この科目で問われること
「配線図」は、配線図の表示事項及び表示方法を問う科目だ。第二種電気工事士にも同名の科目があり、学科試験全50問のうち10問がこの科目から出題される構成も共通している。
内容の違いは扱う配線図の中身にある。第二種の配線図問題は住宅・小規模店舗の平面図が中心で、部屋ごとの照明・コンセント・スイッチの配置と、それらをつなぐ電線・ケーブルの読み取りを問う。第一種の配線図問題は、それに加えて高圧受電設備の単線結線図が中心になる。単線結線図とは、高圧で受電してから変圧器・遮断器・保護継電器などを経て低圧側へ電気を送るまでの流れを、1本の線で簡略に表した図のことだ。
第二種で身につけた「図記号を読み取る」力そのものは土台として活きるが、読み取る対象が住宅の平面図から、受変電設備の結線図に変わる。図記号の種類も、遮断器・変圧器・保護継電器など、住宅の配線図には出てこないものが増える。
このサイトでは、単線結線図とは何かという基礎から、開閉機器・計器と変成器・保護継電器・変圧器やコンデンサ・文字記号・制御回路の図・図面の読み方の手順まで、13本のトピックでこの科目を解説している。 さらに、図の上で機器と電源側を確定させる練習として単線結線図ドリル(9図・50問)を用意した。図記号の中にはJISに専用の記号が存在せず、実務・試験の慣用表現として傍記で示されるものもある。その違い自体が、この科目の読みどころの1つになっている。