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ケーブル施工技術設計技術

アルミケーブル(AL-CV)の許容電流とサイズアップの目安、銅端子との電食を防ぐ端末処理

・ 読了目安: 9分 ・ 編集: 電材サーチ編集部(編集・出典ポリシー)

この記事の結論

アルミ導体CVケーブル(AL-CV・AL-CVT)は、導電率が銅の約60%なので同じ断面積では許容電流が下がります。メーカーの目安は、銅100mm²以下なら1サイズ、150mm²以上なら2サイズ上げること。西日本電線の参考値では銅CVT 150mm²が380A、アルミは200mm²で365A、250mm²で420Aです。端末は銅用の端子・工具を流用せず、導体をブラッシングしてコンパウンドを塗り、錫めっきのアルミ専用端子かバイメタル端子で接続し、防水テープで覆います。銅と直接触れると電位の低いアルミ側が腐食して接触抵抗が増え、発熱の原因になります。

見積依頼に「幹線はアルミで。銅150sqのCVT相当」と一行だけ書かれていることがあります。サイズは許容電流表で決まります。迷うのはその先です。端子と工具は銅用の手持ちでいいのか、ブレーカーにそのまま入るのか、そもそも同じCVケーブルなのになぜアルミ品にはJISマークが付かないのか。

端子を流用した接続部は、施工直後は問題なく通電し、時間が経ってから発熱します。その順序を一次情報で追います。


アルミは銅の約60%しか電気を通さないが、同じ重さなら2倍流せる

アルミ導体ケーブルの設計で最初に効くのは、導電率と比重です。日本アルミニウム協会の資料では、電気伝導率は銅の約60%、比重は約1/3で、同じ重さの銅に比べて2倍の電流を通せると説明しています。

物性銅(硬質)アルミ(1100-H18)設計・施工への影響
導電率(%IACS)10057同じ断面積では許容電流が下がる
比重8.92.7同サイズで質量は銅の4割前後
引張強さ(N/mm²)343166延線の許容張力が小さい
線膨張係数(10⁻⁶/℃)16.823.6通電・停止のたびに端子部の伸縮が大きい
溶融温度(℃)1065〜1082646〜657耐火ケーブルには使えない

出典:日本アルミニウム協会「アルミニウムとは」物理的性質表。表の導電率は1100合金の値で、電線メーカーはケーブル用の導体を「銅の60%」として扱っています。

質量の差は西日本電線のAL-CVTの表で確かめられます。同サイズの銅CVTと比べて外径は同じ、概算質量はサイズにより銅の38〜44%です。150mm²なら銅4,900kg/kmに対しアルミ1,950kg/km。ドラム1本の重さが半分以下になる、という感覚です。


サイズアップの目安は「銅100mm²以下は1サイズ、150mm²以上は2サイズ」

許容電流は導体の抵抗で決まるので、アルミでは同じ断面積のまま置き換えられません。古河電工メタルケーブルのQ&Aは、銅100mm²以下なら1サイズ、銅150mm²以上なら2サイズ上げれば許容電流が銅と同等以上になり、電圧降下もほぼ同等になるとしています。

パンドウイットの説明会資料は「150sq以下で1サイズ、150sq以上で2サイズ」と書いており、150mm²ちょうどの扱いはメーカーで割れます。西日本電線の表(下)では150mm²は2サイズ上げないと銅を超えません。

西日本電線がAL-CVT製品ページで公表している許容電流(参考値。布設条件の記載はありません)を、銅150mm²を基準に並べます。

CVT導体サイズ銅(A)アルミ(A)銅150mm²(380A)との関係
150mm²380295同サイズでは78%
200mm²4653651サイズアップでも届かない
250mm²5354202サイズアップで同等以上

150mm²から2サイズ上げる、という目安がこの表でも裏付けられます。ただし負荷電流に余裕のある幹線では、同サイズや1サイズアップで収まることもあります。そのときに確認するのは電圧降下です。採用するメーカーの、布設条件と周囲温度を合わせた許容電流表で最終決定してください。らくらくアルミケーブルの許容電流は、日本電線工業会のJCS 0168-2:2016に準拠し、1回線・基底温度40℃・導体最高許容温度90℃の条件で算出されています。

サイズアップに伴って変わるものが3つあります。

  1. 配線スペース。外径が太くなるので、ラック・管路・盤内の余裕を見直します。許容曲げ半径の倍率は銅と同じ6D(D=ケーブル外径)ですが、Dが大きくなる分だけ実際の半径は増えます。

  2. 延線張力。導体の許容張力は銅7kgf/mm²に対しアルミ4kgf/mm²です。自重が軽いので必要な張力自体は小さくなりますが、銅の数字で引くと導体を傷めます。プーリングネットでシースを引く場合は銅と差がありません。

  3. 質量。通電容量を合わせて1〜2サイズ上げても、ケーブル質量は銅より約30%軽くなります(古河電工メタルケーブル、東電物流の案内とも同じ数字)。西日本電線の表で銅150mm²(4,900kg/km)とアルミ250mm²(3,180kg/km)を比べると35%軽い計算です。


一段深い理解:AL-CVにJISマークが付かないのは、JIS C 3605が銅導体しか規定していないから

銅導体のCVケーブルはJIS C 3605(600Vポリエチレンケーブル)で規定されています。この規格にはアルミ導体の規定がありません。そのため、同じ構造のAL-CVであってもJISマークは表示できません。古河電工メタルケーブルはQ&Aでこの点を明記し、導体を除く部分はJIS C 3605を満足し、性能は銅導体CVと変わらないと説明しています。

アルミ導体CVの製品規格は、日本電線工業会(JCMA)の規格JCS 4348「600Vアルミ導体架橋ポリエチレンケーブル」です。メーカーは「JIS C 3605とJCS 4348を基に設計・製造」と書きます。同じ工業会は2017年12月に技術資料第150号「600Vアルミ導体架橋ポリエチレンケーブルの特性及び取扱い」も出しています。設計図書に「JIS C 3605相当」とだけ書くと、アルミ導体を規定していない規格を引くことになります。仕様書には「JCS 4348準拠」と書いておくのが確実です。

ケーブルの外観にも印があります。らくらくアルミケーブルのシースは黒ではなく青です。理由は銅CVとの識別、誤切断の防止、そしてアルミ専用端子の使用を守らせること。西日本電線のAL-CVTも対角2条(計4条)の識別ストライプを入れています。盤屋が端子を選ぶ前に「これはアルミだ」と気付ける仕掛けです。


銅端子を流用した接続部で何が起きるか

銅用の圧着端子にアルミ導体を押し込んで圧着しても、その日は通電します。問題は後から出ます。冨士端子工業は、銅端子をアルミ電線に使えない理由を2つ挙げています。線膨張率の差で通電を繰り返すうちに接触の保持力が落ちて発熱すること、イオン化傾向の差で接触部のアルミが腐食(電食)することです。

【異種金属接触腐食(電食)の起き方】

  アルミ導体(電位:卑・アノード)
         ↓  水分・湿気(電解質)が入ると電池になる
   [ 直接接触部 ]
         ↓
  銅製端子(電位:貴・カソード)

  結果:アルミ側だけが溶け出し、腐食粉を噴いて痩せる

結露や雨水がある環境で、電位の異なるアルミ(卑)と銅(貴)が直接触れると、局所的な電池ができます。電位の卑なアルミ側がアノードになって溶け出し、銅側はカソードになって逆に腐食が抑えられます。アルミ導体が痩せると端子とのカシメ部に隙間ができ、接触抵抗が増え、通電時の抵抗発熱で被覆が焼けます。これが電食(ガルバニック腐食)です。

「電位差2V」は現場の数字ではない

化学の教科書にあるイオン化傾向の順序(標準電極電位)では、アルミは−1.68V、銅は+0.34Vで、差は約2Vです(農林水産省の腐食解説にある表)。この2Vを、接続部にかかる電圧のように扱ってはいけません。どちらがアノードになり、どれだけ腐食が進むかを決めるのは、その環境に浸かった状態で各材料が示す自然浸漬電位(腐食電位)のほうです。

腐食防食学会の宮坂による海水中の実測例では、ステンレス鋼の−0.10Vから鋳鉄の−0.67V(対SCE)まで、材料間の差は大きく見ても1V未満に収まっています。アルミが表面にち密な酸化皮膜をつくることもあり、標準電極電位から想像するほど極端な数字にはなりません。腐食の速さを左右する因子も電位差だけではなく、①電位差、②カソード/アノードの面積比、③電解質を含む回路抵抗の3つです。「アルミと銅は2Vもあるから危険」ではなく、「電位の卑なアルミがアノードになり、面積比と水分の条件しだいで腐食が集中する」と覚えるほうが実務に合います。

「電食」という呼び名のずれ

この現象の正式な呼び名は異種金属接触腐食(ガルバニック腐食)です。現場では「電食」と呼ぶことが多く、本ガイドも併用します。ただし腐食の分類上、「電食」は直流電気鉄道などからの迷走電流で起きる別区分の腐食を指します。農林水産省の分類でも、異種金属接触腐食は自然腐食のマクロセル腐食に、電食は迷走電流・干渉として別に整理されています。文献を当たるときは、用語の指す範囲がずれることに注意してください。


端末処理の手順と、銅と違う3点

古河電工メタルケーブルは、銅導体との端末処理の違いを3点に絞っています。導体表面のブラッシング、アルミ専用端子の使用、導体露出部を防水テープで覆うこと。手順に沿って見ます。

  1. 皮剥ぎとブラッシング。アルミ導体は空気に触れるとすぐ酸化皮膜をつくります。日本アルミニウム協会はこの皮膜を「ち密で安定」で自己修復すると説明し、同じ資料は、工業材料としてのアルミナ(酸化アルミニウム)の性質に「電気絶縁抵抗が大きい」を挙げています。耐食性の源が、接続部では絶縁層になります。ワイヤブラシで皮膜を除きます。

  2. コンパウンドの塗布。研磨した導体にコンパウンド(ゲル状の絶縁油)を塗り、再酸化と水分の侵入を防ぎます。冨士端子工業のアルミ端子は端子内面に定量を事前塗布済み、パンドウイットの端子もバレル内部に内包済みで、塗り忘れを防ぐ設計です。

  3. 専用端子の挿入と圧着・圧縮。アルミ専用端子かバイメタル端子を使います。冨士端子工業の圧着端子なら銅用の電動油圧工具本体(マクセルイズミ、カクタス等)を共用できますが、アルミ専用のダイスが必要です。圧縮端子ではBurndy社のダイスと専用ヘッドを使います。

  4. 防水処理。圧着部に自己融着テープを巻きます。水分が入る可能性のある場所では、端子の電線接続箇所の防水が電食対策の最後の一手です。

  5. 端子台・ブレーカーへの接続。専用端子は銅用のR端子より大きく、形状も厚みも違います。収まるか、ボルト径が合うかを事前に確認します。古河電工メタルケーブルは、ボルトサイズが合っていないと性能が出ないこと、接続側の接触部にもめっき処理が必要なことを挙げています。

らくらくアルミケーブルシステムには、皮剥ぎとブラッシングを同時に行う専用ソケットがあります。ドリルドライバー用で、最大トルクは40N・m以下、インパクトドライバーには付けられません。アルミは空気中ですぐ皮膜を再生する(協会資料の「自己修復作用」)ので、研磨から圧着までを続けて行います。工具ページの手順も皮剥ぎ・ブラッシングから防水処理までを一連で示しています。

もう1つ、ケーブルカッターの注意があります。カッター本体は銅と共用できますが、アルミ導体を切る前に刃に残った銅粉を拭き取ります。切断面に銅の粉が残ると、そこが電食の起点になるからです(冨士端子工業・古河電工メタルケーブルの両方が注意しています)。


一段深い理解:端子メーカーは「異種金属を触れさせない」設計で電食を消している

電食を防ぐ考え方は「アルミと銅を直接触れさせない」の一点です。各社の実装は少しずつ違います。

方式構造電食をどう避けるか注意点
アルミ専用端子(錫めっき)アルミ製の筒と舌部、全体に錫めっき接触面はめっき同士。端子台側もニッケルめっき品を組み合わせる受け側の接触部にもめっきが必要。銅用より大きい
バイメタル端子アルミのバレル部と銅の丸端子部を接合境界は製造時に接合済みで水が入らない。銅機器にそのまま接続アルミ端子より高価
銅・アルミ直線接続材/ハイブリッドケーブル現場または工場でアルミ導体を銅導体に変換盤側は銅のまま直線接続材は採用実績が少ない。工場加工は納期を要する

出典:らくらくアルミケーブルシステムQ&A・切替ページ、パンドウイットPJ24-020、パンドウイット製品説明会資料(2025年11月)。

冨士端子工業の説明によれば、国内のアルミ端子は長く油圧式の「圧縮」端子が主流で、150mm²の端子なら2か所を押しつぶす必要がありました。同社は銅線用工具の本体に専用ダイスを付けて「圧着」できる端子を開発し、JIS C 2810の電線サイズに合わせた寸法にしました。海外規格品にはJISのサイズ区分に合うものがなかったからです。パンドウイットは逆に、ダイス交換なしで38〜400mm²を圧着できる工具とセットで展開し、2024年4月にバイメタル端子を国内発売しました。同社の端子はJIS C 2810とJCAA K1001(日本電力ケーブル接続技術協会の規格)の接続要求をクリアしたとしています。

共通しているのは「ケーブルと端子の組み合わせはメーカー同士で確認したものに限る」という姿勢です。パンドウイットの説明会資料は、施工事例がまだ少ないため、予めメーカー同士で使用確認したものに限り各メーカーが品質を担保する、と書いています。同資料によれば国内の電線需要で銅に対するアルミの比率は約4%(日本電線工業会統計から)で、採用が集中しているのは太サイズ・長尺の太陽光発電所と物流センターです。細サイズ・短尺のビル・マンションでは効果が出にくいとも述べています。


現場で間違いやすい点

やりがちなこと何が起きるか根拠
銅用端子・銅用ダイスの流用線膨張差で保持力が落ちて発熱、接触部のアルミが電食冨士端子工業、古河電工メタルケーブル
ブラッシング後に時間を空けて圧着酸化皮膜が再形成される(協会資料の自己修復作用からの推論)日本アルミニウム協会、古河電工メタルケーブル工具ページ(手順を一連で示す)
銅粉の付いたカッターで切断切断面の銅粉が電食の起点になる冨士端子工業、古河電工メタルケーブル
防水テープを省く水分が電解質になり、接続部で腐食が進む古河電工メタルケーブルQ&A
銅の張力(7kgf/mm²)で延線許容張力4kgf/mm²のアルミ導体を傷める古河電工メタルケーブルQ&A
設計図書を「JIS C 3605」だけで書くアルミ導体を規定していない規格を引くことになる古河電工メタルケーブルQ&A(JIS C 3605にアルミ導体の規定なし)

いずれも接続直後は通電できてしまうので、症状が出るのは後になります。施工記録に「端子の型番・ダイス・コンパウンドの有無・防水処理」を残しておくと、点検時に見返せます。


アルミが使えない場所

アルミ化は幹線に向く一方で、使えない場所があります。

  • 消防用の耐火ケーブル(FP-C)。古河電工メタルケーブルは、消防用ケーブルには800℃で30分間の通電が求められ、融点660℃(日本アルミニウム協会の表では1100合金で646〜657℃)のアルミ導体は使えないとしています。
  • 引込口配線と低圧変流器の両側。東電物流の案内では、引込口配線と低圧変流器の両側には銅線を使い、アルミケーブルは幹線に限る(低圧のみ、高圧は取り扱いなし)としています。
  • 既設の銅機器に直接。西日本電線が書くとおり、一般機材は銅接続仕様なので、特殊品の調達と電食防止措置が前提です。

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よくある質問

銅のCVT 150sqで引いていた幹線をアルミにしたい。何sqにすればいいですか?

西日本電線が公表しているCVTの許容電流(参考値、布設条件の記載なし)では、銅150mm²が380A、アルミは200mm²で365A、250mm²で420Aです。銅150mm²と同等以上を確保するなら250mm²が候補になります。古河電工メタルケーブルのQ&Aも「銅150mm²以上は2サイズアップ」を目安にしています。負荷電流に余裕のある設計なら同サイズや1サイズアップで収まることもありますが、その場合は電圧降下を確認してください。最終的な値は、布設条件と周囲温度を合わせた採用メーカーの許容電流表で決めます。

手持ちの銅用圧着端子と工具で、アルミケーブルを圧着してもいいですか?

できません。冨士端子工業は、銅用端子をアルミ電線に使うと線膨張率の差で接触の保持力が落ちて発熱し、イオン化傾向の差で接触部のアルミが腐食(電食)するおそれがあるとしています。古河電工メタルケーブルも「銅導体用の端子・工具は使用できません」と明記しています。端子はアルミ専用端子かバイメタル端子を使い、工具は圧着工具の本体が共用できる場合でもアルミ用のダイスが必要です(冨士端子の例)。採用するケーブルと端子の組み合わせは、両メーカーが相互に確認したものに限ります。

アルミケーブルにJISマークが付いていないのですが、使って問題ないのですか?

銅導体CVケーブルの規格であるJIS C 3605にアルミ導体の規定がないため、AL-CVにはJISマークを表示できません。製品規格は日本電線工業会の規格JCS 4348(600Vアルミ導体架橋ポリエチレンケーブル)で、古河電工メタルケーブルは導体を除く部分はJIS C 3605を満足し、性能は銅導体CVと変わらないと説明しています。採用時は仕様書に「JCS 4348準拠」と書いてあるかを確認してください。

消防用の耐火ケーブル(FP-C)もアルミ導体にできますか?

できません。古河電工メタルケーブルのQ&Aによれば、FP-Cは800℃で30分間の通電が求められ、融点660℃(日本アルミニウム協会の表では1100合金で646〜657℃)のアルミ導体はこの条件に耐えられないため、消防用ケーブルには使用できないとしています。

既設の銅の端子台・ブレーカーにアルミケーブルをつなぐには何が必要ですか?

3つの方法があります。1つは、アルミのバレル部と銅の端子部を一体にしたバイメタル端子で、そのまま銅機器に接続する方法(パンドウイット・冨士端子工業が製品化)。2つめは錫めっきのアルミ端子を使い、受け側の接触部にもめっき処理をしておく方法。3つめは銅・アルミ変換用の直線接続材やハイブリッドケーブル(両端が銅導体)を使う方法です。いずれも専用端子は銅用より大きいため、ブレーカーや端子台に収まるか、ボルト径が合うかの確認が先です。

参考文献・出典

  • アルミニウムとは(一般社団法人 日本アルミニウム協会、PDF) ((5)電気をよく通す:電気伝導率は銅の約60%、比重が約1/3なので同じ重さの銅に比べて2倍の電流を通す。物理的性質表:1100-H18 引張強さ166N/mm²・比重2.7・溶融温度646〜657℃・導電率57%IACS・線膨張係数23.6×10⁻⁶/℃、銅(硬質)343N/mm²・8.9・1065〜1082℃・100%IACS・16.8×10⁻⁶/℃。(3)耐食性:空気中でち密で安定な酸化皮膜を生成(自己修復作用)。アルミナは電気絶縁抵抗が大きい) 確認日: 2026-11-02
  • 異種金属接触腐食の機構と対策(宮坂松甫、材料と環境 72巻8号 pp.218-227、2023年/公益社団法人 腐食防食学会) (電解質中で電位の卑な金属がアノード・貴な金属がカソードとなり、アノード側の腐食が加速される機構。判断に用いるのは標準電極電位ではなくその環境での自然浸漬電位であること(海水中実測値:ステンレス鋼−0.10V〜鋳鉄−0.67V 対SCE)。腐食程度を左右する3因子(電位差・カソード/アノード面積比・回路抵抗)と、対策としての絶縁・面積比の縮小) 確認日: 2026-11-02
  • 第2章 腐食の種類とその特徴(農林水産省 農業水利施設ストックマネジメント 鋼管関係資料) (イオン化傾向と標準電極電位の対応表(Al −1.6800V/Cu +0.3370V)。腐食の分類(異種金属接触腐食は自然腐食のマクロセル腐食、電食は迷走電流・干渉として別区分)) 確認日: 2026-11-02
  • らくらくアルミケーブルシステム(SFCC株式会社・古河電工メタルケーブル株式会社) (JIS C 3605(600V銅導体CV)とJCS 4348(600Vアルミ導体CV)を基に設計・製造。許容電流はJCS 0168-2:2016準拠(1回線・基底温度40℃・導体最高許容温度90℃)。仕様比較例:銅22mm² 約870kg/km・110A、アルミ38mm² 約680kg/km・120A。同サイズで質量約半分、通電容量を合わせて1〜2サイズアップしても約30%軽量。関連部材(アルミ圧着端子・圧縮端子・バイメタル端子・端子台・接続材)は組み合わせで信頼性評価済み) 確認日: 2026-11-02
  • Q&A(らくらくアルミケーブルシステム) (導電率は銅の60%。銅100mm²以下は1サイズアップ、150mm²以上は2サイズアップで許容電流が銅と同等以上、電圧降下もほぼ同等。許容曲げ半径6D。消防用ケーブル(FP-C、800℃30分通電)には融点660℃のアルミ導体は使用不可。許容張力は銅7kgf/mm²に対しアルミ4kgf/mm²。JIS C 3605にアルミ導体の規定がないためJISマークは表示不可、導体以外はJIS C 3605を満足。ケーブルカッターは共用可だがアルミ切断前に銅粉を拭き取る。端末処理の違い3点(ブラッシング・アルミ専用端子・導体露出部の防水テープ)。アルミ端子は錫めっき・端子台はニッケルめっきで異種金属接続をなくす。シースを青にしているのは銅CVとの識別・誤切断防止・専用端子使用の遵守のため。既設盤接続は銅のR端子と形状・厚みが異なるため案件ごとに確認) 確認日: 2026-11-02
  • 端末処置手順と工具(らくらくアルミケーブルシステム) (手順:皮剥ぎと導体ブラッシングを同時に行うソケット→コンパウンド塗布→端子挿入→圧着または圧縮→自己融着テープで防水→端子台へ。工具:電動油圧式工具(マクセルイズミ S7G-M250R、カクタス EV-250DL)、専用圧着ダイス(冨士端子工業)、専用圧縮ダイス(Burndy)。ソケットはドリルドライバーの最大トルク40N・m以下、インパクトドライバー不可) 確認日: 2026-11-02
  • 銅からアルミへの切替をご検討の方へ(らくらくアルミケーブルシステム) (銅導体用の端子・工具は使用できない。専用端子は銅用より大きくブレーカー・端子台への接続確認が必要。端子表面はめっき処理、接続側の接触部にもめっき処理が必要。ボルトサイズが合わないと性能が出ない。購入者に取扱説明書、平塚技能訓練センターで講習) 確認日: 2026-11-02
  • 低圧アルミ電線用圧着端子(冨士端子工業株式会社) (銅端子をアルミ電線に使えない理由(線膨張率の差で保持力が低下し発熱、イオン化傾向の差で電食)。従来は油圧式の圧縮端子(150mm²で2か所)だったのを、銅線用工具本体+専用ダイスで施工できる圧着端子として開発。コンパウンド(ゲル状の絶縁油)を端子内面に事前塗布。全体に錫めっき。JIS C 2810のサイズに合わせた設計。ケーブルカッターの銅粉を拭き取る注意、銅導体への使用は非推奨、電線メーカーとの適合確認、多湿環境では防水テープ) 確認日: 2026-11-02
  • 600V AL-CVT(西日本電線株式会社) (CVTの許容電流(参考値、条件記載なし):銅150mm² 380A/アルミ150mm² 295A・200mm² 365A・250mm² 420A。同サイズの概算質量はアルミが銅の38〜44%、外径は同じ。許容曲げ半径は銅・アルミとも6D。一般機材は銅接続仕様のため特殊品の調達とアルミ特有の電食防止措置が必要。対角2条(計4条)の識別ストライプ入り) 確認日: 2026-11-02
  • アルミニウムの基礎データ(日軽金アクト株式会社) (銅(硬質)引張強さ343N/mm²・線膨張係数16.8μm/m・℃、A1100-H18 166N/mm²・23.6μm/m・℃(日本アルミニウム協会の表と同値であることの照合用)) 確認日: 2026-11-02
  • アルミケーブル製品説明会(パンドウイットコーポレーション日本支社・住電HSTケーブル株式会社、2025年11月27日、PDF) (国内全需で銅に対しアルミは約4%の市場規模(日本電線工業会統計をグラフ化)。注意点:ケーブルメーカーと接続材料メーカーによる相互使用確認が必要、専用端子・工具が必要、酸化被膜の除去が必要。導電率は銅の約60%、150sq以下で1サイズ・150sq以上で2サイズアップ。端子構成パターン(アルミ端子/バイメタル端子/銅・アルミ直線接続材/ハイブリッド)と各注意点。太サイズ・長尺の太陽光発電所・物流センターで効果大、ビル・マンションでは限定的) 確認日: 2026-11-02
  • アルミ端子配線ソリューション 新アルミ端子、バイメタル端子の発売のお知らせ(パンドウイットコーポレーション日本支社、PJ24-020、2024年4月8日) (バイメタル端子はアルミのバレル部と銅の丸端子部で構成し、アルミ電線を一般的な銅製機器へ接続可能。JIS C 2810・JCAA K1001の要求する接続技術をクリア。バレル内部にコンパウンドが内包済み。新アルミ端子は古河電工産業電線製ケーブルで、既存アルミ端子は住電HST製・西日本電線製(60〜325mm²)で検証済み。バイメタル端子は38〜400mm²) 確認日: 2026-11-02
  • 600Vアルミ導体架橋ポリエチレンケーブルの特性及び取扱い(技術資料 第150号)書誌情報(国立国会図書館サーチ) (日本電線工業会 産業用電線・ケーブル専門委員会 アルミ電線検討小委員会、日本電線工業会技術部、2017年12月、8p) 確認日: 2026-11-02
  • らくらくアルミケーブルシステム(東電物流株式会社/東京電力パワーグリッド パートナーズ・ナビ K12、PDF) (使用上の注意点:引込口配線には銅線を使用、低圧変流器の両側には銅線を使用(アルミケーブルは接続不可)、幹線にアルミケーブルを使用(低圧のみ、高圧は取り扱いなし)。同サイズで50%軽量化、通電容量を合わせ1〜2サイズアップでも30%軽量化。端子取付に専用工具が必要(リース有)) 確認日: 2026-11-02

確認・変更の記録

出典照合日: (AIによる照合補助)

出典14件すべての到達を確認(2026-11-02)。導電率約60%・比重約1/3・物性表の数値は日本アルミニウム協会「アルミニウムとは」PDFの本文と表で確認し、旧出典の金属データブック(たすいち)は一次情報でないため外した。サイズアップの目安(銅100mm²以下1サイズ・150mm²以上2サイズ)、JISマーク表示不可の理由、FP-C不可、張力4/7kgf/mm²、銅粉、青シース、めっきによる電食対策はらくらくアルミケーブルシステム(古河電工メタルケーブル・SFCC)のQ&A・工具・切替ページで確認。許容電流の数値は西日本電線の参考値表と一致を再確認。バイメタル端子の構造・JIS C 2810・JCAA K1001・コンパウンド内包はパンドウイットのPJ24-020で確認。腐食機構・用語の分類は宮坂(J-STAGE)と農水省資料を再読。確認できなかった点:JCS 4348の原文(JSA Webdeskが2026-11-11頃までメンテナンス中で閲覧不可。規格番号と名称はらくらくアルミケーブルシステムの記載による)、日本電線工業会 技術資料第150号の本文(NDL書誌のみ)、電技解釈PDF(取得不可)。旧本文にあった皿ばね座金(コーンワッシャ)の使用指示、クリープ現象、接続部が数百度に達する、サーモグラフィ点検の推奨、防食コンパウンドの商品名は、一次情報で裏付けが取れなかったため削除した

個別設備の適合判定・技術者による承認を示すものではありません。

型番不明でもOK

この記事の内容で、製品選定から相談できます

「アルミケーブル(AL-CV)の許容電流とサイズアップの目安、銅端子との電食を防ぐ端末処理」に関連する製品を、用途・仕様・写真からお探しします。リンク先には相談内容を入れた状態で用意するため、型番が分からなくてもそのまま進められます。 手書きメモや型番リストの写真・PDFでも依頼できます。

AIと状況を整理してから相談する

普段お使いのChatGPT・Gemini・Perplexity等に貼り付けられる質問文をコピーできます。 自分の状況を伝えて相談すると、最後に電材サーチへの見積依頼文もまとめてもらえます。