VE-1形 真空遮断器(既設器・更新推奨)(明電舎)
VE-1(明電舎)は生産終了した廃番型番です。メーカーが「更新用」として案内しているのはVR-2SDRです。7.2/3.6kV系の旧タイプ真空遮断器(VBED-6213S_-E/F、600A・12.5kA)です。明電舎の技術誌「明電時報」通巻340号(2013 No.3)には、VC形・VE形を製造中止機器とする記載があり、VE-1形は同誌の図で従来機器として更新用のVR-2SDR形と並べて示されています(2013年時点の記載で、VE-1個別の終了日は公式資料で確認できていません)。
仕様
| タイプ | VCB |
|---|---|
| 形式(例) | VBED-6213S_-E/F |
| 定格電圧 | 7.2/3.6kV |
| 定格電流 | 600A |
| 定格遮断電流 | 12.5kA |
| 操作機構 | 従来形電動バネ操作機構(資料ではVC形・VE形に共通の記述) |
| 絶縁フレーム | 三相一括タイプ(資料では6kV VC形・VE形に共通の記述) |
仕様の出典・確認日
更新用
この型番は廃番です。メーカーが「更新用」として案内しているのは VR-2SDR です。
注意点
明電舎の公式資料で、VE-1形(VBED-6213S_-E/F)の更新用に掲載されているのはVR-2SDR形(NVBRD-6213SE-ER/FR)です。公式カタログGB48-3208A(2018年12月現在)は同機を「既設VCB(VE-1)のリプレース用VCB」、SA17-3223D(2022年3月現在)は「代替・更新用のVCB」(レトロフィットVCB)と呼んでいます(このページの「後継品」の表示は、公式がこの名で案内している更新用の機種を指します)。
後継との相違点
明電時報2013年No.3(通巻340号)の定格一覧表では、VE-1とVR-2SDRは定格電圧7.2kV・定格電流600A・定格遮断電流12.5kA・定格投入電流31.5kAが同じで、外形寸法(幅402×高さ650×奥行489mm、相間ピッチ130mm、上部端子高さ618mm、下部端子高さ451mm、車両幅358mm)も同じとされています。一方、定格遮断時間は3サイクルから5サイクル、定格開極時間は0.03sから0.05s、閉極時間は0.15sから0.2s、標準動作責務はAからA・B、適用規格はJEC-2300(1985)から(1998)、DC100Vでの定格開路制御電流は2.9Aから5A、定格閉路制御電流は0.8Aから0.02A、定格閉路操作電流は26Aから20Aに変わります(VR-2SDR側の値はGB48-3208Aの定格表と一致)。GB48-3208Aの外形図の注記は、主要寸法(主回路端子位置・車輪ピッチ・インターロックピン・接地接触子の位置)を既設品に一致させてあるとする一方、既設ユニットに挿入した際は「接続」「断路」銘板の貼り直しが必要で、制御回路コネクタの形状が異なるため盤側リード線の張替えかアダプタリード線(別途)が必要(一部機種はアダプタリード線を用意できません)としています。SA17-3223Dは、レトロフィットVCBでの更新は盤に設置している引出ユニットが継続使用できる場合に限られ、系統によってはサージ保護が必要になる場合があり、母線停止なし・盤改造なしで更新できないものもあるとしています。代替候補(要仕様確認・現物確認)です。上記は新旧両機種の公式資料の数値で、目安であり保証ではありません。(明電時報2013年No.3、明電舎カタログGB48-3208A・SA17-3223D、2026-10-28確認)
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