FA の記事一覧
FA(ファクトリーオートメーション)機器の選定・調達に関する記事群です。リミットスイッチやセンサーといった基礎知識から、三菱電機・富士電機・オムロン・パトライトなど主要メーカーの製品体系まで、生産現場の機器選びに役立つ情報をまとめています。
92件
-
ABB ACS880シリーズインバータの型番はどう読むのか|『05A2-5』という1つの型式が2つの出力(kW)を持つ理由
銘板には『ACS880-01-025A-5』のような型式が刻まれている。ハイフンで区切れば、フレームサイズも電圧クラスもおおよそ読み取れる。ところがABB公式のACS880-01ハードウェアマニュアル(文書番号3AUA0000078093 Rev V、EFFECTIVE: 2026-02-26)の電気定格表を最初から最後まで突き合わせると、電圧レンジコード『5』に属する型式は『Un=400V』の表と『Un=500V』の表の両方に、同じ型式・同じ定格電流のまま、異なる出力(kW)で二重に掲載されていた。型式の構成に加えて、なぜ電流を基準にした表記になっているのか、オプションコードに部品とソフトウェアライセンスが混在している実態まで、一次資料から追う。
-
ABBのTmaxシリーズ配線用遮断器の型番はどう読むのか|T5N400が示すフレーム・遮断容量クラス・定格電流の規則
分電盤に残る型式プレート「T5N400」。T5はフレーム、Nは遮断容量クラス、400は定格電流——ここまでは素直に読める。ところがT7には「N」というクラスが存在しない。ABB公式の技術カタログ(Ordering codes)に基づき、TmaxシリーズT1〜T7の型式が積み上げるフレーム・遮断容量クラス・定格電流の規則と、クラス記号がフレームごとに違う数値を指す理由を分解する。
-
Allen-Bradleyの140Mモータサーキットプロテクタ/モータ保護用ブレーカの型番はどう読むのか|「140M-C2E-A63」の「A63」が定格電流を指数表記のように圧縮している理由
海外製ラインの制御盤に「140M-C2E-A63」という型番が付いていたら、どこまでが機種を決め、どこからが定格を決めているのか。Rockwell Automation(Allen-Bradley)公式の技術資料「140M-TD002」のCatalog Number Explanationとプロダクト選定表を突き合わせると、末尾の「A63」のような記号が単なる品番ではなく、アルファベット1文字を桁(10のべき乗)、続く2桁の数字を有効数字として使う、指数表記に近い圧縮ルールで定格電流を表していることが読み取れる。さらに同じ「140M」という頭番号が、サーマル(熱動)保護を内蔵する「モータ保護用ブレーカ」と、磁気(瞬時)保護しか持たない「モータサーキットプロテクタ」という、中身の異なる2つの製品群を一つの記号体系で使い分けている。
-
コーセルPBAシリーズのスイッチング電源の型番はどう読むのか|「50」という数字は、出力電圧が変わっても同じ50Wを意味するのか
「PBA50F-3R3」と「PBA50F-48」。どちらも頭に『50』が付くから、同じ50Wクラスの電源だろうと考えるのは自然だ。だがコーセル公式カタログの仕様表を見ると、この2台の実際の出力電力には50%近い開きがある。コーセル公式「PBA・PBW-series」カタログの呼称方法(Ordering information)に基づき、PBAシリーズの型番6要素と、型番の数字が実出力とどこまで一致するのかを分解する。
-
富士電機のインバータFRENICの型番はどう読むのか|G2・C2・E2の記号とHHD/HND仕様が示す適用モータ容量の規則
銘板の型式は「FRN0.1E2S-2J」。カタログの適用モータ容量表を開くと、この一つの型式に0.1kWと0.2kWという二つの数字が並んでいる。誤植ではない。富士電機公式の「形式の見方」図とFRENIC-MEGA(G2)・FRENIC-Mini(C2)・FRENIC-Ace(E2)の形式一覧に基づいて、型式の記号とHHD/HND仕様という別軸が、それぞれ何を確定させ何を確定させないのかを分解する。
-
富士電機のUPS「GX100シリーズ」の型番はどう読むのか|『M-UPS030AD1B-U』と『MUP302GX1AB1T-UPR』、同じ3kVAに二つの骨格がある理由
撤去した銘板は「M-UPS030AD1B-U」。ところが最新カタログの3kVA欄に、その型式はもう載っていない。並んでいるのは「MUP302GX1AB1T-UPR」という、見慣れない並びだ。富士電機公式の「形式説明」図と現行の形式一覧に基づき、GX100シリーズに併存する新旧2つの型式の骨格と、公式資料でも項目化されていない文字が残る境界線を分解する。
-
富士電機MICREX-SX SPHのCPUユニット型番はどう読むのか|NP1PM-048ENとNP1PM-048RNを分けるのはプログラム容量ではなくEthernetの有無
制御盤の更新現場で外したCPUユニットのラベルには「NP1PM-048RN」、新しく積むユニットには「NP1PM-048EN」。数字はどちらも048で同じなのに、末尾の1文字だけが違う。富士電機公式のMICREX-SX SPH3300・SPH2200仕様ページとCPUモジュール概要ページに基づき、NP1PU/NP1PMという頭文字の演算性能クラス、048〜256という数字が表すプログラム容量、そしてEN/RNという末尾の記号が実際に何を分けているのかを、公式の仕様表そのもので確認する。
-
富士電機の電磁接触器(SC形)・電磁開閉器(SW形)の型番はどう読むのか|SC-N1と「SC25BAA-222T1Z3」が並び立つ「形式」と「商品コード」の二重体系
予備品棚に残る「SC-N1」と、古い注文控えに書かれた「SC25BAA-222T1Z3」は同じ部品なのか——富士電機機器制御の公式総合カタログに基づき、電磁接触器SC形・電磁開閉器SW形の型番を、カタログに載る「形式」と発注用の「商品コード」の二層に分けて分解する。フレーム番号・補助接点構成・コイル電圧の各コードと、フレームN5だけに付く「A」の正体を追う。
-
日立産機システムの標準三相モータの型式はどう読むのか|『TFO-LK』が出力も極数も語らない理由
銘板には「TFO-LK」とある。同社のインバータWJ-C1が『C1-022LF2』の数字部分に容量をそのまま埋め込んでいたのと同じ発想で読もうとすると、この5文字はどこにも出力(kW)を示す数字を持たない。日立産機システムのトップランナーモータカタログ(SM-484Y)を確認すると、型式は取り付け方式・外被形状・通風方式・軸受方式・保護方式という『構造』だけを表す記号で、出力・極数・電圧・枠番号はすべて型式の外側で決まる別軸の情報だと分かった。型式の構成に加えて、なぜモータだけがこの設計になっているのか、現場で何を見落とすと危ういのかを一次資料から追う。
-
日立産機システムのインバータWJ-C1シリーズの型番はどう読むのか|『C1-022LF2』が銘板を変えずにWJ200にもなる理由
銘板には「C1-022LF2」とある。ハイフンの後ろの数字と文字を読めば容量と電圧クラスは特定できる。ところがこの型式、実は本体を分解しなくても『WJ200』を名乗ったり『WJ-C1』を名乗ったりする。日立産機システムのWJシリーズC1総合カタログ(SM-497Q)を確認すると、その正体はパラメータひとつで切り替わる『基本モード/拡張モード』という仕組みで、パソコン設定ソフトが同じハードウェアを別の型式として認識すると明記されていた。型式の構成に加えて、この二面性がなぜ生まれ、現場で何に注意すべきかを一次資料から追う。
-
IDECのタイムリレーGT3シリーズの型番はどう読むのか|GT3A-3AF20とGT3A-4AF20を分ける数字が、接点構成と動作モードを同時に切り替える規則
GT3A-3AF20とGT3A-4AF20は、ハイフンのあとの数字が一つ違うだけに見える。ところが公式製品ページを一台ずつ確認すると、この数字は接点構成だけでなく、選べる4つの動作モードの組み合わせそのものを丸ごと入れ替えている。IDEC公式サイトのGT3シリーズ オールマルチタイマ製品ページ群に基づいて、型番の数字が接点・動作モード・リセット入力・電源電圧のどれを表すのかを、系列(GT3A/GT3F/GT3W)ごとに分解する。
-
IDECのソレノイド付安全スイッチ(HS1L形)の型番はどう読むのか|HS1L-R44KMSR-Rが分ける回路番号・ロック機構・表示灯色の規則
見積書に並んだHS1L-R44KMSR-RとHS1L-DQ44KMSR-Rは、たった2文字しか違わない。IDEC公式カタログ「ソレノイド付安全スイッチ HS1L形」に基づいて、同じ「R」という文字が型番の中で3回まったく違う意味を持つ理由と、回路番号・ロック機構・表示灯色・コンジット口サイズという型番の階層を分解する。
-
IDECの安全リレー(HR6S・HR5S)の型番はどう読むのか|AB・AF・AK・AT・BAC・DN・EP・SとC/Pが分ける機能グループ・端子形状・時延表現の規則
HR1S・HR2Sの後継として現行品に残るIDECのHR6S形・HR5S形安全リレーモジュール。IDEC公式カタログ「安全リレーモジュール HR6S形」(P1744-4)と現行製品ページに基づき、HR6S-AB・AF・AK・AT・BAC・DN・EP・Sという機能記号と末尾のC/Pが表す構造を分解する。HR1S・HR2S時代とはPという同じ一文字の意味が世代ごとに入れ替わっている事実、そしてオフディレー(時延)出力の表し方が「型番の範囲選択」から「型番の固定値」、さらに「型番から消えてダイヤル任せ」へと変わってきた3段階の変化を確認する。
-
キーエンスのファイバーセンサーFS-Nの型番はどう読むのか|FS-N11N・FS-N12Nが並べる親機・子機、出力形態、接続方式の規則
制御盤のDINレールに、見た目がほぼ同じ黒い小箱が2つ並んでいる。片方は「FS-N11N」、もう片方は「FS-N12N」。1台だけ外して単独で通電しても、何も検出しない。キーエンス公式サイトの型式一覧・仕様表という一次資料に基づいて、ファイバーセンサーFS-Nの型番を親機・子機、出力形態、接続方式の順に分解し、あわせてファイバーユニットが型番の外側にある別体部品だという構造にも触れる。
-
キーエンスのCMOSレーザアプリセンサILシリーズの型番はどう読むのか|IL-065とIL-S065が並べる基準距離・測定範囲・親機子機の規則
プレス設備の変位センサーヘッドを交換しようとして、外した現物には「IL-S065」、手元の予備品には「IL-065」と書いてある。どちらも基準距離65mmだから同じだろう、と思ったところで手が止まる。キーエンス公式サイトの仕様表・個別型式ページという一次資料に基づいて、CMOSレーザアプリセンサILシリーズの型番をヘッドの基準距離、S付きとS無しの測定範囲の違い、アンプユニットの親機・子機・取付方式の順に分解する。
-
キーエンスKV-8000シリーズPLCの型番はどう読むのか|生産終了のKV-B16XAと現行のKV-B16XCが教える、型式末尾1文字の世代の規則
制御盤から外した拡張ユニットに「KV-B16XA」。キーエンス公式の型式一覧を開くと生産終了の表示があり、隣にはまったく同じ説明文の「KV-B16XC」が並ぶ。キーエンス公式サイトの型式一覧・仕様表に基づいて、KV-8000シリーズの型番を接続方式・点数・出力形態・末尾の世代記号に分解し、現行品が3種類も併存するトランジスタ出力の謎まで追う。
-
キーエンスの安全ライトカーテンSL-Vの型番はどう読むのか|光軸数の数字が「保護高さ」と一致しない規則
制御盤の設計図に「SL-V23F」という型番が書いてある。光軸数はカタログですぐ分かるのに、実際に安全柵の隙間を計算しようとすると、型番の数字から素直に出てくる長さと、安全距離の計算に使うべき「保護高さ」がぴったり一致しない。キーエンス公式サイトの型式一覧・仕様表という一次資料に基づいて、SL-Vシリーズの型番を光軸数・検出能力記号・堅牢タイプ記号に分解し、全長と保護高さのあいだに潜む型式ごとに違う「隙間」の正体を確かめていく。
-
LS ELECTRICのMetasol配線用遮断器の型式はどう読むのか|ABS102cが示すフレーム・極数・遮断容量クラスの規則
分電盤に残ったプレートに「ABH203c」。三菱電機のNF/NVを読み慣れた目には、Aで始まる4文字目までがどこで区切れるのかすら判然としない。LS ELECTRIC公式カタログの「Type numbering system」に基づき、Metasolシリーズの型式が積み上げるフレーム・極数・遮断容量クラスの規則と、100AFと125AFが同じ数字を共有するという分かりにくい実例を分解する。
-
MEAN WELLのDR・EDRシリーズの型番はどう読むのか|「60」「30」の数字は、実際の出力ワット数と一致するのか
制御盤に並ぶDINレール電源「DR-60-5」と「DR-30-15」。数字だけ見れば倍近く離れているのに、公式スペックシートの定格表を開くと出力はほとんど変わらない。MEAN WELL公式のスペックシート・型番構成図(Model Encoding)に基づき、DRシリーズとEDRシリーズで型番の数字がどこまで実際の出力ワット数と一致するのかを分解する。
-
三菱電機FREQROL-A800インバータの型番はどう読むのか|FR-A840-7.5K(00250)という『二重の容量表記』の正体
型式ラベルに「FR-A840-7.5K(00250)-1」とある。7.5Kはキロワット表示だとすぐ分かるが、カッコの中の00250は何なのか。三菱電機公式カタログ(FREQROL-A800総合カタログL06074)の形名構成図と定格表を突き合わせると、この5桁が「SLD定格時の定格出力電流をアンペアの10倍で表した値」であり、同じ本体1台に対してキロワット表記と電流表記という2つの正式な型式が併存している構造が見えてくる。多重定格(SLD/LD/ND/HD)という三菱電機独自の設計思想が、なぜ型式を二重化させたのかを一次資料から検証する。
-
三菱電機GOTシリーズ(表示器/HMI)の型番はどう読むのか|GT2712-STBAが並べる画面サイズ・解像度・電源記号の見方
制御盤の扉に埋め込まれたGT2712-STBAという表示器。同じGT27でもGT2715-XTBAやGT2705-VTBDとは何が違うのか。三菱電機の公式ユーザーズマニュアル『GOT2000シリーズ本体取扱説明書(ハードウェア編)』が定義する形名構成図を、GT27・GT25・GT21三系列の実在型番とともに分解する。画面サイズ記号「12」が2種類の画面を指す理由、GT21だけに現れる通信記号、そして-GFという枝番が何を足すのかまでを追う。
-
三菱電機MELSEC FXシリーズPLCの型番はどう読むのか|FX3G・FX5UのMR/MT・ES/DS・シンク/ソース出力の見分け方
制御盤に並ぶ「FX3G-40MR/ES」「FX5U-32MT/ESS」。似た見た目のこの二つを、三菱電機の公式ユーザーズマニュアル・製品リーフレット・置換えの手引きに基づいて分解する。入出力点数の内訳がFX3GとFX5Uで非対称/均等に分かれる理由、M・R・Tが運ぶ基本ユニットと出力方式の情報、ESとESSを分けるシンク/ソース出力の違い、そして拡張ユニットだけが旧世代の型番を名乗り続ける事情までを追う。
-
三菱電機MELSEC iQ-RシリーズPLCの型番はどう読むのか|R04CPUとR32CPUの数字が語らない処理速度の壁、R33BとR65Bを分ける一文字
制御盤の中規模〜大規模PLCに並ぶ「R04CPU」「R33B」「R65B」。三菱電機の公式仕様ページとエントリーモデルCPUのカタログに基づいて型番を分解する。CPUユニットの数字がプログラム容量の何K分をそのまま表す一方、その数字の並びが処理速度の3段階の壁を隠していること、ベースユニットの一文字が基本ベースと増設ベースを分けていることまでを追う。
-
三菱電機ACサーボアンプMELSERVOの型番はどう読むのか|MR-J4-40AのA・B・GFと「40」が表す定格出力コード
工作機械の制御盤に付いた「MR-J4-40A」。隣の盤には「MR-J4-40GF」。数字は同じなのに末尾の一文字が違う。三菱電機公式のサーボアンプ形名構成図に基づいて、定格出力コード(40=0.4kW、70=0.75kWという例外)、インタフェース記号A・B・GF、電源欄のなし・1・4・6、そして多軸一体形だけが持つ別ルールの出力コードを分解する。同じ「RJ」という特殊仕様記号が、インタフェースと世代をまたぐと中身を変える事情にも触れる。
-
三菱電機の電磁開閉器(MSO-Tシリーズ)の型番はどう読むのか|フレーム番号が手放した仕事と、消えた「CX」の行き先
「MSO-T21」のT21は容量帯を示すが、もう補助接点の数までは語らない——三菱電機の現行カタログ・現行ラインアップページに基づき、MSO-T/MS-T/S-Tシリーズの型式を基本形式・可逆記号・フレーム番号・サーマルリレー記号・端子仕様の順に分解する。前世代のS-Nシリーズでは1つの記号がフレームサイズと補助接点数を同時に運んでいたのに対し、現行のT世代ではこの2つが分離され、補助接点構成が型式本体から注文時の別項目へ切り出されている理由を追う。
-
NKKスイッチズのトグルスイッチMシリーズの型番はどう読むのか|M-N11B1Eの形名体系とB-12APとの並び順の違い
「M-2012」がある日「M-N12S1S」に変わっていた。デザイン刷新ではない。NKKスイッチズ公式カタログと2023年5月の受注中止告知に基づき、Mシリーズ現行型番M-N11B1Eの形名体系を4層に分解し、消えたM-20xx番台との記号の違い、Bシリーズ B-12APとの並び順の違いまで確認する。
-
オムロンCP1EシリーズPLCの型番はどう読むのか|CP1E-N30DR-Aが「ラインアップの生き残り」ではない理由
制御盤に残る「CP1E-N30DR-A」。オムロン制御機器サイトの現行ラインアップ表を確認すると、この型番はすでに受注終了品だった。E/N/NAという型式区分、点数、固定の「D」、出力タイプ、電源記号という型番の骨格を分解したうえで、CP1Eの標準ラインアップの大半が受注終了となり、後継のCP2Eへの置き換え表が公式に用意されている事実を、一次資料に基づいて確認する。
-
オムロンの近接センサーE2Eの型番はどう読むのか|E2E-X4MD1-M1Gが見せる「M」「R」「T」二重の意味と、検出距離の数字に潜む罠
摩耗した刻印に「形E2E-X4MD1-M1G」。Mの文字が二回出てくる。オムロン公式データシート「CSM_E2E_DS_J_11_1」の形式基準に基づいて、近接センサーE2Eの型番を13の位置に分解し、同じ文字が位置によって別の意味を持つ規則と、検出距離の数字がサイズと一対一に対応しない事実まで確かめる。
-
オムロンのロータリエンコーダE6B2-Cの型番はどう読むのか|「2」の正体と、φ40からφ50まで一字一句変わらない出力コード「WZ6C」
形E6B2-CWZ6Cと形E6B2-CWZ5B、同じ棚に並ぶ二つの型番はどこが違うのか。オムロン公式サイトの形式一覧・定格表を、外径φ25のE6A2-C、φ50のE6C2-Cと突き合わせて型番を分解し、末尾コードがシリーズをまたいで一字も変わらない事実と、廃番になった旧「E6B」の存在まで確かめる。
-
オムロンのH3Y・H3YNタイマの型番はどう読むのか|H3Y-2とH3YN-21を分ける「N」「1」「Z」「B」の記号が示す動作モード・時間レンジ・接点・ソケットの規則
同じ「H3Y」の頭を持ち、末尾の数字も「2」と「21」で似て見える二つの型番。ところがオムロン公式サイトの形式一覧によれば、片方は動作モードも時間レンジも固定のモノファンクションタイマ、もう片方はディップスイッチで4動作・4レンジを切り替えられるマルチタイマで、そもそも属するシリーズ自体が違う。形H3Y・形H3YNの公式ラインアップページとデータシートに基づいて、型番を動作モード・接点数・時間レンジ・ツイン接点・本体色とソケット仕様の記号へ分解する。
-
オムロンのG2Rリレーの型番はどう読むのか|G2R-2とG2R-1-SNDを分ける「-S」の有無と、二つの型式基準の規則
同じ「G2R」の頭を持つのに、片方は「G2R-2」とハイフンの後に数字が一つ。もう片方は「G2R-1-SND」とハイフンを二回挟んで英字が並ぶ。オムロン公式データシート(プリント基板用端子形・プラグイン端子形の2種)に基づいて、G2Rシリーズが実は二つの型式基準を使い分けていることを起点に、極数・接点構成・動作表示灯・コイルサージ対策・ラッチングレバーの記号を分解する。
-
オムロンのG3PAソリッドステートリレーの型番はどう読むのか|「G3PA-210B-VD」と「G3PA-210B-VD-X」を分ける「X」の記号が示す認証範囲の縮小と2017年の世代交代
同じ10A・AC24~240Vの区分に、末尾がXで終わる型番と終わらない型番が並んでいる。ところがオムロン公式サイトの形式一覧と製品に関するFAQによれば、無印のG3PA-210B-VD/G3PA-220B-VDは2017年3月末に生産終了しており、後継のG3PA-210B-VD-X/G3PA-220B-VD-Xは取得規格がUL・CSAのみに絞られ、旧モデルが持っていたEN規格(VDE認定)・CEマーキングを引き継いでいない。G3PAの公式ラインアップページ・製品個別ページ・生産終了案内・データシートに基づいて、この型番の骨格と、Xという一文字に刻まれた世代交代の跡を追う。
-
オムロンの安全リレー(G9SA)の型番はどう読むのか|301・501・321という数字が、そのまま主接点・オフディレー接点・補助接点の数を並べただけだった
G9SA-301、G9SA-501、G9SA-321-T30。非常停止用の安全リレーユニットに並ぶこの3桁の数字は、覚え方の記号ではなく、オムロン公式の「Model Number Structure」が示すとおり主接点・オフディレー接点・補助接点の個数をそのまま並べた値だった。型番一覧・仕様一覧・使用上の注意という3つの公式ページを突き合わせ、末尾の「-P」がIDECのHR2S-301Pとは正反対の意味を持つ事実と、型番のオフディレー部だけがPLe/カテゴリ4の対象から外れている注記を確認する。
-
オムロンNA・NBシリーズ(表示器/HMI)の型番はどう読むのか|NA5-12W101B-V1の「-P」が金属筐体と樹脂筐体を分ける
制御盤に取り付けられたNA5-12W101B-V1-Pという表示器。同じ12.1インチ表示のNA5-12W101B-V1と何が違うのか。オムロン公式サイトの形式一覧・定格性能表を照合すると、末尾の「-P」が単なる派生記号ではなく、金属筐体と樹脂筐体という筐体材質そのものを分けており、それが船舶規格の適合可否にまで直結していることがわかる。あわせてNBシリーズの型番がNAシリーズとまったく違う体系を持つ理由も、公式の形式/種類ページの実例から読み解く。
-
オムロンS8VSシリーズの型番はどう読むのか|『並列運転:不可』の裏にある、旧シリーズS8VMとの違い
『S8VS-24024』を2台並べれば480Wの電源として使えるはずだ――そう考えて発注する前に、オムロン公式FAQを確認してほしい。S8VSシリーズは全機種『並列運転:不可』と明記されている。ところが同じFAQの表には、生産終了済みの旧シリーズS8VMの300W以上の機種が『並列運転:可(2台)』として並ぶ。オムロン公式サイトの形式一覧・定格表・FAQに基づき、S8VSの型番構成と、この『できなくなった』事実を確認する。
-
オリエンタルモーターBXⅡシリーズの品名はどう読むのか|『品名の見方』が説明しない品名がある
銘板や見積書に並ぶ『BXS6200AM-A-2』という品名を、オリエンタルモーター公式サイトの『品名の見方』で分解しようとすると、そこにあるのはモーター単体(BXM)・ギヤヘッド・ドライバ単体(BXSD)・ケーブル(CC)という4つの型番表だけだった。実際に買う品名そのものは、公式の解読表のどこにも出てこない。BXⅡシリーズの品名構成を4つの一次資料から追い、その空白の理由を考える。
-
オムロンのリミットスイッチWL形の型番はどう読むのか|WL01NJ-2・WLCA2-139LD2が並べる電気定格・アクチュエータ・耐環境仕様の規則
現物に残ったラベルは「形WL01NJ-2」。予備品棚の箱には「形WLNJ-2」。フレキシブル・ロッド形という点は同じなのに、頭の2桁だけが違う。オムロン公式サイトの形式基準(型番legend)と定格/性能表に基づいて、2回路リミットスイッチWL形の型番を電気定格・アクチュエータ・耐環境仕様・高密封形仕様・動作表示という10の位置に分解する。
-
パナソニックの光電センサーCX-400の型番はどう読むのか|CX-411-C05とCX-411A-C05を分ける、動作切換スイッチの有無という規則
予備品の引き出しにあった「CX-411-C05」と「CX-411A-C05」。ケーブル長は同じ0.5m、見た目もほぼ同じなのに、片方にはA、片方にはその文字がない。パナソニック インダストリー公式製品ページ「小型ビームセンサ[アンプ内蔵] CX-400 Ver.2」の型式一覧表に基づいて、光電センサーCX-400の型番を検出方式・出力形式・ケーブル/コネクタ形態の順に分解し、末尾の1文字が「動作切換スイッチの有無」という全く別のハードウェアを分けている事実を確認する。
-
パナソニックFP0RシリーズPLCの型番はどう読むのか|AFP0RC32TとAFP0RC14CRSを分けるC10〜F32・R/T/P・端子タイプの規則
制御盤の増設リストに並ぶ「AFP0RC16CT」と「AFP0RC16MP」。1文字違いのこの二つ、どちらを発注すればいいのか手が止まる。パナソニックの公式カタログ『プログラマブルコントローラ FP0R SERIES』(2026年7月版)に基づき、AFP0Rの後ろに積み上がるCPU型式(C10〜F32)・通信ポート記号・出力方式(R/T/P)・端子タイプという4つの部品を分解する。同じ「M」の文字がRS-485ポートとモレックスコネクタという別々の意味で1つの型番に二度現れる落とし穴と、熱電対ユニット・CC-Linkユニットだけが「AFP0R」を名乗らない事情にも触れる。
-
パナソニックのHCリレーの型番はどう読むのか|HC1・HC1E・HC1-DC6V-Dが並べる極数・密封構造・接点材質・ダイオード内蔵の規則
予備部品箱にあったのは「HC1-H-DC24V-F」、外したソケットの型番シールは「HC1E-H-DC24V-F」。違いは「E」の一文字だけに見える。パナソニック公式カタログ(ASCTB4J 201709-Fd)に基づき、制御盤用パワーリレーHCシリーズの型番を接点構成・端子形状・コイル電圧・接点材質・密封構造・ダイオード内蔵の順に分解する。
-
Rockwell Automation PowerFlex 525インバータの型番はどう読むのか|『25B-D010N104』の『010』が実際には10.5Aである理由
銘板には『25B-D010N104』のような型番が刻まれている。Rockwell Automation公式のPowerFlex 520-seriesユーザーマニュアル(Publication 520-UM001O-EN-E、2025年9月版)のCatalog Number Explanationとプロダクト選定表を突き合わせると、10A未満の型番では『P』が小数点として実電流をそのまま表しているのに対し、10A以上になった途端に規則が変わり、『010』という表記のドライブが実際には10.5Aとして、小数第一位を切り捨てたまま製品選定表に掲載されていることが分かる。同じ現象は『032』(実際は32.2A)『048』(同48.3A)『062』(同62.1A)でも確認できる。型番の末尾に刻まれた数字が、常に定格電流そのものとは限らない理由を、一次資料の数字を突き合わせて追う。
-
シュナイダーエレクトリックの電磁接触器(LC1Dシリーズ)の型番はどう読むのか|LC1D09・LC1D40Aが並べるフレーム番号・端子記号・コイル電圧コードの規則
LC1D09、LC1D18、そしてLC1D40A。フレーム番号の後ろに、なぜここだけ「A」が付くのか——シュナイダーエレクトリックの公式技術資料集と製品ページに基づき、電磁接触器LC1Dシリーズの型番を基本記号・フレーム番号・端子記号・コイル電圧コードの順に分解する。9Aから150Aまで並ぶフレームのうち、40・50・65だけに割り込む「A」の正体を追う。
-
シュナイダーエレクトリックの小型PLC「Zelio Logic」の型番はどう読むのか|SR2B121BDとSR2E121BDを分ける、たった1文字の重み
予備品棚に並ぶSR2B121BDとSR2E121BD。10文字のうち9文字が一致しているから、担当者はつい同じ製品だと判断してしまう。だがシュナイダーエレクトリックの公式カタログ(DIA3ED2111202EN、Version 4.0)を読み解くと、この1文字は表示器の有無だけでなく、使えるプログラム言語まで決めていることが分かる。小型PLC「Zelio Logic」シリーズの型番を、一次資料に基づいて分解する。
-
シュナイダーのComPacT NSX配線用遮断器の型番はどう読むのか|C10F3TM100が示す新型番体系と、衝突回避のために振られた記号
古い見積書の『LV429630』と、最新カタログの『C10F3TM100』。文字面は別物に見えるが、シュナイダーエレクトリックの公式カタログはこの二つを同じ製品として並べている。ComPacT NSX/NSXmシリーズの型番が2026年版カタログで刷新された経緯と、フレームサイズ・遮断容量クラス・トリップユニットを埋め込む新方式、そしてNSXmやHB1/HB2だけに割り振られた『衝突回避』の記号を、公式カタログ(LVPED221001EN)の一次情報から分解する。
-
シーメンスの電磁接触器(SIRIUS 3RTシリーズ)の型番はどう読むのか|3RT2017-1AP01・3RT2017-1AP02が分ける「末尾1桁」とサイズごとに総入れ替えになる記号
予備品棚に並ぶ「3RT2017-1AP01」と「3RT2017-1AP02」。最後の一文字しか違わないこの2台は、同じ部品なのか別部品なのか——シーメンス公式カタログと個別データシートに基づき、SIRIUS 3RTシリーズ(サイズS00〜S3)の型式をフレームコード・端子形式・コイル電圧コード・補助接点コードの順に分解する。サイズが変わるたびに記号の意味そのものが入れ替わる、この型式特有のクセを追う。
-
SMCのフィルタレギュレータ(AC/AWシリーズ)の型番はどう読むのか|「AC30-F03DE1-16NR-D」と「AW30K-F03BE-1NR-D」の型式表示方法を分解する
「AC30-03E-B」という型番をSMC公式サイトの品番確認ページに入力すると、返ってくるのは仕様表ではなく生産中止の告知だった。SMC株式会社のモジュラタイプF.R.L.カタログに基づき、AC(エアコンビネーション)とAW(フィルタレギュレータ)の型式表示方法の違い、AWにしかない「逆流機能付」記号、末尾のA・B・Dが表す製品世代の見分け方を分解する。
-
SMCの5ポート電磁弁の型番はどう読むのか|SYシリーズ「SY5120-5LZD-01」の型式表示方法を分解する
「SY5120-5LZD-01」という型番のどこまでが決まった規則で、どこからが選定の余地なのか。SMC株式会社の公式カタログに記載された「型式表示方法」に基づき、SYシリーズ電磁弁のシリーズ番号・切換方式・配管形式・定格電圧・リード線取出し方法・マニュアル・ランプ/サージ電圧保護回路までを順に分解する。
-
住友重機械工業のサイクロ減速機付きギヤモータの型式はどう読むのか|『枠番』はモーター出力だけでは決まらない
型式『CNHM2-6115-EP-29』を分解すれば、機種・取付方向・モータ容量・枠番・減速比まで読めるはずだった。ところが住友重機械工業のサイクロ減速機付きギヤモータの選定表を確認すると、同じ0.1kWのモータ容量記号のまま、枠番だけが6060から6120まで7段階以上も変わる箇所があった。原因は、枠番がモータの出力ではなく減速比・出力トルクに応じて決まるという設計思想にある。11個の区分でできた型式の構成、枠番が『飛び級』する理由、そして防爆仕様がどこにも型式として現れない事実を一次資料から追う。
-
寺崎電気TemBreak PROの型式の見方|PS125-NFのフレーム・定格電流・遮断容量
寺崎電気TemBreak PROのPS125-NFなどの型式を、現行総合カタログの仕様表から確認。フレームと定格電流の違い、引外し方式、電圧ごとの遮断容量、旧型式の扱いを整理します。Pの有無だけで性能や互換性を判断せず、交換前に確認する項目を解説します。
-
東芝産業機器システムのインバータTOSVERT VF-AS3の型番はどう読むのか|同じ『160K』が二つの容量を指す『4重定格』の正体
銘板の『VFAS3-4160KPC-A』を分解すれば、機種名・入力電圧・容量コード・追加機能まで読める――はずだった。ところが東芝産業機器システムの公式カタログにある型式構成図を確認すると、容量コード『160K』は『132kW(160kW)』と『160kW(220kW)』という異なる2組の適用モータ容量に、同じカタログの中で二重に割り当てられていた。原因は『4重定格』という注記にある。VF-AS3JとVF-AS3という二つの型式体系の違い、容量コードの規則、そしてこの二重表記が現場で何を意味するかを一次資料から追う。
-
WAGO I/Oシステム750シリーズの型番はどう読むのか|750-343・750-402の数字が示す規則と、規則化されていない一桁
DINレールに並んだフィールドバスカプラ「750-343」と入力モジュール「750-402」。百の位の3と4は何を区切っているのか。WAGO公式の自動化製品カタログ『Item Number Keys』に基づき、750シリーズの型番のどこまでが規則で、どこから先が単なる連番なのかを分解して読み解く。
-
安川電機A1000インバータの型番はどう読むのか|CIMR-AAの電流クラスが「四捨五入した値」である理由
銘板の型式は「CIMR-AA4A0088AA」。末尾から2つ手前の4桁0088を見て、反射的に「電流88A」と読んでしまう。だいたい合っているが、常にではない。安川電機公式の「形式の見方」図と200V級・400V級の形式一覧に基づいて、電流クラス・保護構造・耐環境仕様という3つの記号が、それぞれどこまでを確定させ、どこから先を丸めたり公開しなかったりしているのかを分解する。
-
安川電機Σ-7サーボアンプSGD7Sの型番はどう読むのか|ハードウェアオプション記号「020」が容量帯をまたぐと逆の意味になる理由
予備品リストに並ぶ「SGD7S-R70A20A020000B」と「SGD7S-780A20A020000B」。末尾に近い020という3桁は同じに見える。安川電機公式の「形式の見方」に基づき、最大適用モータ容量・電圧・インタフェース・設計順位・ハードウェアオプション仕様という8つの区切りを分解し、同じ020という数字が容量帯によってダイナミックブレーキの有無という正反対の仕様を指す理由と、INDEXER・DeviceNetモジュールをセット購入すると型式からハイフンが消える現象を確認する。
-
富士電機の配線用遮断器の型番はどう読むのか|BW・EW形が示すフレーム・遮断容量ランク・端子形状の規則
分電盤から外した遮断器に「BW32AAG-3P032」。3文字目と4文字目に同じ『A』が並ぶこの型式は、印字ミスではない。富士電機の公式カタログ「形式説明」に基づいて、BW・EW形の型式が積み上げているフレーム・遮断容量区分・機種区分・極数・定格電流・端子接続方式の規則を、一段ずつ分解して読み解く。
-
IDECの安全リレー(HR1S・HR2S)の型番はどう読むのか|AC・AF・AK・ATE・DMB/DME・301P/N・332N-Tが分ける入力方式・出力構成・電圧記号の規則
制御盤の安全リレーモジュールを型番で検索すると、由来を調べる前に「販売中止」の表示に行き当たることがある。IDEC公式カタログ「Safety Relay Modules HR Series」に基づき、HR1S-AC・AF・AK・ATE・DMB/DME、HR2S-301P/N・332N-Tという型番が分ける入力方式・出力構成・電圧クラス・時延レンジの規則を分解し、あわせて現行製品との違いも整理する。
-
IDECの操作スイッチ(HWシリーズ)の型番はどう読むのか|HW1B・HW1Lが積み上げるボタン形状・接点構成a/b・照光色の規則
部品箱のHW1B-M110RとHW1L-M110Q4G、文字列はほとんど同じに見える。IDEC公式カタログ「ø22 HWシリーズ コントロールユニット」に基づいて、胴の形状・照光の有無・動作方式・ボタン形状・接点構成a/b・照光電圧・色記号という型番の階層を一段ずつ分解する。
-
IDECのRUリレーの型番はどう読むのか|RU2S-D24とRU2S-C-D24を分ける「C」の一文字とラッチングレバー・コイルサージ対策の規則
同じRU2Sという型番の頭を持つのに、片方にはレバーがあり、片方にはない。違いは「C」というたった一文字。IDEC公式カタログ「RUシリーズユニバーサルリレー」に基づいて、極数・端子構造・ラッチングレバー・コイルサージ対策記号・コイル電圧という型番の階層を、RUシリーズ固有の規則で分解する。
-
キーエンスの光電センサーPZ-Gの型番はどう読むのか|PZ-G61CN・PZ-G61Bが並べる検出方式・形状・接続方式・出力形態の規則
外れた古いセンサーには「PZ-G61CN」。予備品の箱に入っていたのは「PZ-G61B」。同じ回帰反射型・同じ長距離のはずなのに、片方は角形、片方はナットのように丸い。キーエンス公式サイトの型式一覧・仕様表に基づいて、光電センサーPZ-Gの型番を検出方式・検出距離・形状・接続形態・出力形態の順に分解する。
-
三菱電機の電磁接触器(S-Nシリーズ)の型番はどう読むのか|S-N10・S-N20が並べるフレーム番号・可逆記号・補助接点数の規則
制御盤の奥から出てきた「S-N20」。「20」は20Aという意味だろうか——三菱電機の技術資料集・新旧比較資料・リーフレットに基づき、電磁接触器S-Nシリーズの型番を基本形式・可逆記号「2×」・フレーム番号・補助接点数・端子記号「CX」の順に分解する。フレーム番号が電流値そのものではなく、容量帯と補助接点数を同時に運ぶ通し番号である理由を追う。
-
三菱電機の配線用遮断器(MCCB)の型式はどう読むのか|NF・NVの意味とフレーム・クラス記号の見方
配線用遮断器のプレートに刻まれた「NV125-SV」のような型式は、暗号ではなく規則で組み立てられている。三菱電機の公式カタログ・FAQに基づき、NF/NVが分ける機能、フレームを示す数字の正体、C/S/Hが表す遮断容量ランク、そして型式だけでは決まらない極数まで、記号を一つずつ分解して読み解く。
-
モーターの始動方式|直入れ・スターデルタ・ソフトスタータの違いはなぜ生まれるのか
大容量モーターはなぜ電源に直接つなぐ「直入れ始動」ができないのか。始動電流が定格の6〜8倍に達する物理的な理由から、スターデルタ始動・ソフトスタータ・インバータ始動がそれぞれ何を犠牲にして電流を抑えているのか、始動トルク・コスト・速度制御の違いを一次資料に基づいて整理する。
-
オムロンの光電センサーE3Zの型番はどう読むのか|E3Z-T61・E3Z-D81が並べる検出方式・出力形式・接続方式・検出距離の規則
現場で外れたセンサーには「形E3Z-T61」。予備の在庫箱には「形E3Z-T66」。検出方式も型番の頭も同じに見えるのに、末尾の数字だけが違う。オムロン公式の形式一覧表・定格/性能表に基づいて、光電センサーE3Zの型番を検出方式・出力形式(NPN/PNP)・接続方式・検出距離の順に分解する。
-
オムロンのMYリレーの型番はどう読むのか|MY2・MY2N・MY4・MY4Nが並べる極数・表示灯・コイルサージ対策・電圧記号の規則
外したリレーには「MY2 DC24」、手元の在庫箱には「MY2N DC24」。同じ2極、同じDC24Vなのに、違いは「N」の一文字だけに見える。オムロン公式FAQ「MYシリーズの形式末尾のアルファベットが表す仕様」に基づいて、ミニパワーリレーMYの型番を極数・表示灯・コイルサージ対策・端子形状・コイル電圧の順に分解する。
-
着脱式リレーソケット(リレーベース)の役割と選び方|なぜリレー本体よりソケットの互換性が重要なのか
制御盤で当たり前に使われている着脱式リレー。交換用にリレー本体だけを発注したら、既設のソケットに刺さらなかった——という現場のつまずきを起点に、リレーとソケットの役割分担、8ピン・11ピンでも異なるメーカー間の互換性、DINレール取付形・パネル取付形、端子台一体形ソケット、通電中の抜き差しリスクまで一次資料に基づいて解説する。
-
【現場のやらかし】ステンレス製の治具をアルミ製に交換したら、近接センサーが検出できなくなった!金属材質で変わる検出距離『補正係数』の落とし穴
誘導形近接センサーの検出距離が対象金属の材質によって変わる『補正係数』の仕組み自体は、姉妹記事の近接センサー選び方ガイドで解説済み。ここではその一般論を繰り返さず、設備改修で治具・ワークの材質をステンレスからアルミへ変更した際、寸法・配線が同一であることを理由に検出距離設定を流用してしまい、検出不能に陥る場面に絞って扱う。
-
ロボットケーブルはなぜ折れないのか|素線構成・被覆材質が生む屈曲寿命の差
産業用ロボットの可動部配線に一般的な固定配線用ケーブルを流用すると早期断線する理由を、大電・住友電工の公式技術資料に基づき解説。素線の太さ・撚り構造、絶縁・シース材質の違い、型式表記の読み方、発注前の確認事項までまとめています。
-
RS-485の配線はなぜ『デイジーチェーン』でなければならないのか|終端抵抗・バイアス抵抗の役割とスター配線が破綻する理由
PLC・インバータ・温調計をRS-485/Modbusで多数台つなぐ制御盤配線は、なぜ配線をスター状(分岐)にしてはいけないのか。終端抵抗をなぜ両端の機器だけに入れるのか、バイアス抵抗とは何かを、EIA/TIA-485規格の解説とFA機器メーカーの公式資料に基づいて整理する。
-
サーボモータのエンコーダ|インクリメンタル型とアブソリュート型の違いと『原点復帰』が要る理由
同じようにエンコーダが付いているのに、電源を入れ直すと原点復帰運転が必要な設備と、そのまま前日の続きから動き出す設備がある。インクリメンタル型とアブソリュート型で何が違うのか、多回転位置とバッテリーバックアップの関係まで整理する。
-
SMCの空気圧シリンダの型番はどう読むのか|CA2・CM2シリーズの型式表示方法にみる並び順の規則
「CDA2B40-100Z-M9BW」という型番は、思いつきで並んだ記号ではない。SMC株式会社の公式カタログ・型式表示方法に基づき、シリーズ・取付形式・チューブ内径・ストロークがなぜこの順番で並ぶのか、磁石内蔵を示す「D」、クッションの記号がシリーズによって逆転する理由、オートスイッチの個数記号までを分解して読み解く。
-
4-20mA電流ループとは何か|なぜ電圧信号ではなく電流信号なのか、なぜ0-20mAではなく4-20mAなのか
計装信号の標準・4-20mA電流ループを基礎から解説。配線抵抗の影響を受けにくい電流信号の性質、あえて4mAから始める断線検知の設計思想、2線式伝送器のループ電源方式、PLCアナログ入力モジュールでの受け方、配線長・ノイズの実務上の限界まで、出典付きで整理する。
-
DINレールと盤内機器の互換性ガイド|TS35/7.5とTS35/15、規格が生んだ2つの高さと「はまらない」の正体
国際規格IEC 60715・EN 50022・JIS C2812で統一されているはずのDINレールで、なぜ現場では機器がしっかりはまらない・奥行きが合わないトラブルが起きるのか。35mm幅のレールに規格が正式に定めた7.5mmと15mmという2つの高さの違いを軸に、フエニックスコンタクト・オムロン・IDEC・春日電機など複数メーカーの機器が混在する制御盤の実務課題を整理する。
-
非常停止回路とセーフティリレー|普通のリレーが使えない理由と安全カテゴリ・パフォーマンスレベル(PL)の考え方
非常停止回路になぜ汎用リレーを使ってはいけないのか。強制ガイド接点機構・自己診断というセーフティリレー特有の構造、ISO 13849-1の安全カテゴリ(B・1・2・3・4)とパフォーマンスレベル(PLa〜PLe)、リスクアセスメントによる必要レベルの決め方まで一次資料に基づいて解説する。
-
IDEC(アイデック)操作スイッチ・リレー完全ガイド|HWシリーズ・RUリレー・安全リレーの選び方
φ22操作スイッチ(HWシリーズ)・薄形リレー(RUシリーズ)・安全リレー(HR1S/HR2S)・タイムリレー(GT3)を専業とするIDECの製品体系を整理。オムロン等との違い、ソケット選定の注意点、発注のしかたまで。
-
ラダー図の読み方の基本|なぜ『はしご』の形なのか、リレーシーケンス図との関係、電材選定での必要場面
PLCのプログラムを渡されたが、図面のような『はしご』の記号の意味が分からない——その正体はJIS B 3503が定めるプログラム言語のひとつ、ラダー図だ。a接点・b接点・コイル・タイマー・カウンターの読み方から、リレーシーケンス図との対応関係、母線の意味、電材発注でラダー図を読む必要がある場面まで整理する。
-
電磁接触器の「号機」表記とは|S-N10・S-N20の読み方とメーカー間互換性の限界
発注書に「20号のマグネットスイッチ」とだけ書かれていたら、それは型式のどこを指しているのか。電磁接触器の型式末尾に付く数字が容量ランクを表す仕組みと、富士電機・三菱電機・オムロンで採番の考え方が違う理由、JIS上の「号別」との混同に注意すべき点を整理する。
-
モーター正逆転回路のインターロック完全ガイド|なぜ2個の接触器が同時に入ると短絡事故になるのか
正転用・逆転用の2個の電磁接触器が同時に投入されると、モーターを介さず接触器の中で相間短絡が起きる。電気的インターロック(補助b接点)と機械的インターロック(物理連動機構)はなぜ両方必要なのか、タイマーによる切替遅延はなぜ要るのか、一次資料に基づいて整理する。
-
モーターの絶縁クラス(耐熱区分)E種・B種・F種・H種とは|記号が示す『温度の上限』とインバータ駆動での注意点
モーター銘板の『絶縁種別』欄に書かれたE・B・F・H種は、巻線を覆う絶縁材料が長期間耐えられる上限温度を示す区分。JIS C4003・C4034-1・C4210の規定値と、周囲温度・温度上昇・寿命の関係、インバータ駆動でサージ電圧が絶縁劣化を早める仕組みまで、メーカー一次資料に基づいて整理する。
-
オリエンタルモーター完全ガイド|ステッピング・ACモーター・ブラシレスの使い分けと『脱調』の正体
小型モーション制御の専業メーカー・オリエンタルモーターの製品体系を初心者向けに整理。ステッピングモーター(PK・AS)・ACモーター・ギヤードモーター・ブラシレスモーター(BX2)・スピードコントロールモーター(US)・リニア駆動ユニット(EAS)の使い分けと、位置決めで起きる「脱調」はなぜ起きるのかまで解説。
-
PLCのスキャンタイムとI/O応答遅れ|プログラムは正しいのに機械の反応が遅れる理由
ラダープログラムを何度確認しても間違いはないのに、高速なセンサー信号だけ時々取りこぼす——原因はPLCの処理サイクル「スキャンタイム」にある。入出力リフレッシュの仕組み、パルス幅との関係、割込み入力・パルスキャッチ機能による対策、スキャンタイムの確認方法までを整理する。
-
リレー・電磁接触器の接点摩耗と開閉寿命(電気的耐久性)の考え方|「定格内なのにすぐ壊れる」の正体
定格電流の範囲内で使っているはずのリレーや電磁接触器が短期間で接点不良を起こす理由を、機械的寿命と電気的寿命の違い、負荷の種類(抵抗負荷・誘導負荷・ランプ負荷・モータ負荷)による開閉寿命への影響、使用カテゴリ(AC-1/AC-3/AC-4)の考え方、接点材料の選び方、サージキラーの役割まで一次資料に基づいて解説する。
-
シールド線の正しい接地処理|片端接地と両端接地の使い分け・グラウンドループの原理と現場の間違い
シールドケーブルの接地方法を、静電シールド/電磁シールドの原理から解説。片端接地でノイズが減る理由、両端接地が必要になる場面、両方接地してループを作ってしまう典型的な失敗まで、根拠となる技術資料付きでまとめています。
-
安川電機完全ガイド|インバータGA700・サーボΣ-7・産業用ロボットMOTOMANの三本柱を選ぶ
モーション制御の専業メーカー・安川電機の製品体系を初心者向けに整理。汎用インバータ(GA700/GA500と旧世代A1000/V1000)・サーボドライブΣ-7・産業用ロボットMOTOMAN+YRC1000の使い分けと、三菱電機・富士電機との立ち位置の違い、発注方法まで。
-
三菱電機・富士電機・オムロンPLC比較|MELSEC・MICREX・SYSMACの違いと制御機器の選び方【初心者向け完全ガイド】
PLC(三菱MELSEC・富士MICREX・オムロンSYSMAC)を中心に、ブレーカ・電磁接触器・インバータ・リレー・センサまでジャンル別に比較。現場で実際にどう選ばれているか、メーカー間の互換性の実際、廃番時の代替方法まで、商社の実務目線で初心者にもわかりやすく解説します。
-
富士電機完全ガイド|配線用遮断器BW・電磁接触器SC形・FRENICインバータの選び方
受配電・パワエレの雄・富士電機の製品体系を初心者向けに整理。配線用遮断器(BW・BB形)・電磁接触器/開閉器(SC・SW形)・インバータFRENIC・UPSの使い分けと型番の要点、更新・廃番時の考え方、発注方法まで。
-
三菱電機FA機器完全ガイド|MELSEC・FREQROL・GOTの体系と選び方を初心者向けに解説
FA機器の総合大手・三菱電機の製品体系を初心者向けに整理。PLC(MELSEC iQ-R/iQ-F/FX)・インバータ(FR-D/E/A)・タッチパネルGOT・サーボMELSERVO・遮断器/電磁開閉器の使い分けと、更新・廃番時の考え方、発注方法まで。
-
オムロン制御機器完全ガイド|MYリレー・H3Yタイマー・E3Zセンサーの選び方と型番の読み方
制御コンポーネントの王者・オムロンの製品体系を初心者向けに整理。小形リレー(MY・G2R・LY)・タイマー(H3CR・H3Y)・光電/近接センサー(E3Z・E2E)・リミットスイッチの使い分け、ソケットの選び方、発注方法まで。
-
パトライト完全ガイド|シグナルタワーLR・表示灯・端子台(現オータックス)の選び方と型番の読み方
生産現場の"見える化"の定番・パトライトの製品体系を公式一次情報に基づき徹底解説。シグナルタワーLR4/LR5/LR6・表示灯NE・ネットワークNHの使い分けに加え、端子台TN/TXシリーズのオータックスへの事業譲渡(2025年10月)と調達方法まで。
-
TE Connectivity(AMP)完全ガイド|Mate-N-Lok・PIDG・DTコネクタの使い分けと発注方法
コネクタ世界大手TE Connectivity(旧AMP)の主要シリーズを整理。Mate-N-Lok電源コネクタ・PIDG圧着端子・DT防水コネクタ・D-subの使い分け、ハウジングとコンタクトの発注の基本、取扱型番まで解説。
-
VCT・VCTFキャブタイヤケーブル完全ガイド|違い・使い分け・選び方(JIS C 3312/3306)
移動用電源の定番VCT(600V)とVCTF(300V)の違いをJIS規格の一次情報に基づき徹底解説。使い分け基準、コード類(VSF・VFF)との関係、現場別の使いどころ、発注方法までまとめています。
-
リミットスイッチとは?種類と選び方|アクチュエータ形状・メーカー比較の基礎知識
リミットスイッチのアクチュエータ(作動部)形状(ローラーレバー形・プランジャー形・フレキシブル形など)の使い分け、接点定格・保護構造(IP等級)・機械的寿命といった選定ポイント、オムロン・富士電機・IDEC・アズビルの主要シリーズの特徴まで、現場目線で体系的に解説します。
-
SUNLIGHT(サンライト)ケーブル完全ガイド|太陽ケーブルテック全8シリーズの違い・選び方・型番の読み方
太陽ケーブルテック株式会社のSUNLIGHT(サンライト)全8シリーズ(3DX LF・3SX LF・6DX LF・6SX LF・ECO120 LF・DX LF・SX LF・SX-E LF)を、メーカー公式の一次情報に基づき徹底解説。電圧・シールド有無・規格別の選び方、型番の読み方、取扱185型番の一覧、見積り依頼方法までまとめています。
-
近接センサー・光電センサーの選び方|FA・自動化ラインの検出機器基礎
近接センサー(誘導型・静電容量型)と光電センサー(透過型・反射型)の動作原理と選び方を解説。FA・自動化ラインでの検出機器選定に必要な知識——電源仕様の違い・ノイズ対策・使い分けフローまで現場目線で体系的にまとめます。