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大和電業の製品の選び方|インターロックプラグ・フレキ・クーラ・電装品の入口と会社情報

・ 読了目安: 14分 ・ 編集: 電材サーチ編集部(編集・出典ポリシー)

この記事の結論

大和電業の製品は4群に分かれる。扉や安全柵の電源投入防止はインターロックプラグ、機械内の配線保護・防水・可動部はフレキとコンネ、盤内の発熱は制御盤用クーラか熱交換器、端子ボックス・配線ダクト・ロボット配線・断熱カバーは電装品。型式がSPT・NSPなら前者、FAG・MSなら二つ目。公式サイトには案内PDF付きの生産終了のお知らせが2018年12月から、仕様変更のお知らせが2022年8月から続き、後継が書かれたものは少ないので、発注前に手元の型式が入っていないかを確かめる。

図面の部品表に「大和電業」とある。品名を見ると、SPT-11、FAG-22、KCH-10A-2、TB-6と、まるで違う部品が並ぶ。扉に差し込む丸いプラグ、機械の中の配線を包むチューブ、盤に付ける冷却装置、アルミの箱。同じ会社の製品だが、見る数字も、確かめる資料も違う。

もう一つ、気になることがある。大和電業の公式サイトには、案内PDF付きの生産終了のお知らせが2018年12月から、仕様変更のお知らせが2022年8月から続いている(2015〜2017年の終了品は「過去一覧」に別掲)。手元の型式はそこに入っていないか。先に探す製品群を決めてから、この問いに戻る。

何を探している人は、どの記事から読めばよいか

下の表は、探している場面から製品群へ振り分けるためのもの。右端の記事に、型式の表と選び方の手順を書いた。

探していること製品群代表の型式続きを読む
安全柵の扉を開けるとき、電源が入らないようにしたい。電源投入防止の部品を探しているインターロックプラグSPT-11、SPT-22、NSP-11、NSP-4インターロックプラグの選び方
機械の中の配線を、油、切削粉、水、動きから守りたいフレキシブルチューブとコンネFAG、FCV、FSV、FAW、FCK、MS、MAフレキとコンネの選び方
制御盤から操作ボックスへ、回転する部分を通して配線したいペンダントコンネ(フレキ・コンネの記事内)PPG、RPG、RPFフレキとコンネの選び方
盤の中が熱い。クーラか熱交換器か決めたい制御盤用クーラ、熱交換器KCH、KCS、KCD、MPX、SPX制御盤用クーラの選び方
配線を中継・分岐・分離したいアルミ端子ボックスTB、TBTC、TBTH、LS、GAN-3電装品の選び方
盤内や機械側の配線をダクトに通したい金属製・樹脂製の配線ダクトHDS、RD、ED電装品の選び方
ロボットアームの配線をまとめたいロボット用の配線システムロボドレス、ロボプロテクタ電装品の選び方
溶接スパッタから電線を守りたい。射出成形機のシリンダを断熱したいストロングプロテクター、シリンダージャケットZMT、ジャケット電装品の選び方

公式の製品案内も、フレキシブルチューブ・コンネ・各種オプションパーツ、インターロックプラグ、熱関連機器、電装品の4分類になっている。

4つの製品群は、それぞれ何を決める製品か

扉の電源投入防止は、インターロックプラグ

公式は、扉を開けると電源が切れる部品として説明している。手で抜き差しし、プラグを抜けば回路が開く。公式の概要の図は、扉からの紐につながれたプラグを作業者が手に持つ姿を描き、使用例の図は、プラグを紐で扉や盤につないだ姿が中心だ。抜いたプラグを持って立ち入る運用は、公式の図ではなく、1996年の実用新案の従来技術の記述に出てくる。標準のSPT-11は1回路、SPT-22は2回路で、どちらも250V 15A、取付穴φ31。

600V 30AならNSP-11、扉に残すプラグと持ち歩くプラグを分けたいなら三分割のNSP-4になる。選ぶ軸は、回路数、電圧と電流、取付穴、ロックの有無、UL・CSA認定の有無の5つ。公式は「本製品だけで非常停止回路を構成させないでください」と、インターロックプラグの概要のPDFで注意している。UL・CSA認定品には、生産終了の案内が出ている。

機械内の配線保護は、フレキとコンネ

フレキは電線を通して守る可とう管、コンネはそれを機器や盤に接続する金具。迷う軸は、動くか、油か火花か、温度はいくつか、の三つだ。固定部で油がかかるならFAG、可動・振動部はFCV系、引張りやねじれが加わる可動部はFSV系、溶接スパッタや切削粉が飛ぶ場所はブレード被覆のFAWとFSW。

防液性が成り立つのは、ビニル被覆のフレキに適合表で◎のコンネを組み合わせたとき(カタログの表記は「IP67相当」)と、二重被覆のFCKに専用のMSK・MAKを組み合わせたとき(同じくIP67)。○のコンネは、防液がフレキ接続部側に限られる。ブレード被覆(FAW・FSW)と被覆なしのフレキは、適合表で防液性なしだ。ケーブルを直接つかむAYS、回転するペンダントコンネ、サドルも同じ記事に載せた。

盤内の発熱は、クーラか熱交換器

クーラは、公式の言葉で外気より低い盤内温度に設定できる。熱交換器の能力は、外気と盤内の温度差1Kあたりのワット数(W/K)で表される。公式のヒートパイプ式(屋内)の選定例には、盤内許容温度の設定は最高外気温度より10℃以上高くして選定する、という注意がある。温度差が小さいと運べる熱は少なくなる(筆者の読み取り)。プレート式にも同じ注意が当てはまるかは、確認できていない。

クーラは型式が世代で変わる。KCH-16A-2はKCH-16B-2Wへ、在庫がなくなりしだい順次切り替えると案内されている。代替フロンのクーラ6機種は、保守部品の販売が2027年3月末、または在庫消化しだいで終わると案内された。

端子ボックス・ダクト・ロボット配線・断熱カバーは、電装品

公式サイトの電装品は、メニューに10項目が並ぶ(ページ本文の一覧は8項目)。アルミボックス、スパークケンチャー、ハーティングコネクタ、配線ダクト(金属製と樹脂製)、シリンダージャケット、ストロングプロテクター、ロボット用の配線システム3種だ。スパークケンチャーは日伸制御器工業製、ハーティングコネクタはハーティング社製と、公式の資料に書かれている。

品目ごとに、見る数字がまるで違う。ボックスは保護等級と端子台の極数、ダクトは電線の収容本数、ロボットの配線は、FLEXの内断面積に対するケーブルの割合(可動部で32%以内が目安)。数字の取り出し方は電装品の記事にある。

手元の型式は、頭の文字でどの製品群か

型式の頭を見れば、どの記事を開くかが決まる。

型式の頭製品続きを読む
SPT、NSP、SPS、SPRS、RSPTインターロックプラグインターロックプラグの記事
FAG、FCV、FSV、FAW、FCK、FAN、FSN(第2記号がA・C・S)フレキシブルチューブフレキとコンネの記事
MS、MA、MHフレキ用コンネフレキとコンネの記事
AYS、YS、NYS、TAYSケーブル用コンネフレキとコンネの記事
PPG、RPG、RPFペンダントコンネフレキとコンネの記事
CH、CD、FCD、FS、PZサドルフレキとコンネの記事
KC、KCS、KCH、TC、TCH、KCHS、KCD、KCDR、CAB制御盤用クーラ制御盤用クーラの記事
MPX、FPX、NFX、CPX、SPX、YPX熱交換器制御盤用クーラの記事
TB、TBTC、TBTH、LS-2・LS-4、GAN-3アルミボックス電装品の記事
SQ、Han、HDS、RD、ED、ZMT、RWスパークケンチャー(日伸制御器工業製)、ハーティングコネクタ(ハーティング社製)、配線ダクト、ストロングプロテクター、ロボドレス電装品の記事

頭の文字だけでは決まらないものがある。

  • ユニット品はボックスの名前で始まる。 インターロックプラグにボックスを組み合わせた品は、TB4-SFM、LS2-SFM、GAN3-LA-2SFMのように、ボックス側の名前で始まる。TBやLSの名前でも、中身はインターロックプラグのユニットということがある。
  • Fで始まる型式は3種類ある。 フレキ(FAG、FCV)のほか、サドル(FCD、FS)と熱交換器(FPX)がある。
  • Mで始まる型式は複数ある。 フレキ用コンネ(MS、MA、MHなど)のほか、ヒートパイプ式熱交換器(MPX)、ガイドカラー(MGC)、超小型のケーブル用コンネ(MYS)がある。
  • LSで始まる型式も複数ある。 LS-2・LS-4はボックス、LS2Aはサドル、LS2-SFMはインターロックプラグのユニット品。お知らせのロッキング金具の図面にはLSW22-L1などもある。

もう一つ、数字の読み違いがある。FAG-10の10は最小内径10mmと一致するが、FAG-12は12.3mm、FAG-16は15.8mmで、呼称は内径に近いだけの数字だ。穴あけやサドルの選定には、呼称ではなく、カタログの最小内径と最大外径を使う。

大和電業は、公式サイトで自社をどう説明しているか

公式の会社概要と拠点のページから、事実だけを拾う。

項目公式サイトの記載
会社名大和電業株式会社
設立1955年10月13日
資本金5,500万円
事業案内機械及び設備の自動化に要する電装パーツと、配電盤・操作盤・制御盤・電気装置一式の製造販売(趣旨)
本社東京都渋谷区(本社と東京営業所が同じ所在地)
営業所・出張所大阪市、名古屋市に営業所。静岡県富士市、石川県金沢市、広島市に出張所
事業所・物流山口県宇部市に宇部事業所(制御盤製作・ハーネス加工・電気工事等)。千葉市に千葉物流センター
関連会社大和制御、大和工業、大和建物管理の3社

公式の拠点ページに載るのは8拠点で、住所と電話番号は公式サイトで確かめる。移転の案内は、案内の月と移転日を分けて読む。名古屋営業所は、2022年12月吉日の案内で建て替え中の仮事務所へ移り、2023年12月吉日の案内で、元と同じ住所の新社屋に戻ると案内された(新社屋の業務開始は2024年1月9日)。宇部事業所は、2024年1月吉日の案内で、2024年2月1日に現在の所在地へ移転すると案内された。広島出張所は、2026年4月吉日の案内で、4月24日に移転、4月28日に業務開始と案内された。

広島の案内に旧住所は書かれていない。旧版のカタログやグループ会社のサイトに残る住所(広島市西区三篠町)が旧住所と推定できるが、案内文書では確かめていない。送付先や訪問先は、公式サイトの最新を見る。

経営理念は、パーツメーカーとしてお客様の期待に沿う製品を提供し、世界の産業発展に寄与する、という趣旨。品質方針は、適用法規とお客様の要求する製品・役務を提供し、満足度の向上を図ることを基本方針とし、そのためにISO 9001の要求事項を遵守して、業務品質の継続的改善を図る、と書いている。

ここで書いてあるのは「要求事項を遵守する」までだ。認証の登録番号、認証機関、取得年、認証範囲は、公式の該当ページにない。「ISO 9001認証取得」と書き写すことはできない。

グループ3社は、何を分担しているか

公式の関連会社ページは、3社を載せている。資本関係、設立年、従業員数は、このページに書かれていない。

会社場所事業(公式の記載)
大和工業株式会社青森県田舎館村各種フレキシブルチューブの製造、機械加工、板金加工
大和制御株式会社(目黒工場)東京都品川区配電盤類の組立、電気部分の製作
大和建物管理株式会社東京都渋谷区事務所とマンションの不動産管理、仲介斡旋

3社のうち、フレキシブルチューブの製造を担うと公式が書くのは大和工業。大和電業の公式サイトの会社概要に沿革はないが、大和工業の自社サイトには載っている。以下は「グループ会社・大和工業の公式沿革」の記載である。

  • 1969年7月:「株式会社 大誠製作所」を設立。フレキシブルチューブの一括生産を開始。
  • 1988年2月:大和工業株式会社に社名変更。
  • 1988年8月:青森工場が稼働(4月に着工)。
  • 2007年9月:青森工場内に機械加工棟が完成。
  • 2009年12月:厚木工場から青森工場へ、業務を移管。

同社は自社を、大和電業のフレキシブルチューブ生産部門として、1969年に神奈川県綾瀬市で誕生した会社と説明している。沿革からは、1969年に一括生産が始まり、1988年に青森工場が稼働し、2009年に厚木工場から青森工場へ業務が移管された、という順序が読める。青森に工場を置いた理由は、沿革に書かれていない。

公式サイトの「主要取引先&納入先」には、どんな会社が載っているか

公式サイトのメニュー名もページの見出しも「主要取引先&納入先」(ブラウザのタブ表示だけ「主要取引先」)。68社の社名が並び、末尾に「順不同・敬称略」と注記がある。下の表は、公式の並びのまま、縦に1〜17番目、18〜34番目、35〜51番目、52〜68番目と進む。

1〜17番目18〜34番目35〜51番目52〜68番目
アイシン軽金属株式会社株式会社アビリカ東ソー株式会社富士電機株式会社
株式会社アルプスツールシチズンマシナリー株式会社トーヨーエイテック株式会社株式会社ブリヂストン
アンリツ株式会社芝浦機械株式会社トヨタ自動車株式会社ホーコス株式会社
株式会社石川製作所株式会社ジェイテクト株式会社ニイガタマシンテクノ本田技研工業株式会社
ABB株式会社ジヤトコ株式会社株式会社西田機械工作所株式会社牧野フライス製作所
SMC株式会社新電元工業株式会社清和鉄工株式会社株式会社松浦機械製作所
株式会社NTTファシリティーズ新日本工機株式会社日産自動車株式会社マツダ株式会社
オークマ株式会社株式会社スギノマシン日本精工株式会社三井精機工業株式会社
OKK株式会社株式会社SUBARU株式会社日本製鋼所三菱重工株式会社
UBEマシナリー株式会社住友重機械工業株式会社浜井産業株式会社三菱自動車工業株式会社
株式会社オリジン西部電機株式会社日立金属株式会社三菱パワー株式会社
株式会社カシフジソフトバンク株式会社株式会社日立製作所三菱ふそうトラック・バス株式会社
技研株式会社株式会社立花エレテック株式会社 日立パワーソリューションズ村田機械株式会社
株式会社クボタ株式会社ツガミ日立無線電気株式会社株式会社安川電機
コマツ(株式会社小松製作所)津根精機株式会社日野自動車工業株式会社株式会社明電舎
コマツNTC株式会社DMG森精機株式会社株式会社不二越株式会社ヤマザキマザック
三協立山株式会社株式会社東芝富士機械製造株式会社YKK株式会社

これは、大和電業の公式サイトの掲載だ。松本電業の取引先を示すものではなく、松本電業と大和電業の取引関係を示すものでもない。

読み方にも限りがある。公式は、取引先ごとの納入品、取引額、取引年数を書いていない。「取引先」と「納入先」のどちらに当たるかの区別もない。つまり、この表から「あの会社の設備にあの部品が使われている」とは言えない。社名は公式の表記のままで、各社の現行の社名との照合はしていない。業種は公式に書かれていない。社名から筆者が推すと、工作機械、自動車、電機・重電、建設機械、通信のほか、素材や部品の会社も含まれるが、推測であり、網羅した分類ではない。

特許・実用新案の公報から、何が読めるか

Google Patentsで検索すると、出願人(Original Assignee)の表示が「大和電業株式会社」またはそのローマ字表記の公開公報と登録実用新案公報がある。表示は公報ごとに違い(大和電業株式会社、Daiwa Dengyo Kk、DAIWA DENGIYOU KK)、公報本体の出願人欄は確認しておらず、法人の同一性は手元の資料から確かめられない。ここでは大和電業の出願と推定して扱う。インターロックプラグとフレキに関する6件を、出願の順に並べる。登録公報が別にあるものは、公報の記載にある番号を添えた。

公報題名Google Patentsの出願人表示出願公開・登録要約が書く内容
JPH0878116Aプラグ装置DAIWA DENGIYOU KK1994年9月公開1996年3月(登録公報JP3129918B2)ターミナルボックスと、挿脱できる二つの接続プラグ体で構成。操作性の向上と誤操作の防止、断線の防止が目的
JP3035993U鍵付き安全プラグ装置大和電業株式会社1996年7月登録公報1997年4月ソケット体に鍵機構を付け、鍵の操作でプラグの結合・分離を可能にする
JPH11312555Aプラグ装置Daiwa Dengyo Kk1998年4月公開1999年11月(登録公報JP2912909B1)保守・点検中の誤った電源投入を防ぐ。インターロックバーを安全柵の扉に取り付け、ソケット側のケースに挿入する構成
JPH11355934A機械配線用コネクタDaiwa Dengyo Kk1998年6月公開1999年12月(登録公報JP3001507B2)可撓配線管とプラグソケットの間のコネクタ。ナットの嵌合の完了と不良が見分けられる構造
JP2000249270Aフレキシブル管の接続装置Daiwa Dengyo Kk1999年3月公開2000年9月フレキシブル管と相手の配管を、密閉性と機械的強度を保って接続する
JP2000257764A被覆可撓管Daiwa Dengyo Kk1999年3月公開2000年9月(登録公報JP3035540B1)合成樹脂の可撓管本体と金属ブレードで構成。可撓性を損なわずブレードの被覆を保つ

この表で確かめられるのは、出願人表示の会社がプラグ装置とフレキ関連(可撓管、接続装置、コネクタ)の両方に出願していた、という事実までだ。

使えない読み方もある。公報は出願時の記述で、現行製品や公式の注意書きとの対応を示す資料はない。技術的に優れている、業界で最初である、といった評価は、公報の題名と要約からは出てこない。権利の現況(存続しているか、満了したか)は確認していない。

プラグ装置3件の要約は、何を中心に書いているか

要約が中心に置く内容を、出願の順に並べる。1994年はターミナルボックスと二つの接続プラグ体の構成、1996年はソケット側の鍵機構、1998年はインターロックバーを安全柵の扉に取り付ける構成だ。1996年の実用新案の従来技術と課題の記述は、インターロックプラグの記事に引いてある。

これは要約を並べた筆者の整理で、大和電業が書いた説明ではない。

手元の型式は、生産終了の案内に入っているか

冒頭の問いに戻る。まず、案内の量を見る。

公式サイトの新着情報は、2018年1月から2026年10月までに75投稿。このうち65投稿に案内PDFが付いている。種類別の本数は、案内PDF65本を数えた筆者の集計だ。

種類本数期間
生産終了・販売終了・販売中止の案内242018年12月〜2026年7月
仕様変更の案内(うち19本は案内PDFの表題が「4M変更報告」)212022年8月〜2026年10月
制御盤用クーラのモデルチェンジ22024年4月、2025年9月
原材料価格・供給動向のご案内12026年4月
正誤表・金具図面・製品チラシ42022年〜2024年
移転のご案内42022年12月〜2026年4月
カレンダー・求人・認定証・プライバシーポリシー92021年〜2026年

分類は件名を基本にした。ただしクーラの2本(件名は「仕様変更」)は内容がモデルチェンジなので別に数えた。2023年6月付け(お知らせ掲載は5月末)の「インターロックプラグ(2回路)用付属端子」の案内は、本文が「廃止のお知らせ」だが、件名どおり仕様変更に入れた。件名どおりに数えると、生産終了系24本、仕様変更23本になる。付属端子を生産終了系に数える立場なら、25本と20本。

公式サイトには「生産終了のご案内」「仕様変更のご案内」の専用ページもあるが、どちらも最新10件だけの一覧だ。全件は、新着情報(お知らせ)で探す。最新の仕様変更の案内は、2026年10月5日付けのサドルCH-36・CH-42の金型変更である。

生産終了の案内24本を読むと、傾向が三つ見える。

  • 理由は「市場の変化による販売数の減少」という定型文が多い。設備の老朽化、材料費の高騰、RoHS適用除外への対応を挙げるものもある。
  • 期日は、日付と「または在庫消化しだい」を併記するか、「在庫消化しだい」だけのものが多い。実際の最終受注日は、案内にない。
  • 後継や代替品が原文にあるのは24本のうち6本。残る18本には記載がない。

後継が書かれた例は、UL認定のSPT-11-ULとNSP-11-UL(2026年1月の案内)が、標準品のSPT-11とNSP-11を代替品として挙げ、「寸法/仕様は全く同じ」「絶縁体材質のみ異なります」と書いたもの。ただし、認定が要る設備では、認定のない標準品は代わりにならない。CSA認定品の案内には、後継の記載がない。

SPT-22のUL品が止まった理由は、材料の認証だった

2022年8月にSPT-22-ULとSPT-22-G-ULが販売中止になった理由は、材料の認証だった。案内によれば、使っていた東洋紡製のエンジニアリングプラスチックのUL認証が取り消され、UL本国の機関からは材料変更が必要になる可能性が高いと言われた。材料変更の申請資料と認証の費用が膨大になると見込まれるため、正式に販売中止とした。同じ案内は、SPT-11-UL、NSP-11-UL、NSP-11-CSAは別の材料なので対象外、とも書いている。その後のSPT-11-UL・NSP-11-ULとCSA品の生産終了は、案内が別の理由を挙げている。販売数の減少、材料費高騰などだ(CSA品の案内は設備の老朽化も挙げる)。

「4M変更」は、型式がそのままで中身が変わる案内

仕様変更の案内の大半は、案内PDFの表題が「4M変更報告」だ。この語の定義は、案内65本のどこにも書かれていない。読み方は、本文で何が変わるかを見るしかない。

型式は変わらず、後継型式の記載もない。寸法は変えないと明記する案内もある。SPT-22のプラグ外枠の金型更新は、塗装色、材質、寸法に変更がないと書かれた。一方で、材料の六角の大きさが変わる案内もある。回転式アダプタRAG-16は、六角対辺が35mmから36mmになり、最大外形寸法その他は変わらないと案内は書く。防水型キャノンプラグ接続用のMSA-16-18とMSA-22-18は、対辺が34mmから36mmになる。工具の大きさなどに関わるかどうかは、案内の変更内容と図を読んで判断する。

専用ページは最新10件だけなので、そこに載っていなくても、現行品とは言えない。新着情報で、次の順に確かめる。

  1. 手元の型式を、語尾まで写す。
  2. 新着情報の件名とPDFで、型式、シリーズ名、近い呼称を探す。案内の対象がシリーズ名のことがある。
  3. 見つかったら、期日と、後継の記載の有無を確かめる。
  4. 見つからなくても、販売元に在庫と現行かを問い合わせる。

廃番品の探し方は廃番型番の代替品はこう探す、予備品の持ち方は分電盤・制御盤の予備品在庫管理と廃番リスクにまとめた。

問い合わせる前に、手元で揃えておく情報

製品群が違っても、最初に要るものは共通している。

  1. 現物の型式を、語尾まで。銘板、図面の部品表、写真のどれでもよい。
  2. 場所と環境。屋内外、水・油・切削粉・溶接スパッタの有無、周囲温度。
  3. 製品群ごとの条件。インターロックプラグなら回路数、電圧と電流、取付穴と板厚、認定の有無。フレキなら固定か可動か、接続先のねじ、ケーブル外径。クーラなら最高外気温度、盤内の希望温度、発熱量、電源。電装品なら端子台の要否、ダクトの寸法、ロボットの機種。
  4. 数量と、納品までに使える期間。生産終了の案内に入っている型式かどうか。
  5. UL・CSA認定などが必要な理由と、提出先。

取扱の可否、価格、納期は、公式資料に書かれていないので、見積フォームで確認する。分かっている型式と、上の情報を分かる範囲で添える。

資料はどこで入手できるか

  • カタログ請求、CAD図面請求、該非判定書請求は、公式サイトのフォームから。カタログ請求、CAD図面請求、該非判定書請求。
  • 取扱説明書は、公式の取扱説明書ダウンロードにある。公式は、取扱説明書や付属印刷物のすべてを載せているわけではなく、内容は予告なく変わると断っている。
  • 生産終了・仕様変更の案内は、公式のお知らせにある。
  • 製品の説明動画は、公式のYouTubeチャンネルで見られる。
  • 公式サイトのお問い合わせの受付は営業日の9:00〜17:30。2営業日以内に返信がなければ、再度の連絡を求める案内がある。

関連情報

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よくある質問

大和電業はどんな製品をつくる会社ですか?

公式サイトの製品案内は、フレキシブルチューブ・コンネ・各種オプションパーツ、インターロックプラグ、熱関連機器(熱交換器、制御盤用クーラ)、電装品(アルミボックス、配線ダクト、ロボット用配線システムなど)の4分類。会社概要の事業案内は、機械・設備の自動化に要る電装パーツと、配電盤・操作盤・制御盤・電気装置一式の製造販売。

SPT、NSP、FAG、KCH、TBといった型式の頭は、何を表しますか?

SPT・NSPはインターロックプラグ、FAG・FCV・FSV・FAW・FCK・FAN・FSNはフレキシブルチューブ、MS・MAはフレキ用コンネ、KC・TC・KCHなどはクーラ、MPX・SPXなどは熱交換器、TB・TBTC・TBTHはアルミボックス。ただしFCD・FS(サドル)やFPX(熱交換器)もFで始まり、インターロックプラグのユニット品はTB4-SFMやLS2-SFMのようにボックス側の名前で始まる。頭の文字は目安にとどめ、詳しくは各製品群の記事で確かめる。

公式サイトの「主要取引先&納入先」に載っている会社の設備には、大和電業の部品が使われていますか?

分からない。公式サイトは68社を「順不同・敬称略」で載せているが、取引先ごとの納入品、時期、取引額、取引先と納入先の区別は書いていない。個々の製品がどの会社のどの設備に使われているかは、公式資料にない。掲載は大和電業の公式サイトの記載で、松本電業の取引先を示すものではない。

生産終了の案内に、後継の型式は書かれていますか?

少ない。筆者が数えた案内PDF65本のうち、生産終了・販売終了・販売中止の案内は24本。このうち原文に代替品や後継の記載があるのは6本で、残る18本には記載がない。後継が書かれた案内でも、シリーズ名までで、型式ごとの対応表はないものがある。

「4M変更」とは何ですか?

大和電業の案内には定義が書かれていない。案内PDFの表題が「4M変更報告」の仕様変更の案内は19本あり、型式はそのままで内部の材料、金型、めっき業者、寸法などが変わる内容。寸法は変わらないと明記するものと、材料の六角の大きさが変わるものがあるので、案内の本文で変更内容を確かめる。

大和電業はISO 9001の認証を取得していますか?

公式の会社概要が書いているのは、品質方針としてISO 9001の要求事項を遵守し、業務品質の継続的改善を図る、という文言まで。認証の登録番号、認証機関、取得年、認証範囲は、公式の該当ページに載っていない。認証が必要な取引なら、大和電業に証明書の有無を確認する。

参考文献・出典

確認・変更の記録

出典照合日: (AIによる照合補助)

大和電業の公式サイトの会社概要、拠点、関連会社、主要取引先&納入先、製品案内、電装品の一覧、トップページ、お問い合わせ、取扱説明書の各ページと、お知らせ(新着情報)の75投稿・添付の案内PDF65本の内容を台帳にして使った。案内PDFの件数、生産終了系24本、仕様変更系21本、後継の記載がある6本は、筆者が数えた集計で、分類は後述の脚注のとおり。移転案内4本(名古屋2本、宇部、広島)の本文は取得して確認した。グループ会社・大和工業の沿革は、同社の自社サイトの記載による。特許・実用新案6件は、Google Patentsに掲載された公報の題名・出願日・出願人表示・要約の範囲だけを使い、Google Patentsの権利状態の表示は扱っていない。製品群ごとの数値は、4本の子記事(2026-10-22時点の版)から最小限を写した。住所の番地は載せていない。確認できなかった点: ①特許・実用新案の出願人は、Google Patentsの表示が公報ごとに異なり(大和電業株式会社、Daiwa Dengyo Kk、DAIWA DENGIYOU KK)、公報本体(J-PlatPat等のPDF)の出願人欄は取得していない。大和電業株式会社と同一の法人であることは確認できず、ここでは推定で扱った。②ISO 9001の認証番号・認証機関・取得年・範囲は公式の該当ページにない。③「4M変更」の定義は、案内65本のどこにもない。④主要取引先68社の社名は公式の表記のままで、各社の現行の社名・法人格との照合、納入品、取引関係は確認できない。⑤大和電業の公式サイトに沿革はなく、青森工場へ製造を移した理由も、大和工業の沿革に書かれていない。⑥広島出張所の旧住所は移転案内の本文になく、旧版のカタログとグループ会社のサイトに残る住所(広島市西区三篠町)から推定した。⑦製品説明動画の中身と、YouTubeチャンネルの現状は確認していない(リンクの存在のみ)。⑧ヒートパイプ式(屋内)の選定例にある「10℃以上」の注意が、プレート式にも当てはまるかは確認できていない。技術者・業界関係者による確認は未実施

個別設備の適合判定・技術者による承認を示すものではありません。

型番不明でもOK

この記事の内容で、製品選定から相談できます

「大和電業の製品の選び方|インターロックプラグ・フレキ・クーラ・電装品の入口と会社情報」に関連する製品を、用途・仕様・写真からお探しします。リンク先には相談内容を入れた状態で用意するため、型番が分からなくてもそのまま進められます。 手書きメモや型番リストの写真・PDFでも依頼できます。

AIと状況を整理してから相談する

普段お使いのChatGPT・Gemini・Perplexity等に貼り付けられる質問文をコピーできます。 自分の状況を伝えて相談すると、最後に電材サーチへの見積依頼文もまとめてもらえます。