世界中の産業用ロボットの関節部に、静かに、しかし確実に組み込まれている精密減速機。それを作るナブテスコという会社名が誕生したのは、実はまだ20年ちょっと前のことです。 ナブテスコ株式会社は、精密減速機・油圧機器・鉄道機器・航空機器など多岐にわたるモーションコントロール製品を製造する総合メーカーです。 産業用ロボット向け精密減速機「RVシリーズ」は、公式の採用サイト「主な製品とシェア」で産業用ロボットの関節用途の世界シェア約60%(同社推計)と公表されており、製造現場の自動化を支える基幹部品として広く採用されています。 鉄道車両用ドア制御装置や航空機油圧システムなど、社会インフラを支える高信頼性製品も多数手がけています。 精密機械技術を核に、産業・交通・航空の各分野で高い技術力と品質を提供し続けています。
ナブテスコの主力製品は、産業用ロボット向け精密減速機(RVシリーズ)・航空機油圧機器・鉄道用ドア制御装置です。 当サービスでは各種品番のお取り寄せ・お見積りに対応しており、法人・施工業者様向けにスピーディーな見積回答を心がけています。
ナブテスコの強みと主要製品の特長
ナブテスコという社名に、実は「テスコ」という会社は存在しない
公式沿革ページによれば、2003年の経営統合は「帝人製機株式会社」と「株式会社ナブコ」の2社によるもの。前者は繊維機械・航空機部品・工作機械・油圧機器を手がけ、後者は鉄道用ブレーキと自動ドアを手がけていた会社で、両社は2002年4月に油圧機器事業の業務提携を結んだことをきっかけに、製品構造・コア技術・企業文化を相互に確認し合い、経営統合へ進んだという。「ナブテスコ」という社名の由来について、公式サイトに明示的な説明の記載は見当たらなかった(出典: ナブテスコ株式会社公式サイト「沿革」)。
自動ドア事業のルーツは、1925年創業の鉄道用ブレーキ会社にある
統合前の株式会社ナブコは、1925年に神戸製鋼所・発動機製造・東京瓦斯電気工業の3社が共同出資し、神戸市に設立した「日本エヤーブレーキ株式会社」を起源とする。鉄道車両用エアーブレーキの製造販売から始まり、1953年に鉄道車両用自動ドア、1956年には建物用自動ドアの製造販売へと事業を広げた。現在のホームドア・自動ドア事業は、1920年代の鉄道ブレーキ会社から連なる技術系譜の延長線上にある(出典: 同「沿革」ページ)。
航空機部品も精密減速機も、繊維会社の分社化から始まった
統合前の帝人製機株式会社は、1944年に繊維メーカー・帝人(当時は帝国人造絹絲株式会社)から分離独立し、山口県岩国市で「帝人航空工業株式会社」として設立された。1945年に帝人製機へ改称後、繊維機械(1945年)→航空機部品(1955年)→工作機械(1959年)→油圧機器(1961年)という順で事業領域を広げていった。現在ナブテスコが手がける航空機用油圧機器や精密減速機は、この繊維会社発の企業を源流のひとつとしている(出典: 同「沿革」ページ)。
選定ポイント
- ナブテスコは2003年9月に複数企業の統合で発足した会社で、連結子会社が海外51社・国内15社(2025年12月末時点)に及ぶグローバル体制を持つ、精密減速機など特定分野に強みを持つ専業色の強いメーカー。
- 資本金100億円・連結従業員8,472名規模(2025年12月末時点)で、鉄道・航空機など社会インフラ向けの高信頼性部品も手がけており、長期供給が前提の設備更新案件との親和性が高い。
- 2003年9月の持株会社設立時点で東京証券取引所一部に上場し、2022年4月の市場区分見直しでプライム市場へ移行(発行済株式総数118,064,699株、単体従業員2,186名・2025年12月末時点、公式サイト会社概要より)。長期にわたる部品供給・保守対応を前提とした設備更新案件でも、開示情報から経営状況を確認しやすい。
- 精密減速機(ロボット関節向け)、鉄道車両用ブレーキ・ドア機器、航空機用油圧機器は、統合前の帝人製機・ナブコ双方が持っていたモーションコントロール(動力伝達・制御)技術を引き継ぐ形で1社に集約されている。工場自動化と鉄道・航空分野向け部品を横断して検討する際、同一メーカーの資料内で仕様を確認できる。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| RV-Eシリーズ | RV-6E・RV-20E 他 | 多関節ロボットの関節軸、搬送装置、工作機械のインデックステーブルなど高精度位置決めが必要な用途 | 精密減速機 | 詳細を見る → |
| RV-Cシリーズ | RV-10C・RV-27C 他 | 小型多関節ロボット、協働ロボット、電子部品実装装置、医療機器など小型・軽量が求められる用途 | 精密減速機 | 詳細を見る → |
| ドライブユニット | AF-N・AF017N081 他 | 産業用ロボット関節部、AGV(無人搬送車)、協働ロボット、自動化装置の駆動部 | 産業用ロボット用部品 | 詳細を見る → |
| 鉄道用ドア制御 | 電気式ドアエンジン・空気式ドアエンジン 他 | 新幹線・在来線・地下鉄・モノレールなど各種鉄道車両のドア開閉制御システム | 鉄道機器 | 詳細を見る → |
| 航空機用油圧 | フライトコントロールアクチュエーター・油圧コントロールバルブ 他 | 民間旅客機・ビジネスジェット・防衛航空機のフライトコントロールシステム、ランディングギア制御 | 精密減速機 | 詳細を見る → |
| RVPシリーズ | RVP-A・RVP-B 他 | 溶接ロボット・検査装置向けのワーク位置決めテーブル、多軸ポジショナー、傾動・回転を伴う自動化設備の姿勢制御 | 産業用ロボット用部品 | 詳細を見る → |
| ブレーキ制御装置 | 鉄道車両用ブレーキ制御装置・ユニットブレーキ | 新幹線・在来線・地下鉄など鉄道車両の電気指令式エアブレーキシステム、基礎ブレーキ装置の保守・更新 | 鉄道機器 | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | ナブテスコ株式会社(Nabtesco) |
|---|---|
| 略称 | ナブテスコ |
| 主力品種カテゴリ | 精密減速機、産業用ロボット用部品、鉄道機器 |
参考資料・出典
メーカー様へ:掲載内容のご指摘・お取引のご相談はこちらから承ります。
ナブテスコ製品の見積・納期はお気軽にお問い合わせください
型番と数量を入力するか、手書きメモや型番リストの写真・PDFを送れます。 日程を決めて相談したい場合は、打ち合わせの枠をその場で押さえられます。
FAX 03-3833-6434 平日 9:00〜17:00
法人・施工業者向け / 1本〜大量ロット対応
よくある質問
なぜ2003年に発足したばかりの会社が、世界中の産業用ロボットの関節部品を手がけているのですか?
ナブテスコは2003年9月に複数企業の統合で発足した会社です。 統合後、連結子会社は海外51社・国内15社(2025年12月末時点)に及ぶグローバル体制を築き、資本金100億円・連結従業員8,472名規模(同時点)に成長しました。 鉄道・航空機など社会インフラ向けの高信頼性部品も手がけており、長期供給が前提の設備更新案件との親和性が高いメーカーです。 詳細はフォームからお問い合わせください。
見積フォームへ進む →ナブテスコの精密減速機の価格・見積はどこで確認できますか?
ナブテスコ製品の価格・見積については、松本電業株式会社が対応しております。 見積フォームでWebフォームにてお問い合わせいただければ、法人・施工業者様向けにお見積りを提供いたします。
見積フォームへ進む →ナブテスコのRVシリーズ精密減速機の納期はどのくらいですか?
当社はご注文をいただいた後にメーカーへ発注する形となっており、品番・数量やメーカー在庫状況により納期が異なります。
見積フォームへ進む →ナブテスコ製品の技術サポートや選定相談は可能ですか?
製品選定・仕様確認・技術的なご相談についても松本電業株式会社(東京都台東区台東2-4-11)にて承っております。 Webからお気軽にお問い合わせください。
見積フォームへ進む →RV-Eシリーズの減速比はどのくらいですか?
RV-Eシリーズの減速比は一般的に57〜192の範囲で、機種によって異なります。 詳細な仕様や在庫については、見積フォームまでお問い合わせください。
見積フォームへ進む →RV-CシリーズとRV-Eシリーズの違いは何ですか?
RV-CシリーズはRV-Eシリーズに比べてより小型・軽量化されており、小型ロボットや協働ロボット向けに最適化されています。
見積フォームへ進む →ドライブユニットはどのロボットアーキテクチャに対応しますか?
多関節ロボット・直交ロボット・AGVなど幅広いアーキテクチャに対応しています。 適合確認や詳細仕様については見積フォームにてお気軽にご相談ください。
見積フォームへ進む →鉄道用ドア制御装置の保守部品は入手できますか?
保守・交換部品についても対応しております。 在庫状況や納期については見積フォームまでお問い合わせください。
見積フォームへ進む →航空機用油圧機器のオーバーホール対応は可能ですか?
オーバーホール・修理サービスについてもご相談を承っております。 詳細は見積フォームまでお問い合わせください。
見積フォームへ進む →RVPシリーズはどのような場面で使われますか?
溶接ロボットや検査装置などで、ワークを回転・傾動させて作業姿勢を最適化する用途に使われています。RVP-Aは2軸型、RVP-Bは回転と傾動を組み合わせたBBQ型、RVP-Cは傾倒軸付きターンテーブル型です。
見積フォームへ進む →ユニットブレーキと鉄道車両用ブレーキ制御装置の違いは何ですか?
ユニットブレーキは基礎ブレーキ装置(車輪に制動力をかける機構)を一体構造化し自動隙間調整機構を内蔵した製品です。鉄道車両用ブレーキ制御装置は、ブレーキ受量器と空気ブレーキ関連弁類を一体化した、電気指令式エアブレーキシステムの制御中枢にあたる装置です。
見積フォームへ進む →