三菱重工サーマルシステムズ株式会社(Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems) — 取扱品種・見積依頼
ビーバーエアコンでおなじみのこのメーカー、実は社名が2013年と2016年に立て続けに変わっています。なぜこれほど短期間で名前を変える必要があったのでしょうか。 三菱重工サーマルシステムズ株式会社(2016年10月に三菱重工冷熱株式会社から社名変更)は、三菱重工業グループの空調・冷熱機器専門メーカーです。業務用パッケージエアコン「ビーバーエアコン」をはじめ、ビル用マルチエアコン、チラー、産業用空調機器など幅広い製品を提供しています。高効率・省エネ性能に優れた製品ラインナップで、オフィスビルや商業施設、工場など多様な用途に対応しています。長年培った冷熱技術と三菱重工グループの技術力を背景に、信頼性の高い空調ソリューションを提供し続けています。
三菱重工サーマルシステムズ(旧・三菱重工冷熱)の主力製品は業務用パッケージエアコン「ビーバーエアコン」およびビル用マルチエアコン(ハイパーマルチLXZシリーズ)で、オフィス・店舗・工場向けに幅広く採用されています。当サービスでは各種品番のお取り寄せ・お見積りに対応しており、法人・施工業者様向けにスピーディーな見積回答を心がけています。
三菱重工サーマルシステムズの強みと主要製品の特長
2013年発足時の統合前社名は「空調システム」と「冷熱システム」
2013年10月に発足した「三菱重工冷熱株式会社」は、国内向けの販売会社2社、三菱重工空調システム株式会社と三菱重工冷熱システム株式会社を統合して生まれた。社名が示す通り、統合前は空調とチラー・ターボ冷凍機などの冷熱製品を別会社が担っていた時期があったことになる。
ビーバーエアコンは2020年に発売50周年を迎えていた
業務用パッケージエアコンにも使われる「ビーバーエアコン」ブランドは、2020年に発売から50周年の節目を迎えている。記念事業の一環として、自社エアコンに搭載するバイオクリアフィルター技術をマスク専用に転用した「ビーバーマスク」を開発し、2021年2月には医療・福祉施設や学校へ無償で進呈した。空調メーカーがマスクを作った実績は、意外に知られていない。
業界初とされるドラフト感低減機構「エアフレックス」
2016年10月、超高効率パッケージエアコン「EXCEEDHYPER」シリーズに、業界初とされるドラフト感低減機構「エアフレックス(AirFlex)」を搭載したモデルを投入した。冷風が体に直接当たる不快感(ドラフト感)を和らげる独自の気流制御技術で、同年のグッドデザイン賞も受賞している。
同じ年に系統の異なる2つの省エネ表彰を受賞
2020年度省エネ大賞では、空冷ヒートポンプチラー「MSV2」が資源エネルギー庁長官賞を、全空気式床ふく射冷暖房システム「ユカリラ」を中心とした省エネ提案活動が省エネルギーセンター会長賞を、それぞれ受賞している。製品そのものと提案活動という異なる切り口で、同じ年に2つの省エネ表彰を得た。
低GWP冷媒への転換をライン全体で先行
HFO-1233zd(E)(ターボ冷凍機ETI-Z)、HFO-1234yf(ターボ冷凍機JHT-Y)、R32(ハイパーマルチLXZ、空冷ヒートポンプチラーMSV2)など、2025年4月の低GWP冷媒規制の施行に先立ち、主要な製品ラインで低GWP冷媒化を完了している。
IoTによる遠隔監視・故障予知とBACnet連携による他社ビル管理システムとの統合
M-ACCESSはクラウド型ゲートウェイRM-CGW2を介して離れた拠点の空調機を遠隔監視・制御でき、三菱重工製以外の空調機も接続可能。LX4以降の機種では故障予知機能にも対応する。WEB&BACnetゲートウェイSC-WBGW256Jは、最大256台の室内ユニットをBACnet(R)で監視・制御し、通信プロトコルの自動認識機能により異なるメーカー間の建物設備を横断管理できる。
選定ポイント
- 2013年に販売会社2社の統合で「三菱重工冷熱株式会社」が発足し、2016年10月に「三菱重工サーマルシステムズ株式会社」へ社名変更・営業開始した経緯がある(現在の正式名称はサーマルシステムズ)。
- 三菱重工業グループの一員として資本金120億円を持ち、枇杷島製作所・神戸製作所・相良工場を国内生産拠点として、冷熱製品の設計・製造・調達・品質保証を一貫して手がけている。
- 業務用パッケージエアコン「ビーバーエアコン」やターボ冷凍機など、空調・冷熱機器の専業メーカーとして三菱重工グループの技術を背景にした製品を展開している。
- ターボ冷凍機(ETI-N・ETI-Z・JHT-Y/YI)は冷凍能力150〜5,400USRtと幅が広く、低GWP冷媒(HFO-1233zd(E)・HFO-1234yf)採用モデルはフロン排出抑制法・高圧ガス保安法の適用対象外となる。老朽化した大型冷房設備の更新を検討する際、この規制対象外という点が選定理由に挙がることが多い。
- 1953年にパッケージエアコン事業へ進出しており、業務用空調・冷凍冷蔵分野で70年以上の製品開発の歴史を持つ。
- 1950年に旧三菱重工業が解体され「中日本重工業株式会社」として発足、1952年に「新三菱重工業株式会社」へ社名変更した際にスリーダイヤの社章使用を復活させ、この時期の冷凍機に「ダイヤ」の名を冠した経緯を持つ。
- 1961年11月にヒートポンプ式冷暖房兼用エアコンの販売を開始しており、現行のビル用マルチエアコンが備える冷暖房同時制御技術のルーツはここまで遡る。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| ビーバーエアコン | FDTC255HK・FDTC505HK 他 | オフィス・店舗・学校・飲食店・病院などの業務用空調 | 業務用空調 | 詳細を見る → |
| ハイパーマルチLXZ | ハイパーマルチLX5・冷暖フリーマルチLXR4 他 | オフィスビル・商業施設・ホテルなどの建物全体の空調 | 業務用空調 | 詳細を見る → |
| チラー | MSV2・MCAC-P1400HM 他 | 工場・データセンター・大型商業施設・病院・ホテル・中規模オフィスビルの冷温水供給 | チラー | 詳細を見る → |
| 産業用空調 | FDU504HK・FDU804HK 他 | 工場・クリーンルーム・物流倉庫・プロセス冷却 | 業務用空調 | 詳細を見る → |
| エアハン | AHU-20000・AHU-40000 他 | 大規模ビル・病院・工場・データセンターの中央空調 | 業務用空調 | 詳細を見る → |
| ターボ冷凍機 | ETI-N・ETI-Z 他 | オフィスビル・商業施設・空港・ホテル・地域冷暖房などの大空間空調、および工場のプロセス冷却 | チラー | 詳細を見る → |
| 制御・管理システム | RC-DX3C・RM-CGW2 他 | ビル用マルチエアコン・店舗オフィス用エアコンの操作盤更新、複数拠点の空調機一元管理、BACnet対応ビル管理システムとの連携 | 空調制御・管理システム | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社(Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems) |
|---|---|
| 略称 | 三菱重工サーマルシステムズ |
| 主力品種カテゴリ | エアコン、業務用空調、チラー、冷凍機、空調制御・管理システム |
参考資料・出典
- 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 沿革(2012-2021)
- 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 沿革
- 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 会社概要
- 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 事業紹介(製品カテゴリ一覧)
- 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 ターボ冷凍機(製品情報)
- 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 ビル用マルチエアコン(製品情報)
- 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 空冷ヒートポンプチラーMSV2
- 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 店舗オフィス用エアコン 壁掛形FDK
- 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 ecoタッチリモコン
- 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 M-ACCESS 空調機IoT遠隔監視システム
- 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 WEB&BACnetゲートウェイ
メーカー様へ:掲載内容のご指摘・お取引のご相談はこちらから承ります。
三菱重工サーマルシステムズ製品の見積・納期はお気軽にお問い合わせください
型番と数量を入力するか、手書きメモや型番リストの写真・PDFを送れます。 日程を決めて相談したい場合は、打ち合わせの枠をその場で押さえられます。
FAX 03-3833-6434 平日 9:00〜17:00
法人・施工業者向け / 1本〜大量ロット対応
よくある質問
三菱重工サーマルシステムズはなぜ短期間で社名が変わったのですか?
2013年に販売会社2社が統合して「三菱重工冷熱株式会社」が発足し、2016年10月に現在の「三菱重工サーマルシステムズ株式会社」へ社名変更・営業開始しました。 いずれも三菱重工業グループとしての空調・冷熱事業の体制強化を目的とした変更で、ビーバーエアコンなど製品ブランドと供給体制は継続しています。 ビーバーエアコンなど各種品番のお取り寄せ・お見積りは見積フォームまでお気軽にご相談ください。
見積フォームへ進む →三菱重工冷熱の製品はどこで購入できますか?
松本電業株式会社では三菱重工冷熱(ビーバーエアコン)の業務用パッケージエアコン・マルチエアコン・チラー・産業用空調機器など全品種のお取り寄せ・お見積りに対応しております。法人・施工業者様向けにお見積りに対応しておりますので、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
見積フォームへ進む →三菱重工冷熱製品の見積・納期確認はできますか?
松本電業株式会社では三菱重工冷熱製品の見積・納期確認を承っております。品番や数量をご連絡いただければ、お見積りをご提示いたします。お気軽に見積フォームまでお問い合わせください。
見積フォームへ進む →業務用エアコンの施工・設置工事も対応していますか?
松本電業株式会社は電設資材の販売専門店ですが、施工業者様へのご紹介や工事手配のご相談も承っております。三菱重工冷熱製品の設置工事に関するご相談は、見積フォームにてお気軽にお問い合わせください。
見積フォームへ進む →三菱重工の業務用エアコンは、三菱重工業が直接製造しているのですか?
空調冷熱製品は三菱重工業本体ではなく、2016年10月に営業を開始した子会社「三菱重工サーマルシステムズ株式会社」(資本金120億円)が設計・製造・販売を担う分業体制になっています。生産拠点は枇杷島製作所・神戸製作所・相良工場の国内3拠点です。製品のお取り寄せ・お見積りは松本電業株式会社の見積フォームまでお気軽にご相談ください。
見積フォームへ進む →三菱重工の業務用エアコンと冷凍機、どちらが自社に適していますか?
建物規模・用途・必要冷暖房能力によって最適な機種が異なります。小〜中規模施設にはビル用マルチエアコン(ハイパーマルチLXZ等)や店舗オフィス用エアコン(ビーバーエアコンの壁掛形FDK・床置形FDF等)、大規模施設には空冷ヒートポンプチラーMSV2やターボ冷凍機が適しています。松本電業株式会社の見積フォームへご相談いただければ、最適な機種をご提案いたします。
見積フォームへ進む →ビーバーエアコンの業務用パッケージエアコンはどのような設置形態がありますか?
天井カセット形(4方向・2方向・1方向)、天井埋込ダクト形、壁掛形、床置形など多彩な設置形態をご用意しています。設置場所や用途に応じて最適な機種をご提案します。ご不明な点は松本電業株式会社の見積フォームまでお気軽にお問い合わせください。
見積フォームへ進む →ハイパーマルチLX5とLXZシリーズはどちらを選べばよいですか?
2025年4月からの低GWP冷媒規制対応により、新設向けの現行モデルはR32冷媒採用の「ハイパーマルチLXZ」シリーズです。既存設備の更新・部材確認が必要な場合は松本電業株式会社の見積フォームにてご相談ください。
見積フォームへ進む →チラーの導入にあたって必要な工事はどのようなものですか?
チラーの設置には冷温水配管工事、電気工事、制御配線工事などが必要です。設置場所の基礎工事や騒音対策も考慮が必要な場合があります。詳細なご要件や見積については松本電業株式会社の見積フォームまでご相談ください。
見積フォームへ進む →クリーンルーム向けの空調機器はありますか?
三菱重工冷熱ではクリーンルーム対応の空調機器を取り扱っています。清浄度クラスや用途に応じた機種選定が必要ですので、詳細は松本電業株式会社の見積フォームまでご相談ください。
見積フォームへ進む →AHUの定期メンテナンスはどのくらいの頻度で必要ですか?
エアハンドリングユニットは一般的に年2回程度の定期点検を推奨しています。フィルター交換・コイル洗浄・ファンベルト点検などが主な内容です。詳細なメンテナンス計画については松本電業株式会社の見積フォームにご相談ください。
見積フォームへ進む →ターボ冷凍機と空冷ヒートポンプチラーはどう使い分けますか?
ターボ冷凍機は遠心式圧縮機を用いた大容量機で、オフィスビル・商業施設・地域冷暖房など大空間の冷房や工場のプロセス冷却に向いています。一方、空冷ヒートポンプチラーは冷水・温水を同時供給できる中容量帯の機種です。設置スペースや必要な冷凍能力によって最適な機種が異なりますので、詳細は松本電業株式会社の見積フォームまでご相談ください。
見積フォームへ進む →ecoタッチリモコンは既存の三菱重工エアコンにも後付けできますか?
対応機種はシリーズ・型式により異なります。既設エアコンへの後付け可否は松本電業株式会社の見積フォームにて型式をお知らせいただければ確認のうえご案内いたします。
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