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電材基礎ケーブル設計基準

電線・ケーブルの種類一覧|記号の読み方とVVF・CV・CVT・IV・VCT・EMの用途、100mあたりの重さ

・ 読了目安: 15分 ・ 編集: 電材サーチ編集部(編集・出典ポリシー)

この記事の結論

電線・ケーブルは、導体を絶縁体だけで覆った「電線」(IVなど)と、その外側をシースで保護した「ケーブル」(VVF・CVなど)に分かれ、絶縁体の耐熱温度で流せる電流が変わります。屋内の分岐配線はビニル絶縁のVVF(導体最高許容温度60℃)、幹線・動力は架橋ポリエチレン絶縁のCV・CVT(90℃)、可動部や仮設はキャブタイヤのVCT・VCTFが基本です。官庁施設の工事では、耐燃性ポリエチレンを使うEM品(EM-EEF・EM-CEなど)が標準仕様書に並びます。太さは許容電流と電圧降下で決め、延線や積載の重さはメーカー仕様書の概算質量で確認します。

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図面の凡例に「EM-EEF 2.0-3C」とあり、手元の材料表には「VVF 2.0-3C」と書いてある。同じ物なのか、違う物なのか。電線・ケーブルの記号は、頭から順に材料と形を並べた略号です。読み方が分かれば、初めて見る記号でもおおよその中身の見当がつきます。

もう一つ、国の官庁施設の工事で使う標準仕様書の電線類の表を開くと、VVFもCVもIVも載っていません。あれほど使われているのに、なぜなのか。手がかりは、最初の図面にあった「EM」の2文字です。

電線とケーブルは、シースがあるかどうかで分かれます

導体を絶縁体だけで覆ったものが絶縁電線(IVなど)、その外側をさらにシース(外皮)で覆ったものがケーブル(VVF・CVなど)です。屋内配線では、絶縁電線は電線管などに収めるか、がいし引き工事(電気設備の技術基準の解釈 第157条)で施設します。ケーブルは、ケーブル工事(同 第164条)として施設できます。

記号は、材料と形を頭から並べたものです。パナソニックの用語辞典は、VVFの英語名を「Vinyl insulated Vinyl sheathed Flat-type cable」としています。ビニル絶縁(V)、ビニルシース(V)、平形(F)。現場で「Fケーブル」と呼ぶのはこの最後の文字です。

記号正式名称(要点)絶縁体導体最高許容温度主な用途
IV600Vビニル絶縁電線ビニル60℃電線管内の配線、盤内配線、接地線
HIV600V二種ビニル絶縁電線耐熱ビニル75℃IVより耐熱が要る配線
VVF600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形ビニル60℃住宅・店舗の屋内配線
CV600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル架橋ポリエチレン90℃幹線・動力
CVTCVの単心3本をより合わせたトリプレックス形架橋ポリエチレン90℃太物の幹線・動力
VCT/VCTFビニルキャブタイヤケーブル/ビニルキャブタイヤ丸形コードビニル60℃(VCTF)移動機器・仮設の電源
EM-EEF/EM-CE耐燃性ポリエチレンシースのEM品(VVF・CV相当)ポリエチレン/架橋ポリエチレン75℃(EEF/F)、90℃(CE/F)官庁施設などで指定される配線

温度の出どころは、IV 60℃・HIV 75℃がフジクラ・ダイヤケーブルのIV・HIVカタログ、CV・CVT 90℃が同社のCV・CVTカタログ、VCTFが矢崎エナジーシステムの仕様書、VVFのビニル60℃とEM品(EEF/F)の75℃が日本電線工業会のEM電線の解説です。

CE/Fは、同会の構造比較でCVと同じ架橋ポリエチレン絶縁です。CVT・CVD・CVQの「T・D・Q」は、トリプレックス(3本)、デュプレックス(2本)、カドラプレックス(4本)の頭文字です。

用途から選ぶ早見表

やりたいこと選ぶケーブルよく使う太さ荷姿
住宅や店舗の屋内配線VVF1.6mm/2.0mm100m巻の束(標準条長100m)
ビル・工場の幹線・動力CVT/CV22mm²/38mm²/60mm²以上ドラム巻(必要長で切断)
機械の可動部・仮設の延長電源VCT/VCTF(キャブタイヤ)0.75mm²/1.25mm²/2mm²100m巻またはドラム
電線管に通す配線・接地線・盤内配線IV(絶縁電線)1.6mm/2.0mm/5.5mm²/8mm²束巻またはドラム巻(条長はメーカーで異なる)
官庁施設など、仕様書でEM品が指定される工事EM-EEF/EM-CE/EM-CETなど従来品と同じサイズ展開100m巻またはドラム

種類別の構造・用途・荷姿と、100mあたりの重さ

延線の人数、ケーブルラックの積載、荷下ろしの機材を決めるときに使う数字です。

ケーブル略称正式名称構造の特徴主な用途標準的な荷姿100mあたりの重さ(目安)
VVF 2.0-2C600Vビニル絶縁ビニルシース平形単線・平形2心住宅・オフィスの照明・コンセント分岐線1巻 100m 束巻約 12.0 kg
VVF 2.0-3C600Vビニル絶縁ビニルシース平形単線・平形3心3路スイッチ、接地付分岐線1巻 100m 束巻約 18.0 kg
IV 2.0mm600Vビニル絶縁電線単線・シースなし電線管内通線、盤内配線、接地線束巻(条長はメーカーで異なる)約 3.8 kg
IV 8 mm²600Vビニル絶縁電線より線・シースなし幹線の接地線束巻 またはドラム約 10.0 kg
CV 8-3C600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースより線・一括シース動力・電灯の幹線束巻 または ドラム約 36.5 kg
CVT 22 mm²600Vトリプレックス形単心3本よりビル・工場の動力幹線ドラム巻約 83.5 kg
CVT 60 mm²600Vトリプレックス形単心3本より商業施設・中規模工場の主幹ドラム巻約 189.0 kg
CVT 150 mm²600Vトリプレックス形単心3本より大型工場の受電・主幹ドラム巻約 445.0 kg
VCTF 1.25-4Cビニルキャブタイヤ丸形コード細い素線・柔軟なシース移動機器の電源1巻 100m約 12.0 kg
VCT 2.0-3C600Vビニルキャブタイヤケーブル細い素線・キャブタイヤシース仮設電源、電動工具の電源線1巻 100m または ドラム約 18.0 kg
EM-CET 60 mm²耐燃性ポリエチレンシースのトリプレックス形単心3本より・ノンハロゲン官庁施設などの幹線ドラム巻約 185.0 kg
6kV-CVT 22 mm²6600Vトリプレックス形銅テープの遮へい層あり高圧受電設備の引込線ドラム巻約 140.0 kg

全行がメーカー公式の仕様書付表にある「概算質量(参考値)」の100m換算値で、ドラムの質量は含みません。品種ごとの出典は次のとおりです。

  • VVF=SFCC SF-0039B、IV=SFCC SF-0010E(2.0mm単線38kg/km、8mm²より線100kg/km)
  • CV=SFCC SF-0001C(3心8mm²で365kg/km。フジクラ・ダイヤのカタログ値は355kg/km)
  • CVT=SFCC SF-0002B、EM-CET=SFCC SF-0028B(60mm²で1,850kg/km)
  • VCTF=矢崎 YESS 3120-6D1S(4×1.25で120kg/km)、VCT=矢崎 YESS 3116-6D1S(3×2で180kg/km)
  • 6kV-CVT=矢崎 YESS 3132-2G7S(3×22で1,400kg/km)

メーカー間の差は数%に収まります。CVTのフジクラ・ダイヤのカタログ値(22mm² 820/60mm² 1,990/150mm² 4,540kg/km)と比べると、最大は60mm²の約5%差です。60mm²の3本よりでは、CVT 1,890kg/kmに対しEM-CET 1,850kg/kmと、EM品がわずかに軽くなっています。

品種ごとの要点

VVF(ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形)

住宅・店舗の屋内配線の定番で、太さは導体径の1.6mmと2.0mm、2心・3心が中心です。SFCCの仕様書では、シースは灰色、2心の線心は黒・白、3心は黒・白・赤のほか、黒・白・緑などの組み合わせがあります。同じ仕様書には、緑の連続線で接地線入りを示す品種と、橙の連続線と「200LINE」の表示で200V回路用を示す品種が載っています。

燃えにくさの試験(傾斜試験)では、60秒以内に自然に火が消えることが求められています。

CV・CVT(架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル)

フジクラ・ダイヤケーブルのカタログでは、CVは「一般電力用でVVより許容電流大」、導体最高許容温度90℃、シースは黒が標準です。CVTは単心のCVを3本より合わせたもので、相の区別はシース表面の色別ライン(黒=ラインなし・白・赤)で付けます。同社はCVTを「一括シース型CVに比べ許容電流が大きく、端末処理も簡単」と説明しています。

IV・HIV(絶縁電線)

シースが無いため、電線管・線ぴ・ダクトに収めるか、がいし引き工事で施設します。フジクラ・ダイヤケーブルのカタログでは、色は黒・白・赤・緑・黄・青の6色で、導体最高許容温度はIVが60℃、HIVが75℃。HIVは許容電流を約1.2倍に取れるとされています。

VCT・VCTF(キャブタイヤ)

細い素線をより合わせた柔軟な構造で、移動機器や仮設の電源に使います。矢崎エナジーシステムの仕様書では、VCTFは適用規格JIS C 3306(ビニルコード)、導体の最高許容温度60℃、使用上の周囲温度−15〜60℃。VCTは600Vビニル絶縁ビニルキャブタイヤケーブル(JIS C 3312)です。

6kV-CVT(高圧架橋ポリエチレンケーブル)

6,600Vの高圧受電設備の引込などに使います。矢崎エナジーシステムの仕様書では、軟銅テープを重ね巻きした遮へい層を持ちます。規格の違い(低圧CVのJIS C 3605と高圧CVのJIS C 3606、遮へい層・半導電層の考え方)はJIS C 3606(高圧CVケーブル)の規格解説で扱っています。

AE(警報用ケーブル)

日本電線工業会のEM電線の規格一覧では、警報用ポリエチレン絶縁ケーブル(AE)にもEM品(耐燃性ポリエチレンシース)があります。細い信号線のAWGと日本の断面積(mm²)の対応はAWG-SQサイズ換算表を参照してください。

一段深い理解:60℃と90℃の差が、同じ太さで流せる電流を変える

絶縁電線の許容電流は、電気設備の技術基準の解釈 第146条で、表の値に「許容電流補正係数」を掛けて求めます。146-3表の計算式は、ビニル(耐熱性を有しないもの)が √((60−θ)/30)、耐熱ビニルなどが √((75−θ)/30)、架橋ポリエチレンが √((90−θ)/30) です。θは周囲温度で、30℃以下なら30として計算します。

周囲温度ビニル(60℃)耐熱ビニル・EM品など(75℃)架橋ポリエチレン(90℃)
30℃以下1.001.221.41
40℃0.821.081.29
50℃0.580.911.15

周囲40℃なら、同じ導体でも架橋ポリエチレンはビニルの約1.6倍の電流を流せる計算です。式の中の数字が、そのまま絶縁体の耐熱温度になっています。フジクラ・ダイヤケーブルのカタログがHIVを「約1.2倍」としているのも、この式で75℃と60℃を比べた √(45/30)≒1.22 と一致します(同カタログの1.6mmはIV 27A、HIV 33A)。

現場でよく聞く「VVF 1.6mmは19A」という数字も、解釈の表から同じ組み立てで出てきます。ただし、第146条第2項が許容電流を定めている相手は絶縁電線で、VVFのようなケーブルの19Aは内線規程(有償のため未照合)の値です。146-1表の直径1.6mmの軟銅線は27A。電線管に3本以下を収めたときの電流減少係数0.70(146-4表)を掛けると18.9Aです。2.0mmは35A×0.70=24.5Aで、「24A」と覚えられている数字と重なります。

4本なら0.63、5〜6本なら0.56と、同じ管に入れる本数が増えるほど係数は下がります。耐熱温度が75℃のEM品の絶縁電線IE/Fでは、日本電線工業会の表で、同じ1.6mmを電線管に3本以下で収めたとき(周囲温度30℃)の許容電流が23Aです。

一段深い理解:CVTは、同じ太さのCV(3心)より1割以上多く流せる

フジクラ・ダイヤケーブルのカタログで、同じ条件(周囲温度40℃・1条)の許容電流を並べると次のとおりです。

導体サイズCV 3心CVTCVT÷CV
14mm²76A86A1.13
22mm²100A110A1.10
38mm²140A155A1.11
60mm²190A210A1.11
100mm²260A290A1.12
150mm²340A380A1.12
325mm²555A635A1.14

どのサイズでも1割から1割4分ほどCVTが上回ります。重さはむしろ軽く、60mm²でCV 3心が2,050kg/km、CVTが1,990kg/kmです。太物の幹線でCVTが選ばれる理由が、数字で確かめられます。

一段深い理解:国の工事の仕様書の電線類の表には、VVFもCVもない

国土交通省の「公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)令和7年版」は、官庁施設の工事に使う電線類を表1.1.1に並べています。低圧の欄にあるのはEM-IE、EM-EE(EM-EEF)、EM-CE(EM-CED・CET・CEQ)、EM-制御ケーブル(CEE/F)などで、VVF・CV・IVの呼称はありません。標準仕様書と標準図は、この表の呼称で示すと定められています。ビニル系で表に残っているのは、耐熱ビニル電線(HIV)と、屋外用のOW電線・引込用のDV電線です。

冒頭の問いの答えは、VVFやCVに当たるEM品が代わりに並んでいるから、です。図面に「EM-EEF」とあれば、VVFと同じ用途に使うEM品の名前です。

EMは、日本電線工業会によると「エコマテリアル(Ecomaterial)および耐燃性」の意味です。被覆材にハロゲンや鉛を含まず、燃えたときの発煙が少なく、腐食性ガスを出しません。同会の対応表では、IV→IE/F、VVF→EEF/F、CV→CE/F、CVT→CET/F、CVV→CEE/F、VCT→OOCT/Fと置き換わります。

IE/F・EEF/F・CEE/Fは、耐熱温度がビニルの60℃から75℃に上がるため、品種によっては許容電流を大きく取れます。

扱い方にも違いがあります。同会の解説では、配管やラックの角で擦れると表面に白い筋が残る「白化現象」が起きるものの、性能には影響しません。ポリエチレン系はビニルより伸びやすいので皮むきの感覚が変わり、やや硬く感じても許容曲げ半径は従来品と同じです。

もう一つ、ポリエチレンの絶縁体は紫外線で劣化することがあり、直射日光や、誘導灯の中の蛍光灯の紫外線でひび割れが生じることがあります(シースの耐燃性ポリエチレンは問題ないとされています)。表面に「タイシガイセン」と表示されたEEF/Fは紫外線に強い材料を使っているため、誘導灯内の遮光処理を省略できるとされています。

荷姿と重さを、延線の計画に使う

束巻とドラム巻

VVFやIV、細いCVには束巻(たば巻き)があり、SFCCの仕様書ではVVFの標準条長は100m、包装は「ドラム巻き又はたば巻き」です。太物のCV・CVTや条長の長い電線はドラム巻になります。束巻とドラム巻の境目はメーカー・サイズ・条長で変わるため、仕様書や見積で確認します。

重さの計算例

CVT 150mm²の概算質量は4,450kg/km、つまり4.45kg/mです(SFCC SF-0002B)。50m延線するなら、4.45kg/m×50m=222.5kg。この約220kgが、ラックや管の上を摩擦を受けながら滑ることになります。ドラムローラー、コーナー部の金車、けん引の人員や機材は、この重さを出発点に計画します。ドラムの質量は別に足します。

太さを決める3つの手順

① 負荷電流と許容電流を照合する

機器の消費電力と電圧から最大電流を求め、電線サイズごとの許容電流と照合します。絶縁電線を電線管に収める場合は、電技解釈146-4表の電流減少係数(同一管内3本以下0.70、4本0.63、5〜6本0.56)を掛けた値で比べます。周囲温度が30℃を超える場所では、146-3表の補正係数も効きます。

② 配線の長さから電圧降下を確かめる

内線規程1310節の許容値(フジクラ・ダイヤケーブルの技術資料の表による)は、こう長60m以下で幹線・分岐回路それぞれ2%以下、構内の変圧器から供給する場合の幹線は3%以下です。

60mを超える場合の合計は、電気事業者から低圧で受電するなら120m以下4%・200m以下5%・200m超6%、構内の変圧器から供給するなら5%・6%・7%です。超えるときは電線を太くします。計算は電圧降下・電線サイズ計算ツールでも確かめられます。

③ 施設場所と仕様書の指定を確かめる

地中に埋める電線路は、電技解釈 第120条でケーブルを使い、管路式・暗きょ式・直接埋設式のいずれかで施設すると定められています。官庁施設のように標準仕様書でEM品が指定される工事では、品種の呼称も仕様書に合わせます。屋外や高温の場所、可動部では、絶縁体の耐熱温度とシースの種類を用途に照らして選びます。

見積もりを依頼するときに伝えること

品種(VVF・CV・CVTなど)、断面積または導体径、心数、長さと条数、荷姿(束巻・ドラム巻)、メーカー指定の有無、EM品の指定の有無、希望納期をそろえると、条件の確認が進めやすくなります。

品種と長さを書いて見積もりを依頼する →

関連情報

品種ごとの詳しい解説です。

太さの計算と、施工・保管の注意です。

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よくある質問

「電線」と「ケーブル」の違いは何ですか?

シース(外皮)があるかどうかです。導体を絶縁体だけで覆ったものが絶縁電線(IVなど)、絶縁電線の外側をさらにシースで覆ったものがケーブル(VVF・CVなど)です。屋内配線では、絶縁電線は電線管などに収めるか、がいし引き工事(電技解釈 第157条)で施設します。ケーブルはケーブル工事(同 第164条)として施設できます。

図面に「EM-EEF」とあります。VVFとは何が違いますか?

EM-EEF(EEF/F)は、VVFに相当するEM(エコ)品です。日本電線工業会によると、絶縁体と被覆がビニルからポリエチレン系に替わり、ハロゲンや鉛を含まず、燃えたときの発煙が少なく腐食性ガスを出しません。耐熱温度もビニルの60℃に対して75℃です。国土交通省の公共建築工事標準仕様書の電線類の表にはVVFは無くEM-EEFが載っているため、代用の可否は設計者の指示を確認します。

VVF 1.6mmの許容電流が19Aと言われるのはなぜですか?

VVFのようなケーブルの19Aは内線規程の値で、電技解釈第146条第2項は絶縁電線の許容電流を定めた条文です。ただし数字は同じ組み立てで出てきます。146-1表で直径1.6mmの軟銅線は27A、電線管に3本以下を収めたときの電流減少係数0.70(146-4表)を掛けると18.9Aで、19Aとほぼ同じです。2.0mmも35A×0.70=24.5Aで、24Aと覚えられている数字と重なります。

CVT(トリプレックス形)は、なぜ同じ太さのCV(3心)より多くの電流を流せるのですか?

単心のCVを3本より合わせた構造で、フジクラ・ダイヤケーブルは「一括シース型CVに比べ許容電流が大きく、端末処理も簡単」と説明しています。同社のカタログ(周囲温度40℃・1条)では、60mm²でCV 3心190Aに対しCVT 210A、325mm²で555Aに対し635Aと、1割から1割4分ほど大きい値です。

CVT 60sqは100mで何kgありますか?

SFCCの仕様書付表の概算質量は1,890kg/kmなので、100mで約189kgです。フジクラ・ダイヤケーブルのカタログ値は1,990kg/km(100mで約199kg)で、メーカーによって数%違います。ドラムの質量は含まないため、荷下ろしや延線の計画ではドラムの分を足します。

参考文献・出典

確認・変更の記録

出典照合日: (AIによる照合補助)

2026-10-13:URL付き出典11件の到達を再確認し、SFCC CVT仕様書の概算質量(835・1,890・4,450kg/km)と矢崎VCTF仕様書(導体最高許容温度60℃)を再照合。新たに日本電線工業会「EM電線・ケーブル」、国土交通省「公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)令和7年版」表1.1.1、フジクラ・ダイヤのIV・HIVカタログ、パナソニックTERASU辞書、フジクラ・ダイヤの電圧降下解説を確認し、CV 3心とCVTの許容電流(7サイズ)をフジクラ・ダイヤのカタログで照合。電技解釈146-1・146-3・146-4表、第120条・第164条を経済産業省PDF(令和7年11月20日改正版、同日取得の写し)で照合。VVFを屋外に露出してはいけない理由(ビニルの紫外線劣化)は一次資料で確認できなかったため本文とFAQから外した。VVF 1.6mmの許容電流「19A」は内線規程(有償)の値で未照合のため、本文では電技解釈の表からの計算値(18.9A)と並べ、第146条第2項の対象が絶縁電線(ケーブルは対象外)であることを明記した。日本電線工業会のEMページで、IE/F 1.6mmを電線管に3本以下で収めたときの許容電流23A(周囲温度30℃)を確認。国土交通省の標準仕様書では、表1.1.1に残るビニル系がHIV・OW・DVだけであること、ジョイントボックスの規格名にはVVFが現れることを確認し、見出しを表の範囲に限った。内線規程・JISはURL無し・有償で未照合。2026-10-05:仕様書付表で比較表の全行の概算質量を照合(VVF 120・180、IV 38・100、CVT 835・1,890・4,450、VCTF 120、VCT 180、EM-CET 1,850、6kV-CVT 1,400kg/km)。CV 8-3CはSF-0001C付表の365kg/kmに修正済み。

個別設備の適合判定・技術者による承認を示すものではありません。

  • :重さの表のうちIV 8mm²・VCTF・VCT・6kV-CVTの4行の誤り(最大12%)を、メーカー仕様書の付表で直した。
  • :出典欄の電気設備の技術基準の解釈146-3表について、許容電流補正係数の式に平方根が抜けていたのを、√((60−θ)/30)・√((90−θ)/30)に直した。
  • :記事名を「電線・ケーブルの種類一覧」に改め、記号の読み方、許容電流が耐熱温度で変わる計算、CV 3心とCVTの許容電流比較、官庁工事の標準仕様書とEM品の節を追加。出典で確認できない記述(VVFの屋外露出の可否の理由、AE・CPEVの標準太さほか)を削除した。

この内容は、第二種電気工事士ではこう問われる

1.6mmの絶縁電線は27A、電線管に3本以下なら×0.70——許容電流表の数字は、電技解釈の表と係数から計算で出てきます。試験の許容電流の問題と同じ組み立てです。

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