コンビニのレジや宅配便の伝票、街のあちこちで目にするあの四角い模様——QRコードを1994年に発明したこの会社が、なぜ今、人のすぐ隣で働く協働ロボットまで手がけているのでしょうか。 株式会社デンソーウェーブは、QRコードの発明で世界的に知られる自動認識機器・産業用ロボットのメーカーです。 バーコードリーダー、ハンディターミナル、RFIDシステムなどの自動認識製品を幅広く提供し、製造・物流・流通現場のDX推進を支援しています。 協働ロボット「COBOTTAシリーズ」をはじめとする産業用ロボットも手がけ、工場自動化・省人化ソリューションを国内外に展開しています。 デンソーグループの一員として高品質・高信頼性の製品開発を続け、現場の課題解決に直結するソリューションを提供しています。
デンソーウェーブの主力製品は、QRコードリーダー・バーコードリーダー(QK30シリーズ)、協働ロボット(COBOTTAシリーズ)、ハンディターミナル、固定式コードリーダー、ロボットコントローラなどです。 当サービスでは全品種のお取り寄せ・お見積りに対応しており、法人・施工業者様向けに、できるだけ早い見積回答を行っています。
デンソーウェーブの強みと主要製品の特長
ロボット開発の起源は、社名が生まれる34年前の1967年に遡る
公式サイトの新卒採用情報ページ「デンソーウェーブの歩み」によれば、ロボット開発への着手は1967年。危険な作業や悪環境での作業から人を解放するという思想が、その原点だったという。デンソーウェーブという社名の誕生は2001年、協働ロボットCOBOTTAの発表は2018年。ロボット事業そのものの技術系譜は、会社の歴史よりもさらに古い(出典: デンソーウェーブ公式サイト新卒採用情報「デンソーウェーブについて」)。
QRコード発表の7年前、世界初のバーコードハンディターミナルを送り出していた
1994年のQRコード発表に先立つ1987年、デンソーウェーブ(当時はデンソー社内部門)は世界初のバーコードハンディターミナル「BHT-1」を市場に投入したという。場所を選ばずバーコードを読み取りたいという現場ニーズに応えた製品で、携帯型自動認識機器という分野そのものを切り拓いた実績があることになる(出典: 同上「デンソーウェーブについて」)。
QRコードの切り出しシンボルは、印刷物を徹底的に調べ尽くして生まれた
公式サイトのテクノロジー紹介ページによれば、QRコードの開発はわずか2人のチームでスタートしたという。コードの隅に置く「切り出しシンボル」の形状を決めるにあたり、開発チームはチラシや雑誌、段ボールなどの印刷物を白黒に直して面積比率を徹底的に調べ上げ、最も使われていない比率として1:1:3:1:1を突き止めた。開発着手から完成までは約1年半だったという(出典: デンソーウェーブ公式サイト テクノロジー「QRコード開発」、開発責任者・原昌宏氏へのインタビュー記事より)。
2014年、欧州特許庁の発明家賞でPopular Prizeを受賞している
欧州特許庁が技術的・社会的・経済的に優れた発明を表彰する「欧州発明家賞」。QRコードの開発チームは2014年、幅広い年代・地域の一般消費者にまで急速に普及したことが評価され、一般投票による「Popular Prize」を受賞したという(出典: デンソーウェーブ公式サイト テクノロジー「QRコード開発」)。
生産管理用に生まれた技術が、鉄道駅のホームドアを動かしている
QRコードはもともと、多品種少量生産へ移行する自動車部品の生産管理を目的として開発された。しかし2019年には、変化の激しい環境でも使用できる専用QRコードを開発し、導入コストが課題だった鉄道駅のホームドア開閉制御システムに応用したという。生産現場発の識別技術が、まったく異なる社会インフラの安全システムに転用された例といえる(出典: デンソーウェーブ公式サイト新卒採用情報「デンソーウェーブについて」)。
株主にはデンソーだけでなく、商社と印刷会社が名を連ねる
資本金4億9,500万円のうち、出資比率は株式会社デンソー75%、豊田通商株式会社15%、株式会社トッパンインフォメディア10%(公式サイト「会社概要」より)。単なる自動車部品メーカーの一事業部門ではなく、商社・印刷会社を含む資本構成のもとで運営されている。
選定ポイント
- 1994年にQRコードを発表した発明元であり、自動認識機器分野で長年の知見を持つ。QRコード読み取りの精度・規格対応が重要な案件では第一候補にしやすい。
- 2001年にデンソー社内の生産現場自動化部門が独立して設立された会社で、親会社デンソーの工場自動化ノウハウを継承している。一方、協働ロボットCOBOTTAは2018年発表と事業歴が比較的新しく、実績年数を確認したうえで選定するとよい。
- 特許保有数1,492件(2025年9月1日時点、公式サイトより)と技術資産が厚く、自動認識・ロボット双方で独自方式の相談がしやすい。
- 研究開発投資割合は売上高の10%前後で推移している(公式サイト新卒採用情報「数字で見るデンソーウェーブ」より)。自動認識・ロボット・制御機器という複数分野を横並びで開発している会社としては、継続的な投資水準を保っていることになる。長期の技術サポートを見込みたい案件では判断材料のひとつになる。
- 従業員の平均勤続年数14.6年、新入社員の3年以内離職率6.8%(公式サイト新卒採用情報「数字で見るデンソーウェーブ」より)。担当者・サポート窓口が短期間で入れ替わりにくい体制と読み取れ、長期の保守・部品供給が前提となるロボット・自動認識機器の選定では、継続的な技術サポートを見込みやすい材料のひとつになる。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| COBOTTA | COBOTTA PRO 900・COBOTTA PRO 1300 他 | 製造ライン自動化部品組立製品搬送外観検査 | 産業用ロボット | 詳細を見る → |
| QK30 | QK30-U・QK30-IC(N) 他 | 生産ライン上のコード読み取り物流・倉庫管理食品・医薬品トレーサビリティ工程管理・品質検査 | 自動認識機器 | 詳細を見る → |
| ハンディターミナル | BHT-1800シリーズ・BT-1000シリーズ 他 | 倉庫・物流センターでの在庫管理小売店舗での棚卸・検品製造ラインでの工程管理医療・食品現場でのトレーサビリティ | 自動認識機器 | 詳細を見る → |
| QRハンドスキャナ | AT20Q・AT22B-SB-V2 他 | 受付・入退場管理小売POS・販売管理資産管理・棚卸医療・製薬現場での識別管理 | QRコード | 詳細を見る → |
| ロボットコントローラ | RC9・RC8 他 | 産業用ロボットシステムの制御FAライン自動化PLCとの連携制御マルチロボット協調制御 | 産業用ロボット | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | 株式会社デンソーウェーブ(Denso Wave) |
|---|---|
| 略称 | デンソーウェーブ |
| 主力品種カテゴリ | QRコード、産業用ロボット、自動認識機器、バーコードリーダー、ハンディターミナル |
参考資料・出典
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よくある質問
なぜQRコードを発明した会社が、協働ロボットまで手がけているのですか?
デンソーウェーブは、親会社デンソーの生産現場自動化部門が2001年に独立して設立された会社です。QRコードの発明は1994年で自動認識機器分野で30年以上の実績がありますが、デンソー時代からの工場自動化ノウハウを受け継いでいたこともあり、2018年には協働ロボット「COBOTTA」シリーズを発表しました。QRコード関連事業と比べると、協働ロボット事業はまだ歴史が浅い分野です。
見積フォームへ進む →デンソーウェーブ製品の見積・購入はどこに問い合わせればよいですか?
デンソーウェーブ製品の見積・ご購入については、松本電業株式会社へお問い合わせください。 お問い合わせは見積フォームから承っており(東京都台東区台東2-4-11)、法人・施工業者様向けにスピーディーな見積回答を心がけています。
見積フォームへ進む →デンソーウェーブはどのような製品カテゴリを扱っていますか?
デンソーウェーブはQRコードリーダー・ハンドスキャナ、固定式バーコードリーダー、ハンディターミナル、協働ロボット(COBOTTAシリーズ)、産業用ロボット、ロボットコントローラなど幅広い自動認識機器・産業用ロボット製品を展開しています。
見積フォームへ進む →デンソーウェーブのQRコード製品と他社製品の違いは何ですか?
デンソーウェーブはQRコードの発明元であり、独自の高精度読み取りエンジン技術を持つことが最大の強みです。傷・汚れ・部分的な損傷があるコードでも確実に読み取ることができ、現場での信頼性が業界トップクラスです。
見積フォームへ進む →COBOTTAシリーズの可搬重量と動作半径を教えてください。
COBOTTA PRO 900は可搬重量6kg・動作半径900mm、COBOTTA PRO 1300は可搬重量12kg・動作半径1300mmです。
見積フォームへ進む →QK30シリーズはどのようなコードに対応していますか?
QK30シリーズはQRコード、マイクロQRコード、DataMatrix、PDF417、各種1次元バーコードなど幅広いコード体系に対応しています。
見積フォームへ進む →ハンディターミナルの防水・防塵性能はどの程度ですか?
デンソーウェーブのハンディターミナルは機種によりIP54〜IP67相当の防塵・防水性能を備えており、水洗い清掃が必要な食品現場にも対応可能です。
見積フォームへ進む →スマートフォンの画面に表示されたQRコードも読み取れますか?
デンソーウェーブのQRコードハンドスキャナは液晶画面表示のコードにも対応しており、モバイル券・電子チケットの読み取りにも使用できます。
見積フォームへ進む →RC9コントローラと対応ロボット機種を教えてください。
RC9コントローラはデンソーウェーブの最新世代産業用ロボット(VSシリーズ、HSRシリーズ等)に対応しています。
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