を起点に、利倉晄一・利倉幹央へと経営が受け継がれてきた家族経営の専業メーカー。2011年に晄一が代表取締役会長兼CEO、幹央が代表取締役社長に就任し、2021年の創業100周年では社史『三代でつないだ利昌工業100年史』を刊行している(公式サイト沿革より)。
- 紙基材の汎用プリント配線板材料CS-1136・CS-1256・CS-1256SS・CS-1197は、利昌工業の旧公式ページ(保存コピー。現在は公開終了)に2022年9月末日をもって生産を終了した旨が記載されており、同ページは代替品としてCS-3753(CEM-3)を推奨している(同サイトの一覧ページの製品表ではCEM-3の型番はCS-3758で、CS-3758の特性ページにはCS-3753が片面板の品番として併記されている)。基材が紙からガラス不織布コンポジットへ変わるため、旧型番の代替を検討する際は仕様の確認が必要。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| ガラスエポキシ積層板 | FR-4標準グレード・ES-3230J 他 | プリント基板(PCB)の基材、制御盤・電気機器の絶縁スペーサー・絶縁板、ブスバー絶縁材、電気絶縁部品の素材として使用。 | 電気絶縁材料 | 詳細を見る → |
| フェノール積層板 | 紙フェノール積層板・PS-1121E 他 | 家電製品・照明機器・民生用電子機器の絶縁板・スペーサー、プリント基板の基材(低コスト用途)として使用。 打ち抜き加工が容易なため大量生産部品の素材として採用される。 | 電気絶縁材料 | 詳細を見る → |
| ポリイミド積層板 | ポリイミドガラス積層板 | 高温環境下の電気機器・パワーエレクトロニクス・航空宇宙機器の絶縁板、高密度多層プリント基板の基材として使用。 | 電気絶縁材料 | 詳細を見る → |
| 電気絶縁板 | 各種積層板素材の切断・加工品 | 制御盤・分電盤の内部絶縁、電気機器の部品間絶縁・固定スペーサー、ブスバー絶縁材、高圧機器の絶縁隔壁として使用。 | 電気絶縁材料 | 詳細を見る → |
| 複合材・特殊積層板 | 各種複合材・特殊グレード積層板 | 産業機械・電気機器の高強度絶縁部品、航空宇宙・輸送機器の軽量構造材、特殊環境対応の絶縁材料として使用。 | 複合材 | 詳細を見る → |
| 銅張積層板 | CS-1136・CS-1256 他 | プリント配線板(片面板・多層板)のエッチング加工用基材として使用。一般民生機器から5G通信機器の高周波回路基板、EU向けのハロゲンフリー対応基板まで幅広い用途に対応。 | プリント基板材料 | 詳細を見る → |
| 工業用特殊積層部材 | 舵針軸受け用積層管・工業用巻芯 他 | 船舶艤装(舵針軸受け)、紙・フォイル・フィルムの巻芯、プリント配線板の穴あけ加工用治具(バックアップボード・はんだパレット)、機器の制振・遮音部材、絶縁強化木材として使用。 | 電気絶縁材料 | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | 利昌工業株式会社(Risho Kogyo) |
|---|---|
| 略称 | 利昌工業 |
| 主力品種カテゴリ | 電気絶縁材料、プリント基板材料、複合材 |
参考資料・出典
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よくある質問
1921年創業の利昌工業が、なぜ今も最先端のプリント基板や航空宇宙機器に採用される材料を作れるのですか?
利昌工業は1921年に「利昌洋行」として創業し、1941年に利昌工業株式会社へ改称して以来、一貫して電気絶縁材料・積層板を専業としてきたメーカーです。総合電機メーカーの一事業部門ではなく専業を貫いてきたことに加え、1998年・2003年に中国・無錫へ生産子会社を設立するなど生産体制を拡張し、 ガラスエポキシ積層板(FR-4)だけでなく高耐熱のポリイミド積層板など高温環境・航空宇宙分野向けの材料開発も継続してきました。
見積フォームへ進む →ガラスエポキシ積層板(FR-4)の標準サイズと厚みの種類を教えてください。
利昌工業のFR-4積層板は厚み0.5mm〜25mmまで多数のバリエーションがあります。
見積フォームへ進む →フェノール積層板とガラスエポキシ積層板はどう使い分けますか?
フェノール積層板は低コスト・打ち抜き加工向き、ガラスエポキシ(FR-4)は高い耐熱性・機械強度・絶縁性が必要な用途に適します。
見積フォームへ進む →ポリイミド積層板はFR-4と比べてどのような用途に向いていますか?
ポリイミド積層板は耐熱温度がFR-4(130℃程度)を大きく上回るため、高温環境・パワーエレクトロニクス・航空宇宙分野に適しています。
見積フォームへ進む →絶縁板の絶縁性能の規格・試験証明書は入手できますか?
利昌工業製品は各種規格(UL・JIS等)に対応した品質証明が可能な場合があります。
見積フォームへ進む →無ハロゲン対応の積層板はありますか?
はい、利昌工業では環境対応・無ハロゲングレードの積層板も展開しています。
見積フォームへ進む →「銅張積層板」と、電気絶縁材料としての積層板(FR-4等)はどう違いますか?
銅張積層板(CCL)はガラスエポキシ等の基材の片面または両面に銅箔を貼り合わせた、エッチング加工でプリント配線板の回路を作るための基板材料です。一方、電気絶縁材料の積層板(ESシリーズ等)は銅箔のない非銅張(アンクラッド)タイプで、機器内部の絶縁板・スペーサーなど機械加工用途に使われます。
見積フォームへ進む →船舶用の「舵針軸受け」にも積層板が使われるのですか?
はい、利昌工業では布基材フェノール樹脂積層管を船舶の艤装材料である舵針軸受け(ラダー・ピントル・ブッシュ)向けに提供しています。 積層板の機械的強度・耐摩耗性を活かした用途の一つです。
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