世界の工作機械を支えるCNCメーカーの本社が、実は東京から山梨県の小さな村へ移転した経緯をご存知でしょうか。 ファナック株式会社は、CNC(コンピュータ数値制御)システム・産業用ロボット・サーボモーターを手掛けるメーカーです。 1972年に富士通からNC部門が分離・独立して誕生し、山梨県忍野村に本社を置く日本を代表するFA(ファクトリーオートメーション)企業です。 同社の統合報告書2025では、CNC・産業用ロボットのいずれもシェアは世界トップクラス(同社推計)と説明されています。 CNCシステムは工作機械の高精度加工を支える中核技術として、世界中の製造現場で採用されています。 産業用ロボット「LR Mate」シリーズや「M-20iA」シリーズをはじめ、溶接・搬送・組立など幅広い用途に対応した製品群を展開しています。
ファナックの主力製品はCNCシステム(Series 0i・30i等)、産業用ロボット(LR Mate・M-20iA等)、サーボモーター(αB・βB系)・サーボアンプです。 当サービスでは多彩なラインアップのお取り寄せ・お見積りに対応しています。
ファナックの強みと主要製品の特長
「黄色い会社」が本社地区では黄色を抑えている、という逆説
全社を象徴する黄色だが、本社を置く忍野村は富士山を望む景観計画区域にある。ファナックはこの景観計画に対応して工場外壁の色を段階的にグレーへ変更しており、 本社地区では外壁に占める黄色の割合を20%以下に抑える運用としている。「黄色い会社」の代名詞であるコーポレートカラーを、足元の景観保全のためには自ら制限している。
本社敷地はかつての人工林を広葉樹の森へ戻す「ファナックの森広葉樹化計画」
本社のある忍野村地区は戦後植林された針葉樹の人工林が中心だったが、ファナックは2015年度から2023年度にかけて約3,800本の管理伐採と約17,100本の 広葉樹植樹を実施し、花が咲き実がなり小動物が生息できる広葉樹主体の森へ再生する取り組みを続けている。
本社サーボアンプ工場は月産最大72,000台、全自動化ラインで1台約3.5分
本社にあるサーボアンプ工場は月産最大72,000台の生産能力を持つ。量産機種向けの全自動化ラインでは自動倉庫と走行軸ロボットの組み合わせにより約3.5分で 1台のサーボアンプを完成させる一方、多品種少量生産向けにはロボットモジュールと人手作業を組み合わせたマン・マシンラインを併用し、量産と多品種対応を工程ごとに使い分けている。
CNC累計生産500万台(2022年)、ロボット累計生産100万台(2023年)を達成
ファナックの沿革によれば、CNCの累計生産台数は2022年に500万台、産業用ロボットの累計生産台数は2023年に100万台へ到達した。1956年に日本の 民間企業として初めてNC開発に成功した会社が、その後60年余りで積み上げた生産実績である。
αi-Dシリーズサーボアンプは電源回生方式標準採用で損失を従来比約10%低減
FANUCのαi-Dシリーズサーボアンプは、モータ減速時の回生エネルギーを熱として消費せず電源側に戻す電源回生方式を標準採用(αiPSV-Dを除く)している。 独自の六角形構造ACリアクトルや低損失パワー素子の採用と合わせ、連続定格出力条件下で損失を旧αi-Bシリーズ比約10%低減している。
選定ポイント
- 1955年、富士通信機製造でNC開発プロジェクトが発足し、1956年に日本の民間企業として初めてNC・サーボ機構の開発に成功。1972年に富士通からNC部門が分離・独立した、CNCを祖業とするメーカー。
- 1982年に「富士通ファナック」から「ファナック」へ社名変更し、1984年に本社を東京都日野市から山梨県忍野村へ移転。以来、CNC(数値制御装置)を中核に、FA・ロボット・ロボマシン・IoT関連製品へ事業領域を広げている。
- FANUCのサーボアンプはFSSB(FANUC Serial Servo Bus)経由でCNC・サーボモーターと接続する専用方式を採る。CNC・サーボアンプ・サーボモーターは基本的にFANUC純正の組み合わせで選定する必要があり、他社製品との混在は前提とされていない。
- 現行のαi-Dシリーズはαi-Bシリーズの後継世代で、アンプ幅を従来比最大30%小型化し、ブレーキ制御回路やセーフトルクオフ(STO、IEC61800-5-2準拠)機能をアンプ内に取り込んでいる。既存の制御盤を更新する場合、盤内スペースや配線構成が旧シリーズと異なる点に注意が必要。
- サーボモーター・スピンドルモーターともバッテリレスパルスコーダを選択できるため、周辺軸を含む機械全体で電池交換作業が不要になる。長期稼働する工作機械では保守コストに直結する選定ポイントとなる。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| CNC Series 0i | Series 0i-F・Series 0i-F Plus 他 | 旋盤・マシニングセンタ・研削盤などの工作機械制御 | CNCシステム | 詳細を見る → |
| CNC Series 30i | Series 30i-B Plus・Series 31i-B5 他 | 5軸加工機・複合加工機・大型マシニングセンタの制御 | CNCシステム | 詳細を見る → |
| LR Mate 200iD | LR Mate 200iD/4S・LR Mate 200iD/7L 他 | 電子部品組立・食品搬送・検査・ピッキング | 産業用ロボット | 詳細を見る → |
| M-20iA | M-20iA/12L・M-20iA/20M 他 | スポット溶接・アーク溶接・マテリアルハンドリング・機械加工補助 | 産業用ロボット | 詳細を見る → |
| αB サーボモーター | αiS 4/5000-B・αiF 8/3000 他 | CNC工作機械の送り軸・主軸駆動・位置決め制御 | サーボモーター | 詳細を見る → |
| αi-D サーボアンプ | αiSV-D series・αiSP-D series 他 | CNC工作機械のサーボモーター・スピンドルモーターの駆動、制御盤の小型化・省配線化 | サーボアンプ | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | ファナック株式会社(FANUC) |
|---|---|
| 略称 | ファナック |
| 主力品種カテゴリ | CNCシステム、産業用ロボット、サーボモーター、サーボアンプ |
参考資料・出典
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FAX 03-3833-6434 平日 9:00〜17:00
法人・施工業者向け / 1本〜大量ロット対応
よくある質問
ファナックの本社は最初から山梨県忍野村にあったのですか?
いいえ。ファナックは1982年に「富士通ファナック」から現在の社名「ファナック」へ変更した後、1984年に本社を東京都日野市から山梨県忍野村へ移転しました。 現在も忍野村の本社を拠点に、CNC・ロボット・ロボマシン・IoT関連製品へと事業領域を広げています。
見積フォームへ進む →ファナック製品の購入・見積依頼はどこにすればよいですか?
松本電業株式会社の見積フォームにお問い合わせください。 CNCシステム・産業用ロボット・サーボモーター等の豊富な品種のお取り寄せ・お見積りに対応しています。
見積フォームへ進む →ファナック製品の修理・メンテナンス部品の調達は可能ですか?
ファナック製品の補修部品・スペアパーツについてもお取り寄せ・お見積りに対応しています。 品番・数量をご連絡いただければ在庫確認・お見積りをご案内しますので、見積フォームまでお気軽にご相談ください。
見積フォームへ進む →CNCシステムとサーボモーター・アンプのセット選定を相談できますか?
工作機械の用途・仕様に合わせたCNCシステム・サーボモーター・アンプの最適な組み合わせ選定にも対応しています。
見積フォームへ進む →FANUC CNC Series 0iの価格・納期を知りたいのですが、どこに問い合わせればよいですか?
見積フォームにお問い合わせください。 品番・数量をご連絡いただければお見積りをご案内いたします。
見積フォームへ進む →Series 30i-Bと30i-B Plusの違いを教えてください。
30i-B Plusは30i-Bの後継上位モデルで、制御軸数・経路数の拡張とiHMIへの対応が強化されています。
見積フォームへ進む →LR Mate 200iDシリーズの可搬重量・リーチの種類を教えてください。
可搬重量4〜14kg、リーチ550〜911mmの複数モデルをラインアップしています。
見積フォームへ進む →FANUC M-20iAシリーズの設置方式(床置き・天吊り等)について教えてください。
M-20iAシリーズは床置き・壁掛け・天吊りの各設置方式に対応しています。 設置環境に応じたモデル選定・お見積りは松本電業株式会社の見積フォームまでご相談ください。
見積フォームへ進む →FANUCサーボモーター αBシリーズの品番・仕様の調べ方を教えてください。
品番はフレームサイズ・定格トルク・定格回転数によって体系化されています。 使用するCNCシステムや工作機械に合った品番選定については松本電業株式会社の見積フォームまでお問い合わせください。
見積フォームへ進む →αi-BシリーズとαI-Dシリーズのサーボアンプの違いは何ですか?
αi-DシリーズはαI-Bシリーズの後継世代で、アンプ幅を従来比最大30%小型化し、電源一体型アンプでは電源回生方式を標準採用して損失を約10%低減しているほか、STO(セーフトルクオフ)機能や絶縁劣化検出機能を搭載しています。
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