高圧受電設備 の記事一覧
「高圧受電設備」に関連する記事を23件掲載しています。富士電機機器制御株式会社の高圧限流ヒューズ(HHヒューズ)カタログSCF/E/JC/JBシリーズ(資料番号EH711m)をもとに、……。富士電機機器制御株式会社が2013年に発売した新形LBSシリーズ(ストライカ引外し式限流ヒューズ付高圧交流負荷開閉器)の新製品ニュ……。富士電機機器制御の高圧真空電磁接触器HNシリーズのカタログ(資料番号EH755p、2010年3月発行)をもとに、型式HN46A□-……。実務で判断に迷いやすいポイントを中心にまとめています。
23件
-
富士電機の高圧限流ヒューズ(HHヒューズ)の型式はどう読むのか|『HF337E』から『HF338E』へ、1桁の差が胴回りをφ48mmからφ77mmへ変える境目
富士電機機器制御株式会社の高圧限流ヒューズ(HHヒューズ)カタログSCF/E/JC/JBシリーズ(資料番号EH711m)をもとに、型式の構成と、E形の中に隠れた『HF337E→HF338E』という基本形式の切替点を分解する。切替点は3.6kVでも7.2kVでも10A→20Aの同じ位置にあり、外形寸法図が示す胴部外径はφ48mmからφ77mmへ変わる。一方、開閉器組合せ専用のJC形は5〜100Aを通じて全長200mmを崩さない。同じ限流ヒューズでありながら型式の変わり方がまるで違う理由を、現行カタログ(2026年3月発行、資料No.62G1-J-0063e)での掲載状況とあわせて確認する。
-
富士電機LBSシリーズの型式はどう読むのか|『200』と『210』、同じ200Aの負荷開閉器が価格2倍・構造選択肢半減になる境目
富士電機機器制御株式会社が2013年に発売した新形LBSシリーズ(ストライカ引外し式限流ヒューズ付高圧交流負荷開閉器)の新製品ニュース資料をもとに、型式LBS-6A/200F等の桁ごとの構成を分解する。開閉器本体の定格電流はどちらも200Aなのに、③桁の表記が『200』か『210』かだけで、組み合わせられるヒューズの上限が変わり、⑤桁の『ばね加圧方式ねじレス構造(C)』という選択肢そのものが片方からだけ消える。価格表・定格仕様表も一次資料から実数で確認する。
-
富士電機の高圧真空電磁接触器(HNシリーズ)の型式はどう読むのか|操作電圧記号『3』がラッチ式にしか存在しない理由
富士電機機器制御の高圧真空電磁接触器HNシリーズのカタログ(資料番号EH755p、2010年3月発行)をもとに、型式HN46A□-□□□□/□□□□□□□□の12桁構成を分解する。操作電圧を表す1〜7の記号のうち『3』(DC21/24V)だけがラッチ式専用と明記されており、現行の製品ページで公開されている実在の全型式を確認しても、常時励磁式にはこの記号を持つ製品が一つも存在しない。カタログ内の投入操作電流・保持電流の数値から、その理由を推測する。
-
三菱電機の高圧真空遮断器(VCB)の型式はどう読むのか|『VF-13D』の『13』は13kAではないという話
三菱電機の高圧真空遮断器MELVAC「VF-8D/13Dシリーズ」カタログ(K-K06-5-C7085-P、2018年7月作成)と「VF-20D/25D/32D/40Dシリーズ」カタログ(K-K06-1-C8925-C、2016年8月作成)をもとに、型式VF-13NH-DG等の6桁構成を分解する。型式先頭の数字は定格遮断電流を表すが、JEC-2300の標準値12.5kA・31.5kAだけは『13』『32』という整数に丸められており、実際のkA値と型式の数字が一致しない。さらに大型フレームでは、型式だけでは定格電流(A)が一つに定まらないことも一次資料の仕様表・発注コード表から確認する。
-
アークフラッシュ(アーク放電災害)とは何か|IEEE 1584・NFPA 70Eが定める『感電とは別次元』の熱傷リスクの構造
配線用遮断器や断路器の充電部で短絡が起きたとき、触れてもいないのに作業者が熱傷を負う事故がある。IEEE 1584・NFPA 70Eがアークフラッシュのエネルギーを左右する要因(アーク電流・ギャップ距離・遮断時間・作業距離)をどう扱っているか、日本の労働安全衛生規則との位置づけの違いを一次資料から整理する。
-
進相コンデンサはなぜ電源を切っても感電するのか|残留電荷の仕組みと放電コイル・放電抵抗器の放電時間(JIS C 4902・内線規程)
『ブレーカーを切ったから安全』が進相コンデンサには通用しない理由を、電荷が抜けない物理的な仕組みから説明。JIS C 4902が定める放電コイル・放電抵抗器の放電時間、内線規程が求める低圧進相コンデンサの放電基準、実際に起きた感電災害まで解説します。
-
デマンド監視装置とは何か|30分デマンド値が電気料金の基本料金を決める仕組みとピークカット制御の考え方
高圧受電の実量制契約では、直近1年間で最も高かった30分間の平均使用電力(デマンド値)が、その後の基本料金を決めます。一度出したピークが『後を引く』理由と、デマンド監視装置が警報・ピークカットでこれを防ぐ考え方を、電力会社・メーカーの公開資料をもとに整理しました。
-
高圧機器のtanδ(誘電正接)測定とは何か|絶縁体に流れる『無駄な電流』の割合で劣化を数値化する仕組み
絶縁抵抗測定でも直流漏れ電流法でも異常が出ないのに、内部の劣化だけが進んでいる高圧機器がある。tanδ(誘電正接)測定は、絶縁体に流れる電流のうち『熱として無駄になっている成分』の割合を数値化する試験だ。充電電流と損失電流の位相関係から、原理と読み方を一次情報に基づいて整理する。
-
【現場のやらかし】無負荷確認を怠って断路器を開放!消弧能力のない開閉器が引き起こす「荷電開放事故」の仕組み
断路器(DS)はなぜ「無負荷」でしか操作してはいけないのか。遮断器・負荷開閉器との構造的な違い、消弧能力を持たないことがもたらす荷電開放事故のメカニズム、遮断器とのインターロックによる防止策までを、実際の労働災害事例をもとに解説する。
-
高圧ケーブルの直流漏れ電流法とは|メガー測定だけでは見えない劣化を電圧を上げながら見抜く仕組み
通常の絶縁抵抗測定(メガー)で『良好』の数値が出ていた高圧ケーブルが、その後まもなく地絡事故を起こすことがある。直流高電圧を段階的に印加し、漏れ電流の変化パターンから劣化を読む『直流漏れ電流法』の原理・弱点比と成極比の読み方・適用場面を一次情報に基づいて整理する。
-
高圧限流ヒューズのT種・C種とは|変圧器用とコンデンサ用で溶断特性を分ける理由
キュービクル内の高圧限流ヒューズには『T50』『C50』のように種類を示す記号が刻まれている。同じ定格電流でも、変圧器用(T種)とコンデンサ用(C種)では溶断特性・繰返し過電流特性がまったく違う。JIS C 4604・JEC-2330とメーカー公式カタログの数値をもとに、なぜ分ける必要があるのかを整理する。
-
部分放電試験・部分放電測定とは何か|停電して課電する試験と、TEV法・UHF法・超音波法の違い、GISのpC管理値
「部分放電試験」と「部分放電測定」は現場で混ざって使われるが、停電して交流電圧を印加し放電開始電圧・放電電荷量を測る課電試験と、活線のまま外から拾う検査とでは、段取りも得られる数値も違う。TEV法・UHF法・超音波法(AE法)・HFCT法の守備範囲と、GISで示されてきたpCの管理値を、一次情報に基づいて整理する。
-
【現場のやらかし】インバータを増設したら進相コンデンサが膨張・破裂!直列リアクトルなしの力率改善回路に潜む高調波共振拡大の罠
力率改善のためだけに設置された進相コンデンサ回路に、インバータという高調波発生源を後から追加すると何が起きるか。電源側のインダクタンスとコンデンサが形成する並列共振回路が、特定次数の高調波を吸い込んで拡大させ、コンデンサの異常過熱・膨張・破損に至るメカニズムを、JEEA・JEMA・メーカー資料に基づいて整理する。
-
変圧器投入時の励磁突入電流はなぜ起きるのか|限流抵抗投入方式・制御投入による抑制を一次情報で整理
無負荷の変圧器に電源を入れただけなのに、照明が一瞬暗くなり、離れた需要家の保護継電器まで誤動作する。負荷電流ではなく鉄心の磁気飽和が原因で流れる励磁突入電流のメカニズムと、投入位相との関係、限流抵抗投入方式・制御投入(位相制御)による抑制策までを一次資料に基づき整理する。
-
真空遮断器(VCB)はなぜ開閉サージを起こしやすいのか|電流裁断・再点弧の仕組みとサージアブソーバの必要性
遮断性能に優れる真空遮断器(VCB)は、電流裁断という現象によって高圧誘導電動機や変圧器に開閉サージ(過渡的な過電圧)を発生させやすい。三菱電機・富士電機・東芝の技術資料をもとに、電流裁断の仕組みと、サージアブソーバによる保護が必要になる条件を整理する。
-
キュービクルの更新タイミング診断|劣化サインの見極め方と『点検合格』の落とし穴
年次点検に合格していても、キュービクル(高圧受電設備)の寿命が保証されるわけではない。法定耐用年数と実務上の更新目安の違い、変色・異音・絶縁抵抗値の低下傾向といった劣化サイン、更新を先延ばしにした実際の事故事例、更新時に検討すべき省エネ性能向上までを一次資料に基づき解説する。
-
PASとLBSの違い|高圧開閉器2種を『設置場所』と『保護階層』で正しく使い分ける
キュービクルの単線結線図に並ぶPAS(気中負荷開閉器)とLBS(高圧交流負荷開閉器)。同じ『開閉器』に見えて役割はまったく違う。責任分界点・財産分界点との関係、SOG機能の仕組み、点検更新年数の違い、発注時の混同トラブルまでを一次資料に基づき整理する。
-
PCB混入電気機器(トランス・コンデンサ)の処分期限とは|高濃度・低濃度の違いと『使っていないから関係ない』の落とし穴
倉庫に眠る古いトランスやコンデンサが、実はPCB特別措置法上の処分義務を負っていることがある。高濃度PCBと低濃度PCBの違い、処分期限が過ぎるとどうなるか、製造年からの見分け方、JESCOへの処理委託の流れまでを一次資料に基づき解説する。
-
進相コンデンサによる力率改善|電気料金「力率割引」の仕組みと直列リアクトルを組む理由
電気料金明細の『力率』欄の正体から、進相コンデンサが遅れ無効電力を打ち消す仕組み、電力会社の力率割引・割増の計算式、コンデンサ容量の選び方、直列リアクトルを併設する理由、そして力率を上げすぎると起きる過補償のリスクまでを解説します。
-
保護継電器(OCR・OCGR)とは何か|過電流継電器と地絡過電流継電器の役割の違い、整定値という考え方
点検報告書に並ぶ『OCR整定値』『GR整定値』の行は何を意味するのか。CT・ZCTからの信号を受け取り遮断器へ指令を出す『判断装置』としての保護継電器の役割、OCRとOCGRの守備範囲の違い、整定値という設定次第で保護そのものが機能しなくなる理由を一次情報で整理する。
-
変圧器の結線方式Δ-Δ・Y-Y・Δ-Y・Y-Δの違い|なぜ結線方式で高調波・中性点の扱いが変わるのかを一次情報で整理
高調波対策のために『あえてΔ結線』を指定する図面がある一方、中性点を接地したいならY結線が要る。三相変圧器の巻線の結び方(Δ結線・Y結線)がなぜ第3次高調波の環流と中性点接地という正反対の性質を生むのか、Δ-Δ・Y-Y・Δ-Y・Y-Δそれぞれの使い分けまで一次資料に基づき整理する。
-
変圧器のタップ切替による電圧調整の仕組み|NVタップの使い方と切替を誤った場合の影響を一次情報で整理
テナントから『電圧が高い』『機器の調子がおかしい』と言われて盤を開けると、変圧器に『タップ』という端子が並んでいる。なぜ電圧調整が必要なのか、無電圧タップ切換器(NVタップ)はなぜ通電中に触ってはいけないのか、切替を誤ると何が起きるのか、負荷時タップ切換装置(OLTC)との違いまでを一次資料に基づき整理する。
-
【現場のやらかし】吸気フィルターを放置してキュービクルが大爆発!盤内結露による『高圧がいしフラッシオーバ』の恐怖と湿度管理対策
工場の高圧受電設備「キュービクル」。換気口フィルターの目詰まり放置は、内部温度上昇と急激な冷却による「盤内結露」を招き、6600Vの高圧を支えるがいしの絶縁破壊(フラッシオーバ爆発)と全山停電を引き起こします。