電気絶縁テープや接着テープといえば、いかにも「日本のものづくり」を支える国内向けの製品と思われがちです。 しかし日東電工の売上の実に7割以上は海外から生まれている、と聞いたら意外に感じないでしょうか。 日東電工株式会社は、電気絶縁テープ・接着テープ・電子材料を中心に幅広い産業向け製品を製造する総合素材メーカーです。 創業以来100年以上の歴史を持ち、電気絶縁用ポリエステルテープやガラスクロステープなど現場で信頼される製品を多数展開しています。 半導体・電子部品向けのポリイミドフィルムや導電性テープなど高機能素材にも強みを持ち、製造業・電気工事業を幅広く支えています。 国内外に製造・販売拠点を持つグローバルメーカーとして、品質と技術革新を両立し続けています。
日東電工の主力製品は電気絶縁用ポリエステルテープ(No.5・No.16)、ガラスクロステープ(No.903UL)、マスキングテープ、ポリイミドフィルムテープ、導電性テープなどです。 当サービスでは幅広い品種のお取り寄せ・お見積りに対応しており、法人・施工業者様向けにスピーディーな見積回答を心がけています。
日東電工の強みと主要製品の特長
粘着・塗工・高分子制御・高分子解析評価という4つの基幹技術を保有
日東電工は創業時の電気絶縁材料事業で培った「粘着・接着」「塗工」「高分子制御」「高分子解析評価」の4つの基幹技術を核とし、これらの複合力によって電気絶縁テープをはじめとする幅広い高機能素材事業を展開している(同社公式サイト研究開発ページより)。電気絶縁テープ製品も、この基幹技術の応用製品のひとつに位置づけられる。
自社発行の書籍を基にした粘着テープ専門サイト「Tape Museum(テープの歴史館)」を公式運営
日東電工は自社発行の『粘着テープの文化誌』(1993年)などの書籍を基にした「Tape Museum」を公式サイト内で公開しており、電気絶縁テープを含む粘着テープの歴史・技術解説を一次情報として参照できる。
基材の違いにより105℃前後~260℃超まで、耐熱グレードを単一メーカー内で使い分けられる
アセテート布基材(No.5、使用温度約-10~105℃)、ポリエステルフィルム基材(No.31シリーズ、常用120℃・UL温度定格130℃)、フッ素樹脂(PTFE)基材(No.903UL、-60~200℃)、ポリイミドフィルム基材(260℃超)と、基材ごとに耐熱グレードが細かく分かれている。用途の耐熱条件に応じて同一メーカー内で品番を選び分けられる点は、選定実務上のメリットになる。
大阪・茨木事業所は1941年操業開始、現在も電気絶縁材料関連の拠点として存在
日東電工は1941年に大阪府茨木市の事業所の操業を開始し、1946年には本社機能も茨木市へ移転して黒色絶縁テープの量産を開始した。同事業所は現在も茨木市内に所在し、電気絶縁材料製造業の拠点として登記されている。
選定ポイント
- 1918年10月25日に「日東電気工業株式会社」として東京・大崎で創業し、電気絶縁材料の国産化を目的とした(公式の100周年記念サイトによる)。その後、現在の社名「日東電工」へ変更している。
- 1961年に米国ニューヨークに駐在所を開設、1969年には台湾で初の海外生産を開始するなど早くから国際展開を進めており、海外売上比率が7割を超える。国内専業メーカーではなくグローバル生産体制を持つ点に留意。
- 1962年に東証・大証二部に上場、1967年に一部(現プライム相当)へ昇格した老舗の上場メーカー。
- 創業の動機は、現在イメージされる粘着テープではなく電気絶縁材料にあった。公式の100周年記念サイトは、第一次世界大戦により国外からの材料調達が困難になる中、電気機器に欠かせない絶縁材料の国産化を実現するという志のもとに創業したと説明している。
- 国内初の塩化ビニル粘着テープの開発に成功したのは1951年4月。発売からわずか4年後の1955年には、それまで絶縁テープの主流だった黒色の布ベース「ブラックテープ」の生産量を上回るまでに置き換わった。
- 公式の100周年記念サイトは、1961年から1973年の時期を「工業材メーカーとしての出発 〜マクセル分離から〜」と位置づけている。乾電池・磁気テープの「マクセル」事業を分離したことが、工業材メーカーへ舵を切る転機だったという整理であり、電気絶縁材料メーカーが家電ブランドの起点にもなっている。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| No.5 アセテートテープ | 幅9mm〜50mm、長さ10m〜30m各種・No.5EG 他 | コイル・トランスの絶縁・固定ハーネスの結束・バンドル処理電気機器内部の絶縁保護 | 電気絶縁テープ | 詳細を見る → |
| No.31シリーズ ポリエステルテープ | No.31B・No.31C | 変圧器・コイルの層間絶縁・外装絶縁高温環境下の電気機器絶縁処理耐熱性が求められる配線保護 | 電気絶縁テープ | 詳細を見る → |
| No.903UL ニトフロンテープ | 幅19mm・25mm・38mm・50mmなど各種・No.9030UL 他 | 電線・ケーブル・コイルの絶縁(H種電気絶縁用)半田付け工程の耐熱マスキング摺動部の低摩擦・非粘着保護 | 電気絶縁テープ | 詳細を見る → |
| マスキングテープ | 幅12mm・18mm・24mm・48mmなど各種・No.720N 他 | 塗装・メッキ工程でのマスキング電子部品製造ラインの養生建築・自動車部品の塗装養生 | 接着テープ | 詳細を見る → |
| ポリイミドテープ | 幅6mm・9mm・12mm・19mm・25mmなど各種・No.360UL | 半導体製造工程のマスキング・固定プリント基板(PCB)製造でのカバーレイ代替フレキシブルプリント回路(FPC)の絶縁保護リフロー・波はんだ工程での耐熱保護 | 電子材料 | 詳細を見る → |
| ニトホイル CT-311E 導電性銅箔テープ | CT-311E | 電子・電気機器のアース(接地)処理筐体・ケーブルの電磁波シールド基板・部品間の導通確保 | 電子材料 | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | 日東電工株式会社(Nitto Denko) |
|---|---|
| 略称 | 日東電工 |
| 主力品種カテゴリ | 電気絶縁テープ、接着テープ、電子材料 |
参考資料・出典
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法人・施工業者向け / 1本〜大量ロット対応
よくある質問
なぜ日東電工は、国内向けの絶縁テープメーカーなのに海外売上比率が7割を超えているのですか?
日東電工は1961年に米国ニューヨークに駐在所を開設し、1969年には台湾で初の海外生産を開始するなど、早い時期から国際展開を進めてきました。その結果、現在は海外売上比率が7割を超えるグローバルメーカーとなっています。国内専業メーカーというよりも、世界規模で生産・供給体制を持つ企業である点が特徴です。
見積フォームへ進む →日東電工製品の見積・購入方法を教えてください。
松本電業株式会社では日東電工の電気絶縁テープ・接着テープ・電子材料のお取り寄せ・お見積りに対応しています。 お問い合わせフォームにてご連絡ください。 法人・施工業者様向けにお見積りに対応しており、まとめ買いにも柔軟に対応しています。
見積フォームへ進む →日東電工の電気絶縁テープで耐熱温度別におすすめを教えてください。
用途・耐熱温度に応じて以下をお勧めしています。105℃クラスにはNo.5(アセテートテープ・アクリル系粘着)、 130℃クラスにはNo.31シリーズ(ポリエステルテープ・アクリル系粘着)、200℃クラスにはNo.903UL(フッ素樹脂ニトフロンテープ)、 260℃以上にはポリイミドフィルムテープをご案内しています。
見積フォームへ進む →日東電工製品の納期はどのくらいですか?
ご注文いただいた後にメーカーへ発注する形となり、納期は品番・数量やメーカー在庫状況により異なります。できる限りご希望に沿えるよう対応いたします。
見積フォームへ進む →No.5の在庫サイズと価格を教えてください。
No.5は幅9mm・12mm・19mm・25mm・38mm・50mmなど複数サイズのお取り寄せ・お見積りに対応しています。 価格は数量・サイズにより異なりますので、お問い合わせフォームにてお気軽にご相談ください。 法人・施工業者様向けにお見積りに対応しています。
見積フォームへ進む →No.31シリーズとNo.5の違いを教えてください。
最大の違いは基材と耐熱温度です。No.5はアセテート布基材(使用温度約-10〜105℃)、No.31シリーズはポリエステルフィルム基材(常用120℃・UL温度定格130℃)を使用しています。高温が発生する変圧器やコイルにはNo.31シリーズをお勧めします。
見積フォームへ進む →No.903ULはどのような環境で使用できますか?
No.903ULは-60℃〜200℃の温度範囲に対応しており、コイル・ケーブルの絶縁のほか、半田付け工程の耐熱マスキングや摺動部の保護など幅広い用途に適しています。
見積フォームへ進む →高温塗装ラインに対応したマスキングテープはありますか?
はい、耐熱紙やポリエステルフィルム基材の耐熱マスキングテープのお取り寄せ・お見積りに対応しています。 対応温度・サイズについては見積フォームまでご相談ください。お見積りに対応しています。
見積フォームへ進む →カプトンテープの代替として使えますか?
はい、日東電工のポリイミドフィルムテープはカプトン(デュポン製)の代替品として多くの現場でご使用いただいています。
見積フォームへ進む →CT-311Eはどのような用途に使われますか?
電子・電気機器の接地(アース)処理や、筐体・ケーブルの電磁波シールド用途に広く使用されています。
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