トルクレンチで広く知られるこの会社は、創業時には計器メーカーとして、しかも自動車業界ではなく別の大企業の下請けとしてスタートしています。 東日製作所株式会社は1949年創業、東京都大田区に本社を置くトルク計測・締付け工具の専業メーカーです。 プリセット型トルクレンチ・デジタルトルクレンチ・トルクドライバーをはじめとするトルク管理工具を手がけ、製造業・電気設備工事・自動車整備など幅広い産業分野で採用されています。 2014年には経済産業省の「グローバルニッチトップ企業100選」に選定されています。 JIS・ISO規格に準拠した高精度なトルク管理工具を自社開発・製造しており、品質管理体制の充実した国産ブランドとして高い信頼性を誇ります。 校正サービスや計測サポートにも対応しており、工場・施工現場でのトルク管理の課題解決を包括的に支援しています。
東日製作所の主力製品はプリセット型トルクレンチ(CLシリーズ)・デジタル型トルクレンチ(CEM3シリーズ)・プリセット形空転式トルクドライバー(RTDシリーズ)で、電気設備工事・制御盤製作・配電工事における端子締付け管理に幅広く採用されています。 松本電業では東日製作所製品のお取り寄せ・お見積りに対応しており、法人・施工業者様向けに迅速な見積対応を行っています。
東日製作所の強みと主要製品の特長
創業は日立航空機出身の技術者と東京衡機製造所の技術者による連携
東日製作所は1949年5月、長年日立航空機の技術陣を指揮してきた辻琇と、東京衡機製造所の南部鎮雄が連携して設立された。 当時は品質管理という考え方自体が国内産業界にまだ根づいていない時期で、ねじの締付け管理という着眼点から出発し、1951年に国産第一号のトルクレンチを開発している。 航空機分野の技術者が自動車部品の締付け管理という別分野へ転じたところに、後のトルク専業メーカーとしての出発点があった。 (出典:東日製作所公式サイト「東日ブランドヒストリー」)
世界初のエア式トルクツール「ユニトルク」を1968年に開発
1968年、東日製作所はエアモータを用いたトルクツール「ユニトルク」を世界で初めて開発し、締付け作業を手動式から動力式へ転換した。 1970年には財団法人発明協会より発明賞を受賞している。ユニトルクの系譜は現行のエア式トルクドライバー「AUR-mk2」シリーズ(2025年7月に従来モデルからモデルチェンジ)に受け継がれており、50年以上前の技術的着眼点が現行製品の土台になっている。 (出典:東日製作所公式サイト「沿革」「東日ブランドヒストリー」「製品詳細ページ」)
トルク機器メーカーとして初めて計量法の校正事業者登録を取得
2014年に開設した「東日テクニカルセンター」内のトルク標準室は、トルク機器の製造メーカーとして計量法に基づくトルク区分の校正事業者として初めて登録されたと東日製作所公式サイトは説明している。 甲府工場のトルク標準室自体は2011年11月にJCSS登録番号JCSS0281で登録されており、自社製品の校正を自社の登録校正事業者として完結できる体制を比較的早い段階から整えてきたことになる。 (出典:東日製作所公式サイト「東日ブランドヒストリー」「沿革」)
色覚の多様性に配慮した独自デザイン規格「TUD」を製品に導入
東日製作所は自社サイトだけでなく製品やドキュメントにも、色覚の個人差に配慮したカラーユニバーサルデザイン(CUD)の考え方を取り入れており、これを「TUD(Tohnichi Unified Design)」と称している。 遺伝的なタイプの違いや目の疾患により一般とは異なる色の見え方をする人は、国内に500万人以上存在するとされる。 (出典:東日製作所公式サイト「東日CUDの取り組みについて」)
選定ポイント
- 1949年、東京計器製作所として創業(日立製作所の下請けとして設立、資本関係のある系列会社ではない)。1951年にトルクレンチの試作に成功しトヨタ自動車等への供給を開始した、トルク管理工具の専業メーカー
- 1980〜84年にベルギー・シカゴへ海外現地法人を設立するなど早くから海外展開を進め、2014年には経済産業省の「グローバルニッチトップ企業」に選定された
- ISO9001・ISO14001に加え、甲府工場のトルク標準室が2011年にJCSS(計量法に基づく校正事業者登録制度)に登録されており、校正サービスを自社で完結できる体制を持つ
- 本社所在地は東京都大田区大森北2-2-12、資本金3億1000万円(2009年10月増資)。事業内容には手動式・動力式トルク機器、機械式・電子式トルク計測機器に加え「ソフトウェア・システムの製造販売」も含まれ、工具単体でなく締付けデータ管理の領域まで手がけている(公式サイト会社概要より)
- 関連会社として東日エアトルク販売株式会社(国内、torque.co.jp)、東日アメリカ(米・イリノイ州)、東日ヨーロッパ(独・ノイス)、東日上海(中国)を持ち、1980年代から続く海外拠点網を自社グループで維持している(公式サイト関連会社ページより)
- 端子台の締付けに使えるバッテリ式全自動トルクドライバーPTA-BTシリーズは、株式会社関電工が開発した測定記録支援システム「BLuE」と連携可能。締付けデータの自動記録・トレーサビリティを重視する電気工事現場向けの機能を備える(公式サイト製品詳細ページより)
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| CLシリーズ | CL2NX8D・CL5NX8D 他 | 電気設備・機械設備のボルト締付けトルク管理、品質保証工程での規定トルク締付け | トルクレンチ | 詳細を見る → |
| CEM3シリーズ | CEM10N3X8D・CEM20N3X10D 他 | 品質管理工程での締付けトルク記録・トレーサビリティ管理、複数単位が必要な現場での締付け作業 | トルクレンチ | 詳細を見る → |
| RTDシリーズ | RTD15CN・RTD30CN 他 | 制御盤・配電盤の端子ねじ締付け、電子機器・精密機器の小ねじ締付けトルク管理 | トルクドライバー | 詳細を見る → |
| LCシリーズ | LC200N2・LC1000N2 他 | トルクレンチ・トルクドライバーの校正確認、工程内品質チェック、工具受入検査 | トルク計測器 | 詳細を見る → |
| SPLSシリーズ | SPLS19N2X10・SPLS19N2X19 他 | 規定トルクが固定された電設工事・設備工事での大量締付け作業、ヒューマンエラー防止が求められる工程 | トルクレンチ | 詳細を見る → |
| PTA-BTシリーズ | PTA5N-BT・PTA10N-BT | 端子台のねじ締付け(目安M5/M6・M6/M8)、締付けトルクデータの自動記録が必要な工程内品質管理、二度締め・締め忘れ防止(ポカヨケ)が求められる量産現場 | トルクドライバー | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | 東日製作所株式会社(Tohnichi Mfg) |
|---|---|
| 略称 | 東日製作所 |
| 主力品種カテゴリ | トルクレンチ、トルクドライバー、トルク計測器、締付け工具 |
参考資料・出典
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型番と数量を入力するか、手書きメモや型番リストの写真・PDFを送れます。 日程を決めて相談したい場合は、打ち合わせの枠をその場で押さえられます。
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法人・施工業者向け / 1本〜大量ロット対応
よくある質問
東日製作所はなぜ最初からトルクレンチの専業メーカーだったわけではないのですか?
1949年に「東京計器製作所」として創業した当時は日立製作所の下請けで、計器メーカーとしてのスタートでした。 1951年にトルクレンチの試作に成功し、トヨタ自動車等への供給を開始したことをきっかけにトルク管理工具の分野へ本格展開していきます。 1980〜84年にはベルギー・シカゴへ海外現地法人を設立するなど早くから海外展開を進め、2014年には経済産業省の「グローバルニッチトップ企業」に選定されました。 甲府工場のトルク標準室は2011年にJCSS(計量法に基づく校正事業者登録制度)に登録されており、校正サービスを自社で完結できる体制も備えています。 品番選定は見積フォームにてご相談ください。
見積フォームへ進む →東日製作所株式会社の製品はどこで購入できますか?
松本電業株式会社では東日製作所株式会社の製品のお取り寄せ・お見積りに対応しております。お問い合わせフォームからご相談ください。法人・施工業者様のご依頼には迅速な見積対応をしています。
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東日製作所はCLシリーズ(プリセット型トルクレンチ)からPTA-BTシリーズ(バッテリ式全自動トルクドライバー)まで 幅広い型番を展開しているため、在庫状況・納期は品番ごとに異なります。 見積フォームにてお気軽にお問い合わせいただければ、松本電業株式会社(東京都台東区台東2-4-11)が迅速にご回答します。
見積フォームへ進む →東日製作所株式会社製品の見積依頼はできますか?
はい。電気設備工事の端子締付けに使われるCLシリーズ・CEM3シリーズから、校正用のラインチェッカLCシリーズまで、 松本電業株式会社が法人・施工業者様向けにお見積りサービスを提供しております。Webフォームよりお気軽にご依頼ください。
見積フォームへ進む →CLシリーズのトルク設定はどのように行いますか?
CLシリーズはグリップ部の目盛りを回転させることで設定トルクを調整します。 使用後はトルク値を最小値に戻す習慣をつけることでスプリングへの負荷を軽減し、精度を長期間維持できます。 設定方法や取扱いについてはフォームからお問い合わせください。
見積フォームへ進む →CEM3シリーズのデータ出力端子はどのような規格ですか?
データ出力対応モデルはRS-232CまたはUSBインターフェースを搭載しており、パソコンへの締付けデータ取込みが可能です。 対応モデルや出力仕様の詳細については、フォームからお問い合わせください。
見積フォームへ進む →RTDシリーズはどのドライバービットが使用できますか?
RTDシリーズは各種交換式ビットに対応しており、プラス・マイナス・ヘックスなど用途に応じたビットが使用できます。 対応ビットの種類・品番についてはフォームからお問い合わせください。
見積フォームへ進む →LCシリーズで測定できる工具の種類は?
LCシリーズはトルクレンチ・トルクドライバーのほか、電動工具(インパクトドライバー等)のトルク確認にも使用できます。 測定可能なトルク範囲・対応工具の詳細については、フォームからお問い合わせください。
見積フォームへ進む →SPLSシリーズのトルク値は変更できますか?
SPLSシリーズは出荷時に固定されたトルク値での使用を前提としており、ユーザーによるトルク変更はできません。 必要なトルク値が決まっている場合はご指定のトルク値でのご注文が可能ですので、フォームからお問い合わせください。
見積フォームへ進む →PTA-BTシリーズは端子台のねじ締付けに使えますか?
はい、PTA-BTシリーズには端子台のねじ締付け作業を想定した機種があり、端子台ねじの目安としてM5/M6(PTA5N-BT)、M6/M8(PTA10N-BT)が案内されています。 ただし実際に適用する締付けトルク値は端子台メーカーの仕様書でご確認ください。品番選定は見積フォームからご相談ください。
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