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第二種電気工事士・科目別学習

技能試験の基礎(複線図・欠陥・工具)

読了目安: 67分

この科目で身につけること

技能試験は、知識を問う試験ではない。40分という制限時間の中で、配線図どおりの回路を、欠陥ひとつなく組み上げる作業の試験だ。

そして合否の判定はきわめて単純明快だ。試験センターはこう書いている——「合否は,作品の欠陥の有無の判定結果に基づき決定されます。欠陥のない作品が合格となります」。部分点はない。10箇所を完璧に仕上げても、11箇所目に欠陥がひとつあれば不合格になる。

だからこの科目では、候補問題の練習に入る前に土台を固める。単線図を複線図に起こす手順、公表されている欠陥の判断基準を「試験官がどこを見るか」として読み替える方法、指定工具の使い分け、そして40分をどう配分するか。ここを飛ばして13問の練習に入ると、間違った手癖のまま反復することになる。

なお試験センターは、この判断基準について重要な但し書きを添えている。基準の中には数値[mm]の許容が書かれているが、それは「試験環境や代用品の使用からくる制約等を勘案して設定したもの」であり、「実際の工事では限りなく 0mm に近い施工が求められている」。試験に受かるための基準と、現場で通用する仕事は別物だという前提で読み進めてほしい。

トピック一覧(8個)

1トピック数分で読めるミニレッスン+理解度チェック。順番に進めよう。

  1. 1 複線図を起こす5つの手順 電源→負荷→スイッチ→接地側→非接地側。この順番どおりに描くと、1本ごとに色と行き先を考え直す必要がなくなる。 ジョイントボックスの前で手が止まる原因が、指先ではなく紙の上の順序にあると見抜けるようになる 未着手
  2. 2 スイッチと負荷の対応を間違えない イ・ロ・ハの対応、パイロットランプの常時点灯と同時点滅、3路・4路の渡り線。戻り線をどの端子から出すかで、回路の意味が変わる。 回路が正常に見えてしまう結線ミスほど、複線図の段階で潰しておく必要があると言い切れるようになる 未着手
  3. 3 リングスリーブの選定と圧着マーク 電線の太さと本数からスリーブの呼び(小・中)と圧着マーク(○・小・中)を決める。スリーブが同じでもマークが変わる組合せが、最大の落とし穴になる。 同じスリーブを握っていても押すダイスが変わる境目を、本数を数え直してから見分けられるようになる 未着手
  4. 4 複線図を3分で描ききる練習法 40分のうち複線図に割けるのは数分。省くのではなく縮める。描く場所、色の略記、省いていい描写、そして13問を一巡させるドリル。 複線図を省いて時間を稼ぐ発想と、正しく縮めて時間を生む発想の違いを見抜けるようになる 未着手
  5. 5 欠陥の判断基準を「試験官の視点」で読む 合否は欠陥の有無だけで決まる。公表されている12大項目を、採点する側が何を見るかとして読み替える。 作品の印象がどれだけ良くても、12大項目のどれかに触れていれば不合格になる仕組みを読み解けるようになる 未着手
  6. 6 落ちる人が踏む欠陥トップ級を潰す 電線の損傷・リングスリーブ・差込形コネクタ・器具への結線。判断基準の数値を、測る起点とセットで押さえる。 1つの接続部に並ぶ複数の基準を、試験官と同じ順番(上・横・根元)でたどれるようになる 未着手
  7. 7 指定工具と支給材料、そして持ち込めないもの 工具は持参、材料は支給。電動工具はなぜ機能をOFFにしても使えないのか。 『電動機能をOFFにすれば使える』という理屈が通らない理由を、試験の狙いから言い当てられるようになる 未着手
  8. 8 40分をどう割るか 複線図・切断・器具付け・接続、そして見直し。欠陥ひとつで不合格だからこそ、最後の数分に価値がある。 作業を10秒速めることより、見直しの数分で欠陥を1つ見つけて直すことの価値を見積もれるようになる 未着手

参考文献・出典

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