施工技術 の記事一覧
異種金属接触腐食(電食)の防止施工や自己融着テープの正しい巻き方、検相器を使った相順チェックなど、仕上がりの品質を左右する施工時のノウハウを取り上げています。
19件
-
【現場のやらかし】制御盤の配線を結束バンド(タイラップ)できつく締め上げすぎたら、電線の絶縁被覆が変形・損傷した
整線をきれいに見せようと結束バンドを力任せに締め上げると、バンドの縁が電線の絶縁被覆に食い込み、局所的に薄く変形させることがある。パンドウイット・ヘラマンタイトン両社が公式に注意喚起している「締めすぎ」のメカニズムと、テンションツールによる対策を整理する。
-
高圧ケーブル端末処理の施工方法ガイド|テープ巻き式・プレハブ式・熱収縮式・冷間収縮式の違いと使い分け
6600V高圧CVケーブルの端末処理には、テープ巻き式・プレハブ式・熱収縮式・冷間収縮式という異なる施工方法がある。JCAA技術報告とメーカー公式資料をもとに、それぞれの作り方・現場での加熱要否・施工性の違いと、現場での使い分けを整理する。
-
光ファイバーケーブルの接続方法|融着接続とメカニカルスプライスの違い、なぜ銅線のように圧着できないのか
光ファイバーは銅線の感覚で圧着・差し込み接続できない。コア径わずか10μmという光ファイバー特有の事情から、融着接続とメカニカルスプライスの仕組み・接続損失・コストの違い、現場でどちらを選ぶべきかまで、一次資料に基づいて解説。
-
OTDR測定とは何か|光ファイバの断線位置・損失を切らずに調べる仕組みと『デッドゾーン』の落とし穴
光ファイバの故障箇所は、掘り返さなくても片端からの測定だけで特定できる。OTDR(光パルス試験器)が後方散乱光と反射から距離と損失を割り出す原理と、コネクタ・融着点の直後に生まれる『デッドゾーン』という盲点、それを知らずに波形を鵜呑みにする危険を、計測器メーカーの一次資料に基づいて整理する。
-
端子台のねじ端子とバネ端子(プッシュイン端子)は何が違うのか|電線の種類・対応サイズ・抜き差しで生まれるトレードオフ
ねじ端子とバネ端子(プッシュイン端子)は締結力の出どころが違うだけではない。単線・より線・フェルール端子という電線の種類による適合性の差、対応できる導体サイズの目安、そして『簡単に抜けない』構造が生む抜き差しのしやすさのトレードオフを、WAGO・フエニックス・コンタクト・オムロンの公式技術資料から整理する。
-
端子ねじの角座金・平座金と電線押さえ金具の役割|同じトルクでも電線の潰れ・緩みが変わる理由
端子台やブレーカーの端子ねじは、規定トルクで締めても緩みや電線の潰れを防げないことがある。差を生むのは、ねじと電線の間に挟まる角座金・平座金・電線押さえ金具というハードウェア自体の構造だ。素線をとらえる角座金の凹凸、荷重を分散する平座金、圧着端子を固定するセフティーワッシャ、効果に議論のあるばね座金・歯付座金まで、フジコン・明工社・サトーパーツ等の一次資料で整理する。
-
端子ねじの締め付けトルク規定値一覧|サイズ別の目安値とトルクドライバーの正しい使い方
端子ねじは『しっかり締める』では管理できない。M3・M3.5・M4など呼び径ごとの締付トルク目安を、NECA C2811の基準値からオムロン・フエニックスコンタクト・パナソニック等の製品別実測値まで一次資料で整理し、締めすぎのリスクとトルクドライバーの正しい使い方、点検時の増し締めの考え方までを解説する。
-
埋設電線管ジョイント部の防食テープ処理!管本体でなく『接続部』だけが腐食する理由と正しい巻き方
埋設された金属製電線管は、管本体よりも接続部(ジョイント)のほうが先に腐食で寿命を迎えることが多い。防食テープが必要な理由、ペトロラタム系・ブチルゴム系・熱収縮チューブ系の違い、重ね幅や下地処理を含めた巻き方の基本、施工で省略されやすいポイントを解説する。
-
クランプメーターの正しい使い方・選び方|原理・AC/DC対応・真の実効値(RMS)まで一次情報で整理
クランプメーター(クランプメータ)とは何か、検電器・テスターとの違い、CT方式やホール素子方式などの測定原理、AC専用機とAC/DC両対応機の違い、定格電流・分解能・真の実効値(RMS)対応・リーククランプ対応といった選定基準、現場でありがちな測定ミスまで、メーカー一次情報と電気設備技術基準に基づいて整理する。
-
接地抵抗測定(E-P-C法)の正しいやり方|補助接地棒の配置間隔が測定値を左右する理由
接地抵抗計で同じ接地極を測ったのに、時間を置いて測り直すと値が変わる——原因の多くは計器ではなく補助接地棒(P極・C極)の置き方にある。E-P-C法(電位降下法・3極法)の原理を、共立電気計器・日置電機・日本電気技術者協会の公式資料に基づいて整理し、標準配置間隔と現場でありがちな誤った配置を具体的に示す。
-
絶縁抵抗測定(メガー測定)の正しいやり方と数値の読み方|測定電圧の選び方から原因の切り分けまで
絶縁抵抗計(メガー)の測定電圧125V/250V/500V/1000Vの使い分け、電気設備技術基準が定める対地電圧区分ごとの基準値、安全な測定手順、数値が低いときの原因の切り分け方、コンデンサ成分がある回路での注意点まで、一次情報に基づいて整理する。
-
スミチューブ(住友電工)完全ガイド|熱収縮チューブ・防水収縮チューブの選び方と型番シリーズ比較
電線業界の定番ブランド・スミチューブの製品体系を整理。標準品(A)・難燃品(B)・防水品(W・SA3)・厚肉のイラックススリーブまで、内径の合わせ方、収縮方法、ヒートガンの使い方の勘所を解説。
-
赤外線サーモグラフィ(サーモカメラ)による電気設備点検完全ガイド|端子の緩み・接触不良を事故前に発見する原理と実施方法
定期点検で「異常なし」だった制御盤が、なぜ後日焼損事故を起こすのか。目視点検が見逃す接触抵抗の増大を、赤外線サーモグラフィがどう可視化するのか。放射率・負荷率・判定基準など実施条件と、反射による誤診断を避けるための注意点をメーカー一次情報に基づいて解説する。
-
アルミ導体電力ケーブル(AL-CV)の特性・太さ選定と異種金属間電食(ガルバニック腐食)の防止施工ガイド
銅価高騰のコスト削減対策としてビル・工場幹線で導入が進むアルミケーブル(AL-CV等)。銅ケーブルとの許容電流の比較、太さのサイズアップ基準、銅端子との接続部で生じる「電食」を防ぐための専用端子と防食グリスの施工要領を解説。
-
【現場のやらかし】アルミ線と銅端子を直接ネジ留めしてサビサビに!異種金属の接触が招く『電食(ガルバニック腐食)』の断線・発熱トラブル
電気接続の盲点「異種金属接触腐食(電食)」。銅とアルミ、ステンレスと鉄など、異なる金属を直接接触させて水分に触れると、電位差により片方の金属が急激に腐食し断線や接続不良発熱を招きます。防止対策を解説。
-
三相誘導モーターが逆回転する原因と検相器(フェーズテスター)を用いた相順(相回転)チェック・結線修正手順
動力設備の施工やメンテ時に発生しやすい「三相誘導電動機の逆回転トラブル」。三相交流の相順(U・V・W)とモーターの回転原理の関係、逆回転を未然に防ぐ検相器の正しい使い方、および安全な結線つなぎ替え手順を実務向けに解説。
-
【現場のやらかし】ただ巻くだけでは防水ゼロ!自己融着テープを『引っ張って伸ばさず』に巻いて浸水短絡した施工ミス
電気工事の屋外防水施工の定番「自己融着テープ」。ただのビニールテープのように引き伸ばさずに巻いてしまうと、融着が起きずに隙間から水が侵入し、相間短絡(ショート)や漏電事故を招きます。正しい巻き方と製品を解説。
-
3路スイッチとは?0・1・3端子の配線図と4路との違い
3路スイッチは0番(コモン)と1・3番(連絡用)端子を持ち、階段や廊下など離れた2か所から同じ照明を点灯・消灯できます。端子の役割、実体配線図、4路スイッチ・片切スイッチとの違い、既設交換時の確認点まで一次資料で整理します。
-
【現場のやらかし】ステップルの叩きすぎで壁の裏から漏電!VVFケーブル固定時の『被覆破損』を招くハンマー加減の落とし穴
電気工事の定番施工「VVFケーブルのステップル固定」。金槌(ハンマー)でステップルを強く叩きすぎると、金属のエッジがケーブルシースや絶縁被覆を突き破り、地絡(漏電)や異相間ショートを引き起こします。原因と対策。