進相コンデンサ
よみがな:しんそうコンデンサ
言葉の定義
高圧受電設備に設置して力率を改善するためのコンデンサ。進み無効電力を供給し、遅れ力率を是正する。
現場実務での意味・解説
進相コンデンサと配電系統側や変圧器が持つインダクタンス成分を組み合わせると、意図しないところにRLC回路が出来上がり、電源側にわずかに含まれる高調波が共振周波数に近いと、共振で電流・電圧が異常に増幅されることがある。このため高圧の進相コンデンサには直列にコイル(直列リアクトル)を追加し、共振点を意図的にずらす設計が実務で行われている。なお進相コンデンサ自体には波形を刻む仕組みが無いため高調波の発生源ではなく、コンデンサのリアクタンスは周波数が高いほど小さくなるため、系統に漂う高調波電流はむしろコンデンサに集中して流れ込んでくる——コンデンサは高調波の加害者ではなく被害者の側だ。
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