なぜ「カノマックス」という、日本の企業らしくない社名がついているのでしょうか。日本カノマックス株式会社は1951年に設立された(前身の加野研究所としての創業は1934年)、大阪府吹田市を本社とする計測機器メーカーです。風速計・パーティクルカウンター・環境計測器などの精密計測機器を専門とし、国内外の産業・研究分野で高い信頼を得ています。熱線式風速計や光学式粒子計測技術に関する製品を幅広く展開し、クリーンルーム管理や空調設備の性能確認など幅広い用途に対応しています。
日本カノマックス株式会社は1951年に設立された(前身の加野研究所としての創業は1934年)、大阪府吹田市を本社とする計測機器メーカーです。風速計・パーティクルカウンター・環境計測器などの精密計測機器を専門とし、国内外の産業・研究分野で高い信頼を得ています。
カノマックスの強みと主要製品の特長
前身「加野研究所」は京都大学の受託研究からスタート
1934年、創業者・加野五郎氏が大阪で設立した「加野研究所」は、京都大学各教室から研究用精密電気計測装置の製作を委託される研究機関だった。 戦後は国鉄・私鉄各社や企業からの生産性向上のための設備研究を受託する中で、気流計測器「アネモマスター風速計」を開発し、 計測機器メーカーへと軸足を移していった(公式サイト沿革より)。
1947年開発の「アネモマスター」は今も続くブランド名
アネモマスター風速計は1947年の開発以来、看板ブランドとして使われ続けている。本データベースに掲載する熱線式風速計 Model 6162 (中高温用アネモマスター風速計)やデジタル風速計 Model 6036(アネモマスター プロフェッショナル)にも、このブランド名が受け継がれている (公式サイト沿革・製品ページより)。
1988年の中国進出を皮切りに日米中3極体制へ
1988年、中国・瀋陽市に合弁会社「沈陽新科精密儀器有限公司」を設立したのが海外進出の第一歩。2004年には米国AIRFLOW社を買収して 持株会社KANOMAX HOLDINGS, INC.を設立し、2015年には米国Fluid Measurement Technologies社も買収するなど、 日本・米国・中国を軸としたグローバル体制を築いている(公式サイト沿革より)。
2002年、慶応義塾大学と共同開発したシステムをNASAへ納入
2002年1月、慶応義塾大学と共同開発したクリーンルームシステムをNASAへ納入した実績がある。国内の計測機器メーカーとしては珍しい、 宇宙開発関連分野への納入事例のひとつ(公式サイト沿革より)。
現代表・加野稔氏は元バイオリン奏者志望、ニューヨーク単身起業の経歴
創業家3代目にあたる代表取締役会長・加野稔氏は4歳からクラシックバイオリンを習い、一時はミュージシャンを志した経歴を持つ。 米国留学を経て、父の勧めでカノマックスの米国拠点立ち上げに携わり、法人登記から経理・顧客開拓までを一人で担った経験を経て、 2007年に社長に就任した(KENJA GLOBALインタビューより)。
選定ポイント
- 設立は1951年(前身の加野研究所としての創業は1934年)。創業家の姓「加野」を冠した社名の通り、現在も加野家出身の代表を置く独立系の計測機器専業メーカー。
- 従業員156名(2025年1月時点)と計測器メーカーとしては小規模で、大阪府吹田市の本社に開発・営業機能を集約している。大手総合計測器メーカーと比べ、風速・粒子計測分野への特化度が高い。
- 2004年の米国AIRFLOW社買収・KANOMAX HOLDINGS, INC.設立以降、米国・中国にも拠点を持つグローバル体制を構築している(公式サイト沿革より)。海外規格対応や現地拠点との連携が絡む案件でも相談先として検討できる。
- 1994年発売の室内空気環境計測器「オートビルセット」を源流とし、現行モデル「オートビルセットIII」まで型番を重ねている。建築物衛生法(ビル管理法)対応の測定ニーズに継続的に応えてきた製品系列(公式サイト沿革・製品ページより)。
- 2018年5月にはマスクフィットテスター「AccuFIT9000」を発売し、風速・粒子計測の技術を労働衛生(防じんマスクの適合性確認)分野にも展開している(公式サイト沿革より)。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| 熱線風速計 | 6501・6162 他 | クリーンルーム風速測定・空調ダクト風量確認・低風速域計測 | 風速計 | 詳細を見る → |
| デジタル風速計 | 6815・6036 他 | 空調設備保守点検・換気量確認・建築現場の気流確認 | 風速計 | 詳細を見る → |
| パーティクルカウンター | 3887・3888 他 | クリーンルーム清浄度管理・半導体製造環境監視・医薬品製造品質管理 | パーティクルカウンター | 詳細を見る → |
| 室内環境測定器 | AM-510・Model 2100 他 | 室内空気環境評価・建築物衛生法対応測定・オフィス・学校・病院の環境管理 | 環境計測器 | 詳細を見る → |
| 計測プローブ | 0963-00・0203 他 | 風速計本体の機能拡張・狭小部計測・高温環境計測・温湿度同時計測 | 計測アクセサリ | 詳細を見る → |
| マスクフィットテスター | 3000-00・3000-J1/3000-JG1/3000-JW1 | 防じんマスクのフィット係数測定・顔に合ったマスク種類の選定・作業者の日常装着チェック | マスクフィットテスター | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | 日本カノマックス株式会社(Kanomax Japan) |
|---|---|
| 略称 | カノマックス |
| 主力品種カテゴリ | 風速計、パーティクルカウンター、環境計測器、室内環境測定器、マスクフィットテスター |
参考資料・出典
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FAX 03-3833-6434 平日 9:00〜17:00
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よくある質問
「カノマックス」という社名の由来は何ですか?
創業家の姓「加野」を冠した社名です。1934年創業の「加野研究所」を前身とし、1951年に日本カノマックス株式会社として設立されました。現在も加野家出身の代表を置く独立系の計測機器専業メーカーで、従業員156名(2025年1月時点)と計測器メーカーとしては小規模ながら、風速・粒子計測分野への特化度が高いことが特徴です。
見積フォームへ進む →熱線式風速計はどのような現場で使われますか?
クリーンルームの風速管理、空調ダクトの吹出口風量測定、換気設備の性能確認など、低風速から中風速域の計測が必要な現場で広く使われています。
見積フォームへ進む →デジタル風速計と熱線式風速計の違いは何ですか?
公式の技術情報では、熱式風速計は通電したセンサーが風で冷やされたときの電気抵抗の変化から風速を測る方式(アネモマスターは熱式で、素子に白金線を使用)、翼車(ベーン)式は翼の回転数から風速を測る方式と説明されています。翼車式は微風速や小刻みな風速変化の測定には不向きとされ、公式は熱式を勧めています。どちらの方式かは型番ごとに異なるため、各機種の公式資料でご確認ください。
見積フォームへ進む →クリーンルームのどのクラス管理に対応していますか?
カノマックスのパーティクルカウンターは、クリーンルームなどの空気中の粒子数を測り、清浄度の評価に使う計測機器です。対応する規格・クラスや粒径区分は型番ごとに異なるため、各機種の公式資料でご確認ください。
見積フォームへ進む →ビル管理法の空気環境測定に使えますか?
はい、カノマックスの室内環境測定器は建築物衛生法(ビル管理法)が定める測定項目(CO2・温度・湿度・気流)に対応したモデルを揃えています。
見積フォームへ進む →マスクフィットテスターはどのような場面で使いますか?
防じんマスクの装着訓練や特定化学物質・粉じん作業者の適正着用確認、複数種類のマスクの中から顔に合うものを選定する場面などで使用されます。
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