この科目で問われること
「電気応用」は、照明、電熱及び電動機応用の3分野を扱う科目だ。電気技術者試験センターが定める出題範囲の正式名称にこの科目が明記されているとおり、第二種電気工事士の学科7科目には存在しない、第一種で新たに加わる科目になる。
第二種でも照明器具や電動機を使った配線工事は出題されるが、それは「配線図や施工方法の一部」として扱われるにとどまり、照明・電熱・電動機そのものの仕組みや特性を体系立てて問う科目は用意されていない。第一種の「電気応用」は、ビル・工場で使われる大型の照明設備、電熱設備、電動機(モーター)の動作原理や特性を扱う点で、第二種の学習範囲には無かった領域になる。
自家用電気工作物の現場では、住宅用の器具より大きな容量の照明・電熱・動力設備を扱う場面が増える。この科目は、そうした設備を安全に選定・施工するための基礎知識にあたる。
このサイトでは、照明(光束・光度・照度・輝度の定義、距離の逆2乗の法則・入射角余弦の法則、光束法による平均照度計算、光源の種類と発光原理)、電熱(ジュールの法則と5つの加熱方式、ヒートポンプの成績係数COP)、電動機応用(同期速度とすべり、速度制御と所要出力の計算)という3分野・8トピックでこの科目を解説している。