この科目の使い方
令和8年度の第一種技能試験は、令和8年1月6日に公表された No.1〜No.10 の10問から1問が出題される。第二種の13問より少ないが、1問あたりの構成要素は多い。全10問が「電源 3φ3W(または1φ2W)6 600V」の高圧受電から始まり、変圧器(端子台で代用)の結線が必ず入る。
そして第一種の公表資料には、第二種にあるような親切な注記がない。第二種の候補問題は「記載のない電線の種類は,VVF1.6とする」というデフォルト規定を持っているが、第一種の資料にはこの規定自体が存在しない。図に書かれているのは、電源・変圧器・器具の配置と、施工省略の範囲だけだ。電線の種類、寸法、接続方法、色別は、当日の試験問題(配線図+施工条件)で初めて確定する。 「No.5はこの色で作る」という覚え方は、第一種ではそもそも成立しない。
この科目では、各問について「どんな回路が組まれているか」という骨格の読み方と、「この問題特有の難所」を扱う。手順の暗記ではなく、当日どんな施工条件が来ても対応できる読み方を身につけてほしい。
なお、試験センターが公表している配線図そのものは同センターの著作物にあたるため、ここには転載していない。学習の際は必ず公式PDFを手元に開いて、対応する図を見ながら読み進めてほしい。