日本法人の従業員はわずか8名ですが、この会社が扱う超硬丸棒は年間1200トンを超える生産能力を持つ工場から届きます。 いったいどのような体制になっているのでしょうか。 セラティジット・ジャパン株式会社は、ルクセンブルクに本社を置く超硬合金・切削工具の世界的メーカーCERATIZIT S.A.の日本法人です。 超硬インサート、エンドミル、ドリルをはじめとする切削工具全般と、超硬合金部品・耐摩耗部品を幅広く提供しています。 高硬度材・難削材の加工に対応した独自のグレード開発力と精密な製造技術で、製造業・金型業界を中心に高い評価を得ています。 工具システムソリューションから超硬素材の受託加工まで、トータルな超硬ソリューションを展開しています。
セラティジット・ジャパンの主力製品は、超硬インサート(CTCP系グレード)、フライス工具(MaxiMill系)、超硬ドリル(CoreLine MINI・WTX系)、超硬合金部品です。 当サービスでは全品種のお取り寄せ・お見積りに対応しており、法人・施工業者様向けに迅速な見積対応を行っています。
セラティジットの強みと主要製品の特長
原料の粉末冶金段階から手がける一貫生産体制
超硬合金の原料となるタングステンパウダー工場を1986年にルクセンブルクへ自社保有した。切削工具メーカーの多くは超硬素材そのものは外部調達だが、原料粉末の段階から自社で押さえている点は珍しい。
1979年の米国工場建設に始まる早期のグローバル展開
ルクセンブルクとオーストリアの2拠点を統合した後、1979年には早くもアメリカに生産拠点を構えた。以降ブルガリア・中国・台湾へと拠点を広げ、現在は世界34カ所以上で生産している。
2010年の台湾・中国メーカーとの資本提携
台湾・中国の超硬合金メーカー「春保超硬」と2010年に資本提携し、アジア圏における生産・供給体制を強化した。日本法人設立(1998年)から10年余りを経た時期にあたる。
生産拠点34カ所超・販売会社70カ所超のグローバル網
グループの生産拠点は世界34カ所以上、販売会社は70カ所以上に及ぶ。日本法人の拠点はわずか8名だが、このグローバル供給網を背景に成り立っている体制である。
選定ポイント
- CERATIZITグループはオーストリアのプランゼー社(1921年創業)とルクセンブルクのセラメタル社(1931年創業)が1948年に資本統合して成立した企業で、グループ年商は約1350億円、総従業員数約9,000名、生産拠点は世界34カ所以上に及ぶ。
- 日本法人セラティジット・ジャパンは1998年設立、資本金5,000万円・従業員8名という小規模拠点。2020年にドイツの切削工具メーカー・コメートの日本法人と合併し、現在の株式会社CERATIZIT Japanとなった。
- 日本国内在庫の超硬丸棒はすべてオーストリア工場(年間1200トン超の生産能力)製で、国内には生産拠点を持たず輸入・在庫販売型の体制である点は納期確認時の判断材料になる。
- プランゼー社とセラメタル社は1948年に一度資本統合しているが、その後2002年に改めて資本統合し、現在のCERATIZIT S.A.体制に至っている。公式沿革ページでも1948年の統合とは別に2002年を「再度」の資本統合と明記しており、一度統合した2社がもう一度統合し直すという経緯をたどっている。
- 国内展開は一足飛びではなく段階を踏んでいる。2012年にOSGと切削工具の販売提携を結び、2017年にドイツの工具メーカー・コメートと事業提携。その3年後の2020年にコメートジャパンと合併し、現在の株式会社CERATIZIT Japanとなった。
- 超硬合金という材料そのものが市場に登場したのは1927年で、プランゼー創業(1921年)のわずか6年後にあたる。CERATIZITの前身企業の歴史は、超硬合金という素材自体が実用化されていった歴史とほぼ重なっている。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| 超硬インサート | WNMG080408・CNMG120408 他 | 鋼・ステンレス・鋳鉄・アルミ・難削材の旋削加工全般。CNC旋盤・複合加工機での量産・試作に使用。 | 超硬チップ | 詳細を見る → |
| 超硬エンドミル | MaxiMill 211・MaxiMill 251 他 | マシニングセンタでの側面加工・溝加工・ポケット加工。金型・部品加工での荒加工から仕上げ加工まで対応。 | 切削工具 | 詳細を見る → |
| 超硬ドリル | CoreLine MINI・WTX Micro 他 | マシニングセンタ・ボール盤での穴あけ加工全般。鋼・鋳鉄・ステンレス・アルミ加工に対応。 | 切削工具 | 詳細を見る → |
| 超硬合金部品 | 超硬ダイス・超硬パンチ 他 | プレス金型・製管・押出成形・粉末成形・各種精密機械部品として使用。高負荷・高摩耗環境での長期使用に適合。 | 超硬合金製品 | 詳細を見る → |
| 工具ホルダ | HSKシャンクツールホルダ・BTシャンクツールホルダ 他 | マシニングセンタ・複合加工機での工具取り付けシステム。高速・高精度加工での工具保持に使用。 | 切削工具 | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | 株式会社CERATIZIT Japan(セラティジット・ジャパン) |
|---|---|
| 略称 | セラティジット |
| 主力品種カテゴリ | 超硬チップ、切削工具、超硬合金製品 |
参考資料・出典
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法人・施工業者向け / 1本〜大量ロット対応
よくある質問
セラティジット・ジャパンは、なぜ従業員8名でこれほど幅広い製品を扱えるのですか?
セラティジット・ジャパンは1998年設立、資本金5,000万円・従業員8名という国内では小規模な拠点ですが、 国内在庫の超硬丸棒はすべて年間1200トン超の生産能力を持つオーストリア工場から輸入・在庫販売する体制を取っています。母体のCERATIZITグループは、オーストリアのプランゼー社(1921年創業)とルクセンブルクのセラメタル社(1931年創業)が 1948年に資本統合して成立した企業で、世界34カ所以上に生産拠点を持つグループ年商約1350億円のメーカーです。
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はい、被削材・加工条件・機械スペックなどをお知らせいただければ、最適なグレード・品番をご提案します。
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