株式会社明電舎(Meidensha) — 取扱品種・見積依頼
国内の受配電盤や変圧器を数多く手がけるこのメーカーの技術年表を見ると、1955年にドイツの、1960年代にはスウェーデンやアメリカの大手電機メーカーの名前が登場します。なぜ国内メーカーが海外企業とそこまで手を組む必要があったのでしょうか。 株式会社明電舎は1897年創業の総合電機メーカーで、受配電設備・変圧器・電力機器を中心に産業用電気設備の設計・製造・販売を手がけています。 真空遮断器VR形VCBを組み込んだ受配電盤・キュービクルや油入変圧器・モールド変圧器など、電力インフラを支える高品質製品を幅広く提供しています。 サイクロコンバーターや保護継電装置など先進的な電力変換・保護技術においても国内トップクラスの実績を誇ります。 工場・ビル・公共施設など多様な需要家向けに信頼性の高いソリューションを提供し続けているメーカーです。
明電舎の主力製品は、受配電設備(真空遮断器VR形VCB・VR形縮小キュービクル)、油入変圧器・モールド変圧器、サイクロコンバーター、保護継電装置などです。 当サービスでは幅広い品種のお取り寄せ・お見積りに対応しており、法人・施工業者様のご依頼には迅速にお見積りしています。
明電舎の強みと主要製品の特長
「モートルの明電」ーー電動機開発から受配電設備メーカーへ
明電舎は1897年12月22日、初代社長・重宗芳水の創業で始まった(株式会社としての設立は1917年6月1日)。 公式サイトの沿革によれば、創業から間もない時期に同社初の電動機(モートル)の開発に成功し、「モートルの明電」と呼ばれるようになったという。 その後、遮断器・変圧器・保護継電装置など受配電分野へと事業の軸足を広げ、現在の総合電機メーカーとしての姿につながっている。(出典:明電舎公式サイト「沿革」)
一時期は家庭用電熱炊事器や扇風機も手がけていた
沿革ページによれば、1958年に不況対策の一環として家庭用電熱炊事器「ユートピア」を発売し、同年には扇風機1号機「いぶき」も名古屋工場で生産を開始している。 現在は受配電設備・変圧器・電力機器を主力とする同社だが、経営環境に応じて一時的に家庭用電化製品にも取り組んでいた時期があったことがうかがえる。(出典:明電舎公式サイト「沿革」)
現行の真空遮断器VR形VCBに連なる技術系譜は1968年のGE社との提携に端を発する
沿革によれば、明電舎は1968年に米GE社と真空インタラプタ(VI)に関する技術提携を結んでいる。 この技術系譜が、高圧受電設備向けの真空遮断器VR形VCBをはじめとする、現在の真空遮断器製品群につながっているとみられる。(出典:明電舎公式サイト「沿革」)
受配電・変電事業は2001〜2012年、日立・富士電機との合弁会社を経て自社に戻った
沿革によれば、明電舎は2001年に変電・配電分野で株式会社日立製作所・富士電機株式会社と提携合意し、2002年に3社合弁の株式会社日本AEパワーシステムズへ変電事業を移管した。 その後2012年に合弁関係を発展的に解消し、変電・配電事業を明電舎へ承継している。 現在の受配電盤・キュービクルなどの製品ラインは、この事業再編を経て現在の自社体制に至っている。(出典:明電舎公式サイト「沿革」)
選定ポイント
- 1897年創業、1917年株式会社化と130年近い歴史を持ち、1955年のAEG社、1960〜70年代のASEA社・GE社との技術提携を通じて遮断器・変圧器・タービン発電機・パワーエレクトロニクス分野の技術を拡大してきた総合電機メーカーである。
- 1979年にシンガポール、2006年に中国杭州で生産を開始するなど早くから海外生産拠点を持ち、2025年度の海外売上比率は27.9%に達する。
- 2025年度の連結売上高は3,261億円、連結従業員10,082名の規模を持ち、受配電設備から変圧器・保護継電装置まで自社で幅広く手がけている。
- 1961年に静岡県沼津市の沼津工場で変圧器工場が稼働を開始して以来、60年以上にわたり変圧器の国内生産体制を維持している。
- 英文社名は創業90周年の1987年に「MEIDENSHA CORPORATION」へ統一され、同年には耐震性の高いタンク形遮断器を開発するなど技術刷新を進めた。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| VR形VCB | VR形VCB・VR-D形VCB 他 | キュービクル式高圧受電設備、工場・ビル・変電所の主遮断器、高圧配電盤への組み込み | 受配電設備 | 詳細を見る → |
| MDS-T | MDS-T・MDS-TA | ビル・工場・地下施設・病院などの屋内変電設備、高層ビルの各階変圧器 | 変圧器 | 詳細を見る → |
| 油入変圧器 | 配電用油入変圧器・特高油入変圧器 他 | 電力会社変電所、工場の受変電設備、大型ビルの変電室 | 変圧器 | 詳細を見る → |
| サイクロコンバーター | 単相出力形・三相出力形 | 製鉄所の圧延機・ミル駆動、船舶推進システム、セメントミル、大型回転機の可変速駆動 | 電力機器 | 詳細を見る → |
| 保護継電装置 | 過電流継電器・地絡継電器 他 | 変電所・工場・ビルの高圧受配電設備保護、過電流保護・地絡保護・差動保護 | 電力機器 | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | 株式会社明電舎(Meidensha) |
|---|---|
| 略称 | 明電舎 |
| 主力品種カテゴリ | 受配電設備、変圧器、電力機器 |
参考資料・出典
メーカー様へ:掲載内容のご指摘・お取引のご相談はこちらから承ります。
明電舎製品の見積・納期はお気軽にお問い合わせください
型番と数量を入力するか、手書きメモや型番リストの写真・PDFを送れます。 日程を決めて相談したい場合は、打ち合わせの枠をその場で押さえられます。
FAX 03-3833-6434 平日 9:00〜17:00
法人・施工業者向け / 1本〜大量ロット対応
よくある質問
明電舎はなぜ1955年にドイツのAEG社と技術提携したのですか?
明電舎は1897年創業、1917年株式会社化という130年近い歴史を持つ総合電機メーカーで、1955年のAEG社との技術提携を皮切りに、1960〜70年代にはASEA社・GE社とも提携し、遮断器・変圧器・タービン発電機・パワーエレクトロニクス分野の技術を拡大してきました。この技術基盤が現在のVR形縮小キュービクルやVR形VCB真空遮断器などの製品に受け継がれています。
見積フォームへ進む →明電舎製品の見積り依頼はどこにすればよいですか?
松本電業株式会社(東京都台東区台東2-4-11)にて明電舎全製品の見積りを承っております。 お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。法人・施工業者様向けに迅速な見積対応を行っています。
見積フォームへ進む →明電舎製品の修理・メンテナンスにも対応していますか?
はい、明電舎製品の修理・定期点検・メンテナンスについてもご相談をお受けしています。
見積フォームへ進む →明電舎の受配電盤・キュービクルの在庫状況を知りたいのですが?
VR形VCBをはじめ明電舎製品の在庫状況は見積フォームにてリアルタイムでご確認いただけます。 松本電業株式会社(東京都台東区台東2-4-11)では法人・施工業者様向けにお見積り・納期確認に対応しています。
見積フォームへ進む →VR形VCBの納期はどれくらいですか?
標準品は在庫状況により異なりますが、通常2〜4週間程度です。 詳細はお問い合わせフォームよりご確認ください。
見積フォームへ進む →MDS-Tと油入変圧器の違いは何ですか?
MDS-Tはエポキシ樹脂モールドの乾式変圧器で難燃性に優れ屋内設置に適しています。油入変圧器は大容量・屋外設置向けです。
見積フォームへ進む →油入変圧器の絶縁油の交換時期はいつですか?
定期的な油分析(年1回推奨)を行い、絶縁性能の低下が確認された場合に交換を行います。
見積フォームへ進む →サイクロコンバーターとインバーターの違いは何ですか?
サイクロコンバーターはAC-AC直接変換で大容量低速駆動に適し、インバーターはAC-DC-AC変換で汎用性が高いです。
見積フォームへ進む →保護継電装置の設定値はどのように決めればよいですか?
系統の短絡電流計算や協調検討が必要です。設定値の算出・協調検討のサポートについては見積フォームまでお問い合わせください。
見積フォームへ進む →