プロ用電動工具で広く知られるこの会社は、そもそも何を売る会社として創業したのでしょうか。 株式会社マキタは1915年創業の電動工具メーカーで、プロ用・家庭用を問わず幅広いラインナップを展開しています。 公式の会社データによると、2026年3月期の連結売上収益は7,776億円です。 18Vおよび40Vmaxリチウムイオンバッテリーシリーズを中心に、充電式工具の開発・製造に注力しています。 充電式インパクトドライバーや充電式ドリルドライバーをはじめ、ハンマドリル・電動丸のこ・クリーナーなど多彩な製品群を持ちます。 国内外で高い信頼を獲得しており、建設・電設・設備工事などの現場で幅広く採用されています。
マキタの主力製品は充電式インパクトドライバー(現行はTD173Dシリーズ、旧TD172Dシリーズは生産終了)や 充電式ドリルドライバー(現行はDF486Dシリーズ、旧DF481Dシリーズは生産終了)など、18V・40Vmaxバッテリー対応の充電工具です。 当サービスでは豊富なラインアップのお取り寄せ・お見積りに対応しています。
マキタの強みと主要製品の特長
1989年、名古屋の世界デザイン博でイタリアの巨匠がマルノコ・グラインダ・ドリルをデザイン
DMC DeLoreanのボディなど数々の名車を手がけたイタリアの工業デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロ。 その仕事の一部に、実はマキタの電動工具も含まれる。1989年に名古屋で開かれた世界デザイン博覧会では、 同氏がデザインしたマルノコ・グラインダ・ドリルの3機種が展示された記録が公式沿革に残っている。 自動車業界の意匠が電動工具に持ち込まれた、珍しい交差点である(出典:マキタ公式サイト「沿革」)。
1935年、電動工具メーカーになる24年前にソ連へ発電機とモータを初輸出
マキタが電動工具メーカーへ転換したのは1959年。だがその24年前、1935年(昭和10年)にはすでに 発電機とモータをソビエト連邦へ初輸出していたことが公式沿革に記録されている。当時の社名は牧田電機製作所、 電灯器具・モータ・変圧器の販売修理を営む町工場だった。海外取引の実績は、電動工具事業への転換より 先に積まれていたことになる(出典:マキタ公式サイト「沿革」)。
1987年、電動工具が日米半導体摩擦の"とばっちり"で報復関税の対象になった
半導体と電動工具、一見何の関係もない両者が、通商交渉の場では結びついた。1987年(昭和62年)、 日米間の半導体貿易摩擦への報復措置として、電動工具が対象品目に指定された記録が公式沿革に残っている。 輸出型製造業が国際政治の駆け引きに巻き込まれた一例として、業界史の中でも異色のエピソードである (出典:マキタ公式サイト「沿革」)。
1963年の無借金経営が、1970年代の海外進出ラッシュを支えた可能性
1963年(昭和38年)に完全無借金会社となったマキタは、その7年後の1970年にマキタU.S.A.Inc.を設立し、 初の海外現地法人を持つ。以後1971年フランス、1972年英国、1973年オーストラリア・カナダと、 1970年代だけで4か国に相次いで現地法人を設立している。財務体質の健全化が海外展開の原資になっていた 可能性を、公式沿革の年表は示唆している(出典:マキタ公式サイト「沿革」)。
エンジン工具メーカーを子会社化したわずか15年後、エンジン製品の生産を終える
2007年5月、マキタはエンジン式工具メーカーの富士ロビン株式会社を連結子会社化した (同年8月に「株式会社マキタ沼津」へ社名変更、2013年4月に株式会社マキタへ吸収合併)。 ところが2022年3月、マキタはエンジン製品の生産そのものを終了している。子会社化からわずか15年、 充電式工具へ経営資源を集中させる転換の速さが、沿革の年表から読み取れる(出典:マキタ公式サイト「沿革」)。
選定ポイント
- マキタは1915年に名古屋のモータ販売修理会社として創業し、1959年に電動工具メーカーへ転換。2022年にはエンジン式製品の生産を終了しており、沿革として充電式(バッテリー)工具への完全シフトを公表している。
- 1969年に業界初の充電式工具(電池ドリル6500D)を発売して以来、ニッカド→ニッケル水素→リチウムイオンと電池技術を自社で主導してきた歴史があり、現行18V/40Vmaxバッテリーシリーズの互換性思想の背景になっている。
- 1991年にドイツのチェンソーメーカー・ザックスドルマー社を買収(現マキタ・エンジニアリング・ジャーマニー)しており、電動工具専業だけでなく林業機械分野にも事業を広げている。
- 1963年(昭和38年)に完全無借金会社となって以降、財務健全性を重視する経営を続けてきた沿革があり、仕入先としての事業継続性・部品供給の安定性を見る材料の一つになる(出典:マキタ公式サイト「沿革」)。
- 2022年3月にエンジン製品の生産を終了する一方、同年10月には電子制御開発センター(東京オフィス)を開設しており、ガソリン・エンジン式工具から充電式・電子制御主体の工具へ経営資源を集中させる転換期にあったことが公式沿革の年表から読み取れる。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| インパクトドライバー TD172D | TD172DRGX・TD172DZ 他 | ビス締め・ボルト締め・電設配線作業 | 充電工具 | 詳細を見る → |
| ドリルドライバー DF481D | DF481DRGX・DF481DZ 他 | 穴あけ・ビス締め・電設配線固定 | 充電工具 | 詳細を見る → |
| ハンマドリル HR2630 | HR2630・HR2630X17 | コンクリート穴あけ・アンカー下穴・タガネ作業 | 電動工具 | 詳細を見る → |
| 充電式丸のこ HS631D | HS631DRGX・HS631DZ 他 | 木材・合板切断・電設工事現場での加工作業 | 充電工具 | 詳細を見る → |
| 充電式クリーナー CL182D | CL182FDRFW・CL182FDZW | 工事現場・施工後清掃・切りくず回収 | 充電工具 | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | 株式会社マキタ(Makita) |
|---|---|
| 略称 | マキタ |
| 主力品種カテゴリ | 電動工具、充電工具、作業工具 |
参考資料・出典
メーカー様へ:掲載内容のご指摘・お取引のご相談はこちらから承ります。
マキタ製品の見積・納期はお気軽にお問い合わせください
型番と数量を入力するか、手書きメモや型番リストの写真・PDFを送れます。 日程を決めて相談したい場合は、打ち合わせの枠をその場で押さえられます。
FAX 03-3833-6434 平日 9:00〜17:00
法人・施工業者向け / 1本〜大量ロット対応
よくある質問
マキタはなぜ、もともと電動工具メーカーではなかったのですか?
マキタは1915年に名古屋でモータの販売・修理会社として創業し、1959年に電動工具メーカーへと事業転換しました。 1969年には業界初の充電式工具(電池ドリル6500D)を発売し、ニッカド→ニッケル水素→リチウムイオンと 電池技術を自社主導で発展させてきた歴史が、現在の18V/40Vmaxバッテリーシリーズの互換性思想につながっています。 TD172DやDF481Dなど製品のお見積りは見積フォームからお気軽にお問い合わせください。
見積フォームへ進む →マキタ製品はどこで購入できますか?
松本電業株式会社が運営する電材サーチ(denzaisearch.com)では、マキタの全品種のお取り寄せ・お見積りに対応しております。 法人・施工業者様向けにお見積りに対応しておりますので、見積フォームへお気軽にご相談ください。
見積フォームへ進む →マキタの18Vと40Vmaxシリーズのバッテリーは互換性がありますか?
18Vバッテリーと40Vmaxバッテリーは電圧が異なるため、直接の互換性はございません。 各シリーズ対応工具とバッテリーの組み合わせについては、フォームからお問い合わせください。
見積フォームへ進む →マキタ製品の修理・アフターサービスについて教えてください。
マキタ製品の修理・アフターサービスはマキタ正規サービスセンターにてご対応いただけます。 購入前のご相談や品番確認、見積依頼は見積フォームで[email protected]までお気軽にご連絡ください。
見積フォームへ進む →TD172Dシリーズのバッテリーは他のマキタ18V製品と共用できますか?
はい、マキタ18Vスライド式バッテリーは同シリーズ対応の充電工具間で共用可能です。 バッテリー互換性の詳細はフォームからお問い合わせください。
見積フォームへ進む →DF481Dはコンクリートへの穴あけに使えますか?
DF481Dはドリルドライバーのため、コンクリートへの穴あけにはハンマドリル(HR2630等)の使用を推奨します。 用途に合わせた最適機種のご提案は見積フォームからお気軽にご相談ください。
見積フォームへ進む →HR2630はSDS-plusビット以外も使えますか?
HR2630はSDS-plusチャックを採用しているため、別売のチャック変換アダプターを使用することで通常のドリルビットも使用可能です。 対応アクセサリーについては見積フォームからお問い合わせください。
見積フォームへ進む →HS631Dは鉄板や鋼材の切断に使えますか?
HS631Dは木工用丸のこのため、鉄板・鋼材の切断には対応していません。金属切断用には別途セーバソー等をご検討ください。 最適な機種選定については見積フォームからご相談ください。
見積フォームへ進む →CL182Dは粉じんの多い現場でも使えますか?
CL182Dは一般的な切りくず・ほこり用途向けです。粉じんの多い現場では集じん機能付きモデル(VC)をご検討ください。 用途に合わせた機種選定は見積フォームにてご相談承ります。
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