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第二種電気工事士・科目別学習

電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具

読了目安: 31分

この科目で問われること

「電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具」は、電気技術者試験センターの公式区分で次の3つの範囲をカバーする。

  1. 電気機器及び配線器具の構造及び性能
  2. 電気工事用の材料の材質及び用途
  3. 電気工事用の工具の用途

一言でいえば、「現場で実際に手に取るモノを知っているか」を問う科目だ。オームの法則のような計算問題はほとんど出ず、その代わりに「この写真の工具の名前と用途は?」「このケーブルの記号の意味は?」といった、実物を見て即座に判断できるかを試す問題が中心になる。当サイトが日々扱っている変圧器・ブレーカー・配線器具・電線・工具そのものが試験範囲であり、電材の実務知識がそのまま得点力につながる科目でもある。

変圧器・電動機から配線器具、遮断器、ケーブル、工具まで、それぞれ現場でありがちな「なぜ?」を入り口にしたトピックに分けて解説している。下のトピックを順番に進めよう。

トピック一覧(8個)

1トピック数分で読めるミニレッスン+理解度チェック。順番に進めよう。

  1. 1 変圧器(トランス)の仕組み 鉄心に巻いた2つのコイルの巻数比だけで電圧が変わる仕組み。つなぎ方を間違えると危険な高電圧が生まれる理由。 巻数比という1つの割り算だけで、電圧が「決まっているもの」ではなく「作るもの」に見えてくる 未着手
  2. 2 電動機(モーター)の始動の仕組み 単相モーターが「ブーン」と唸るだけで回らないのはなぜか。回転磁界を作るコンデンサの役割から、同期速度の計算・逆転のさせ方・始動電流まで。 換気扇が「ブーン」と唸るのに羽根が回らないという音を、電圧不足ではなく回転磁界ができていない兆候として聞き分けられるようになる 未着手
  3. 3 スイッチ・コンセントの種類と誤接続防止の工夫 片切・3路・4路スイッチの使い分けと、コンセントの刃受け形状がなぜ電圧・電流ごとに違うのか。 コンセントの挿さらない穴の形が、不便ではなく規格違反を未然に防ぐ安全設計として見えてくる 未着手
  4. 4 配線用遮断器と漏電遮断器の違い 見た目が似ている2種類のブレーカーは、検知する異常がまったく違う。テスト釦の有無で見分ける方法まで。 分電盤に並ぶ2種類のブレーカーが、実は「電流の大きさ」と「行きと帰りの差」というまったく別のものを見張っていると見分けられるようになる 未着手
  5. 5 電線・ケーブルの種類と使い分け VVF・VVR・CV、同じビニル絶縁でも許容温度と用途がまるで違う。住宅用の感覚で幹線工事をしてはいけない理由と、学校・地下街で指定されるエコケーブル(EM)まで。 電線のシースに印字された「VVF 1.6 2C」のような文字列が、その1本の素性(用途・太さ・流せる電流の見当)として読めるようになる 未着手
  6. 6 電気工事の工具と検電の基本 圧着工具の色分けから、パイプベンダ・クリックボール・ホルソまで。工具は工程順に並べると名前が覚えられる。検電を怠るとなぜ危険なのか。 工具の名前を「何を・どうする道具か」に言い換えて、写真1枚からその場で正しい1本を選び出せるようになる 未着手
  7. 7 電線管の付属品 — つなぐ・曲げる・守るの名前 カップリング・ノーマルベンド・ロックナット・絶縁ブッシング。似た形の部品に細かく名前が分かれている理由は、管の素材と止め方にある。 棚に並んだ似た筒の中から、管の素材と止め方の違いだけで正しい1個を迷わず選び出せるようになる 未着手
  8. 8 照明の点灯装置 — 安定器・点灯管・ネオン変圧器 蛍光灯には安定器、ネオン管にはネオン変圧器。放電で光る灯りに「相棒の機器」が要る理由と、機器の組合せの正誤を問う設問の見抜き方。 光源ごとに違う相棒の箱を、名前や年度で変わる字面ではなく「昇圧するのか、電流を抑えるのか」という役割だけで見分けられるようになる 未着手

参考文献・出典

  • 令和8年度第二種電気工事士上期受験案内(電気技術者試験センター) (科目3「電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具」の出題範囲の正式定義)
  • 第二種電気工事士の学科試験のポイント|電気技術者試験センター (科目3の出題範囲(構造及び性能/材質及び用途/工具の用途))
  • 変圧器の銘板に学ぶ|音声付き電気技術解説講座(公益社団法人 日本電気技術者協会) (定格容量=「定格二次電圧、定格周波数及び定格力率において規定された温度上昇の限度を超えることなく二次端子間に得られる皮相電力(kVA)」/定格電圧=「一次側は巻線の基準タップに接続された端子間に印加するために指定した電圧、二次側は無負荷時に発生する電圧」/「定格電圧を一方の巻線に印加したとき無負荷時には他方の巻線に定格電圧が誘起される」)
  • 誘導電動機の単相誘導電動機、誘導発電機|音声付き電気技術解説講座(公益社団法人 日本電気技術者協会) (分相始動形(主巻線と始動巻線を直角に配置し、始動巻線の抵抗を大きくリアクタンスを小さくして両巻線の磁束に位相差をつくる。始動トルクは小さい)/コンデンサ始動形(「コンデンサによって位相差が90°近くになるので、始動トルクが大きく、力率を改善できるので標準的な電動機として多用される」)/くま取りコイル形・反発始動形)
  • 誘導電動機の基本原理、アラゴの円板、等価回路、主な構造|音声付き電気技術解説講座(公益社団法人 日本電気技術者協会) (かご形回転子=「回転子は鉄心の表面に溝を作り、裸導体または絶縁導体を配置し、両端を直接短絡するもの」「小型機の場合は巻線に裸導体を使用して、両端をそのまま短絡するかご形である」/回転磁界と回転子電流の間に働く電磁力/「誘導電動機の等価回路は変圧器と類似の等価回路である」)
  • JIS C 8201-2-1:2021 低圧開閉装置及び制御装置-第2-1部:回路遮断器(配線用遮断器及びその他の遮断器) (適用範囲=定格使用電圧が交流1 000V以下又は直流1 500V以下の回路遮断器(配線用遮断器ほか)の安全性を規定する規格であること。漏電遮断器に固有の要求事項はJIS C 8201-2-2側に置かれている。定格電流は定格連続電流(Iu)で表す。)
  • JIS C 8201-2-2:2021 低圧開閉装置及び制御装置-第2-2部:漏電遮断器 (適用範囲=漏電電流を検出し、測定値が設定値を超えたときに回路を遮断する機能をもつ回路遮断器の安全性を規定する規格であること。表示の規定で定格感度電流IΔnを見える位置に示すこと、テスト装置の規定で漏電を模擬した電流を流して動作を確認できるようにすることが求められる——配線用遮断器との違いが「定格感度電流の表示とテスト装置の有無」に現れること)
  • JIS C 8303:2007 配線用差込接続器 (適用範囲=交流250V以下の電路で配線とコード、又はコード相互をつなぐ差込接続器を対象とする規格であること。種別・極数・定格の組合せは附属書Aの極配置図で定め、極数は常時通電する刃・刃受の数で数えて接地専用極は含めない。刃と刃受穴の形状・寸法も極数、極配置、定格ごとに附属書Aの図による(図A.1=2極15A125V、図A.2=2極15A250V、図A.3=2極20A125V、図A.9=2極接地極付15A125V ほか))
  • JIS C 3342:2012 600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル (適用範囲=600V以下の回路に用い、塩化ビニル樹脂を主体としたコンパウンドを絶縁体及びシースとするケーブルを対象とすること。種類及び記号の表にVVR(丸形)とVVF(平形)が並ぶ——VVFとVVRの違いが断面の形であること)
  • JIS C 3605:2022 600Vポリエチレンケーブル (適用範囲=公称電圧600V以下の回路に用い、ポリエチレン又は架橋ポリエチレンで絶縁したケーブルを対象とすること。種類及び記号の表に600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルが載り、記号はE=ポリエチレン、C=架橋ポリエチレン、V=ビニル、F=平形を表す——CVが架橋ポリエチレン絶縁+ビニルシースの意味であること)
  • JIS C 9711:1997 屋内配線用電線接続工具 (適用範囲=JIS C 2805の銅線用裸圧着端子およびJIS C 2806のリングスリーブに使う屋内配線用の接続工具を対象とすること。表示の規定で、リングスリーブ用の工具は握り部分を黄色で色別し、それ以外の工具には黄色や紛らわしい色を使わないと定めている(色を定めているのはリングスリーブ用の黄色だけ)。種類は手動片手式・両手式・油圧式・電動機械式ほか。ダイスの圧着マークは端子用が○・小・中・大、スリーブ用が小・中・大。)
  • 材料及び工具4(第二種電工試験の虎・ホーザン株式会社) (工具の用途説明。パイプカッター=「金属管を切断するのに使用します。」、金切りのこ=「金属管の切断などに使用します。」、リーマ=「金属管の切断面の内側のバリ取りに使用する工具です。」、ホルソ=「クリックボールや電動ドリルの先端に取り付け,ボックスなどの鉄板や各種合金板の穴あけに用いる」、ノックアウトパンチャ=「金属製のキャビネットなどに電線管用の穴をあけるのに使用します。」、トーチランプ=「合成樹脂管等の曲げ作業に使用する」「金属管の曲げ作業はパイプベンダーを用います。」、プリカナイフ=「二種金属製可とう電線管の切断に利用します。」)
  • よくあるご質問ー検電器(長谷川電機工業) (ネオン発光式(ネオン放電管のグロー放電を利用。明るい場所では発光が確認しにくく、絶縁電線被覆の上からの検電は不能)と電子回路式(電池と半導体電子増幅回路を内蔵し、微弱な検出電流を増幅して表示灯の点灯や音響で知らせる。絶縁被覆の上からでも検電できる)の原理の違いと、使用前の動作確認の手順)

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