nVent ERICO(旧・エリコ) — 取扱品種・見積依頼
CADWELD溶接接合システムを生み出したERICOは、そもそも「電気鉄道改善会社(Electric Railway Improvement Company)」として1903年に産声を上げました。鉄道分野の会社が、なぜ世界屈指の接地・溶接技術メーカーへと姿を変えたのでしょうか。エリコ・ジャパン株式会社は、世界最大級の接地・雷保護・電気設備固定材メーカーERICOの日本法人です。 CADWELD溶接接合システムをはじめ、接地棒・接地プレート、避雷針システム(ERITECH)など高信頼性の電気設備資材を提供しています。 世界100カ国以上で採用実績を持ち、発電所・変電所・通信基地局・建築物など幅広い分野で使用されています。 厳格な品質基準と豊富な製品ラインナップにより、施工現場の安全と効率を支えるトータルソリューションを展開しています。
エリコ・ジャパンの主力製品は、CADWELD溶接接合システム(CW系)、ERITECH避雷針・引下げ導体システム、接地棒・接地プレート、電気設備ハンガー・支持材です。 当サービスでは主要な品番のお取り寄せ・お見積りに対応しており、法人・施工業者様向けに迅速な見積対応を行っています。
エリコ・ジャパンの強みと主要製品の特長
接地溶接技術の原点は、鉄道車両の補修溶接
CADWELDのテルミット反応(発熱化学反応)による溶接接合は、1938年にElectric Railway Improvement Company(ERICO)在籍のCharles A. Cadwell博士が、銅導体を鋼製レールへ溶接する目的で発明したのが始まり。当初の用途はあくまで鉄道車両・線路の補修溶接であり、現在エリコ・ジャパンの主力である接地接続用途はここから派生した(出典: nVent ERICO Cadweld History)。
1951年、鉄道用技術を電気設備の接地接続へ転用
レール溶接で培った施工時間短縮の効果を、商業施設・電気設備の接地工事に応用する形で、1951年にCADWELDプロセスが接地接続向けに適応された。鉄道分野の専業メーカーが、現在の主力事業である電気設備接地の専業へと軸足を移す転機となった出来事といえる(出典: 同上)。
1949年、パイプラインの電気防食(カソード防食)にも展開した実績
CADWELDプロセスは1949年、薄肉・高応力の鋼管への入熱を最小限に抑える仕様でカソード防食(Cathodic Protection)用途にも導入された。エリコ・ジャパンが国内で取り扱う製品群は接地・雷保護分野が中心だが、同一技術が配管の腐食防止という隣接領域にも展開された経緯がある(出典: 同上)。
1959年、使い捨てモールド式のCADWELD One Shotを開発
従来のグラファイト製モールド(型)は繰り返し使用を前提としていたが、1959年に一回使い切りタイプの「CADWELD One Shot」が開発された。銅導体同士、または銅導体と接地棒の接続に用いる使い捨て型として、現場管理の選択肢を広げた(出典: 同上)。
1988年、低発煙型のCADWELD Exolonが屋内向けに登場
電子点火方式とセラミックフィルターを採用した低発煙型の接続システム「CADWELD Exolon」が1988年に導入された。煙や火花の発生を抑えたい屋内・通信機器周辺など、環境条件がシビアな施工現場向けに開発された派生ラインである(出典: 同上)。
選定ポイント
- エリコ・ジャパンの母体nVent ERICOは1903年設立のElectric Railway Improvement Companyが源流。1938年に独自のCADWELD発熱溶接接合技術を発明して以来、80年以上これを主力技術として展開する専業メーカー。
- CADWELD接続は2014年、変電所接地における最も厳格な検定基準IEEE 837-2014に合格した最初の接続方式として認定されており、世界で1億か所以上の接続実績がある。
- 対応分野は鉄道・通信・電力・商業/産業施設に特化しており、接地・雷保護・サージ保護という専門領域に絞った専業メーカーである点が総合電機メーカーとの違い。
- 接地・ボンディング接続の現場では、繰り返し使用が前提のグラファイトモールド(GT/VSシリーズ)と、1959年開発の使い捨てモールド式CADWELD One Shot系列のどちらを使うかで、型費用と施工本数のバランスが変わる。多数箇所を単発施工する現場では使い捨てタイプ、同一径の接続を反復する現場では再利用型モールドが検討候補になりやすい(出典: nVent ERICO Cadweld History)。
- 屋内基地局やデータセンターなど煙・火花の発生を避けたい施工環境では、1988年導入の低発煙型CADWELD Exolon系が候補になる。屋外向けの一般的なモールドとは仕様が異なるため、発注時は施工箇所が屋内か屋外かを明記して選定するとよい(出典: 同上)。
取扱品種一覧
| 品種名 | 代表型番 | 用途 | カテゴリ | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| CADWELD | GTC182B・GTC152G 他 | 変電所・発電所の接地工事通信基地局の接地接続送電線鉄塔接地鉄道・インフラ設備の接地 | 接地材料 | 詳細を見る → |
| ERITECH | LPC255・LPA255 | 建築物・商業施設の落雷保護通信鉄塔・基地局の雷保護風力発電設備の雷保護文化財・重要施設の落雷対策 | 雷保護システム | 詳細を見る → |
| 接地棒 | 615800・615880 他 | 電気設備の接地極変電所・発電所の接地網建築物アース工事通信設備接地 | 接地材料 | 詳細を見る → |
| 支持材 | ネジ付き吊りボルト・ユニストラット型チャンネルサポート 他 | 電線管・ケーブルトレイの天井吊り固定プラント配管支持データセンター内ケーブル整理・固定耐震固定工事 | 電気設備固定材 | 詳細を見る → |
| ボンディング材 | EGBA14418BB・EGBA14420BB 他 | 建築物内の等電位ボンディング設備機器の接地接続雷保護引下げ導体の接続金属配管・構造体のボンディング | 雷保護システム | 詳細を見る → |
会社概要
| メーカー名 | nVent ERICO(旧・エリコ) |
|---|---|
| 略称 | エリコ・ジャパン |
| 主力品種カテゴリ | 接地材料、雷保護システム、電気設備固定材 |
参考資料・出典
メーカー様へ:掲載内容のご指摘・お取引のご相談はこちらから承ります。
エリコ・ジャパン製品の見積・納期はお気軽にお問い合わせください
型番と数量を入力するか、手書きメモや型番リストの写真・PDFを送れます。 日程を決めて相談したい場合は、打ち合わせの枠をその場で押さえられます。
FAX 03-3833-6434 平日 9:00〜17:00
法人・施工業者向け / 1本〜大量ロット対応
よくある質問
エリコ・ジャパンの母体ERICOは、なぜ社名に「鉄道」を意味する言葉が含まれているのですか?
ERICOの源流は1903年設立のElectric Railway Improvement Company(電気鉄道改善会社)です。1938年に独自のテルミット反応を利用した発熱溶接接合技術CADWELDを発明したことを契機に、鉄道分野から接地・溶接接合の専業メーカーへと軸足を移し、現在では発電所・変電所・通信基地局など幅広い分野で採用される世界的メーカーとなりました。CADWELDは2014年、変電所接地における最も厳格な検定基準IEEE 837-2014に合格した最初の接続方式としても認定されています。
見積フォームへ進む →エリコ・ジャパン製品の見積・購入はどこで依頼できますか?
松本電業株式会社(東京都台東区台東2-4-11)ではエリコ・ジャパン製品のお取り寄せ・お見積りに対応しています。 当サービスの見積フォームからお問い合わせ・ご依頼ください。 法人・施工業者様のご依頼には迅速な見積対応をしています。
見積フォームへ進む →CADWELD接合とERITECH雷保護システムをセットで導入したい場合の相談先は?
接地工事と雷保護をトータルで設計・施工される場合も、松本電業株式会社の見積フォームにご相談ください。 製品選定から施工計画まで一括でサポートいたします。
見積フォームへ進む →エリコ・ジャパン製品の技術資料・施工マニュアルは入手できますか?
各製品の技術資料・施工マニュアル・CADデータは松本電業株式会社を通じて入手できます。 当サービスのお問い合わせフォームからご請求ください。
見積フォームへ進む →CADWELDとボルト接地接続の違いは何ですか?
CADWELDはテルミット反応による溶接接合のため、接触抵抗がボルト接続より大幅に低く、腐食・緩みによる劣化がありません。長期的な接地抵抗の安定性が求められる重要設備に推奨されます。
見積フォームへ進む →ERITECHシステムはJIS規格にも対応していますか?
ERITECHはIEC 62305に準拠しており、日本のJIS A 4201とも整合性があります。具体的な適用基準については設計段階でご相談ください。
見積フォームへ進む →接地棒の選定基準を教えてください。
土壌抵抗率・要求接地抵抗値・打込み深度をもとに選定します。設計資料もご提供できます。
見積フォームへ進む →耐震対応品の選定はどのように行えばよいですか?
設置環境の耐震クラスと機器重量をもとに選定します。 耐震設計サポートについては松本電業株式会社の見積フォームにお問い合わせください。
見積フォームへ進む →等電位ボンディングはどの設備に必要ですか?
医療施設・データセンター・爆発危険区域・雷保護対象建築物などで特に重要です。 適用基準の確認や設計サポートについては松本電業の見積フォームにご相談ください。
見積フォームへ進む →