在庫確認・見積は今すぐ フォームで依頼する 24時間受付 / 電話は平日 9:00〜17:00 03-3833-6431
電気基礎専門用語設計基準

単相電源(単相2線式・単相3線式)とは?基礎知識から回路の結線・特徴まで技術解説

読了目安: 6分 編集: 電材サーチ編集部(編集・出典ポリシー

単相電源とは

単相電源とは、単一の交番波形(交流)を用いて電力を送電する電気の供給方式です。一般家庭のコンセントや照明機器、オフィス機器など、比較的小さな電力を消費する負荷に対して用いられます。

国内で一般的に使用されている単相電源には、単相2線式(100V)単相3線式(100V/200V)の2種類があります。


単相2線式の特徴と用途

単相2線式は、電圧線(ホット)と接地側電線(コールド/ニュートラル)の2本の電線を使用して、単一の100V電源を供給する方式です。

  • 電圧仕様: 100Vのみ
  • 用途: 一般住宅の照明、一般的な壁コンセントなど、低負荷回路
  • 接続: 電路はアースされた接地側電線(通常は白色被覆)と、電圧側電線(通常は黒色被覆)で構成されます。現在では後述の単相3線式からの分岐として配線されることがほとんどです。

単相3線式の特徴と用途

単相3線式は、2本の電圧線(L1・L2)と、その間に配置された1本の「中性線(N)」の計3本の電線を使用して配電する方式です。1台の主幹から100Vと200Vの両方を同時に取り出すことができる合理的なシステムです。

  • 電圧仕様: L1-N間で100V、L2-N間で100V、L1-L2間で200V
  • 用途: 現代の一般住宅・店舗の主幹引き込み、エアコン・IHクッキングヒーターなどの200V高負荷機器
  • メリット:
    • 100Vと200Vが同時に使えるため、専用変圧器を個別に置く必要がない。
    • 100Vの負荷をL1相とL2相にバランスよく分けることで、電線に流れる電流を最小限に抑え、電圧降下と電力損失を減らすことができる。

単相3線式における「中性線欠相」の注意点

単相3線式の運用にあたり、最も注意しなければならないのが「中性線欠相(ちゅうせいせんけっそう)」トラブルです。

中性線が断線したり、接続部のネジ緩みで接触不良を起こすと、L1-N間およびL2-N間の負荷の抵抗比によって電圧がアンバランスに分圧されます。これにより、負荷の軽い方の回路に100Vを超える高電圧(最悪の場合200V近く)が印加され、接続されている家電製品やOA機器が一瞬で焼損・破壊される事故が起きます。

このリスクを防ぐため、単相3線式の主幹には、中性線の欠相による過電圧を検知して瞬時に回路を遮断する「中性線欠相保護機能付き漏電遮断器(または配線用遮断器)」を使用することが内線規程(JEAC 8001)で定められています(電技・解釈の義務規定ではありません)。


関連するおすすめガイド

関連する単相電源・単相2線式・単相3線式・100V・200V・電気工事の品種・型番をお探しですか?
電材サーチでは、メーカー横断で目的の型番を素早く見つけ、そのまま見積もりを依頼できます。

対象の電材・品種を検索する →

参考文献・出典

この内容は、第二種電気工事士ではこう問われる

単相2線式と単相3線式の違いは、学科試験でも配電方式の基本として問われます。中性線が切れると何が起きるかまで含めて、計算つきで解説しています。

第二種電気工事士の対策コンテンツをすべて見る →
QUOTATION SIGNAL

電設資材・FA部品の無料見積もり

仕入れコスト削減、廃盤代替品の選定、お急ぎの在庫確認まで。型番や数量を送っていただくだけです。 手書きメモや型番リストの写真・PDFでも依頼できます。

SPONSOR / AD

Google AdSense 広告配信エリア

(AdSense管理画面で広告ユニットを作成し、実際のslot値に差し替えるとここに本番広告が挿入されます)