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パナソニックの光電センサーCX-400の型番はどう読むのか|CX-411-C05とCX-411A-C05を分ける、動作切換スイッチの有無という規則

読了目安: 9分 編集: 電材サーチ編集部(編集・出典ポリシー

予備品の引き出しから、外れたセンサーの代わりを探す。目当ての型番は「CX-411-C05」。似た形のセンサーが2個並んでいて、片方のラベルには確かに「CX-411-C05」と書いてある。もう片方は「CX-411A-C05」。1文字多いだけで、ケーブルの長さも0.5mで同じに見える。どちらも透過形、どちらも10m検出——だったら、多い方の「A」は誤発注か何かの余分な記号で、実質同じ品物だと思って構わないのだろうか。

パナソニック インダストリー(旧パナソニック電工SUNX)の小型ビームセンサ「CX-400 Ver.2」シリーズは、この種の型番違いが特に紛らわしい構成をしている。公式製品ページには「スタンダードタイプ」と「ベーシックタイプ」という、見た目には型番の1文字しか違わない2つの型式一覧表が別々に用意されている。今回はこの一次資料に沿って、CX-400の型番を検出方式・出力形式・ケーブル/コネクタ形態の順に分解し、最後にその「A」という1文字が何を分けているのかを確かめる。

「CX-4」に続く2桁の数字が決めているのは検出方式

型番の骨格を最初に決めるのは、「CX-4」の直後に置かれる2桁の数字だ。公式製品ページの型式一覧表を通して見ると、この位置には次の数字が現れる。

数字検出方式検出距離の例
41□透過型CX-411:10m、CX-412:15m、CX-413:30m
42□拡散反射型CX-424:100mm、CX-421:300mm、CX-422:800mm、CX-423:70〜300mm(狭視界)
44□距離設定反射型CX-441/442/443/444(距離設定範囲つき)
46□限定反射型CX-461/462
48□ミラー反射型(透明体検出用)CX-481/482/483
49□ミラー反射型(偏光フィルタ付)CX-491:3m、CX-493:5m(長距離)

透過型(41□)は投光器と受光器が対になり光を遮ったかどうかで検出する方式、拡散反射型(42□)は検出物そのものに当たって返る光の有無で検出する方式、ミラー反射型(49□・48□)は別売の反射ミラーとの間で光をやり取りする方式だ。同じ「反射」でも49□には偏光フィルタが内蔵されていて鏡面体でも安定検出できるのに対し、48□は透明体検出専用の光学系を積んでいる。数字2桁は、検出方式という軸と、そのファミリー内での検出距離の軸を同時に運んでいる。

末尾の「-P」がNPN出力とPNP出力を分ける

検出方式の数字のあとに続くのは出力形式だ。公式製品ページの型式一覧表は、NPN出力とPNP出力を別列で並べている。基本形(CX-411、CX-424など数字だけの型番)がNPN出力、末尾に「-P」が付く型番(CX-411-P、CX-424-Pなど)がPNP出力にあたる。この対応関係は透過型・拡散反射型・ミラー反射型・距離設定反射型・限定反射型のすべてで共通しており、例外は見当たらない。

ケーブル長とコネクタ形態は、型式名の列見出しがそのまま答えになっている

出力形式のあとにもう一段、ケーブル長やコネクタの種類を表す記号が付く。公式製品ページの型式一覧表は、この対応を表の列見出しとして明示している。

  • 型式名の数字部分のみ(例:CX-411) → スタンダードタイプ、ケーブル長2m
  • 末尾に「-C05」 → ケーブル長0.5mタイプ
  • 末尾に「-C5」 → ケーブル長5mタイプ
  • 末尾に「-Z」 → M8コネクタタイプ
  • 末尾に「-J」 → M12中継コネクタタイプ

CX-411を例にとれば、CX-411-C05・CX-411-C5・CX-411-Z・CX-411-Jが同じ表の同じ行に横並びで掲載されている。検出方式も出力形式も変えずに、電線の出し方だけを選べる仕組みだ。ここまでは、オムロンの光電センサーで見た「一の位に5を足すとコネクタタイプになる」規則ほど数式めいてはいないが、型式名の末尾がそのまま仕様表の列見出しに対応しているという意味では、同じくらい素直な規則だと言っていい。

「CX-411-C05」と「CX-411A-C05」は、別の表に載っている別の製品だ

素直な規則だと安心しかけたところで、冒頭の疑問に戻る。CX-411-C05とCX-411A-C05。どちらも透過形、どちらも0.5mケーブル。違いは「A」の1文字だけに見える。

ところが公式製品ページを最後まで追うと、この2つは同じ型式一覧表にすら載っていない。CX-411-C05は「スタンダードタイプ」の表に、CX-411A-C05は「ベーシックタイプ」という別枠の表に、それぞれ独立して掲載されている。そしてベーシックタイプの表には、こう注記されている。

「動作切換スイッチ、感度ボリウムを装備していません。ケーブル長は0.5mです。」

動作切換スイッチとは、光電センサーの検出動作を「入光時ON」と「非入光時ON」のどちらにするか、現場で後から選べるつまみのことだ。公式ページの「使用上のご注意」によれば、これを時計方向に回し切った状態(L側)にすると入光時ON、反時計方向に回し切った状態(D側)にすると非入光時ONに設定される。スタンダードタイプのCX-411もCX-411-C05も、この切換スイッチを装備した上で出荷される。

ベーシックタイプには、そのスイッチ自体がない。だから動作モードは出荷後に選べず、発注の時点で確定させる必要がある。その確定作業を担っているのが、まさに末尾の「A」または「B」だ。ベーシックタイプの品番一覧では、NPN出力の行にCX-411A-C05とCX-411B-C05が並んでおり、A系列が入光時ON固定、B系列が非入光時ON固定にあたる(限定反射型CX-461でも同じA/Bの並びが確認できる)。スイッチという物理的な選択肢を型番の1文字に置き換えている、というのがこの記号の正体だ。

しかもベーシックタイプは、全機種に用意されているわけではない

もう一段、確認しておきたいことがある。ベーシックタイプは、CX-400シリーズの全機種に対して用意されているわけではない。公式製品ページのベーシックタイプ型式一覧表に載っているのは、透過型ではCX-411・CX-412、ミラー反射型ではCX-491、そして限定反射型のCX-461・CX-462だけだ。

裏を返せば、透過型の30m長距離品CX-413にはベーシックタイプが存在しない。ミラー反射型の長距離品CX-493にも同様に存在しない。拡散反射型(CX-421〜424)や距離設定反射型(CX-441〜444)、透明体検出用のCX-481〜483に至っては、ベーシックタイプという選択肢自体が型式一覧表のどこにも現れない。逆に限定反射型のCX-46□シリーズは、動作切換スイッチ付きの「スタンダードタイプCX-461」という型番そのものが存在せず、最初からベーシックタイプ(CX-461A/B)しか用意されていない。

なぜ透過型は10m・15m品だけベーシックタイプがあって30m品にはないのか、なぜミラー反射型は3m品だけにあって5m長距離品にはないのか。この選定基準について、今回参照した公式製品ページには理由の説明がない。検出距離が長くなるほど光軸調整がシビアになり、感度ボリウムでの微調整が必要になるから、という見方はできるが、それはあくまで推測であって、パナソニックが公式にそう説明しているわけではない。分からないことは分からないと書いておく。

現場での実務的な注意点

型番の末尾だけを見て「C05だから0.5mケーブルのやつだろう」と判断すると、A/Bという1文字を読み落としたまま発注してしまう危険がある。CX-411-C05とCX-411A-C05は、ケーブル長こそ同じでも、片方には現場で動作モードを変更できる余地があり、片方にはない。設置してから「入光時ONと非入光時ONを逆にしたい」と気づいても、ベーシックタイプにはスイッチがないので配線の工夫では直せず、A系列とB系列を発注し直すしかない。限定反射型CX-46□を選ぶ場合は、この制約が最初からついて回る製品だという前提で、検出動作を決めてから型番を確定させる必要がある。

なお、透過型の型番には別の見落としもある。公式製品ページの脚注には「透過型の銘板に記載されている型式名に”E”の記号がある機種は投光器、“D”の記号がある機種は受光器です」とある。CX-411という型番で発注すると投光器と受光器が1組届くが、現物の銘板を見ると、それぞれにE・Dという記号が別途刻印されている。片方だけが故障して片方を再発注するときは、この銘板の記号で投光器・受光器を取り違えないようにしたい。

パナソニックCX-400の型番確認・見積りについて

電設資材専門商社・松本電業株式会社(東京都台東区台東2-4-11)では、現物に残ったCX-411A-C05やCX-461B-C05といった型番から、スタンダードタイプかベーシックタイプかの見分け、出力形式(NPN/PNP)や動作モード(入光時ON/非入光時ON)の確認、後継品との照合までのご相談を見積フォームで受け付けている。型番の一部が判読できない場合は、現物の写真を添えてもらえると照合が早い。

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よくある質問

CX-411とCX-411-C05の違いは何ですか?

ケーブル長だけの違いです。公式製品ページのスタンダードタイプ型式一覧表では、CX-411がケーブル長2mの標準品、CX-411-C05がケーブル長0.5mタイプにあたり、どちらも動作切換スイッチと感度ボリウムを装備した同じ系統の製品です。出力形式(NPN)や検出方式(透過形10m)は共通です。

CX-411-C05とCX-411A-C05はどう違いますか?

系統そのものが違います。CX-411-C05はスタンダードタイプ(動作切換スイッチ・感度ボリウム装備)のケーブル長0.5mタイプですが、CX-411A-C05は別枠のベーシックタイプ型式一覧表に載る製品で、公式ページには「動作切換スイッチ、感度ボリウムを装備していません」と明記されています。末尾のAは、そのスイッチがない代わりに入光時ONの動作が出荷時に固定されていることを示す記号です。

CX-461A-C05とCX-461B-C05の違いは何ですか?

動作モードです。CX-461Aは入光時ON、CX-461Bは非入光時ONに固定されています。限定反射型CX-46□シリーズはベーシックタイプしか存在せず、動作切換スイッチを装備していないため、この選択を型番の1文字(A/B)で発注時に確定させる必要があります。

CX-491-YのYは何を表していますか?

反射ミラーが不要なタイプであることを表す記号です。公式製品ページは「反射ミラーなしタイプ」として、NPN出力タイプにCX-491-Y・CX-493-Y・CX-491-J-Y、PNP出力タイプにCX-493-P-Yを挙げています。通常のミラー反射型は別売の反射ミラー(RF-230等)と対で使いますが、-Yが付く型番はミラーなしで検出できる仕様です。

参考文献・出典

  • パナソニック インダストリー公式製品ページ「小型ビームセンサ[アンプ内蔵] CX-400 Ver.2」 (「種類・価格」のスタンダードタイプ型式一覧表(種類:透過型CX-411/412/413、ミラー反射型CX-491/493・透明体検出用CX-481/482/483、拡散反射型CX-421/422/423/424、距離設定反射型CX-441/442/443/444、限定反射型CX-461/462。列見出し:スタンダードタイプ[ケーブル長2m]・ケーブル長0.5mタイプ・ケーブル長5mタイプ・M8コネクタタイプ・M12中継コネクタタイプ、NPN出力/PNP出力の行分け)、ベーシックタイプ型式一覧表(CX-411A/B・CX-412A/B・CX-491A/B・CX-461A/B・CX-462A/Bの品番と「※ベーシックタイプは標準仕様品(ケーブル長0.5m)のみです」「動作切換スイッチ、感度ボリウムを装備していません」の注記)、反射ミラーなしタイプ型式一覧表(CX-491-Y・CX-493-Y等)、「使用上のご注意」内「動作切換スイッチについて」の説明(時計方向に回し切った状態[L側]で入光時ON、反時計方向に回し切った状態[D側]で非入光時ON)、脚注(注1)「透過型の銘板に記載されている型式名にEの記号がある機種は投光器、Dの記号がある機種は受光器です」)
型番不明でもOK

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「パナソニックの光電センサーCX-400の型番はどう読むのか|CX-411-C05とCX-411A-C05を分ける、動作切換スイッチの有無という規則」に関連する製品を、用途・仕様・写真からお探しします。リンク先には相談内容を入れた状態で用意するため、型番が分からなくてもそのまま進められます。 手書きメモや型番リストの写真・PDFでも依頼できます。

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