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大崎電気工業のデマンドコントロール装置はどう型番を読むのか|SUPERMAX15の正式な形名はRSM-19、ただしカタログのどこにも出てこない

読了目安: 9分 編集: 電材サーチ編集部(編集・出典ポリシー

見積書に「RSM-19」と書かれているのを見て、SUPERMAX15とは別の製品かと思ったことはないだろうか。デマンドコントロール装置の選定をしていると、この型式コードは電材代理店のサイトでちらほら見かける。ところが、肝心の大崎電気工業のカタログを開いても、その文字列がどこにも見当たらない。代理店が勝手に付けた社内管理番号なのか、それとも大崎電気工業の正式な型式なのか。判断がつかないまま発注するのは避けたい。

結論から言うと、RSM-19は大崎電気工業自身が発行する資料に明記された、SUPERMAX15の正式な形名である。ただし、その資料はカタログではない。カタログとは別に配布されている「製品仕様書」という、より技術的な文書のほうだ。この記事では、実際にダウンロードして確認したカタログと製品仕様書の中身を突き合わせ、どちらに何が書かれているかを整理する。

型式の要点——名称と形名は、別の資料に分かれて存在する

大崎電気工業が公開しているデマンドコントロール装置のカタログ(2023年11月作成、3.1MB)には、表紙に「SUPERMAX 15」「スーパーマックス15」という製品名と、標準価格(外税)298,000円が記載されている。全3ページの本文を最後まで読んでも、RSM-19という表記は一度も出てこない。仕様欄にも、外形寸法図にも、システム構成例にも、この形名は現れない。

一方、同じ製品について別途配布されている製品仕様書(2019年3月作成、190308)を開くと、話が変わる。「一般仕様」という表の中に、名称「デマンドコントロール装置 スーパーマックス15」、形名「RSM-19」という行がある。さらにページを戻ると、「製品構成・付属品」という欄の<本体>の項目にも、「デマンドコントロール装置「スーパーマックス15」RSM-19 1台」という、ほぼ同じ内容の記載が重ねて出てくる。同じ資料の中で二度言及されているのだから、この対応関係自体は確かだ。カタログにだけ載っていないのである。

RSM-19という並びを分解する——接頭辞は共有、末尾の数字は独立

RSM-19という文字列は、アルファベット3文字と数字2桁に分けられる。ではRSMの3文字が何の略なのか、大崎電気工業の資料に定義は見当たらなかった。R、S、Mそれぞれの意味を断定できる記載がない以上、ここは推測で埋めない。

代わりに確認できたのは、この接頭辞が1機種だけのものではないという事実だ。同じスーパーマックスシリーズの製品仕様書をあわせて確認したところ、スーパーマックスE1の形名はRSM-21、デマンドシステムコントローラ・スーパーマックスFVPiの形名はRSM-182だった。つまりRSM-という接頭辞は、大崎電気工業のデマンドコントロール装置(スーパーマックスシリーズ)に共通する型式群であり、末尾の数字は個々の機種を区別するための番号だと考えられる。

ただし、この末尾の数字と製品名の「15」「E1」「FVPi」という呼び方の間に、規則的な対応はなさそうだ。「15」という製品名に対してRSM-19、「E1」に対してRSM-21、「FVPi」に対してRSM-182。数字の大小関係も、製品の新旧とは一致しない。つまり型式の末尾は、製品名の数字を言い換えたものではなく、大崎電気工業の社内的な採番順を反映した、独立した番号だとみておくのが妥当だろう。

もう一つ、資料を読んでいて気づいた食い違いがある。スーパーマックス15とE1の製品仕様書は、この項目を「形名」と表記している。ところがFVPiの製品仕様書では、同じ役割の項目が「型名」と表記されていた。形と型、一文字違いの表記ゆれが、大崎電気工業自身の資料の中に存在する。型式コードで資料を検索する際は、この一文字の違いにも注意したい。

実機に当てはめる——本体価格と、価格に含まれない周辺機器

SUPERMAX15の本体は、カタログ記載の標準価格(外税)298,000円で、貫通CT形パルス検出部が標準で付属する。この価格に含まれないオプション品として、製品仕様書の<関連製品(別売品)>欄には次の型式が挙がっている。

外部プリンタRNU-016(カタログには標準価格外税98,000円の記載あり)、RS485出力端末器(出力ユニット)RNU-015、RS485入力端末器(入力ユニット)RNU-032、パルス検出器OCK形、貫通CT形パルス検出部CT-3(10)、パルス変換器OCE形。カタログのシステム接続例には、パルス検出器の型式としてOCK-8(A)形とOCK-6(A)形の2種類が図示されているが、両者の違い(CT比や対応する取引用計器の種類など)についてカタログ・製品仕様書のどちらにも明確な説明は見当たらなかった。この点は確認できた事実の範囲を超えるため、選定時は個別に確認したほうがよい。

負荷制御出力は本体に3回路内蔵されており、RS485出力端末器を追加することで最大8回路(合計11回路)まで拡張できると製品仕様書にある。工場や商業施設の制御対象が3回路を超える見込みがあるなら、本体価格だけでなく、出力端末器の型式と価格も見積もりに含める必要がある。

現場で間違えやすい点——「製品を探す」ページに出てこない

見積もりの実務上、もう一つ引っかかる点があった。大崎電気工業の公式サイトで現行の製品カテゴリ一覧である「製品を探す」ページを確認したところ、表示されるカテゴリは電力量計・スマートメーター・変成器の3つだけで、デマンド監視装置というカテゴリ自体が見当たらなかった(2026年8月時点でのアクセス確認)。

生産終了になったのだろうか、と思って各種ダウンロードのページを見ると、判断に迷う表示になっている。同じスーパーマックスシリーズのE1・FVPi・FVP・FV1には、いずれも<販売完了品>という表示が明記されている。ところがスーパーマックス15の行にだけ、その表示がない。販売完了とは書かれていないが、主要な製品ナビゲーションのカテゴリからは外れている。この状態を「現行品」と言い切ってよいのか、「案内が古いだけの旧世代品」と見るべきなのか、公式サイトの情報だけでは判断がつかない。

見積もりを依頼する側としては、ここで独自に結論を出さず、現在の取扱状況を発注前に確認する工程を挟んだほうが安全だろう。カタログの発行年月(2023年11月)自体はさほど古くないため、少なくとも直近までは現役の製品として扱われていたとは言えそうだ。

実務上の注意点——製品名だけでなく形名も見積もりに残す

ここまでを踏まえると、SUPERMAX15を発注する際は、製品名の「SUPERMAX15」だけでなく、形名の「RSM-19」もあわせて見積書・発注書に残しておくことをすすめたい。理由は単純で、大崎電気工業のデマンドコントロール装置には、RSM-21(E1)、RSM-182(FVPi)など、形の似た型式コードを持つ機種が複数存在するからだ。製品名と形名の両方が書類に残っていれば、後から見積もりを見返したときや、代理店・メーカー間で照会する際に、機種の取り違えを防ぎやすい。

また、周辺機器(外部プリンタ、RS485端末器など)が必要な構成かどうかは、本体価格の298,000円とは別枠で確認する項目だ。制御回路数やフィーダ管理の点数が将来的に増える見込みがあるなら、増設用のRS485端末器を含めた構成で見積もりを取っておくと、後からの追加工事を避けられる。

デマンドコントロール装置の選定では、電力量計側のパルス出力仕様(取引用パルスの種類や、集中検針システムとの接続方式)との整合も欠かせない。SUPERMAX15の型式や周辺機器の構成、現在の取扱状況について確認したい場合は、電設資材専門商社の松本電業株式会社(東京都台東区台東2-4-11)までお問い合わせいただきたい。見積もり依頼をする →

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よくある質問

SUPERMAX15の正式な型式(形名)は何ですか?

大崎電気工業が発行する製品仕様書(2019年3月作成、190308)の「一般仕様」表に、名称「デマンドコントロール装置 スーパーマックス15」、形名「RSM-19」と明記されています。同じ仕様書の「製品構成・付属品」欄にも、本体を「デマンドコントロール装置「スーパーマックス15」RSM-19」と表記した記載があり、同一資料の中で二重に確認できます。電材代理店サイトの一部にもRSM-19という表記が見られますが、その根拠は大崎電気工業自身が発行するこの製品仕様書にあります。

RSM-19という表記はカタログにも載っていますか?

載っていません。2023年11月作成のカタログ(3.1MB、全3ページ)を確認しましたが、本文中に「RSM」という文字列は一箇所も出てきません。カタログに書かれているのは「SUPERMAX 15」「スーパーマックス15」という製品名と、標準価格(外税)298,000円のみです。RSM-19という形名が明記されているのは、カタログとは別に配布されている製品仕様書のほうです。見積書や発注書にRSM-19と書かれていても、それはカタログを見ていないと出てこない情報であり、代理店が独自に作った型番ではありません。

SUPERMAX15は現在も購入できますか、生産終了ではないですか?

断定はできませんが、気になる点があります。大崎電気工業の製品仕様書ダウンロード一覧では、同じスーパーマックスシリーズのE1・FVPi・FVP・FV1には<販売完了品>という表示が付いているのに対し、スーパーマックス15にはその表示がありません。一方で、現行の「製品を探す」という製品カテゴリ一覧のページには、電力量計・スマートメーター・変成器の3カテゴリしか表示されず、デマンド監視装置のカテゴリ自体が見当たりませんでした(2026年8月時点)。販売完了とは明記されていないが、主要な製品ナビゲーションからは外れている、という状態です。発注前に現在の取扱状況を確認することをおすすめします。

RSM-19以外の周辺機器にも型式コードはありますか?

あります。製品仕様書の<関連製品(別売品)>欄には、外部プリンタRNU-016(カタログ記載の標準価格は外税98,000円)、RS485出力端末器(出力ユニット)RNU-015、RS485入力端末器(入力ユニット)RNU-032、パルス検出器OCK形、貫通CT形パルス検出部CT-3(10)、パルス変換器OCE形が挙げられています。SUPERMAX15の本体価格298,000円には、これらのオプション品は含まれていません。見積もりの際は、本体だけで完結するのか、周辺機器が必要なのかを分けて確認する必要があります。

参考文献・出典

型番不明でもOK

この記事の内容で、製品選定から相談できます

「大崎電気工業のデマンドコントロール装置はどう型番を読むのか|SUPERMAX15の正式な形名はRSM-19、ただしカタログのどこにも出てこない」に関連する製品を、用途・仕様・写真からお探しします。リンク先には相談内容を入れた状態で用意するため、型番が分からなくてもそのまま進められます。 手書きメモや型番リストの写真・PDFでも依頼できます。

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