在庫確認・見積は今すぐ フォームで依頼する 24時間受付 / 電話は平日 9:00〜17:00 03-3833-6431
電力 ・ 3 / 16

原子力発電の仕組みと特徴

読み終えると、こうなる

原子力発電所の系統図を見て、BWRとPWRのどちらの方式か、そしてなぜその構成になっているのかをその場で読み解けるようになる

  • 減速材と制御棒、それぞれの役割の違いを説明できる
  • BWR(沸騰水型)とPWR(加圧水型)の系統構成の違いと、それぞれの特徴を説明できる。あわせてBWRの出力調整方法(制御棒の抜き差しと再循環ポンプの流量調節)と、制御棒が炉心下部から挿入される構造になっている理由も説明できる
  • 原子力発電がベースロード電源として運用される理由と、原子燃料サイクル(濃縮・再処理・MOX燃料・プルサーマル)の各工程が指す段階を区別して説明できる
  • 質量欠損とアインシュタインの関係式E=mc²を使って、核分裂反応で発生するエネルギーを計算できる
考えてみよう

原子力発電所の系統図を見て、「沸騰水型」と「加圧水型」でどこが違うのか、 一次冷却水がタービンまで届くかどうかで何が変わるのか、説明できるだろうか。

原子炉の中で起きている核分裂という現象自体は同じでも、それを発電にどう 結びつけるかで系統の作り方はまったく変わってくる。

このトピックを読み終えるころには、原子力発電所の系統図を見ただけで、 どちらの方式で、なぜその構成になっているのかを言い当てられるようになっている。

種明かしは、「核分裂の熱で蒸気を作り、タービンを回す」という発電の基本構造は 火力発電と共通していながら、一次冷却水をどう扱うか で系統の設計が大きく 分かれるという事実にある。

原子力発電の仕組み — 核分裂の熱で蒸気を作る、という一点は火力と同じ

原子力発電は、ウラン235などの核分裂性物質に中性子を当てて核分裂を起こし、 そのとき発生する熱で水を蒸気に変え、蒸気タービンを回して発電機で発電する。 「熱源が燃焼ではなく核分裂である」という点を除けば、蒸気タービンを回して発電する という基本構造は火力発電と共通している。

核分裂で生じるエネルギーを計算する — 質量欠損とE=mc²

核分裂反応で莫大な熱が生まれる理由は、化石燃料の燃焼のような化学反応とはまったく異なる。核分裂の前後で、生成物の質量の合計をていねいに測ると、反応前の質量の合計よりわずかに小さくなっている。この失われた質量を質量欠損(Δm)と呼ぶ。

質量は消えてなくなるのではなく、アインシュタインの関係式にしたがって、そのままエネルギーに姿を変える。

E=Δm×c2E = \Delta m \times c^2

ccは光速(約3×1083\times10^8m/s)だ。c2c^2という桁違いに大きい係数がかかるため、ごくわずかな質量欠損でも、化学反応とは比較にならない量のエネルギーが放出される。これが「少ない燃料の量で大きなエネルギーを得られる」という原子力発電の特徴の、物理的な根拠になっている。

例題

2gのウラン235が核分裂し、0.1%の質量欠損が生じたとき、発生するエネルギーを重油に換算した値[kg]を求める。重油の発熱量を40,000kJ/kgとする。

まず質量欠損をkg単位に直す。

Δm=2g×0.1%=0.002g=2×106kg\Delta m = 2\text{g} \times 0.1\% = 0.002\text{g} = 2\times10^{-6}\text{kg}

これをE=Δmc²に代入すると、

E=2×106×(3×108)2=2×106×9×1016=1.8×1011J=1.8×108kJE = 2\times10^{-6} \times (3\times10^8)^2 = 2\times10^{-6} \times 9\times10^{16} = 1.8\times10^{11}\text{J} = 1.8\times10^{8}\text{kJ}

これを重油の発熱量で割ると、重油換算量が求まる。

1.8×108kJ÷40,000kJ/kg=4500kg1.8\times10^{8}\text{kJ} \div 40{,}000\text{kJ/kg} = 4500\text{kg}

わずか2g(1円玉2枚分にも満たない質量)のウランの核分裂が、重油4.5トン分に相当する熱エネルギーを生み出す計算になる。

この計算でつまずくとしたら、ほぼ確実に単位の桁だ。E=Δmc²のΔmは必ずkgで代入する。質量欠損がgで与えられていたら1000で割り、さらに「質量の何%が欠損したか」という割合で与えられていたら、先に元の質量へその割合を掛けてから単位変換する——「割合を掛ける→g→kgに直す→c²を掛ける」という順序を毎回同じ手順で踏めば、桁を飛ばさない。

核分裂反応を制御する仕組み

原子炉の中では、核分裂反応を安定してコントロールするために、性格の異なる複数の 機器が働いている。

  • 減速材:核分裂で飛び出す中性子は高速すぎて、そのままでは次の核分裂を起こしにくい。 水(軽水)などの減速材で中性子の速度を落とし、核分裂を起こしやすい熱中性子にする。
  • 制御棒:中性子を吸収する材料でできた棒を炉心に出し入れすることで、核分裂反応の連鎖、 すなわち原子炉の出力を調整する。深く挿入するほど中性子が吸収され、反応が抑えられる。
  • 冷却材:核分裂で生じた熱を炉心の外へ運び出す媒体。軽水炉ではこの役割も水が兼ねている。
減速材と制御棒は、どちらも中性子に働きかける装置という点で混同しやすいが、 狙いは正反対だ。減速材は「核分裂を起こしやすくする」ためのアクセル役、 制御棒は「核分裂を抑制する」ためのブレーキ役、と対で覚えるとよい。

沸騰水型(BWR)と加圧水型(PWR)の違い

軽水炉には大きく分けて2つの方式がある。

  • BWR(沸騰水型):原子炉内で直接水を沸騰させ、その蒸気をそのままタービンに送る、 一次系統のみのシンプルな構成。ただし蒸気が炉心を通るため、タービン側の設備にも 放射線管理が必要になる。
  • PWR(加圧水型):原子炉内の一次冷却水を高い圧力で保つことで沸騰させず、その熱を 蒸気発生器で二次系統の水に伝えて蒸気を作り、その蒸気でタービンを回す。一次系統と 二次系統が分離されているため、タービン側は放射性物質を含まない蒸気で運転できる。
BWRとPWRの頭文字にヒントがある。BWRの「B」はBoiling(沸騰)で、炉心で沸かした 蒸気がそのままタービンへ向かう。PWRの「P」はPressurized(加圧)で、圧力をかけて 沸騰を抑えた一次冷却水が、蒸気発生器を介して二次系統に熱を渡す。系統構成に迷ったら、 この頭文字の意味に立ち返るとよい。

BWRの出力調整と制御棒の向き — PWRとの違いがもう一つある

BWRとPWRの違いは系統構成(一次系統のみか、二次系統に分離するか)だけではない。出力を どう調整するか、制御棒をどちらから挿入するかという点にも、両者で異なる設計が見られる。

BWRは制御棒の抜き差しに加えて、再循環ポンプによる炉心内冷却水の流量調節でも出力を 調整できる点が特徴だ。再循環ポンプの流量を増やすと、炉心内で発生している蒸気の気泡 (ボイド)が炉心から押し流され、その分だけ炉心内の水(減速材を兼ねる)の密度が上がる。 密度が上がった水は中性子を減速させやすくなるため、核分裂が起こりやすくなり出力が上がる ——制御棒を動かさなくても、水の流れをコントロールするだけで出力を細かく調整できる、 BWR特有の仕組みだ。

もう一つの違いが、制御棒を挿入する向きだ。BWRの炉心上部には、発生した蒸気からミストを 取り除く気水分離器・蒸気乾燥器が配置されている。この配置のため、BWRの制御棒は炉心の 下部から燃料集合体内を上下させる構造になっている。これに対しPWRの制御棒は、炉心の上部 から重力で落とし込む構造が基本で、緊急停止(スクラム)の際は重力を利用して素早く挿入 できる。

BWRの制御棒が下から挿入される構造だという点は、「制御棒は上から差し込むもの」という 直感に反するため見落としやすい。炉心上部が気水分離器・蒸気乾燥器で占められているという BWR特有の系統構成にまで立ち返れば、なぜ下部からの挿入になるのかを丸暗記せずに導ける。

原子燃料サイクル — ウランからプルサーマルまで

天然ウランに含まれる核分裂性物質ウラン235の割合はごくわずかしかなく、軽水炉で使うには この割合を高める「濃縮」という工程が必要になる。濃縮後のウラン235の濃度は数%程度 (3〜5%程度)に高められ、燃料として再転換・加工されたのち原子炉に装荷される。

原子力発電所で使い終えた使用済燃料には、まだ核分裂性物質であるウランやプルトニウムが 残っている。この使用済燃料からウラン・プルトニウムを分離・回収する工程を再処理と呼ぶ。 再処理で取り出したプルトニウムを、ウランと混合してつくった燃料をMOX燃料(混合酸化物燃料) といい、このMOX燃料を軽水炉で使うことをプルサーマルと呼ぶ。

また、前節で見た高速増殖炉のようにウラン238から新たな核分裂性物質(プルトニウム239)を 生み出す仕組みを利用すれば、消費した以上の核燃料を得ることも理論上可能になる——この一連の 「採掘→濃縮→燃料加工→発電→再処理→再利用」という燃料の循環を原子燃料サイクルと呼ぶ。

原子燃料サイクルは「一度使ったら終わり」ではなく、使用済燃料からウラン・プルトニウムを 取り出して再び燃料として使う、という循環の発想がポイントだ。再処理で取り出したプルトニウムを MOX燃料としてそのまま軽水炉で使うプルサーマルと、ウラン238からプルトニウムを増殖させながら 発電する高速増殖炉は、どちらも「使用済燃料や余ったウラン238を無駄にしない」という同じ狙いを 持つ別々の技術だと整理しておくと混同しにくい。

原子力発電の特徴

  • 少ない燃料の量で大きなエネルギーを得られるため、燃料の運搬・貯蔵の面で有利。
  • 発電時の二酸化炭素排出が少ない。
  • 出力調整に時間がかかるため、需要変動に細かく追従する調整力よりも、一定出力で稼働し続ける ベースロード電源としての運用に向く。
  • 燃料被覆管・原子炉圧力容器・格納容器といった多重の壁で放射性物質を閉じ込める設計が 基本的な安全確保の考え方になっている(詳細な基準・規制の細部は最新の関連法令・ 規制基準を確認すること)。

将来に向けた新型炉 — 高速増殖炉・高温ガス炉・核融合炉

現在主流のBWR・PWRはいずれも軽水炉(核分裂反応を利用し、冷却材・減速材に軽水を使う炉)だが、 将来に向けて次のような新型炉の研究・開発が進められている。

  • 高速増殖炉:ウラン238をプルトニウム239に変換しながら発電する炉で、理論上は消費した 以上の核燃料(プルトニウム239)を新たに生み出せる、すなわち燃料を「増殖」できる点が最大の 特徴。中性子の速度を落とす減速材をあえて使わず、高速中性子のまま反応させるため「高速」炉と 呼ばれる。
  • 高温ガス炉:冷却材に化学的に安定した不活性ガスであるヘリウムガスを、減速材に黒鉛を 用いる炉。より高温の熱を取り出せるため、発電だけでなく水素製造など幅広い熱利用への応用が 期待されている。
  • 核融合炉:ウランなどの重い原子核を分裂させる核分裂とは原理がまったく異なり、水素・ ヘリウムなど軽い原子核どうしを超高温・高速で衝突・融合させたときに生じるエネルギーを利用 する。BWR・PWR・高速増殖炉・高温ガス炉がいずれも「核分裂」を利用する仲間であるのに対し、 核融合炉だけは核分裂ではなく「核融合」を利用するという、原理そのものが異なる技術である点に 注意したい。
高速増殖炉・高温ガス炉までは、燃料の増やし方や冷却材・減速材が違うだけで、BWR・PWRと同じ 「核分裂」を利用する仲間だ。そこに核融合炉だけが混ざると、名前の並びから同じグループだと 誤解しやすい。核分裂は重い原子核が「割れる」反応、核融合は軽い原子核どうしが「くっつく」 反応、と対で覚えると混同を防げる。

実務との接点 — 「介入して暴走を止める」という発想は保護機器と共通する

制御棒が「炉心に挿入され、中性子を吸収して反応を抑える」という仕組みは、電気設備でいえば 遮断器やブレーカーが異常時に回路を遮断し、過大な電流を止める仕組みと発想が近い。 どちらも「常時は開いた状態で電気(あるいは核分裂反応)を通しつつ、必要なときに確実に 介入して暴走を止める」ための保護機構という共通点がある。

冒頭の系統図の見分け方——答え合わせは理解度チェックの最後の問題でしてみよう。

出題者のワナ — ここで受験者を転ばせにくる

この論点は、知っているだけでは足をすくわれる。試験でよく仕掛けられる崩し方を、先に知っておこう。

  1. 減速材と制御棒の役割を逆に覚えてしまう

    なぜ引っかかるどちらも炉心の中性子に働きかける機器という点で似ており、「中性子を扱う装置」とひとまとめに覚えると、速度を落とす(減速材)のか吸収して止める(制御棒)のかが曖昧になる。

    見破り方減速材は「核分裂を起こしやすくする」側、制御棒は「核分裂を抑制する」側、と正反対の役割であることをセットで覚える。

  2. BWRとPWRの一次系統・二次系統の構成を取り違える

    なぜ引っかかるどちらも軽水炉で系統図の見た目が似ているため、蒸気が直接タービンに届くのがBWRかPWRかを逆に覚えやすい。

    見破り方「B(BWR)はBoiling=沸騰した蒸気がそのままタービンへ」「P(PWR)はPressurized=圧力をかけて沸騰させず蒸気発生器を介する」と、頭文字の意味から系統構成を紐づけて覚える。

  3. BWRの制御棒は、PWRと同じように炉心の上部から挿入する構造だと思い込む

    なぜ引っかかる「制御棒は上から差し込むもの」という直感的なイメージが働きやすく、PWRの構造をそのままBWRにも当てはめてしまいやすい。

    見破り方BWRの炉心上部には、発生した蒸気からミストを取り除く気水分離器・蒸気乾燥器という機器が占めていることを思い出す。この配置のため、BWRの制御棒は炉心の下部から燃料集合体内を上下させる構造になっている。上部から挿入するPWRとは逆向きだと対で覚える。

  4. 制御棒で出力を細かく素早く調整できるという印象から、原子力発電を負荷追従運転(需要変動への追従)に向いていると誤解する

    なぜ引っかかる制御棒という「操作できる装置」が存在すること自体は事実なので、出力を自在に素早く変えられるというイメージに直結しやすい。

    見破り方原子力発電は一定出力で稼働し続けるベースロード電源としての運用が基本であり、需要変動への細かい追従は水力・火力(特に揚水発電やガスタービン)が担うという役割分担を思い出す。

  5. 高速増殖炉・高温ガス炉と核融合炉を、同じ「新型炉」というくくりで一緒くたに覚えてしまう

    なぜ引っかかるどれも「BWR・PWRに続く将来の原子炉」として並べて紹介されるため、名前だけを暗記すると、どれが核分裂の仲間でどれが原理そのものが違うのかが曖昧になる。

    見破り方高速増殖炉・高温ガス炉はBWR・PWRと同じ核分裂を利用する仲間(燃料の増殖のしかたや冷却材・減速材が違うだけ)、核融合炉だけは核分裂ではなく核融合という別原理である、という一点をセットで確認する。

  6. 再処理・MOX燃料・プルサーマル・高速増殖炉という似た用語を、燃料サイクルのどの段階の話かを整理せずに覚えてしまう

    なぜ引っかかるどれも「使用済燃料やプルトニウムを再利用する」という共通イメージでひとくくりにされやすく、再処理(分離工程)・MOX燃料(燃料そのもの)・プルサーマル(軽水炉での利用方法)・高速増殖炉(専用の原子炉そのもの)という、それぞれが指す対象の違いが曖昧になる。

    見破り方「再処理」は使用済燃料からウラン・プルトニウムを取り出す工程、「MOX燃料」はその取り出したプルトニウムとウランを混ぜた燃料そのもの、「プルサーマル」はMOX燃料を通常の軽水炉(BWR・PWR)で使うこと、「高速増殖炉」はプルトニウムを増殖させながら発電する専用の原子炉、と対象のレイヤーを分けて整理する。

  7. 質量欠損Δmの単位をgのまま光速cの式に代入してしまい、桁数を大きく誤る

    なぜ引っかかるE=Δmc²のΔmはSI単位のkgで代入する必要があるが、核分裂で問題になる質量欠損はg単位・しかも元の質量のごく一部(%)という小さい数値で与えられることが多く、単位変換を1段飛ばしてしまいやすい。

    見破り方計算の最初に「Δmはkgに直したか」を確認する。g→kgで1000分の1、さらに『全体の質量に対する欠損の割合(%)』が与えられている場合は、その割合を先に元の質量へ掛けてから単位変換する、という2段階の手順を毎回同じ順序で踏む。

参考文献・出典

理解度チェック(13問)

このトピックの内容がどれくらい身についたか、13問で確認しよう。 内訳は基本6問・応用3問・ひっかけ4問。基本が解けたら、条件を足した応用と、本番で足をすくいにくるひっかけまで踏み込む。

/ 13 問正解

覚えておきたいポイント

  1. 原子力発電は、核分裂で生じる熱で蒸気を作りタービンを回すという点で、熱源が燃焼か核分裂かの違いを除けば火力発電と発電の基本構造は共通
  2. 減速材は中性子の速度を落として核分裂を起こしやすくし、制御棒は中性子を吸収して反応を抑制する——役割が逆方向であることに注意
  3. BWR(沸騰水型)は炉心で沸かした蒸気を直接タービンへ送る一次系統のみの構成、PWR(加圧水型)は蒸気発生器を介して一次系統と二次系統を分離した構成
  4. BWRの出力調整は、制御棒の抜き差しと再循環ポンプの流量調節という2つの手段で行う。再循環ポンプで炉心内の冷却水(軽水)の流量を増やすと、蒸気の気泡(ボイド)が押し流されて炉心内の水(減速材)の密度が上がり、中性子が減速されやすくなって出力が上がる——制御棒の操作だけに頼らない、BWR特有の出力調整手段。BWRの制御棒は、炉心上部に蒸気を乾かす気水分離器・蒸気乾燥器が占めているため、炉心の下部から燃料集合体内を上下する構造になっている(PWRの制御棒は炉心上部から挿入する構造で、この点も対照的)
  5. 原子力発電は出力調整に時間がかかるため、需要変動への追従よりも一定出力で稼働し続けるベースロード電源としての運用が基本
  6. 将来炉として、燃料を「増殖」する高速増殖炉、ヘリウムガス冷却・黒鉛減速の高温ガス炉、核分裂ではなく核融合反応を利用する核融合炉の研究・開発が進められている
  7. 天然ウラン中のウラン235の割合はごくわずかで、軽水炉燃料に使うには数%程度まで濃縮する必要がある。使用済燃料からウラン・プルトニウムを取り出す工程が再処理、取り出したプルトニウムをウランと混合した燃料がMOX燃料、それを軽水炉で使うことをプルサーマルと呼ぶ
  8. 核分裂の前後では、生成物の質量の合計が反応前よりわずかに小さくなる(質量欠損)。この失われた質量Δmは消えてなくなるのではなく、アインシュタインの関係式E=Δmc²(cは光速、約3×10⁸m/s)に従って莫大な熱エネルギーに変わり、これが原子力発電の熱源になる
Xでシェア
打ち合わせを予約 見積依頼