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第一種電気工事士・科目別学習

電気工事の施工方法

読了目安: 3分

この科目で問われること

「電気工事の施工方法」は、配線工事の方法、電気機器・蓄電池・配線器具の設置工事の方法、コード及びキャブタイヤケーブルの取付方法、接地工事の方法という4分野を扱う。第二種電気工事士にも同名の科目があり、金属管工事・合成樹脂管工事・ケーブル工事の使い分けや、A種〜D種の接地工事の使い分けといった土台の考え方は共通している。

第一種で範囲が広がるのは、高圧・自家用設備の施工方法の部分だ。第二種が低圧配線の施工方法にとどまるのに対し、第一種は高圧で受電した設備の施工方法まで問われる。接地工事ひとつをとっても、住宅の低圧設備で使うA種〜D種の考え方に加えて、自家用電気工作物の規模を前提にした接地の設計・施工が対象に加わる。

第二種で身につけた「工事の種類ごとに使い分ける」感覚はそのまま活きるが、対象になる設備の電圧・規模が一段上がる、という点を意識して読み進めるとよい。

このサイトでは、第二種で扱った低圧側の施工方法に加えて、キュービクルの設置、高圧引込工事、高圧ケーブルの敷設、接地工事の施工、特殊場所の工事、高圧屋内・屋側配線、ネオン工事と小勢力回路、電線の接続方法という高圧側8トピックでこの科目を解説している。

トピック一覧(11個)

1トピック数分で読めるミニレッスン+理解度チェック。順番に進めよう。

  1. 1 キュービクルの設置 — 「箱に収める」という発想の法的な根拠 電技解釈にキュービクルという言葉はない。第21条・第38条という2つの条文の組み合わせが、金属の箱に収めて施錠するという方式の法的な根拠になっている。あわせて、キュービクルの保有距離(点検面0.6m・操作面1.0m・換気口面0.2m)と、小動物侵入対策も扱う。 月極駐車場や雑居ビルの裏にある無骨な金属の箱に、フェンスも柵もないのに高圧の電気が収まっている理由を、法令上の2つの選択肢の違いとして説明できるようになる 未着手
  2. 2 高圧引込工事 — 電線の高さが場所によって変わる理由 高圧架空引込線に使える電線の種類と、原則5m以上の高さが条件付きで3.5mまで下げられる仕組み。ケーブルを吊るすちょう架用線の基準、地中引込の物件表示省略も扱う。 電柱の上の高圧線が道路をまたぐ場所では高い位置にあるのに、建物の壁際に近づくとぐっと低くなっている場所がある理由を、条文の『ただし書』として説明できるようになる 未着手
  3. 3 高圧ケーブルの地中敷設 — 埋設深さは「上を何が通るか」で決まる 高圧地中電線路の3方式(管路式・暗きょ式・直接埋設式)と、直接埋設式の埋設深さの使い分け。曲げ半径のように法令に数値規定がない項目も扱う。 道路工事で地面を掘り返したとき、歩道の下と車道の下で高圧ケーブルの埋設深さが違うのを見ても、施工のばらつきではなく理由のある使い分けだと分かるようになる 未着手
  4. 4 A種接地工事の施工 — 接地線はなぜ地上に出てからも覆われているのか A種接地工事の抵抗値・種別ごとの太さは第二種・検査方法の科目で既出。第一種の施工方法では、接地極の埋設深さ・接地線の防護範囲・金属体との離隔という『どう埋めるか』を扱う。 電柱の根元やキュービクルの脇に立つ、樹脂の管に包まれた細い線を見たとき、それがただの電線ではなく、地下と地上をまたいで人を感電から守る接地線の防護区間だと分かるようになる 未着手
  5. 5 特殊場所の工事 — 粉じんの種類で工事方法が変わる理由 爆燃性粉じん・可燃性粉じん・可燃性ガス・危険物という4つの特殊場所で、認められる工事の種類がどう違うか。第一種では高圧設備も同じ条文の対象になる点が新出範囲。 製粉工場や粉体を扱う工場の配線が、なぜ他の工場よりも頑丈な金属管でねじを深く締めているのかを、粉じんの種類の違いから説明できるようになる 未着手
  6. 6 高圧屋内・屋側配線 — 工事は2種類だけ、離隔は15cm 高圧屋内配線はがいし引き工事とケーブル工事の2種類だけ。他の屋内電線等との離隔15cmという第一種の看板数字を扱う。屋側配線は屋内配線の規定を準用する。 ビルの機械室で天井を這う高圧の配線と、その脇を通る低圧配線・弱電線がなぜ一定の間隔をあけて配置されているのかを、電圧の違いという1つの理由から説明できるようになる 未着手
  7. 7 ネオン工事と小勢力回路 — 電流の縛り方が回路によって違う 管灯回路1000V超のネオン工事の施工基準(電線相互6cm・支持点1m・使用電圧で変わる離隔)と、小勢力回路(既出)・出退表示灯回路の電流制限方法の違いを扱う。あわせて、EV充電設備・V2H設備の施設基準(電技解釈第199条の2)も、電流・電圧を限定して安全を確保するという同じ発想の仲間として扱う。 繁華街のネオンサインのガラス管のつなぎ目に、さらに小さなガラスの筒がかぶせてある理由を、感電・絶縁という観点から説明できるようになる 未着手
  8. 8 電線の接続方法 — 高圧では「遮へいの連続性」も接続の一部になる 電線接続の一般原則(第12条)は低圧・高圧共通。第一種の新出は、圧縮スリーブによる高圧接続、多層の絶縁テープ処理、そして高圧CVケーブルの遮へい銅テープの連続性という高圧特有の実務。 高圧ケーブルの接続工事で、作業員が導体だけでなくケーブル外側の薄い金属テープの継ぎ目にまで神経を使っている理由を、遠く離れた保護装置の視点から説明できるようになる 未着手
  9. 9 バスダクト・金属線ぴ・ライティングダクト工事 — 支持間隔の数字が違う理由 バスダクトは3m、ライティングダクトは2m。同じ『ダクトの支持間隔』なのに、なぜ数字が違うのか。3つの線ぴ・ダクト工事を、条文の理由から並べて整理する。 天井や壁に走る金属のダクトを見たとき、その支持間隔の数字から、中を流れている電流の大きさを逆算できるようになる 未着手
  10. 10 支線 ― 電柱を斜めに支える棒の強度計算 電柱の根元近くから斜めに伸びる支線。引張強さ10.7kN・安全率2.5・より線は素線3条以上/径2mm以上・地際30cmの防食構造・道路横断5mという数字と、T=P/sinθという力のつり合いの式。あわせて、支持物の強度計算で使う甲種・乙種・丙種の風圧荷重も扱う。 電柱の根元から斜めに伸びる支線の角度と太さに、電柱が倒れないための力の計算が隠れていると見えるようになる 未着手
  11. 11 EV充電・V2H給電設備 — 車とつなぐ1本の電線が特別扱いされる理由 電気自動車と建物をつなぐ供給用電線に、なぜ2種キャブタイヤケーブル(と同等以上)が要求されるのか。対地電圧150Vの壁と断面積0.75mm2以上の意味を扱う。 住宅の壁際に付いたEV充電スタンドやV2H機器を見たとき、車へ伸びるあの黒い電線1本に、壁の中の配線とはまったく別の基準が課されている理由が見えるようになる 未着手

参考文献・出典

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