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第三種電気主任技術者(電験三種)・科目別学習

法規

読了目安: 3分

この科目で問われること

「法規」は、電気法規(保安に関するものに限る)及び電気施設管理を扱う科目だ。大きく2つの性格の問題が 混在している。

1つは法令問題。電気事業法で「事業用電気工作物」がどう定義され、なぜキュービクルの主任技術者選任が 義務になるのか、電気設備技術基準で接地工事や絶縁耐力試験がどう定められているか、保安規程と主任技術者の 義務は何か、といった条文の理解が問われる。第二種・第一種電気工事士の「保安に関する法令」科目と地続きの 内容で、対象が事業用電気工作物まで広がる。

もう1つは電気施設管理の計算問題。需要率・不等率・負荷率をどう使い分けるか、複数の負荷設備を持つ需要家の 契約電力をどう決めるかといった、盤の容量設計に直結する計算が出る。全部を単純に足し算すると過大な設備に なってしまう理由を、この科目で数値として押さえることになる。

トピック一覧(12個)

1トピック数分で読めるミニレッスン+理解度チェック。順番に進めよう。

  1. 1 電気事業法と事業用電気工作物の定義 電気工作物は「一般用」か、それ以外の「事業用」かの二分法で決まる。電験三種の主任技術者が背負う守備範囲はこの事業用電気工作物であり、その内側にある自家用電気工作物・小規模事業用電気工作物の位置づけが、保安規程の届出と主任技術者選任の要否を分けている。 高圧受電のキュービクルを新設する現場を見たとき、なぜ主任技術者の選任が必要になるのか、あるいは不要なケースがあるのかを、法令の構造から説明できるようになる 未着手
  2. 2 電気設備技術基準の全体構造 電技(省令)は「何を達成すべきか」しか書かない性能規定。接地抵抗の数値のような具体的な仕様の大半は「電気設備の技術基準の解釈」という別の文書が担っている。この二階建て構造を知ると、新しい工法が出てきても法律の改正なしで基準が更新されていく理由が見えてくる。 「電技第◯条は…と定める」という条文の言い回しを見たとき、それが目的を述べているのか、具体的な数値を定めているのかを見分けられるようになる 未着手
  3. 3 接地工事の種類(A種・B種・C種・D種) 接地工事は対象設備の電圧区分によってA種〜D種に分かれ、接地抵抗値の基準もそれぞれ違う。中でもB種接地工事だけは、変圧器の1線地絡電流という実測値から抵抗値を逆算する点で、他の3種と設計思想が根本的に異なる。 キュービクル内の変圧器やケーブルの図面を見たとき、どの部分にA種〜D種のどの接地工事が必要で、それぞれ何を守っているのかを一目で言い当てられるようになる 未着手
  4. 4 絶縁耐力試験と絶縁抵抗 絶縁抵抗計で「良好」が出ても、それだけでは高圧受電設備の検査は終わらない。低圧の絶縁抵抗基準と高圧の絶縁耐力試験、2つの検査がそれぞれ何を証明しているのかを整理する。 受変電設備の竣工検査で「なぜ絶縁抵抗測定と絶縁耐力試験の両方が必要なのか」を、自分の言葉で説明できるようになる 未着手
  5. 5 保安規程と電気主任技術者の選任義務 電験三種に合格すると、担当できる設備の範囲はどこまで広がるのか。免状の種類ごとの守備範囲と、設置者が負う保安規程・主任技術者選任の義務を整理する。 「この設備なら第三種の免状で担当できるか」を、電圧と発電所の出力の両面から自分で判断できるようになる 未着手
  6. 6 電気関係報告規則(事故報告) 受変電設備で事故が起きたら、24時間以内の速報と30日以内の詳報という2段階の期限が動き出す。電気関係報告規則が定める事故報告の仕組みを整理する。 受変電設備でトラブルが起きたとき、「まず何時間以内に、誰に、何を伝えるべきか」が反射的に分かるようになる 未着手
  7. 7 需要率・不等率・負荷率の計算 設備容量をそのまま合計すると過大な変圧器になる。需要率で個々の需要を絞り込み、不等率でピークのズレを織り込む——電気施設管理の容量設計の土台となる3つの計算。 配電盤や変電設備の容量が、なぜ単純な足し算より小さく設計されているかを、需要率・不等率という2つの数字で説明できるようになる 未着手
  8. 8 変圧器容量・設備容量の決定 配電盤の中身は有効電力(kW)で語られるが、変圧器の容量は皮相電力(kVA)で決まる。力率という橋を1つ架けるだけで、需要率・不等率の計算が実際の機器選定につながる。 変圧器のカタログを見たとき、なぜこの容量が選ばれているかを、需要率・不等率・力率の3つの数字から逆算して説明できるようになる 未着手
  9. 9 高圧受電設備の施設基準 高圧受電設備は、責任分界点の区分開閉器から始まり、主遮断装置・変圧器・保護継電器へと続く一続きの保安システムだ。どの機器が誰を守っているかを取り違えると、法規の問題は簡単に足をすくわれる。 工場やビルの受電設備(キュービクル)を見たとき、そこに並ぶ機器(区分開閉器・主遮断装置・変圧器・保護継電器)が、それぞれ何のために・誰を守るために置かれているかを説明できるようになる 未着手
  10. 10 電線路の離隔距離・支持物の基準 電線路が建造物や他の工作物とどれだけ離れていればよいか、電柱や鉄塔がどれだけの荷重に耐えなければならないか。電圧が上がるほど要求が厳しくなる、という電気設備技術基準の設計思想を読み解く。 電柱・鉄塔・架空電線を見たとき、「なぜこの太さで、なぜこの高さ・位置に建っているか」を技術基準の考え方から言い当てられるようになる 未着手
  11. 11 自家用電気工作物の点検・検査制度 保安規程を作って終わりではない。日々の巡視から年1回程度の精密点検までのサイクル、そして主任技術者を自社で置けない小規模需要家がどう保安を確保するか(外部委託承認制度)を見る。 自家用電気工作物の『点検業務が誰の責任で、どんなサイクルで回っているか』を需要家に説明できるようになる 未着手
  12. 12 電気工作物の使用前検査・廃止 新しい設備を動かす前に『本当に安全か』をどう確認するか。使わなくなった設備を『もう見なくていい』と扱うにはどんな手続きが必要か。設備のライフサイクルの両端にある2つの制度を見る。 新設・改修工事から使用開始までの手続きの流れと、使用をやめた設備が『休止』と『廃止』のどちらの扱いになるかを、義務の有無から判断できるようになる 未着手

参考文献・出典

QUOTATION SIGNAL

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