この科目で問われること
電験三種の「理論」は、4科目のうちもっとも土台になる科目だ。電気技術者試験センターの区分では、 電気理論・電子理論・電気計測及び電子計測を扱うとされている。
電気工事士でもオームの法則や電力計算は登場するが、理論科目ではそれをさらに一段掘り下げて使う。 直流回路の分圧・分流やキルヒホッフの法則といった回路解析の基本手法、コンデンサ・コイルを含む 交流回路のベクトル計算、スイッチを入れた瞬間・切った瞬間に起きる過渡現象、そして半導体の基礎までが 範囲に入る。
計算問題の比重が高い科目であり、ここで身につけた計算の手順は、電力科目の短絡電流計算、機械科目の 電動機・変圧器の効率計算、法規科目の電気施設管理計算でもそのまま使うことになる。理論を後回しにすると、 残り3科目すべてで同じ計算につまずくことになるため、多くの受験者が最初に着手する科目だ。