バルーフ株式会社(Balluff Japan) — 取扱品種・見積依頼
従業員約3,700人、世界60カ国以上で事業展開するグローバル企業。それだけの規模になってもなお、この会社は今も株式を公開していません。いったいなぜでしょうか。 バルーフ(Balluff)は1921年創業のドイツ発祥のセンサー・自動化機器メーカーで、日本法人のバルーフ株式会社を通じて国内市場にサービスを提供しています。 近接センサー、光電センサー、磁気センサー、産業用RFIDシステムなど幅広いラインナップを持ち、製造ライン・物流・食品・半導体など多様な産業分野で採用されています。 高い耐環境性と長寿命設計を特長とし、FA(ファクトリーオートメーション)の省力化・品質向上に貢献する製品群を展開しています。 IIoT(産業用IoT)対応製品にも注力しており、スマートファクトリー構築を支援するソリューションを提案しています。
バルーフの主力製品は、誘導型近接センサー(BESシリーズ)、磁気式近接センサー(BMSシリーズ)、産業用RFIDシステム(BISシリーズ)、光電センサー(BOSシリーズ)です。 当サービスでは主要品種のお取り寄せ・お見積りに対応しており、法人・施工業者様のご依頼には迅速にお見積りしています。
バルーフの強みと主要製品の特長
始まりは自転車・オートバイ・ミシンの修理工房だった
バルーフは1921年、シュトゥットガルト近郊のノイハウゼン・アウフ・デン・フィルダーンで、創業者ゲプハルト・バルーフ氏が自転車・オートバイ・ミシンの 修理工房として立ち上げた会社である。そこから精密旋盤・フライス加工部品を手がける事業へと発展し、現在のセンサー・オートメーション専業メーカーの 原型ができた。センサーメーカーとしての歴史は、本業の転身の先にある。
最初の自社センサーは、取引先からの相談がきっかけだった
1956年、工作機械メーカーのゲブリューダー・ヘラー社(Gebrüder Heller Maschinenfabrik)から小型部品製造のパートナーを探しているという 相談を受け、その過程で生まれたのがバルーフ初の自社センサー「カムスイッチ」だった。自ら開発戦略を描いてセンサー事業に参入したというより、 顧客との共同作業の中からセンサーメーカーへの転身が始まった、という経緯になる。
機械式から電子式への転換点は1968年
1968年、非接触式の誘導型近接スイッチ(現在のBESシリーズの源流)を開発し、機械式から電子式センサーへの転換を果たした。 この非接触検出という考え方は、後の磁気センサー・光電センサー・RFID・リニアポジションセンサーなど、同社の製品ラインアップ全体に 通底する基本設計思想になっている。
位置を「音」で測る技術は1984年に量産開始
1984年、磁歪(じわい)効果を利用し導波管内の超音波パルス伝搬時間から位置を求める、非接触・非摺動のリニアポジションセンサー技術の 量産を開始した。これが現在のBTLマイクロパルスシリーズにつながっている。
創業100年を超えてなお、社内に「リーンスタートアップ」の実験場を持つ
2020年、少人数のプロジェクトチームがリーンスタートアップの手法に沿ってソフトウェアとハードウェアを組み合わせた新規事業モデルを検証する 「戦略的インキュベーション・プログラム(Strategic Incubation Programs)」を開始した。創業100年を超える家族経営企業が、 スタートアップ的な社内実験の仕組みを制度化している点は珍しい。
選定ポイント
- 1921年創業、現在も4世代続く家族経営(非上場)の企業で、短期的な株主還元よりも技術・品質への投資を優先しやすい経営体制。
- 生産拠点はドイツ・ハンガリー・中国・米国・メキシコの5カ国7拠点に分散しており、特定地域に依存しない供給体制を持つ。
- 世界60カ国以上、開発・生産・物流・販売の子会社38社を持つグローバル企業で、従業員約3,700人規模(2026年)。
- 日本法人(当時Nihon Balluff Japan)は1980年設立で、バルーフグループにとってアジア最初の拠点。40年以上にわたり国内での供給・サポート体制を持つ点は、長期保守が前提となる制御盤・生産設備への採用可否を判断する材料になる。
- BTLシリーズなど同社のリニアポジションセンサーは非接触・非摺動の検出方式を採用しており、接触式ポテンショメータのような摺動抵抗の摩耗を避けたい用途での置き換え候補になり得る。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| BES近接センサー | BES M12MI-PSC80B-S04G・BES M12MI-PSC20B-S04G 他 | 金属部品の位置検出、ワークの有無確認、カウンター入力、ロボットアームのエンドエフェクタ検出など、 製造ライン・自動搬送システム・工作機械の位置決めに幅広く活用されます。 | 近接センサー | 詳細を見る → |
| BMF磁気センサー | BMF 315K-PS-C-2-S4-00,3・BMF 303K-PS-C-2A-SA7-S49-00,3 他 | エアシリンダー・油圧シリンダーのストロークエンド検出、プレス機の上死点・下死点確認、 バルブ開閉確認など、流体圧機器の位置検出に広く活用されます。 | 磁気センサー | 詳細を見る → |
| BIS RFIDシステム | BIS M-400-045-001-07-S4・BIS M-400-072-001-07-S4 他 | 製造ラインのワーク個体管理・工程追跡、パレット・治具の識別管理、入出荷管理、 品質トレーサビリティシステム構築、AGV(自動搬送車)との連携など。 | RFID | 詳細を見る → |
| BOS光電センサー | BOS 18M-PA-LD10-S4・BOS 12M-PS-RD12-S4 他 | 製品の有無確認・カウント、透明フィルム・ガラス検出、カラーマーク検出、 ラベル貼付確認、包装機・搬送コンベアでのワーク検出など。 | 光電センサー | 詳細を見る → |
| センサーアクセサリ | BCC M415-M414-3A-304-VX8434-020・BCC M415-M414-3A-304-VX44T2-050 他 | センサーの取付固定、センサーとコントローラー間の配線接続、 延長ケーブルによる配線距離の確保、中継点でのコネクタ接続など。 | センサーアクセサリ | 詳細を見る → |
| BTLポジションセンサー | BTL5-A11-M0250-P-SA167-S32・BTL5-A11-M0711-R-S32 他 | 油圧・空圧シリンダーのストローク位置計測、工作機械の直動軸位置決め、プレス機のスライド位置検出、 射出成形機の型締め位置管理など、連続的な位置情報が必要な用途に使用されます。 | リニアポジションセンサー | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | バルーフ株式会社(Balluff Japan) |
|---|---|
| 略称 | バルーフ |
| 主力品種カテゴリ | 近接センサー、磁気センサー、RFID、光電センサー、センサーアクセサリ、リニアポジションセンサー |
参考資料・出典
- バルーフ公式サイト 会社概要
- BES M12MI-PSC80B-S04G(BES0517)製品ページ
- BMF 21K-PS-C-2-S49(BMF0029)タイロッド磁気センサー製品ページ
- BIS M-400-045-001-07-S4(BIS00LH)HF読取/書込ヘッド製品ページ
- BIS U-4A7-082-21C-07-S4(BIS01E9)UHF読取/書込ヘッド製品ページ
- BOS013H(BOS 18M-PA-LD10-S4)拡散反射型レーザーセンサー製品ページ
- BCC03CF(BCC M415-M414-3A-304-VX8434-020)M12ケーブル製品ページ
- バルーフ公式サイト 沿革(History)
- バルーフ公式サイト 会社概要(日本語)
- BTL02PU(BTL5-A11-M0250-P-SA167-S32)磁歪式リニアポジションセンサー製品ページ
- BTL0809(BTL5-A11-M0711-R-S32)磁歪式リニアポジションセンサー製品ページ
- BTL0HLF(BTL5-H113-M0552-H-SA314-S92)磁歪式リニアポジションセンサー製品ページ
- BTL03EW(BTL5-H112-M1500-P-S94)磁歪式リニアポジションセンサー製品ページ
メーカー様へ:掲載内容のご指摘・お取引のご相談はこちらから承ります。
バルーフ製品の見積・納期はお気軽にお問い合わせください
型番と数量を入力するか、手書きメモや型番リストの写真・PDFを送れます。 日程を決めて相談したい場合は、打ち合わせの枠をその場で押さえられます。
FAX 03-3833-6434 平日 9:00〜17:00
法人・施工業者向け / 1本〜大量ロット対応
よくある質問
バルーフはなぜこれだけの規模になっても上場していないのですか?
1921年創業で、現在も4世代続く家族経営(非上場)の企業だからです。短期的な株主還元よりも技術・品質への投資を優先しやすい経営体制とされています。 生産拠点はドイツ・ハンガリー・中国・米国・メキシコの5カ国7拠点に分散しており、世界60カ国以上に開発・生産・物流・販売の子会社38社を持つグローバル企業で、 従業員約3,700人規模(2026年)です。
見積フォームへ進む →バルーフ製品の品番選定・見積依頼はどのように行えばよいですか?
検出対象・取付スペース・使用環境・出力形式などをお知らせいただくと、最適な品番をご提案いたします。
見積フォームへ進む →バルーフ製品の在庫確認と納期はどうなっていますか?
当社はご注文をお受けしてからメーカーへ発注する体制のため、納期は品番・数量により異なります。 松本電業株式会社の見積フォームにて最新の納期をご案内いたしますので、お急ぎの場合はまず見積フォームにてご相談ください。
見積フォームへ進む →バルーフ製品の技術的なご相談や不具合対応はどこに問い合わせればよいですか?
症状・使用環境・品番をお知らせいただくことでスムーズにご対応いたします。また代替品・互換品の提案も承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
見積フォームへ進む →BESシリーズの検出可能な材質を教えてください。
BESシリーズは主に鉄・鋼などの強磁性体金属を最大感度で検出します。アルミ・銅・真鍮などの非鉄金属も検出可能ですが、補正係数により検出距離が短くなります。
見積フォームへ進む →BMSシリーズはどのシリンダーメーカーに対応していますか?
SMC・CKD・コガネイ・パーカーなど主要シリンダーメーカーの一般的なT溝・C溝規格に対応した品番をラインナップしています。
見積フォームへ進む →BISシリーズのデータキャリアは金属面に直接取り付けられますか?
はい、金属面直付け対応品(オンメタルタイプ)をラインナップしています。通常のRFIDタグは金属面で性能が低下しますが、オンメタル対応品であれば金属治具・パレットに直付け可能です。
見積フォームへ進む →BOSシリーズで透明なペットボトルや透明フィルムは検出できますか?
透明体の検出には透過型(光軸タイプ)または透明体検出専用の拡散反射型を選定する必要があります。通常の拡散反射型では透明体を検出しにくい場合があります。
見積フォームへ進む →バルーフ純正ケーブル以外のM12ケーブルは使用できますか?
M12規格に準拠した市販品を使用することは可能ですが、耐環境性や電気的特性がバルーフ純正品と異なる場合があります。保証・サポートの観点から純正品の使用を推奨しています。
見積フォームへ進む →BTLシリーズはどのような仕組みで位置を検出していますか。
磁歪(じわい)効果を利用し、導波管内を伝わる超音波パルスの伝搬時間を計測することで、可動磁石の位置を非接触・非摺動で検出します。バルーフはこの技術を1984年に量産化しており、現在も同社のリニアポジションセンサーの中核技術となっています。
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