この科目で問われること
第6科目は、第二種電気工事士では「一般用電気工作物等の検査方法」という科目名になっている。第一種では対象が自家用電気工作物に変わり、科目名も「自家用電気工作物の検査方法」になる。名前が変わるのは対象設備が変わるからで、扱う試験の種類も増える。
第二種の検査方法は、点検、導通試験、絶縁抵抗測定(メガー)、接地抵抗測定(アーステスタ)が中心だ。第一種ではこれに加えて次が対象になる。
- 絶縁耐力試験: 高圧設備に規定の試験電圧をかけ、一定時間絶縁が保たれるかを確認する試験
- 継電器試験: 過電流や地絡を検知して遮断器を動作させる保護継電器(リレー)が正しく動作するかを確認する試験
- 温度上昇試験: 変圧器などの機器が定格運転時に規定の温度上昇範囲に収まっているかを確認する試験
これらはいずれも、高圧受電設備を安全に稼働させ続けるための検査で、住宅の低圧設備では出てこない領域になる。第二種で学んだ「測って基準値と比べる」という検査の型は共通しているが、試験の種類そのものが増える科目だと捉えておくとよい。
この科目のトピック別解説は、検査の全体像から測定器の使い分けまでの9本を公開している。 検査という言葉の背後にある法令と実務の枠組みに始まり、絶縁抵抗測定・絶縁耐力試験・接地工事の種類と抵抗値・接地抵抗の測り方・継電器試験・測定器の使い分け、そして停電させない点検で分かること分からないことまでを順に扱う。
温度上昇試験のトピックは、これから追加していく。