東芝産業機器システム(Toshiba Industrial Products) — 取扱品種・見積依頼
変圧器やモーターを扱う商社に、なぜか「水・空気の浄化装置」や「計測器の校正サービス」の見積依頼が届くことがあります。電気機器メーカーのはずの東芝産業機器システムが、なぜそこまで手掛けているのでしょうか。 東芝産業機器システム株式会社は、東芝グループの産業機器専門メーカーとして、配電用変圧器・モーター・インバーターなどの電気機器を幅広く手掛けています。省エネ性能に優れた油入変圧器・モールド変圧器(TOSMOLD™)や高効率モーターを主力製品とし、工場・ビル・インフラ設備など多岐にわたる分野で採用されています。長年にわたる技術開発と品質管理により、国内トップクラスの信頼性を誇る製品を提供し続けています。制御機器から電力機器まで一貫したソリューションを提供できる体制を整えています。
東芝産業機器システムは配電用変圧器(油入変圧器Sシリーズ・モールド変圧器TOSMOLD™)、三相モーター(IKK Elモーター)、低圧インバーター(VFSシリーズ)など産業用電気機器の主力製品を揃えています。当サービスでは主要な品番のお取り寄せ・お見積りに対応しており、法人・施工業者様のご依頼には迅速な見積対応をしています。
東芝産業機器システムの強みと主要製品の特長
源流は1875年の電信機工場——「からくり儀右衛門」田中久重の系譜
公式沿革ページによると、同社の技術系譜は1875年に田中久重が創設した電信機工場に遡る。田中製造所(1893年に芝浦製作所へ改称)は1894年に空気冷却式変圧器、1897年に国産第一号の三相誘導電動機、1900年に国産初の油入変圧器を製造しており、1939年に藤岡市助創設の東京電気と合併して東京芝浦電気(東芝)が発足した。変圧器・モーターという主力製品そのものが、この源流企業の国産化第一号品にあたる。
「販売会社」として生まれ、「製造会社」と2013年に合流した変則的な生い立ち
2000年の設立は、東芝産業機器事業部の販売部門を分社し系列販社9社(東芝エレテック東日本・西日本・東北・中部、東芝四国電機、岩手電機、秋田電機、九州電機、東芝エレメック)を統合したもので、同時に製造部門は別会社「東芝産業機器製造」として分社された。つまり当初10年以上は「売る会社」と「作る会社」が別法人だった。両社が合併して現在の東芝産業機器システムになったのは2013年のことである。
汎用インバーターは一時、仏シュナイダーとの合弁会社が製造していた
2001年、東芝はフランスのシュナイダーエレクトリックと合弁で「東芝シュネデール・インバータ株式会社」を設立し、汎用インバーターの開発・製造を移管した。国内電機メーカーの汎用インバーター事業が外資との合弁を経由した時期があったことは、業界の再編史としてあまり知られていない。
三重事業所は1938年開設、2024年に「GOOD FACTORY賞」を受賞した現役拠点
電動機・変圧器の主力生産拠点である三重事業所(三重県三重郡朝日町)は1938年設立で、当初は小形電動機の製造から始まり中形電動機・小形変圧器の製造へと拡大した。2024年(第12回)には日本能率協会の「GOOD FACTORY賞」ファクトリーマネジメント賞を受賞しており、5S・SGA・CFT活動による改善体制が評価されている。80年以上前に生まれた拠点が、今も最前線で稼働している。
電気機器メーカーでありながら協働ロボット・産業用ロボットも取り扱う
「自動化・省力化機器」事業では、DOBOT製の協働ロボット(MG400・CRAシリーズ)や芝浦機械製のスカラロボット・垂直多関節ロボット・コンポアームBA3シリーズ、ボード型PLC「TCmini」などを取り扱っている。変圧器・モーター・インバーターの専業メーカーという印象とは裏腹に、盤内制御からロボットまで幅広い機器を一つの窓口で相談できる体制を持つ。
選定ポイント
- 2000年4月に東芝グループの産業機器システム事業として設立された会社で、株主は株式会社東芝、資本金28億7千万円。総合電機メーカー本体の一事業部門ではなく専業会社として運営されている。
- 電動機・変圧器などの電気機械器具に加え、水・空気の浄化装置などの公害防止機器や計測器の校正サービスまで手がけており、単一製品カテゴリに特化した専業メーカーより対応範囲が広い。
- 2000年の設立は単純な事業部門の独立ではない。公式沿革ページによれば「(株)東芝 産業機器事業部から、販売部門を分社および系列販社9社を統合して東芝産業機器システム(株)を設立、製造部門を分社して東芝産業機器製造(株)を設立」しており、当初は「販売会社」と「製造会社」に分かれていた。両社が合併して現在の一体運営体制になったのは2013年(出典:沿革2010-現在)。取引先としては、旧2社の看板を跨いだ実務経験を持つメーカーだと理解しておくとよい。
- 汎用インバーター事業は、2001年に東芝と仏シュナイダーエレクトリックの合弁会社「東芝シュネデール・インバータ(株)」を設立し、開発・製造を一時移管した時期があったことが公式沿革ページに明記されている(「東芝シュネデール・インバータ(株)を設立し、インバータ開発・製造を移管」)。現行のVF-S15・VF-AS3Jシリーズは東芝産業機器システムのブランドとして展開されており、選定・見積対応は当サービス経由で完結する。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| 油入・モールド変圧器 | 油入変圧器Sシリーズ(要確認)・TOSMOLD™ NFシリーズ(要確認) | ビル・工場・産業設備の受変電設備 | 変圧器 | 詳細を見る → |
| IKK Elモーター | IKKH3-FBKA21E-7.5kW-4P-200V・IKKH3-FBKAW21E-5.5kW-4P-200V 他 | ポンプ・ファン・コンプレッサー・搬送設備など産業用途全般 | モーター | 詳細を見る → |
| VF-S15・VF-AS3Jシリーズ | VFS15-2007PM・VFS15-2022PM 他 | ポンプ・ファン・コンベア・一般産業機械の速度制御 | 制御機器 | 詳細を見る → |
| TOSCONシリーズ | TOSCON FP形(要確認)・TOSCON FLP形(要確認) 他 | 工場・生産設備における圧縮空気の供給 | エアコンプレッサ | 詳細を見る → |
| TCmini | TC9-00・TC02V 他 | 食品・外食産業、介護・保健分野、生ごみ処理機など小規模〜中規模制御機器への組み込み | 制御機器 | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | 東芝産業機器システム(Toshiba Industrial Products) |
|---|---|
| 略称 | 東芝産業機器システム |
| 主力品種カテゴリ | 制御機器、変圧器、モーター、エアコンプレッサ |
参考資料・出典
メーカー様へ:掲載内容のご指摘・お取引のご相談はこちらから承ります。
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型番と数量を入力するか、手書きメモや型番リストの写真・PDFを送れます。 日程を決めて相談したい場合は、打ち合わせの枠をその場で押さえられます。
FAX 03-3833-6434 平日 9:00〜17:00
法人・施工業者向け / 1本〜大量ロット対応
よくある質問
東芝産業機器システムは変圧器・モーター以外にどんな製品を扱っているのですか?
電動機・変圧器などの電気機械器具に加え、水・空気の浄化装置などの公害防止機器や、計測器の校正サービスまで手がけています。2000年4月に東芝グループの産業機器システム事業として設立された専業会社(株主:株式会社東芝、資本金28億7千万円)で、単一製品カテゴリに特化したメーカーより対応範囲が広いのが特徴です。取扱品目でご不明な点はフォームからお問い合わせください。
見積フォームへ進む →東芝産業機器システムの製品はどこで購入できますか?
松本電業株式会社では東芝産業機器システムの変圧器・モーター・インバーターなど全品種のお取り寄せ・お見積りに対応しております。法人・施工業者様向けにお見積りに対応していますので、フォームからお問い合わせください。
見積フォームへ進む →東芝産業機器システム製品の技術的な選定相談はできますか?
変圧器の容量選定やインバーター・モーターの機種選定など技術的なご相談にも対応しております。用途・設置環境・電源仕様などをお知らせいただければ最適な製品をご提案します。フォームからお気軽にご相談ください。
見積フォームへ進む →東芝産業機器システム製品の納期・在庫状況を確認できますか?
製品の在庫状況や納期はお問い合わせいただいた時点での状況をご確認いたします。急ぎの案件にも可能な限り対応いたしますので、まずはフォームからご連絡ください。
見積フォームへ進む →配電用変圧器の標準納期はどのくらいですか?
変圧器の納期は容量・仕様により異なりますが、標準品で4〜8週間程度が目安です。詳細な納期についてはフォームからお問い合わせください。
見積フォームへ進む →IKK Elモーターの標準在庫はありますか?
ご注文をお受けしてからメーカーへ発注する形のため、納期は品番・数量やメーカー在庫状況により異なります。詳細はフォームからご確認ください。
見積フォームへ進む →VFS15シリーズはどのような用途に向いていますか?
VFS15シリーズはポンプ・ファン・コンベアなど一般産業用途に幅広く対応しています。用途に応じた最適な機種選定をサポートしますので、フォームからご相談ください。
見積フォームへ進む →給油式と無給油式はどちらを選べばよいですか?
食品・医薬品・電子部品など空気の清浄度が求められる用途には無給油式(FLP形・VLT形)が適しています。一般的な工場用途で導入コストを抑えたい場合は給油式(FP形・VT形)も選択肢になります。用途をお知らせいただければ最適な機種をご提案しますので、フォームからご相談ください。
見積フォームへ進む →TCminiは東芝産業機器システムが製造しているのですか?
TCminiは芝浦機械製のボード型PLCです。取り扱いメーカーの詳細も含めてご案内しますので、フォームからお問い合わせください。
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