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品種ガイド

IV電線・KIV電線・H-KIV

電線管配線のIVと、盤内配線のKIV・H-KIV。許容電流と電線管サイズ、耐熱グレードの違い、現物の表示の読み方、メーカー横断の型番一覧

取扱メーカー
7社
掲載型番
49件
更新日

絶縁電線はシースを持たない裸の1本もので、電線管や盤の中で使います。屋内配線で電線管に通すのが IV(600Vビニル絶縁電線、JIS C 3307)、制御盤・分電盤の中で機器をつなぐのがKIV(電気機器用ビニル 絶縁電線、JIS C 3316)です。KIVは細い素線を多数より合わせた可とう導体で、同じ断面積でもIVより 柔らかく、盤内の狭い曲げに耐えます。耐熱が要る場所には、絶縁体を耐熱ビニルにしたH-KIV(HKIV)や HIV(JIS C 3317)を使います。導体の最高許容温度はIV・KIVが60℃、H-KIV・HIVが75℃です。

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IV・KIV電線とは

IVは「600Vビニル絶縁電線」で、JIS C 3102の電気用軟銅線(単線またはより線)にビニルを被せた だけの構造です。シースが無いため、そのまま転がし配線はできず、電線管・線ぴ・ダクトに収めるか 盤の中で使います。単線は1.2・1.6・2.0・2.6mm、より線は0.9〜325mm²が仕様書の付表にあります。 色はJIS規定色が黒・白・赤・緑・黄・青の6色で、メーカーによっては緑/黄や黒/赤などの2色品も 用意されています。表示は記号IV・導体公称断面積・JIS認証表示・PSEマーク・製造業者略号・製造年・ 鉛フリービニル(LFV)が連続して印字されます。

KIVは「電気機器用ビニル絶縁電線」で、JIS C 3316が600V以下の電気機器の配線に使う、導体が 可とうよりの絶縁電線として規定しています。導体はすずめっき軟銅線または軟銅線をより合わせたもので、 たとえば5.5mm²で素線70本(70/0.32mm)と、IVのより線(7/1.0mm)よりはるかに細い素線を使います。 これが盤内での取り回しやすさの正体です。色は黒・白・赤・緑・黄・青の6色。JIS C 3316が定めるのは 14mm²までで、22mm²以上はメーカー規格として作られています。機器の口出線にも使われます。

耐熱グレードは、KIVが60℃、H-KIV(HKIVとも書きます)が75℃です。メーカーのカタログには 「75℃(機器内配線に限り105℃)」と併記されるものがあり、105℃と表示された品はこの機器内配線の 条件を指します。現物は絶縁体の印字で見分けられ、H-KIVには「タイネツ」やC105といった表示が 入ります。さらに高温向けには、タツタ電線のネツタフ115® (S)HKIV(導体最高許容温度115℃)や、 古河電工メタルケーブルのスリムヒート125 UHKIV(定格温度125℃)といった特殊耐熱品があります。 配線用の耐熱電線としてはHIV(600V二種ビニル絶縁電線、JIS C 3317)があり、こちらは寸法・質量・ 導体抵抗がIVと同一で、材料と試験条件だけが違います。

IV・KIV電線の選び方

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    使う場所で IV か KIV かを決める

    電線管・線ぴ・ダクトに通す屋内配線や、分電盤への引込みはIVです。制御盤・配電盤の中で機器と 端子台をつなぐ配線、機器の口出線はKIVを使います。盤内でIVを使うと、曲げの繰り返しや狭い スペースでの取り回しに無理が出ます。逆に、電線管の長い距離にKIVを使うのは可とう性の分だけ 割高で、必要もありません。

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    耐熱が要るかどうかで H-KIV・HIV を選ぶ

    盤内の発熱する機器のそば、ヒーター回路、周囲温度の高い装置内では、60℃品のKIVでは余裕が 足りません。H-KIV(75℃、機器内配線に限り105℃とするメーカー表記あり)に置き換えます。 H-KIVはKIVと導体構成・絶縁体厚さ・仕上外径・質量が同じなので、同じ断面積ならダクトの 収まりや端子の圧着はそのままで置き換えられます。配線用(電線管側)で耐熱が要る場合はHIVです。

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    断面積は許容電流と電線管の本数から決める

    IVの許容電流は電気設備の技術基準の解釈 第146条が定めます。基準許容電流に、同一管内の 電線数に応じた電流減少係数(3本以下0.70、4本0.63、5〜6本0.56、7〜15本0.49)を掛けた値が 使える電流です。5.5mm²は単独で49Aですが、管に7本入れると24Aまで落ちます。KIVは メーカーのカタログ値(周囲温度30℃)で確認します。分岐回路の最小太さは同解釈 第149条が 定めており、15A・20A配線用遮断器の回路で1.6mm以上、20Aヒューズで2.0mm以上、30Aで2.6mm以上です。

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    電線管のサイズは占有率で決める

    電線管に収める電線の総断面積(仕上外径ベース)が管の内断面積に占める割合を、内線規程は 原則32%以下としています。同一サイズの電線で屈曲が少なく引き替えが容易な場合に限り48%以下の 例外があります。太さの違う電線が混在するときは本数によらず32%です。IVの仕上外径は 5.5mm²で5.0mm、14mm²で7.6mm、38mm²で11.5mmです(メーカー仕様書の付表値)。 当サイトの電線管サイズ計算で本数から管径を確認できます。

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    色は回路の識別ルールに合わせる

    屋内配線では、接地線に緑(または緑/黄)、接地側電線に白を使うのが内線規程の色別です。 単相3線式の中性線も白です。制御盤の内部配線はJIS B 9960-1(IEC 60204-1)の推奨配色があり、 主回路は黒、交流制御回路は赤、直流制御回路は青、外部電源から供給され主電源を切っても 充電されたままの回路はだいだい、という考え方です。ただし現場・客先の仕様で配色が違うことが 多く、緑=接地以外は figuring の前に既設の運用を確認するのが安全です。

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    巻数・色・長さを指定して見積に出す

    絶縁電線は色ごと・サイズごとの巻物で流通します。標準条長はメーカー・サイズで違い、KIVの 細物は200m巻や500m巻、太物は100m巻が一般的です。必要なのは「品種・断面積・色・長さ(巻数)」で、 盤の配線なら色ごとの必要量を出しておくと過不足が出ません。H-KIVは同じ断面積でも標準条長が KIVと違う場合があります。

現場で間違いやすい点

  • IVとKIVは同じ「600Vビニル絶縁電線」の仲間ですが規格が別です(IVはJIS C 3307、KIVはJIS C 3316)。盤内配線にIVを使うと硬くて取り回せず、電線管配線にKIVを使うと割高になります。
  • KIVは22mm²以上がJIS C 3316の規定範囲外で、メーカー規格品になります。太物を指定するときはメーカーを揃えるか、仕様書で寸法を確認します。
  • 耐熱グレードの呼称がメーカーで揺れます。H-KIV・HKIV・H-HKIVはいずれも耐熱品ですが、カタログの表記が75℃だったり105℃だったりします。105℃は「機器内配線に限り」の条件付きであることが多いので、条件まで読みます。
  • 許容電流は同一管内の電線数で大きく下がります。5.5mm²は単独49Aでも、管内7本では24Aです。回路を増やすときは既設の管内本数も数え直します。
  • 「IV 2.0」は単線2.0mmとより線2.0mm²の両方を指しうる書き方です。仕上外径も許容電流も別物なので、単線かより線かを書き添えます。
  • 電線管の占有率は原則32%です。48%は同一サイズ・屈曲が少ない・引き替えが容易な場合に限る例外で、太さの違う電線が混ざるときは使えません。
  • 緑(緑/黄)は接地線の色です。心線が足りないからといって他の用途に使い回すと、後の点検で誤解を招きます。
  • IVはシースが無いので、そのまま造営材に沿わせる転がし配線はできません。ケーブル工事ができるVVFやCVとは施工方法の前提が違います。
  • 盤内は機器の発熱で周囲温度が上がります。KIVは60℃、H-KIVは75℃で許容電流が0になるため、発熱源のそばや密閉盤では周囲温度を見積もったうえで耐熱グレードを選びます。

IV・KIV電線の規格・サイズ表

IV・HIV・KIV・H-KIVの違い

品種規格導体最高許容温度主な使いどころ現物の表示
IVJIS C 3307(600Vビニル絶縁電線)軟銅線の単線またはより線(例: 5.5mm²は7/1.0mm)60℃電線管・線ぴ・ダクト内の屋内配線、分電盤への引込みIV・導体公称断面積・JIS認証表示・PSEマーク・製造業者略号・製造年・LFV
HIVJIS C 3317(600V二種ビニル絶縁電線)軟銅線の単線またはより線(寸法・質量・導体抵抗はIVと同一)75℃IVと同じ用途で耐熱が要る場所HIVに加えて耐熱の旨の表示(タイネツ)
KIVJIS C 3316(電気機器用ビニル絶縁電線)可とうより線(例: 5.5mm²は70/0.32mm)。すずめっき軟銅線または軟銅線60℃制御盤・配電盤の内部配線、機器の口出線KIV・公称断面積・PSEマーク・JET・製造業者略号・製造年・LFV
H-KIV(HKIV)JIS C 3316(電気機器用二種ビニル絶縁電線)KIVと同じ可とうより線・同じ絶縁体厚さ・同じ仕上外径75℃(メーカーにより「機器内配線に限り105℃」と併記)盤内で発熱する機器のそば、周囲温度が高い装置内HKIVに加えてタイネツ、C105などの耐熱表示

JIS C 3316は「600V以下の主に電気機器の配線に用いる導体が可とうよりの絶縁電線」を対象とし、 種類の記号としてKIV(電気機器用ビニル絶縁電線)とHKIV(電気機器用二種ビニル絶縁電線)を定めています。 規格本文に最高許容温度の明記はありませんが、試験条件としてKIVは60℃、HKIVは75℃が規定温度です。 105℃という表記はメーカーカタログの「機器内配線に限り」という条件付きの値で、ミサワ電線のように 105℃耐熱品をH-HKIVの名称で扱う例もあります。さらに高温向けには定格温度125℃の超高耐熱品 (古河電工メタルケーブルのスリムヒート125 UHKIVなど)があります。

出典: JIS C 3316:2000(追補1:2008)、JIS C 3307、JIS C 3317、SWCC 仕様書 SF-0010D(IV)・SF-0011A(HIV)、KHDエレクトロニクス KIV/HKIV カタログ

IV(絶縁電線)の許容電流と電流減少係数(周囲温度30℃)

導体サイズ基準許容電流(146-2表)同一管内3本以下(0.70)4本(0.63)5〜6本(0.56)7〜15本(0.49)
単線 1.6mm27A19A17A15A13A
単線 2.0mm35A24A22A19A17A
単線 2.6mm48A33A30A27A23A
単線 3.2mm62A43A39A34A30A
より線 1.25mm²19A13A12A10A9A
より線 2mm²27A19A17A15A13A
より線 3.5mm²37A26A23A20A18A
より線 5.5mm²49A34A31A27A24A
より線 8mm²61A42A38A34A30A
より線 14mm²88A61A55A49A43A
より線 22mm²115A80A72A64A56A
より線 38mm²162A113A102A90A79A
より線 60mm²217A152A136A121A106A
より線 100mm²298A208A187A167A146A

電気設備の技術基準の解釈 第146条の146-2表(基準許容電流)に、146-4表の電流減少係数を掛け、 内線規程と同じ7捨8入で丸めた値です。周囲温度が30℃を超えるときは146-3表の温度補正がさらに かかります。当サイトの許容電流計算ツールは、4〜6本をまとめて安全側の0.56で計算しています。 分岐回路に使える最小の太さは同解釈 第149条が別に定めており、15A・20A配線用遮断器の回路で 1.6mm以上、20Aヒューズで2.0mm以上、30Aで2.6mm以上です。

出典: 電気設備の技術基準の解釈 第146条(146-2表・146-3表・146-4表)・第149条、内線規程 JEAC 8001

IV・HIVの寸法・質量・導体抵抗

導体サイズ導体構成導体外径絶縁体厚さ仕上外径概算質量最大導体抵抗20℃
単線 1.2mm1.2mm0.8mm約2.8mm17kg/km15.8Ω/km
単線 1.6mm1.6mm0.8mm約3.2mm27kg/km8.92Ω/km
単線 2.0mm2.0mm0.8mm約3.6mm38kg/km5.65Ω/km
単線 2.6mm2.6mm1.0mm約4.6mm65kg/km3.35Ω/km
0.9mm²7/0.4mm1.2mm0.8mm約2.8mm16kg/km20.9Ω/km
1.25mm²7/0.45mm1.35mm0.8mm約3.0mm19kg/km16.5Ω/km
2mm²7/0.6mm1.8mm0.8mm約3.4mm28kg/km9.24Ω/km
3.5mm²7/0.8mm2.4mm0.8mm約4.0mm45kg/km5.20Ω/km
5.5mm²7/1.0mm3.0mm1.0mm約5.0mm70kg/km3.33Ω/km
8mm²7/1.2mm3.6mm1.2mm約6.0mm100kg/km2.31Ω/km
14mm²7/1.6mm4.8mm1.4mm約7.6mm170kg/km1.30Ω/km
22mm²7/2.0mm6.0mm1.6mm約9.2mm260kg/km0.824Ω/km
38mm²7/2.6mm7.8mm1.8mm約11.5mm425kg/km0.487Ω/km
60mm²19/2.0mm10.0mm1.8mm約14.0mm645kg/km0.303Ω/km
100mm²19/2.6mm13.0mm2.0mm約17.0mm1,070kg/km0.180Ω/km
150mm²37/2.3mm16.1mm2.2mm約21mm1,600kg/km0.118Ω/km
200mm²37/2.6mm18.2mm2.4mm約23mm2,030kg/km0.0922Ω/km
250mm²61/2.3mm20.7mm2.4mm約26mm2,580kg/km0.0722Ω/km
325mm²61/2.6mm23.4mm2.6mm約29mm3,290kg/km0.0565Ω/km

SWCC・古河電工グループの仕様書 SF-0010D(IV)の付表値です。HIV(SF-0011A)は寸法・質量・ 導体抵抗がIVと同一で、単線は1.2〜2.0mm、より線は1.25mm²以上が付表にあります。 絶縁体の厚さは平均が付表値の±10%、最小が80%以上と規定されています。仕上外径はメーカー・ 品種で差が出るため、電線管の占有率を詰めて計算するときは使用するメーカーの仕様書で確認します。

出典: SWCC・古河電工グループ 600Vビニル絶縁電線 仕様書 SF-0010D、600V二種ビニル絶縁電線 仕様書 SF-0011A

KIVの構造・許容電流(周囲温度30℃)

公称断面積素線数/素線径導体外径絶縁体厚さ仕上り外径最大導体抵抗20℃概算質量許容電流
0.5mm²20/0.18mm0.9mm0.8mm約2.5mm36.70Ω/km11kg/km9.5A
0.75mm²30/0.18mm1.1mm0.8mm約2.7mm24.40Ω/km14kg/km12A
1.25mm²50/0.18mm1.5mm0.8mm約3.1mm14.70Ω/km19kg/km16A
2.0mm²37/0.26mm1.8mm0.8mm約3.4mm9.50Ω/km27kg/km22A
3.5mm²45/0.32mm2.5mm0.8mm約4.1mm5.09Ω/km44kg/km33A
5.5mm²70/0.32mm3.1mm1.0mm約5.1mm3.27Ω/km70kg/km45A
8mm²50/0.45mm3.7mm1.2mm約6.1mm2.32Ω/km100kg/km57A
14mm²88/0.45mm4.9mm1.4mm約7.7mm1.32Ω/km170kg/km83A
22mm²7×20/0.45mm7.0mm1.6mm約10.2mm0.844Ω/km275kg/km115A
38mm²7×34/0.45mm9.1mm1.8mm約12.7mm0.496Ω/km450kg/km162A
60mm²19×20/0.45mm11.6mm1.8mm約15.2mm0.311Ω/km675kg/km217A
100mm²19×34/0.45mm15.2mm2.0mm約19.2mm0.183Ω/km1,120kg/km298A
150mm²27×34/0.45mm18.7mm2.2mm約23.1mm0.129Ω/km1,580kg/km395A
200mm²37×34/0.45mm21.2mm2.4mm約26.0mm0.0939Ω/km2,130kg/km469A
250mm²37×42/0.45mm23.6mm2.4mm約28.4mm0.0760Ω/km2,600kg/km556A
325mm²37×55/0.45mm27.0mm2.6mm約32.2mm0.0581Ω/km3,390kg/km650A

フジクラ・ダイヤケーブルのカタログ値です(導体最高許容温度60℃)。同カタログの注記により、 22mm²以上はJIS規格には定められておらず、0.5mm²は電気用品安全法の対象外です。口出線にも 適用できます。同じ断面積で比べると、細物の許容電流はIVの基準許容電流より小さい値 (5.5mm²でKIV 45A・IV 49A、14mm²でKIV 83A・IV 88A)で、22mm²以上は一致します。 盤内配線ではメーカーのカタログ値を使い、電線管に通す配線では電技解釈146条の値を使います。

出典: フジクラ・ダイヤケーブル 600V電気機器用ビニル絶縁電線(KIV)カタログ

KIVとH-KIV(HKIV)の対応表

公称断面積素線数/素線径仕上外径概算質量KIVの標準条長HKIVの標準条長
0.5mm²20/0.18mm約2.5mm11kg/km200m
0.75mm²30/0.18mm約2.7mm14kg/km200m500m
1.25mm²50/0.18mm約3.1mm20kg/km200m200m
2.0mm²37/0.26mm約3.4mm28kg/km200m200m
3.5mm²45/0.32mm約4.1mm46kg/km100m100m
5.5mm²70/0.32mm約5.1mm70kg/km100m100m
8.0mm²50/0.45mm約6.1mm100kg/km100m100m
14.0mm²88/0.45mm約7.7mm170kg/km100m

KHDエレクトロニクスのカタログ値です。**KIVとHKIVは導体構成・絶縁体厚さ・仕上外径・質量が同じ**で、 違うのは耐熱グレード(KIV 60℃、HKIV 75℃・機器内配線に限り105℃)と、サイズによっては標準条長です。 そのため、同じ断面積であれば端子の圧着仕様やダクトの収まりを変えずに耐熱品へ置き換えられます。 条長・ラインアップはメーカーで異なるため、発注時に確認してください。

出典: KHDエレクトロニクス 600V電気機器用ビニル絶縁電線(KIV・HKIV・HIV)カタログ

耐熱グレードで変わる許容電流(同じ断面積での比較・周囲温度30℃)

公称断面積KIV(60℃)H-KIV(75℃)ネツタフ115 (S)HKIV(115℃)
0.5mm²9A11A14A
0.75mm²12A14A23A
1.25mm²16A20A32A
2mm²22A26A40A
3.5mm²33A39A60A
5.5mm²45A53A79A
8mm²57A68A97A
14mm²83A99A145A
22mm²115A135A180A
38mm²165A195A255A
60mm²225A270A345A
100mm²320A380A495A
325mm²660A790A1,030A

タツタ電線のネツタフ115® (S)HKIV カタログの許容電流表(A導体、周囲温度30℃)です。3品種とも 導体構成・絶縁体厚さ・仕上外径は同じ寸法体系なので、同じ断面積のまま耐熱グレードだけを 上げれば流せる電流が増えます。周囲温度が30℃を超えるときは下の補正係数を掛けます。KIVは60℃、 H-KIVは75℃で許容電流が0になるのに対し、ネツタフ115は110℃でも0.242の係数が残ります。 耐熱グレードを上げてサイズを見直す場合は、実際の法規法令に従って検討してください。

出典: タツタ電線 ネツタフ115® (S)HKIV 製品カタログ(仕様書番号 TS-15B0890)

周囲温度による許容電流の補正係数

周囲温度KIV(60℃)H-KIV(75℃)ネツタフ115 (S)HKIV(115℃)
20℃1.1541.1051.057
30℃1.0001.0001.000
40℃0.8160.8810.939
50℃0.5770.7450.874
55℃0.4080.6660.840
60℃0(使用不可)0.5770.804
70℃0.3330.727
75℃0(使用不可)0.685
90℃0.542
105℃0.343
110℃0.242
115℃0(使用不可)

同じカタログの補正係数表です。周囲温度が30℃以外のときは、許容電流値にこの係数を掛けます。 盤内は機器の発熱で周囲温度が上がりやすく、40〜50℃になる箇所ではKIVの実力値が大きく下がります。 発熱源のそばや密閉盤では、この表で品種を選び分けるのが実務的です。

出典: タツタ電線 ネツタフ115® (S)HKIV 製品カタログ(補正係数表)

電線管の占有率の考え方

条件占有率の上限適用できる場合
原則32%以下すべての場合。太さの違う電線が混在するときは本数によらずこちら
例外48%以下同一サイズの電線で、屈曲が少なく、引き替えが容易な場合に限る

占有率は「電線の総断面積(仕上外径ベース)÷電線管の内部断面積×100%」で計算します。 電線管に電線を詰め込むと放熱が悪くなり、許容電流の電流減少係数(3本以下0.70から 7〜15本0.49まで)が効いてきます。管の太さに余裕を持たせることは、施工性だけでなく 電流容量にも直結します。当サイトの電線管サイズ計算で、本数と太さから管径を判定できます。

出典: 内線規程 JEAC 8001(電線管の占有率)、電気設備の技術基準の解釈 第158条・第159条・第160条

サイズ選定に使える計算ツール

施工・保管で気をつけること

  • IVはシースが無いため、造営材に沿わせる転がし配線はできません。金属管・合成樹脂管(PF管・CD管)・金属可とう電線管・線ぴ・ダクトに収めて施設します(電技解釈 第158条・第159条・第160条)。ケーブル工事ができるVVFやCVとは前提が違います。
  • 電線管に収める本数が増えるほど放熱が悪くなり、許容電流が下がります。3本以下0.70、4本0.63、5〜6本0.56、7〜15本0.49の電流減少係数を掛けます。既設の管に回路を足すときは、管内の既存本数を数え直してから太さを決めます。
  • 管への引き入れでは、呼び線(通線ワイヤ)を使い、潤滑剤で摩擦を減らします。無理に引くと絶縁体が擦れて薄くなり、後の絶縁不良につながります。曲がりが多い区間は中間のプルボックスで区切ります。
  • 盤内配線でKIV・H-KIVを使う理由は可とう性です。5.5mm²でKIVは素線70本、IVは7本と構成が違い、同じ断面積でもKIVのほうが小さく曲げられます。端子への接続では、可とうより線に適合する圧着端子を使い、素線のはみ出し・切断がないか確認します。
  • 発熱する機器のそば、周囲温度の高い装置内ではH-KIV(75℃、メーカーにより機器内配線に限り105℃)に置き換えます。KIVと寸法が同じなので、ダクトの収まりや端子仕様を変えずに済みます。
  • 色は識別のためのものです。屋内配線では接地線に緑(緑/黄)、接地側電線に白、単相3線式の中性線に白を使います。制御盤内はJIS B 9960-1の推奨配色(主回路は黒、交流制御は赤、直流制御は青、主電源を切っても充電される回路はだいだい)がありますが、現場・客先の仕様が優先されることが多いため、既設の運用を確認してから配線します。
  • 現物の識別は絶縁体の印字で行います。IVは記号IVと導体公称断面積・JIS認証表示・PSEマーク・製造業者略号・製造年・LFV、H-KIVはHKIVに加えてタイネツやC105といった耐熱表示が入ります。改修で既設に合わせるときは、この印字を写真に撮っておくと確実です。
  • 保管は直射日光・高温多湿を避けます。ビニルは低温で硬くなるため(低温巻付試験の条件は−10℃)、冬季に屋外保管したものは常温に戻してから曲げます。巻物は色・サイズ・残長のラベルを付けて立てて保管すると、次の現場で使い切れます。

取扱メーカー7社の比較

品種名を押すとメーカー別の詳細ページへ移動します。「メーカー情報」は当社が一次情報(公式サイト・沿革)で確認した内容です。

メーカー 品種 型番数 規格・特徴 メーカー情報(当社確認)
古河電工メタルケーブル(FEMC) KIV / H-KIV 6 KIV(一般用)とH-KIV(耐熱用)、0.75sq〜200sq各サイズ対応 KIVとH-KIVを0.5〜325mm²で扱い、定格温度125℃の超高耐熱品スリムヒート125 UHKIV(0.5〜250mm²)も持っています。
三沢電線 KIV電線H-HKIV電線 11 600V以下の電気機器・制御盤配線に対応、可とう撚り線構造で柔軟性に優れる KIVに加えて105℃耐熱のH-HKIV(0.75〜8.0mm²)と、300V以下の電子・通信機器用KVを扱います。巻数は200m・100m巻が中心です。
タツタ電線 ネツタフ115 (S)HKIV 10 JIS C 3316準拠(仕様書番号 TS-15B0890) 導体最高許容温度115℃。KIVは60℃、H-KIVは75℃で許容電流が0になるのに対し、115℃まで電流を流せる、導体はJIS C 3102(電気用軟銅線)またはJIS C 3152(すずめっき軟銅線)の軟銅線を素線とした撚り線、絶縁体は115℃特殊耐熱ビニル 115℃耐熱のネツタフ115® (S)HKIVを0.5〜325mm²で扱います。KIV・H-KIVと同じ導体構成・仕上外径で許容電流が大きく、0.5〜5.5mm²は箱梱包、8mm²以上は10m単位の切断出荷に対応します。
品川電線 KIV・HKIV 2 公称断面積0.5〜100mm²と幅広いサイズ展開、KIV(60℃)・HKIV(75℃耐熱グレード)を用途に応じて選択可能 KIV(60℃)とHKIV(75℃)を0.5〜100mm²で在庫品として公式サイトに掲載しています。
菅波電線 IV電線 8 JIS C 3307 電線管内配線の定番、1.6mm〜38sqの各サイズ IVをJIS C 3307準拠で1.6mm〜38mm²まで揃え、接地用GVと屋外用OWも扱います。
住友電工 IVワイヤ 5 600V耐電圧のビニル絶縁、豊富な色展開(黒・白・赤・緑・黄・青等)で識別配線が容易 IVを単線・より線の両方で、黒・白・赤・緑・黄・青の識別配線に対応する色展開で扱います。
矢崎総業 IVワイヤ 7 600V対応ビニル絶縁構造、柔軟性が高く配線作業が容易 IVを1.25〜38mm²で揃え、配電盤・制御盤・分電盤の内部配線向けにラインアップしています。

メーカー横断の型番一覧(49件)

複数メーカーの型番をまとめて見積リストに入れ、1回の依頼で相見積ができます。

メーカー 型番 サイズ 備考 見積
古河電工メタルケーブル(FEMC) KIV - 一般用
古河電工メタルケーブル(FEMC) H-KIV - 耐熱タイプ
古河電工メタルケーブル(FEMC) KIV-0.75 - 公式サイト記載サイズ(0.5〜325sqまで展開)
古河電工メタルケーブル(FEMC) KIV-5.5 - 公式サイト記載サイズ
古河電工メタルケーブル(FEMC) KIV-38 - 公式サイト記載サイズ
古河電工メタルケーブル(FEMC) スリムヒート125 UHKIV - 定格温度125℃・KIV対比許容電流2倍、0.5〜250mm²、公式サイトで確認
三沢電線 KIV0.75sq - より線
三沢電線 KIV1.25sq - より線
三沢電線 KIV5.5sq - より線
三沢電線 KIV8.0sq - より線
三沢電線 KIV0.5sq - より線・200m巻
三沢電線 KIV2.0sq - より線・200m巻
三沢電線 KIV3.5sq - より線・100m巻
タツタ電線 ネツタフ115(S)HKIV 0.5SQ 0.5mm² 構成20/0.18mm、仕上外径約2.5mm、許容電流14A(周囲温度30℃、A導体)。定尺200m・箱梱包・切断不可。
タツタ電線 ネツタフ115(S)HKIV 0.75SQ 0.75mm² 構成30/0.18mm、仕上外径約2.7mm、許容電流23A(周囲温度30℃、A導体)。定尺200m・箱梱包・切断不可。
タツタ電線 ネツタフ115(S)HKIV 1.25SQ 1.25mm² 構成50/0.18mm、仕上外径約3.1mm、許容電流32A(周囲温度30℃、A導体)。KIVの16Aに対し2倍。定尺200m・箱梱包。
タツタ電線 ネツタフ115(S)HKIV 2SQ 2mm² 構成37/0.26mm、仕上外径約3.4mm、許容電流40A(周囲温度30℃、A導体)。KIVの22Aに対し約1.8倍。定尺200m・箱梱包。
タツタ電線 ネツタフ115(S)HKIV 3.5SQ 3.5mm² 構成45/0.32mm、仕上外径約4.1mm、許容電流60A(周囲温度30℃、A導体)。定尺100m・箱梱包。
タツタ電線 ネツタフ115(S)HKIV 5.5SQ 5.5mm² 構成70/0.32mm、仕上外径約5.1mm、許容電流79A(周囲温度30℃、A導体)。KIV 45A・H-KIV 53Aとの比較あり。定尺100m・箱梱包。
タツタ電線 ネツタフ115(S)HKIV 8SQ 8mm² 構成50/0.45mm、仕上外径約6.1mm、許容電流97A(周囲温度30℃、A導体)。紙束またはドラム、10m以上1m単位で切断出荷。
タツタ電線 ネツタフ115(S)HKIV 14SQ 14mm² 構成88/0.45mm、仕上外径約7.7mm、許容電流145A(周囲温度30℃、A導体)。10m以上1m単位で切断出荷。
タツタ電線 ネツタフ115(S)HKIV 22SQ 22mm² 構成7/20/0.45mm、仕上外径約10.5mm、許容電流180A(周囲温度30℃、A導体)。10m以上1m単位で切断出荷。
タツタ電線 ネツタフ115(S)HKIV 38SQ 38mm² 構成7/34/0.45mm、仕上外径約13.0mm、許容電流255A(周囲温度30℃、A導体)。10m以上1m単位で切断出荷。
三沢電線 H-HKIV0.75sq - より線
三沢電線 H-HKIV1.25sq - より線
三沢電線 H-HKIV5.5sq - より線
三沢電線 H-HKIV8.0sq - より線・100m巻
品川電線 KIV - 定格600V、許容温度60℃、公称断面積0.5〜100mm²、単心、在庫品(品川電線公式サイト「製品紹介」ページで確認)
品川電線 HKIV - 定格600V、許容温度75℃(耐熱グレード)、公称断面積0.5〜100mm²、単心、在庫品(品川電線公式サイト「製品紹介」ページで確認)
菅波電線 IV 1.6mm 1.6mm IV 1.6mm
菅波電線 IV 2.0mm 2.0mm IV 2.0mm
菅波電線 IV 2.6mm 2.6mm IV 2.6mm
菅波電線 IV 5.5sq 5.5sq IV 5.5sq
菅波電線 IV 8sq 8sq IV 8sq
菅波電線 IV 14sq 14sq IV 14sq
菅波電線 IV 22sq 22sq IV 22sq
菅波電線 IV 38sq 38sq IV 38sq
住友電工 IV1.6 - 標準タイプ
住友電工 IV2.0 - 大電流回路向け
住友電工 IV5.5sq - より線タイプ、可とう性が必要な箇所向け
住友電工 IV3.5sq - より線タイプ、JIS C 3307規格サイズ
住友電工 IV8sq - より線タイプ、盤内幹線配線等の大電流回路向け
矢崎総業 IV1.25 - 制御回路・信号線向け細線
矢崎総業 IV2.0 - 分電盤内配線向け標準品
矢崎総業 IV5.5 - 主回路・大電流配線向け
矢崎総業 IV14 - 幹線接続・大容量回路向け
矢崎総業 IV8 - 動力回路・中容量配線向け
矢崎総業 IV22 - 大容量幹線・分電盤引込線向け
矢崎総業 IV38 - 大電流幹線・受変電設備引込線向け

価格・納期・発注のしかた

見積・発注は「品種・断面積・色・長さ(巻数)」で伝える

「IV 5.5sq 黒 100m巻×2」「KIV 2.0sq 赤 200m巻」「H-KIV 3.5sq 白 100m」のように書けば 取り違えません。IVは単線とより線があるため、1.6mm・2.0mmのような単線指定か、 2.0mm²のようなより線指定かを明記してください。盤の配線は色ごとに必要量が変わるので、 色別の数量を出しておくと過不足が出ません。

標準条長はサイズと品種で変わる

KIVの細物は200m巻・500m巻、太物は100m巻が一般的で、H-KIVは同じ断面積でも条長が違う 場合があります(0.75mm²でKIV 200m・HKIV 500mというカタログ例があります)。 必要量が半端なときは、切り売りと巻物のどちらが有利かをあわせてご相談ください。

価格は銅建値に連動する

主材料が銅のため、電線メーカーが公表する銅建値に連動して価格が改定されます。 太いサイズほど銅の比率が高く、建値の影響が大きくなります。見積の有効期限は短めなので、 発注の直前に取り直してください。

色とサイズの在庫は偏りがある

IV・KIVは色ごと・サイズごとの在庫になるため、黒・白・赤・緑といった常用色と汎用サイズは 動きが早く、それ以外は取り寄せになることがあります。緑/黄や2色品、太物、H-KIVの一部 サイズは特に確認が要ります。工期が決まっている場合は早めにご相談ください。

見積に必要な情報

品種(IV/HIV/KIV/H-KIV)、単線かより線か、断面積、色、長さと数量、希望納期、納品先を 教えていただければ、複数メーカーで見積します。回路の電流・管内の本数・周囲温度が分かれば、 許容電流表と突き合わせて断面積のご提案もあわせて行います。

いっしょに使う電線・資材

IV・KIV電線についてよくある質問

IVとKIVはどう使い分けますか?

使う場所で分けます。電線管・線ぴ・ダクトに通す屋内配線や分電盤への引込みはIV (JIS C 3307)、制御盤・配電盤の中で機器と端子台をつなぐ配線や機器の口出線はKIV (JIS C 3316)です。KIVは細い素線を多数より合わせた可とう導体で、同じ断面積でも 小さく曲げられます。

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H-KIVはKIVとそのまま置き換えられますか?

同じ断面積であれば、導体構成・絶縁体厚さ・仕上外径・質量が同じなので、ダクトの収まりや 端子の圧着仕様を変えずに置き換えられます。違うのは耐熱グレード(KIV 60℃、H-KIV 75℃。 メーカーにより機器内配線に限り105℃と併記)と、サイズによっては標準条長です。 ラインアップはメーカーで異なるため、発注時に確認してください。

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H-KIVとHIVはどちらを選べばよいですか?

場所が違います。H-KIV(HKIV)は電気機器用(JIS C 3316)で盤内配線・機器の口出線向け、 HIVは配線用(JIS C 3317)で電線管に通す屋内配線向けです。どちらも最高許容温度は75℃です。 HIVは寸法・質量・導体抵抗がIVと同一なので、IVからの置き換えなら管のサイズはそのままで済みます。

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「105℃耐熱」と書かれたH-KIVは、どこでも105℃で使えますか?

いいえ。メーカーのカタログでは「75℃(機器内配線に限り105℃)」という条件付きの表記に なっていることが多く、105℃は機器の内部配線という条件での値です。周囲温度が高い環境で 使うときは、条件と使用箇所をメーカー資料で確認してください。定格温度125℃の超高耐熱品も あります。

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電線管に何本まで入れられますか?

内線規程は占有率を原則32%以下、同一サイズの電線で屈曲が少なく引き替えが容易な場合に限り 48%以下としています。太さの違う電線が混在するときは本数によらず32%です。本数が増えると 許容電流も下がる(3本以下0.70、7〜15本0.49)ため、管の太さには余裕を持たせるのが実務です。 当サイトの電線管サイズ計算で判定できます。

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KIVの許容電流はIVと同じですか?

細いサイズでは違います。メーカーカタログのKIVの許容電流(周囲温度30℃)は、5.5mm²で45A、 14mm²で83Aと、IVの基準許容電流(49A、88A)よりやや小さい値です。22mm²以上は一致します。 盤内配線ではメーカーのカタログ値、電線管に通す配線では電技解釈146条の値を使ってください。

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「IV 2.0」と書かれていたら単線とより線のどちらですか?

その書き方では決まりません。単線2.0mmは仕上外径約3.6mm・基準許容電流35A、より線2.0mm²は 仕上外径約3.4mm・基準許容電流27Aで、別物です。見積や施工図には「単線2.0mm」「より線2.0mm²」と 書き分けてください。

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H-KIVでも耐熱が足りないときはどうしますか?

115℃や125℃の特殊耐熱品があります。タツタ電線のネツタフ115® (S)HKIVは導体最高許容温度115℃で、 KIV・H-KIVと同じ導体構成・仕上外径のまま、周囲温度30℃の許容電流が5.5mm²で79A(KIV 45A、 H-KIV 53A)と大きくとれます。古河電工メタルケーブルには定格温度125℃のスリムヒート125 UHKIVが あります。耐熱グレードを上げてサイズを見直す場合は、法規法令に従って検討してください。

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型番が分からなくても見積できますか?

できます。使う場所(電線管の中か盤の中か)、回路の電流、管に入れる本数、周囲温度、 必要な色と長さを教えていただければ、こちらでIV・KIV・H-KIVのどれが適切かを判断し、 断面積を決めて複数メーカーで見積します。既設に合わせる場合は、絶縁体の印字の写真が あると確実です。

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型番不明でもOK

IV・KIV電線の見積・型番選定はお任せください

メーカー指定なしでも、電圧・用途・数量を教えていただければ、こちらで型番を提案し複数メーカーで見積します。写真や図面の添付でも構いません。 手書きメモや型番リストの写真・PDFでも依頼できます。

参考資料・出典

・編集: 電材サーチ編集部(編集・出典ポリシー)。 型番・仕様はメーカー公式情報に基づきます。選び方・注意点は松本電業株式会社の取扱実務に基づく記述です。

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