零相変流器
よみがな:れいそうへんりゅうき
言葉の定義
三相の電線をまとめて1個の鉄心に通し、地絡時にだけ現れる零相電流(平常時はゼロになるはずの三相電流のベクトル和)を検出する変流器(ZCT)。
現場実務での意味・解説
GR(地絡継電器)はZCTが検出した零相電流の大きさだけを見て動作するため、隣接需要家など構外の事故でも反応してしまう「もらい動作」が起こりうる。これを避けたい受電点では、ZPD(零相電圧検出装置)で検出した零相電圧とZCTの零相電流を組み合わせ、位相の関係から地絡が構内か構外かを判定するDGR(地絡方向継電器)が使われる。図記号としては「零相変流器」専用の独立記号ではなく、3本の導体をまとめて1個の鉄心に通した変流器系の記号に「ZCT」と傍記する形で単線結線図に描かれる。ケーブルの遮へい銅テープを接続部でつなぎ忘れると、この零相電流を正しく検出できなくなる点にも注意が要る。
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