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1級管工事施工管理技士・科目別学習

施工管理法

・ 読了目安: 4分

この科目で問われること

受検の手引は、検定科目「施工管理法」の基準を2つ挙げている。

  1. 知識: 監理技術者補佐として、施工計画の作成方法と、工程管理・品質管理・安全管理等の施工の管理方法に関する知識を有すること
  2. 応用能力: 監理技術者補佐として、管工事の施工の管理を適確に行うために必要な応用能力を有すること

第一次検定の合格基準は、全体で60%以上であることに加えて、施工管理法の応用能力の問題で50%以上であることだ。令和8年度は、応用能力の問題が8問で、4問以上の正解が必要だった。全体で6割を超えても、応用能力で4問に届かないと不合格になる。

令和8年度の問題Bの、施工管理法にあたる設問

令和8年度の第一次検定の問題Bは、No.1〜No.29の29問で、27問に解答する。公式は問題に科目名を付けていない。ただし、No.22〜No.29については、問題冊子が「施工管理法(応用能力)の問題」と書いている。下の整理は、設問の主題から当サイトが行ったものだ(問題文は転載せず、主題だけを並べる)。

設問解答の方法主題
No.1〜9全問解答申請書等の提出先、ネットワーク工程表、品質管理、安全管理、機器の据付け、配管・ダクトの施工、保温・保冷、防振
No.22〜29全問解答(応用能力)公共工事の施工計画、工程管理、品質管理、安全管理、機器の据付け、配管、ダクト、腐食・防食。各問で「適当でないものは二つ」

No.1〜9の設問と、No.22〜29の応用能力の設問には、同じ主題(工程、品質、安全、機器の据付け、配管、ダクト)が両方に出ている。同じ主題について、一度は知識として、もう一度は応用能力として聞かれる。暗記だけでなく、理由と一緒に覚えておくと、「適当でないものを二つ選ぶ」形式でも崩れにくい。

このサイトでの進め方

この科目は、令和8年度の必須問題の主題から先に、1つのトピックを1つの論点にして増やしていく。最初に取り上げるのは、計算が出て、第二次検定でも問われるネットワーク工程表だ。工程表の計算は、検算スクリプトで確かめた数値だけを使う。例題は、公式の過去問とは別の、オリジナルの工程表を使う。

出典は、国土交通省の標準仕様書・共通仕様書などの公開資料と、条文を第一にしている。確認できなかった内容は、載せない。

トピック一覧(12個)

1トピック数分で読めるミニレッスン+理解度チェック。順番に進めよう。

  1. 1 工事の申請書・届出と提出先 — どの工事で、誰が、どこへ、いつまでに出すのか ボイラーを据える、道路の下に管を通す、音の出る機械で掘る。同じ現場でも、書類の出し先は役所ごとに違う。建築主事、消防署長、労働基準監督署長、市町村長、道路管理者、警察署長、都道府県知事。「誰が、どこへ、いつまでに」を各法令の条文で地図にする。令和8年度の必須問題 No.1 の型も扱う。 書類の名前を見たとき、どの法律の書類かから条文の窓口を引き、取り違えやすい組合せを条文の言葉で見分けられるようになる 未着手
  2. 2 ネットワーク工程表 — 作業のつながりから「いちばん長い道」を見つける 同じ2日の遅れでも、完成日が動く作業と動かない作業がある。違いは、その作業にどれだけ余裕があるかだ。「いちばん長い道」の上にある作業は余裕がなく、遅れがそのまま完成日に響く。図の読み方から最早・最遅の計算、クリティカルパスの見つけ方までを、なぜそうなるのかから追う。 「この作業が遅れたら、完成日は動くのか」を、バーチャートの棒を眺めて悩むのではなく、ネットワーク工程表の上で経路の日数を数えて答えられるようになる 未着手
  3. 3 フロートと工期短縮 — 余裕は誰のものか、どの作業を縮めるか 同じ道の上の2つの作業に、それぞれ2日の余裕がある。1つ目が2日遅れたあと、2つ目も2日遅れたら、完成日は何日延びるのか。余裕には守るものの違う3つの測り方があり、同じ最長経路を通る作業は余裕を分け合う。遅れの追い方から、縮める作業の選び方、縮めるうちに別の道が追いついてくる理由まで、数字で追う。 遅れの連絡を受けたとき「余裕はあと何日残っていて、誰と分け合っているか」を数え、工期を縮めるよう言われたときは、どの作業を何日縮めれば安いかを表で選べるようになる 未着手
  4. 4 品質管理 — 「ばらつき」を数と図で見張り、不良が出る前に気づく 吊りボルトを切断して毎日5本ずつ測ると、10日続けて全部が規格内だった。11日目、平均だけが動いた。不良はまだゼロ。問題なしと言えるのか。品質管理は、規格に入ったかを後で確かめる仕事ではなく、平均とばらつきの変化に先に気づく仕事だ。道具の使い分け、管理図、工程能力指数、全数検査と抜取検査、管工事の品質管理の方法を、なぜそうなるのかから追う。 「全部規格内だから大丈夫」と言い切らず、平均とばらつきの2つを見て、工程が安定しているか、規格に対して余裕があるかを、数で答えられるようになる 未着手
  5. 5 安全管理 — 「たまたま無事だった」から、危険を先に見つけて減らす ケガ人が出なかったのは、危険が小さかったからか、たまたまか。ハインリッヒの法則の読み方と限界、KY活動、リスクアセスメントの手順と低減措置の優先順位、度数率と強度率を、厚生労働省の指針と条文で確かめる。 「ヒヤリとした」という一言を、流してしまうのではなく、危険を書き出し、重さと起きやすさで見積もり、対策を効き目の順に並べる材料として使えるようになる 未着手
  6. 6 機器の据付け — 重い機械を、運転中も地震のときも動かさない 屋上にポンプを据える日、基礎のコンクリートは何日たてば荷重をかけてよいのか。地震のとき機器にはどれだけの力を見込み、何で止めるのか。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)と標準図で、基礎、アンカーボルト、設計用震度を追い、クレーンで吊って据える前に何を確かめるかまでつなぐ。 機械室や屋上の機器を見たとき、機器の重さが何を通って地面まで伝わり、地震のときは何で止められているのかを、目で追えるようになる 未着手
  7. 7 配管・附属品の施工 — 傾ける・つなぐ・支える・確かめる 30 mの鋼管は、20℃から100℃に温まると、表から約28 mm伸びる。伸びる管は、傾けて水を流し、決まった方法でつなぎ、止める所と逃がす所を分けて支え、最後に圧力をかけて確かめる。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)の配管工事を、この4つの動作で整理し、令和8年度の出題で「適当でないもの」を見分ける目を作る。 天井裏や機械室の配管を見たとき、「この管はどちらへ傾き、どこで止まり、どこで動けるのか」を、標準仕様書の言葉で説明できるようになる 未着手
  8. 8 ダクト・附属品の施工 — 吊る・つなぐ・貫く・付ける、数字の出どころを仕様書で追う 同じダクトでも、工法が違えば吊り間隔の上限が違う。準耐火構造の防火区画等を貫くときは、すき間を埋める材料が決まり、附属品には長さ・個数・離隔の数字がつく。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編、令和7年版〔修補版〕)と標準図から、ダクトを吊る・つなぐ・貫く・付ける施工の要点を、数字の出てくる場所ごとに整理する。 ダクトの施工要領を読んだとき、「これは仕様書のどの規定の、何についての数字か」を言い当て、仕様書に書かれた数字のおかしな記述に気づけるようになる 未着手
  9. 9 保温・保冷と防振の施工 — 巻く層の順番と、揺れを建物に伝えない条件 機械室の冷水・冷温水管は、ロックウール・グラスウールの保温筒なら、保温筒、鉄線、ポリエチレンフィルム、原紙、アルミガラスクロスの順に仕上げる。蒸気管が壁を貫く所では、保温を面から25 mm手前で止める。回転数の違う2台を共通架台に載せるなら、防振はどちらの回転数に合わせるのか。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)と標準図で、保温の層・継目・貫通部・厚さと、防振の規定を追い、因幡電機産業の施工要領書の式で、振動数比と絶縁効率を数える。 機械室の配管やポンプを見たとき、保温の層がどの順に重なり、どこで保温を止め、機械の揺れがどこで切られているかを、仕様書の言葉と数字で言えるようになる 未着手
  10. 10 腐食と防食 — 金属が電池になる仕組みと、電池を作らせない手の打ち方 鋼管と銅合金のバルブをつないだ所だけが、数年で漏れる。保温材の下で管が傷んでも、外からは見えない。地中の鋼管は、電源をつないで電流を流すと錆が止まる。どれも金属の表面にできる「電池」で説明できる。塗装・めっき・絶縁・電気防食・水処理が何を断つ手なのかを、公共建築工事標準仕様書令和7年版と、公開されている資料で追う。 配管や埋設管、金属どうしのつなぎ目を見たとき、「どこが電池になるか」と「その電池のどれを断つ手が打たれているか」を、仕様書の言葉と数字で説明できるようになる 未着手
  11. 11 公共工事の施工計画 — 誰が決め、何を出し、誰の承諾を受けるか 図面に書いていない足場の組み方は、誰が決めるのか。施工計画書は出すのか、承諾を受けるのか。現場従業員(元請企業の社員)の給料は、工事費のどの箱に入るのか。約款・公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)・積算基準の条文で、決める人・出す書類・費用の区分を整理する。 官庁工事の書類を見たとき、「これは誰が決めたことか」「監督職員に提出か、承諾か、報告か」「工事費のどの箱の話か」を言い分けられるようになる 未着手
  12. 12 工程管理 — 進み具合を曲線で見る、遅れたら何を動かすか 着工から9日の点検で、出来高の累計は予定より進んでいる。それでも完成日は1日延びる。工程曲線とバナナ曲線の読み方、曲線に出ない遅れ、遅れを取り戻す手、人の山をならす山崩し、工期を縮めたときの直接費と間接費の動きを、数字で追う。 進捗の報告を聞いたとき、出来高の累計が帯の中にあるというだけで安心せず、クリティカルパス上の作業を作業別に確かめ、遅れを取り戻す手段と費用まで選べるようになる 未着手

参考文献・出典

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