電線・ケーブル の記事一覧
「電線・ケーブル」に関連する記事を7件掲載しています。住宅の天井裏を這うVVFケーブル、そのシースには「VVF」と書いてあるはずだ――そう思って古河電工・SWCCの共同出資会社SFCC……。工場クレーンの予備品棚に並ぶ「600V CUR-2PNCT」と「600V CAR-2PNCT」。モータ・トランスの巻線用エナメル線KMK-20E・KMK-22A・KMKED-20E・KMKED-22A・KMKDF-24I。実務で判断に迷いやすいポイントを中心にまとめています。
7件
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古河電工(SFCC)のVVF・VVRケーブルの型番はどう読むのか|シースに印字される記号は「VVF」でも「VVR」でもなく「VV」だった
住宅の天井裏を這うVVFケーブル、そのシースには「VVF」と書いてあるはずだ――そう思って古河電工・SWCCの共同出資会社SFCC株式会社が公開する仕様書を開くと、実際に印字される「記号」の欄はどれも「VV」としか書かれていない。SF-0039B(VVF平形)・SF-0040B(VVF(G)アース線付)・SF-0015B(VV丸形・シース灰)・SF-0016A(VV丸形・シース黒・高速道路会社仕様)という4枚の仕様書を突き合わせ、平形と丸形を分ける本当の境目、3心の線心色が実は4通りあること、そして同じ「600V VV」なのに記号の位置と耐電圧試験の基準がまるで違う理由を追う。
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プロテリアルのキャブタイヤケーブルの型番はどう読むのか|CURとCARを見間違えると、同じ600V・2PNCTでも現場でケーブルが切れる
工場クレーンの予備品棚に並ぶ「600V CUR-2PNCT」と「600V CAR-2PNCT」。数字は同じ2PNCTなのに、頭の3文字が違うだけで、片方はカーテン給電、片方はキャリア給電にしか使えない。プロテリアル公式のキャブタイヤケーブル製品ページと技術資料PDF(2017年作成)に基づき、①電圧②方式③クラス④絶縁シース⑤オプションという型番の五段構成と、PNCT・FFCTという記号がどこまで分解できてどこから先が一体表記なのかを確認する。
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プロテリアルKMK(KOMAKI)マグネットワイヤの型番はどう読むのか|「20」「22」は温度指数だが、「24」だけカタログに数字の裏付けがない
モータ・トランスの巻線用エナメル線KMK-20E・KMK-22A・KMKED-20E・KMKED-22A・KMKDF-24I。プロテリアル公式カタログ「マグネットワイヤ」(CAT.NO.KM001E、2023年1月発行)の「種類・記号・仕様書番号・特長」一覧表に基づき、型番中の「20」「22」が絶縁層の温度指数(200℃・220℃)を表すこと、末尾のE・Aが皮膜材質の系統と対応していること、そして新しいKMKDF-24Iの「24」だけは同じ一覧表に載っておらず、240℃という数字を公式資料から直接は裏付けられないことを確認する。
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住友電工グループのIVワイヤ(600Vビニル絶縁電線)の型番はどう読むのか|「IV1.6mm」はJIS規格書の例文そのものだった
分電盤・制御盤の中を這うIVワイヤ。そのシースならぬ絶縁体表面には何が印字されているのか。JIS C 3307の規格原文と、住友電工の連結子会社である住電HSTケーブル株式会社の仕様書(HST-SS10-0002G、2026年7月6日改訂)を突き合わせ、単線とより線がなぜ別々の物差し(mmとmm²)を使うのか、その境目が古河電工VVFの「太さの限界」とは違う理由を確認する。
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古河電工メタルケーブルの耐火電線KRF-8の型式はどう読むのか|「-F」の有無が平形と丸形を分け、シースには「KRF-8」ではなく「EM KRF-8」と刻まれている
非常用照明やスプリンクラーの配線で見かける「KRF-8-F2×1.6」という型式。古河電工メタルケーブル(旧KANZACC)の公式製品ページで構造表と『認定取得サイズ・心数』表を照合すると、-Fの有無が平形と丸形を分けること、丸形の38~100mm²は一括シースタイプの認定表ではすべて「―」表記であること、そしてJECTECの認定品一覧PDF(認定番号JF1399ほか、2023~2026年)ではシース表面の品名欄が「KRF-8」ではなく「EM KRF-8」と登録されていることが分かった。あわせて、耐火電線の認定制度が国土交通大臣認定ではなく消防庁告示第10号に基づく登録認定機関の枠組みであることも一次資料で確認する。
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スミチューブAの呼称サイズ表示はどう読むのか|「3×0.2」が実測内径3.6mmとズレる理由
住友電工ファインポリマーのスミチューブA仕様書(仕様書番号R4-0180)を確認すると、「呼称サイズ3×0.2」の「3」は収縮前の実測内径3.60±0.30mmとは別物の呼び名で、「0.2」は肉厚の参考値だとわかる。サイズ表の実測値と2:1収縮比の実態を仕様書の数値で追う。
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SWCC・冨士電線の構内通信ケーブルCCPシリーズの型番はどう読むのか|「P」と「AP」を分けるのはアルミラミネートの有無、「EM-」はJCS上の正式な記号ではなかった
SWCC公式サイトの情報通信製品一覧を開くと、「CCP-P」「TKEV」「EM-CCP-P/F」「EM-TKEE/F」はグループ会社の冨士電線株式会社(宮城県・仙台工場)のページへ飛び、「CCP-AP」「EM-CCP-AP/F」だけがSWCC自社の製品詳細ページに残っている。冨士電線が公開する4種類の仕様書(FKST-10P、FKST-110N、FKST-7J、FKST-107K)を突き合わせると、「P」と「AP」を分けるのはアルミラミネートテープの有無であること、そして「EM-」という表記がJCS上の正式な記号ではなく「従来の通称」に過ぎないことが、仕様書自身の文言から確認できた。